税金のクレジットカード納付が可能に!法人税は軽減される?

2017年度から開始した税金のクレジットカード納付。法人税や所得税などの納付はできるのでしょうか。また、クレジットカードで法人税などの税金を納付することでどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。また、クレジットカード納付の手続きについても解説します。

クレジットカード納付とは?法人税を便利に納付しよう

クレジットカード納付という言葉を聞いたことがあるかたもいらっしゃると思います。


クレジットカード納付とはクレジットカードで法人税や贈与税、所得税などの税金を支払うことで2017年1月から開始されたサービスになります。


今日本では一般消費も含めたカード決済率が18%と諸外国から比べるとかなり低い水準で2027年までに40%まで引き上げようと国をあげて取り組んでいます。


法人税などの納付もクレジットカード決済が推奨されており、実際利便性以外にもメリットが数多くあります


そこで今回の記事では

  • 法人税のクレジットカード決済方法
  • クレジットカード納付に関する疑問点
  • クレジットカード納付のメリット、デメリット

を解説していきます。


こちらの記事をよめば法人税をクレジットカード納付するメリット、デメリットが理解でき、導入検討の判断ができるようになります。


ぜひ最後までご覧ください。




税金をクレジットカード納付することができる!

クレジットカード納付に対応している税金は多岐にわたります。


例をあげますと

  • 法人税源泉所得税などの法人や個人事業主などに関する税
  • 相続税贈与税などの相続などに関する税
  • 消費税、酒税、たばこ税、石油税などの商品などに関する税
  • 登録免許税、自動車重量税(告知分のみ)

などが対象となりますのでほぼ全ての国税の税目をカバーしていることになります。


また、これ以外にも加算税や延滞税などの附帯税の納付にも対応しています。


支払えないものとしては納税に印紙が必要なものなどが該当します。


法人税の納付方法は次の項目で説明しますが納税のために税務署やコンビニなどにいく手間もなくなりますので利便性の高いサービスといえるでしょう。


ただし決済手数料が発生しますので通常の納付にくらべ若干割高となってしまいますので注意が必要です。


税金をクレジットカード納付する際の手順を解説

法人税などの税金をすでにクレジットカード納付で検討しているかたもいらっしゃると思いますが、方法が分からず現在も現金支払いをしている、なんていう声も聞こえています。


実際クレジットカード納付は便利なうえに一度してしまえば簡単に次から取り組むことのできるサービスです。


順を追って簡単に説明しますと

  1. 納付する税金の種類と金額が分かる資料とクレジットカードを用意
  2. 国税クレジットカードお支払サイトへアクセス
  3. 利用者情報や納付内容、クレジットカード情報を入力

以上の3項目で納付が完了します。


利用者情報の入力は法人名や住所、電話番号の入力で済みますし、納付内容は税目や課税期間、税金の入力、クレジットカード情報の入力もカード番号や有効期限などカードで分かる情報のみの入力なので比較的簡単に済ませることができます。


慣れてしまえばものの数分で完了できるため法人税を払うのに利便性がいいサービスといえます。


ちなみに利用可能限度額は1,000万円までですので1,000万円をこえる場合は複数回にわけて納付しましょう。


カード利用明細で税金納付をチェック!

カード利用明細を見れば法人税などの税金納付をチェックすることが簡単にできます。


今、ネット上で利用明細を見ることができるクレジットカード会社も多いので納付状況などの確認もパソコン上で済ますことができるのもメリットの1つだといえます。


また、支払いに関するクレジットカードを一元化しておけば利用明細の確認のみで支払いの状況が確認できますので利便性は大きいといえるでしょう。


ただ、もしもの場合に備え、納付時の納付手続き完了のページを印刷しておくことをおすすめします。


そうしておくことで納付に関する問い合わせが必要な場合、スムーズにやり取りができるからです。

その他の疑問をQ&A方式で解説!

法人税などのクレジットカード納付方法を説明してきましたが疑問をお持ちのかたもいらっしゃると思いますのでQ&A形式で主な疑問点をまとめてみました。


Q1.対応する時間帯や曜日はいつ?

クレジットカード納付はメンテナンス中を除き、時間や曜日関係なくいつでも利用することができます。


つまり24時間365日いつでも法人税が納付可能なのです。


Q2.クレジットカードのポイントはつきますか?

端的に話しますと通常のクレジットカードの使用と変わらないためポイントをつけることができます


クレジットカード会社により内容は様々ですので法人税を納付するさい、より還元率の高いカードを選びましょう。


Q3.分割で支払うことは可能ですか?

通常の一括払いのほか法人税を分割払い(3、5、6、10、12回)することも可能ですしリボ払いも選ぶことができます。


ただし通常のクレジットカードの支払いと同様分割やリボ払いでは手数料が発生する場合がありますので注意が必要です。


Q4.複数の税目を1回で納付可能?

1回の納付につき1つの税目での対応となるため、法人税以外にも複数の税目がある場合はその数分入力をしなければなりません。


Q5.なぜ決済手数料がかかるのですか?

