リースは購入よりもお得?リースを使った節税効果や注意点を解説!

法人にとって気がかりなのが節税ですよね。今回は、リースについてや、リースを使った節税効果と注意点について解説します。車などをリースするのと購入するのではどちらが節税の観点からみて有利なのでしょうか。また、どのようなものがリースにおすすめなのでしょうか。

リースで節税を考える上での利点・注意点などを解説

経営者の皆さまは新しく設備を導入する際に購入するかリースにするか悩んだことはありませんか?


リース会社と契約を結んだり、リース契約終了後にどうするか悩んだりするなど、購入するよりも手間がかかりそうなイメージですが、実は経理の処理も簡単で節税対策にもなりますのでメリットは大きいのです。


またオペレーティングリースを使えば更に節税対策ができますし、個人事業主でしたらカーリースなども検討の余地があるといえます。


メリットの多いリースですがその性質やメリット、デメリットについて詳しく理解しないと節税できないばかりか資金を無駄にしてしまう可能性もあります。


そこでこの記事では

  • リースの仕組み
  • オペレーティングリースとファイナンスリースの違い
  • リースが購入よりもメリットがある理由
  • 節税に向くリース
  • リースとローンの違い

について解説していきます。


この記事を読んでいただければリースのメリット、デメリットが理解でき今後リースを検討すべきかどうかの判断できるようになれます。


ぜひ最後までご覧ください。


そもそもリースとは何?仕組みはどうなっているの⁉

リースとは、お客様が希望する機械や什器をリース会社が代わりに購入し貸し出すシステムをさします。


リース期間は3年以上が一般的と比較的長期間の賃貸になり、利用者はリース会社に毎月決められたリース料を支払っていきます。


リース物件の代表的なものは

  • 車、フォークリストなどの輸送機器
  • PC、コピー機などの情報関連機器
  • 厨房機器、冷蔵庫などの店舗設備
  • CT、MRIなどの医療機器

などがあげられます。


それ以外にも工作機械や理化学機器など多岐にわたる設備や什器が該当します。


よくレンタルと混同されがちですがレンタルは不特定多数に対し短期の賃貸をすることを目的としているので、特定のお客様に長期間賃貸するリースとは全く違います。

オペレーティングリースとファイナンスリース

代表的なリースとしてオペレーティングリースファイナンスリースがあります。


オペレーティングリースとはリース期間が満了した際の残価を試算してリース料金を設定するリースになります。


つまり、リース契約時の価値からリース契約が終了した時点での中古市場での試算価値を差し引いた残価からリース料金を算出しているので、設備や什器そのものの資産価値よりもリース料金の総額が安くなります


リース期間も自由に設定することができ、リース期間終了後は再リース、買い取り、返却のなかから選べますので自由度の高いリース契約です。


また会計上も賃貸借処理で済みますので購入した際よりも簡単な処理で済みますし、何よりもリース料金が全額損金処理可能なため節税対策にもなります。


一方ファイナンスリースはお客様が希望する設備や什器をリース会社が購入しお客様に貸し出すリースになります。


ここだけですとオペレーティングリースとさほど違うようには感じないと思いますがファイナンスリースのほうが物件に対するしばりが強いリースです。


例えば中途解約も基本的にできませんし保守や修理に関してもお客様の負担となります。


オペレーティングリースが『リース会社から借りている』イメージなのに対しファイナンスリースは『金利付きでお金を借りて物件を実質的に買っている』イメージだと分かりやすいと思います。


このファイナンスリースは更にリース終了後に所有権を移行できる所有者移転ファイナンスリースと返却しなければならない所有者移転外ファイナンスリースに分けることができます。


リースする設備や什器をどのように活用していくかを踏まえながら検討しましょう。


またファイナンスリースはその名のとおり金融色が強いため残価設定という概念がなく、金利分もあることからそのものの資産価値よりもリース料金の総額が高くなります。

購入するよりリースするほうがメリットがあるのはなぜ?

設備や什器を導入した場合、購入とリースの違いは所有権がお客様かリース会社かという点です。


通常設備や什器などは購入した場合、法的耐用年数を元に減価償却されていきますが、リースの場合はお客様に所有権がないため資産として計上する必要がなく、またリース期間はそれよりも短く設定することが可能なため減価償却していくよりも早く経費として処理することができます。


例えば100万円のサーバーを導入するとした場合、法的耐用年数は5年と定められていますので購入した場合だと

100万円 ÷ 5 = 20万円

となり、年20万円の減価償却費(=経費)となります。


これを例えば4年リースで組んだ場合

100万円 ÷ 4 = 25万円

となり、年25万円のリース料(=経費)となります。


つまりリースで組んだほうが年間の経費を増やすことができ、また短い期間で代金分を払い終えることができるのです。

リースにおすすめなのは?節税効果が高いものは?

