更新日:2022/06/08
高校生に自転車保険は必要ある?おすすめの保険と注意点を教えます!
自転車による事故で高額な賠償金を請求されたニュースを聞いたことのある方も多いと思います。高校生は通学や遊びなどで自転車に乗る機会が多いかと思います。そこでこの記事では自転車保険の必要性や注意点、高校生も自転車保険に加入すべきかを解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
高校生は自転車保険に入るべき?
自転車保険は、自転車に乗車中に起きた事故を補償する保険で単独で起こした事故で負った怪我の補償や自転車事故で相手方に怪我を負わしてしまった時の費用も補償してくれて、万が一のときでも安心できますよね。
そのため、自転車で通学や遊びに行く高校生は、特に自転車保険に加入した方がいいのではないでしょうか。
また、最近では自治体によっては加入を義務付けているところもあります。
そこでこの記事では、
- 高校生にも自転車保険は必要?
- 実際に起こった高額請求の例(加害者が高校生、小学生)
- 各社の高校生におすすめな自転車保険を比較
- 実は自転車保険を二重払いしてしまっている例
- 補償金額の額面はいくらにして置くのが良いのか
高校生で自転車通学など乗る機会が多いなら入るべき!
高校生は通学や遊びに行くときによく自転車を使うと思います。
また、一般的に高齢者に比べ運動神経も良く事故のリスクは少ないと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、最近では、スピードを出し過ぎたり、交差点に飛び出したりと、意外に高校生による事故は多発しています。
自転車保険の加入が義務化される地域が増えてきている
自転車でも、スピードが出ていたり当たり所が悪かったりすると相手方に後遺症が残ってしまったり、場合によっては死亡事故もありえます。
そのようになると、賠償金がとんでもなく高額になりとても支払いが出来ないことから裁判沙汰になり、揉めてしまうケースもあり、高校生はなおさら払えません。
また、走る凶器になり得る自転車は今自動車と同じ扱いをしている自治体も増えてきていて、2015年に兵庫県で初めて自転車保険の義務化が始まった事を皮切りに以下の自治体も義務化されています。
義務化されている地域は、
- 兵庫県
- 埼玉県
- 大阪府
- 京都府
- 鹿児島県
- 神奈川県相模原市
- 愛知県名古屋市
- 石川県金沢市
などがあります。
自転車事故で高額請求された例も!
小学生や高校生の運転していた自転車の事故で、相手方が重症を負ってしまい高額になった例をご紹介しましょう。
【平成23年 神戸】
小学生が夜間自転車を走行中、女性と正面衝突してしまい、被害者の女性は頭蓋骨を骨折等の重症を負った。
被害女性はその後も意識が戻らず、裁判の末加害者家族に約9,520万円の支払いを命じた。
【平成20年 東京】
男子高校生が昼間、車道を斜めに横断し、対向車線を直進してきた当時24才の男性と衝突。
被害男性は言語機能の喪失等を負う重大な傷害が残り、裁判の末加害者家族に約9,200万円の支払いを命じた。
自転車保険に加入する前に確認すべきこと
- 個人賠償金の額
- 示談交渉をしてもらえるかの有無。
- 入院給付金や通院給付金が付帯しているか。
- 年齢制限の確認。
- ロードサービスの有無。
- 個人で入る個人型か家族全員が対象になる家族型か。
他の保険で個人賠償特約が付いていない?二重で保険料を支払うことに!
自転車保険は、単体の保険だけでなく、他の保険にすでに付帯している事が多いです。
主に個人賠償保険や火災保険などに付帯している事が多く、重複した保険料は無駄になってしまいますので、自転車保険に加入する前に一度確認しておく必要があります。
各社の補償金額をいくら?最低でも1億円はあった方が良い!
自転車保険は、個人賠償保険をカバーすることを目的にしています。
また、過去に小学生が起こした事故で9,000万円以上の賠償金が命じられたり、高校生が起こした事故でも7,000万円以上の賠償金が発生したケースもあります。
これらの事例をみると個人賠償金は1億円はあった方がいいです。
まとめ:高校生も必要性に応じて自転車保険に加入しよう!
ここまで自転車保険について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは、
- 高校生でも自転車保険は必要
- おすすめの自転車保険
- 自転車保険に入るなら個人賠償金は1億円以上に設定しておけば安心