クレジットカード納付は民間の納付受託者が法人税などを立て替え払いで納付する仕組みになっていますので利用者からの納付代金が支払われるまでの間タイムラグが生じます。


このため納付受託者は貸し倒れのリスクがあり、また利用者は納付の繰り延べのメリットがありますので利用者には決済手数料として納付受託者へ支払いをしていただくことになります。


この決済手数料は国の利益になるものではなく、あくまで納付受託者の利益となります。

クレジットカード納付のメリットとデメリットとは?

法人税をクレジットカード納付するさい、利便性のメリットがある一方、決済手数料がかかるなどのデメリットもあります。


ここではクレジットカード決済のメリットとデメリットをまとめてみましたので検討するさいにご活用ください。

クレジットカード納付のメリット

クレジットカード納付のメリットは

  • 24時間365日対応なのでいつでも納付できる
  • パソコン上で済むため利便性がいい
  • カードのポイント付与も対象となる
  • 分割払いやリボ払いも対応
などがあげられます。

利便性のよさが際立ちますが法人税などのまとまった金額をクレジットカード納付すればその金額に附帯するポイントも相当なものになりますのでポイントが得られる点もかなりのメリットと言えるでしょう。

また、カード支払いになるので一括払いでも支払いの先延ばしが可能になりますし、分割払いやリボ払いを使えば更にキャッシュフローにやさしい支払いが可能になります。

クレジットカード納付のデメリット

法人税などのクレジットカード納付のデメリットですが

  • 決済手数料がかかる
  • 利用額の上限が990万円(手数料含め1,000万円)
  • カード会社のポイント還元対象外が多い
  • 間違って入力しても取り消しが効かない
  • 領収証書が発行されない
  • 納税証明書の発行が遅い
  • 詐欺にあう可能性がある
などがあげられます。

決済手数料は1万円毎に76円(税抜)になっていますので限度額990万円を納付した場合

76円x990x1.08%(消費税) = 81,259円

ほどの手数料がかかる計算となります。

また1万円毎に手数料が階段式にあがっていくため、例えば10,001円を納付した場合は

76円x2x1.08%(消費税) = 164円

かかりますので10,001円の納付に対しおおよそ1.6%もの手数料がかかる計算となります。

また利用額の上限が990万円なのでそれ以上の金額の場合分割で支払う必要があり、その分手間がかかることになります。

メリットの項目でポイント還元について説明しましたがクレジットカード納付をポイント還元対象外にしているところも多いので使用するカードの詳細を確認しておきましょう。

詐欺にあう可能性、というのはネット上での決済のため、類似の詐欺サイトが出現する可能性があり、気づかずに入力していきカード情報を抜かれる可能性があります。

他にも領収証書が発行されない、納税証明書の発行に2~3週間ほどかかるデメリットがありますが、入力の取り消しが効かないのが一番大きなデメリットになります。

例えば税目を間違ってしまったり、金額を1桁多く入力した場合でも取り消しが効かないのでそのさいは近くの税務署などに相談にいかなければなりません。

【参考】ふるさと納税もクレジットカード納税が可能!

ふるさと納税も実はクレジットカード納税が可能です。


方法は法人税などのクレジットカード納付とは違い、ふるさと納税サイトで支払い方法をカード決済にすれば可能です。


VISAやJCB、MasterCard、AMERICAN EXPRESSなどほぼ全ての有名クレジットカードが使え、クレジットカード納付同様分割払いやリボ払い、ポイント付与も対応しています。


ただし、今後返礼品に上限額が設けられる可能性もありますのでお得に活用するならば早めに検討したほうがいいでしょう。

まとめ:クレジットカード納付を利用して便利に法人税の納付を!

クレジットカード納付についてまとめましたがいかがでしたでしょうか?


本記事のポイントは

  • 国税クレジットカードお支払サイトの入力が簡単
  • いつでもパソコンから利用可能なので利便性がいい
  • 分割払いやリボ払いも対応し、ポイントも付与される
  • 決済手数料がかかるうえ、キャンセルが効かない
  • 領収証書が発行されないうえ、納税証明書の発行が遅い

となります。


今後現金レスが進んでいく中で法人税などのクレジットカード納付も義務になっていく可能性もあります。


ですが今の段階においては利便性がいい他にデメリットもいくつかありますので導入検討の余地はまだまだあるといえます。


例えば手数料を超えるポイント還元がついているカードを選んでみたり、入力に関しても入力ミスを起こさないような仕組みづくりが必要になります。


クレジットカード納付はまだ導入されたばかりですので今後改善が進んでいくと類推できますが、今の段階でも経理の時間的負荷は解消されますので検討してみてはいかがでしょうか?


ほけんROOMでは、読んでおきたい法人保険に関するさまざまな記事を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

ランキング

  • 終身がん保険はもう節税にならない?半額損金の今、加入すべき?
  • 法人の税務調査についての全知識!頻度や確率などについても解説!
  • 法人税率の推移は?低下傾向にあるが世界各国と比べても日本は高い?
  • 保険料や家賃の短期前払費用とは?特例適用で法人税の節税に!
  • 【節税対策】中小企業が生き残るために絶対にするべき11の節税方法
  • 法人保険にこんな悩みはありませんか?

    節税対策が販売停止になった法人保険。
    これからどうなるのと不安にお思いの方はいらっしゃいませんか?
    ほけんROOM相談室にご相談いただければ、ご自身の法人に最適なプランをご紹介します。