節税をリースで考えた場合、特におすすめなのはオペレーティングリースです。

オペレーティングリースは投資者から資金を集め航空機やコンテナ、船舶などに投資し、それを他社に貸し付ける賃貸借取引で、それを利用した節税方法のことをさします。

法人向け保険での節税は掛け金を払い続けていく必要がありますがオペレーティングリースでは一括で資金を投入できるため次年度以降の支払いを気にする必要がなくなります。

また初年度に支払い金額の80%ほどを、2年目に残り20%を損金算入できるため節税効果は高いといえるでしょう。

ただし法人向け保険同様契約後半では黒字となる課税の繰り延べであるため、そのままではトータル的に節税とはいえませんので例えば経営者や役員の退職金準備として計画的に契約することが重要といえます。

オペレーティングリースの共通したデメリットは中途解約が困難なことがあげられます。

また個人事業主の場合はカーリースが節税として効果があります。

購入やローンと比べても節税効果が高く、資金負荷も少なくて済むからです。

ここではおすすめのリースを解説しますのでぜひご覧ください。

個人事業主は車両をリースして節税に

個人事業主の場合、車両を購入するかリースにするか迷うと思いますが節税を考えた場合、リースをおすすめします


車両を購入した場合、一度に経費として処理することは出来ず数年に分けて減価償却していくため先行した購入費用に対し、全額経費計上ができません。


またローンを組んで購入した場合だと、資金繰りは楽ですが借入金の元金は経費にならず金利しか経費として計上できません。


その点リースの場合車両の所有者はリース会社ですので固定資産にもならず、リース料金全てを経費計上できるので資金繰りがしやすく、節税効果も大きいといえます。

航空機のリースは安定している!

航空機でのリースは船舶にくらべ安定していてコンテナにくらべると売却益が期待できるオペレーティングリースだといえます。


というのも航空機産業は今でも成長を続けている分野でリース契約終了後の航空機の価格の下落も少ないと予想できます。


もちろん数年後の景気動向は予測でしかありませんが航空業界の成長は今後も期待できるでしょう。

コンテナのリース

コンテナのリースは船舶や航空機のオペレーティングリースにくらべ資金負荷が少なく取り組みやすいオペレーティングリースになります。


というのもコンテナは航空機や船舶とくらべ技術力や開発力が必要でないため、中古市場に出回る古いコンテナも価格の下落が少なく安定している特徴があります。


そのためリース終了後の中古市場でも価格のふり幅が狭いため損失リスクが少ないオペレーティングシステムです。

船舶のリース

船舶のリースは飛行機やコンテナのオペレーティングシステムとくらべ価格のふり幅が広いオペレーティングリースといえます。


ですのでリース満了時の中古価格を予想するのは難しく大幅な売却益を見込める反面、売却損も大きくなる可能性があります。


ただ船舶の数は年に数%の割合で今も増え続けていますし、日本船主協会のホームページを見れば製造予定数もわかりますのでそれを判断材料に検討するのも手だといえます。

リースとローンはどう違うの?

リースとローンの最大の違いは所有権がどこにあるかになります。


リースはリース会社に所有権がありローンの場合は利用者に所有権があります。


またリース料金は言わば使用料になりますので全て経費として計上可能ですが、ローンの場合は原価償却分しか経費として落とせません。


経理の手間にも違いがあり、リースはリース料金を経費として処理するくらいで済みますがローンの場合は減価償却処理や台帳を作ったりと手間がかかります。


ローンのメリットといえば減価償却が終わればコストをかけずに設備や什器を使用できる点と、いざとなったら売却して資金にかえることができる点があげられます。


リースのメリットはリース契約後に新しい設備や什器をリースすれば常に最新のものがつかえる点です。


リースとローンは一見似ているようですが、上記のように全く違うものになります。

まとめ:リースの節税効果やその他の選択肢との比較

解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?


今回のこの記事のポイントは

  • リースはキャッシュフローにやさしく節税効果も高い
  • オペレーティングリースはリース会社から借りているイメージ
  • ファイナンスリースは金利付きでお金を借りて物件を実質的に買っているイメージ
  • 購入よりもリースのほうが年間の経費を増やすことが可能
  • オペレーティングリースだと飛行機やコンテナ、船舶のリースがおすすめ
  • 個人事業主だとカーリースがおすすめ 
  • リースとローンの一番の違いは所有権がどこにあるのか

になります。


リースは資金負荷も少なく全て経費にできますので節税効果も高く、経営者のかたは検討すべき案件です。


今回の記事を参考に、次回設備時にはリースを検討してみてはいかがでしょうか?


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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