海外旅行中、携行品のカメラの故障は保険の補償対象となるの?

海外旅行中に、携行品のカメラを落として壊してしまった!そんな時、海外旅行保険ではどのように補償してくれるのでしょうか?大切な携行品であるカメラが壊れた場合にも、旅行保険でしっかりと補償してくれるのか、説明していきましょう。

カメラを落としたとき保険で補償されるのか

せっかくの海外旅行、お気に入りのデジカメや一眼レフカメラで旅先の景色を撮りたいですよね。

旅行には携行品として必ずカメラを持ち歩くという方も多いのではないでしょうか?


しかし、旅行先でうっかりカメラを落として壊してしまうこともないとは限りません。


旅行先で素敵な写真を撮っていたのに、その写真を失うことも大変つらいことですが、やはりお気に入りのカメラが壊れたりした場合、そのショックは計りしれません。


もしもカメラを落として壊してしまった場合にも、海外旅行保険では修理費用などを補償されるのでしょうか?

カメラを落としたときは保険の携行品損害特約で補償されるが十分とは言えない

海外旅行保険には、カメラやバッグなどの携行品が壊れたり、盗難に遭った場合には、その損害を補償してくれる「携行品損害特約」という特約があります。


この携行品損害特約とは、保険期間中に携行品であるカメラなどが盗難、または壊れた場合に、一つに対して10万円までの補償が受けられるという特約です。


10万円の補償というと金額的には大きく聞こえますが、カメラの値段というのはさまざまです。


この10万円という補償額では賄いきれない場合もありますし、また携行品の補償額を算出する方法によって、思っているよりも補償が少ないこともあります。


補償額が少なくなるとはどういうことなのか、説明しましょう。

カメラを買った時期が前であるほど携行品損害補償の保険金が少なくなる

それでは、落としたカメラが使えなくなり、新しいカメラを買うことになった場合、壊れたカメラに対する保険金はどのように計算され、支給されるかといいますと、『減価償却』という方法で算出されます。


この携行品に対する補償金額を算出する減価償却では、1年間でおよそ10%の減価償却率となります。


ですので、補償を受けたいカメラが購入してまだ1年でしたら購入代金のうち90%の補償を受けられ、購入して5年経過しているものでしたら50%の補償となります。


このように、いくらお気に入りで元はいい値段で購入していたカメラでも、カメラを購入した時期が前であればあるほど、携行品損害特約での補償金額は少なくなってしまいます。


ただし、カメラが壊れたときにはまずは修理代を計算し、修理代の方が安く済むのであれば、修理という形になります。


修理が不可能、または修理代の方が減価償却後の補償額より高い場合には、新しいカメラの購入となります。

デジカメなどデータの消滅による携行品損害の補償はされない

海外旅行保険では、落としてしまったカメラ本体の補償は可能ですが、デジカメなどに入っていた写真や動画などのデータが万が一故障が原因で消滅したとしても、携行品損害特約では補償されません。


せっかくの旅の思い出が消えてしまうのを防ぐためにも、カメラで撮影した写真や動画は早いうちにバックアップなどを行い、データを保存しておくようにしましょう。




一眼レフカメラなど高いカメラであると携行品損害で完全には補償されない

海外旅行保険での携行品損害特約で補償される金額は、基本的に10万円が限度となっています。

保険の契約によっては、この補償金額の限度額を30万円にすることも可能です。 


携行品の内容によっては、補償金額が10万円では十分な補償とはならないこともありますので、携行品の中に一眼レフカメラなど値段が高いものがある場合には、補償金額が高く設定されている海外旅行保険に加入することをおすすめします。

一眼レフカメラなどの携行品の補償に特化した保険について

写真やカメラが好きな方の中には、一眼レフカメラを持ち、また海外旅行時にも持って行く!という方も多いことでしょう。


しかし、一眼レフとは高いものですと何十万もしますよね。


ですがどんなに購入時に高かった一眼レフカメラでも、携行品損害特約で補償を受けるときには、減価償却で補償金額が算出されます。


減価償却=時価額の補償では、再度同じ一眼レフカメラを購入するとなると思わぬ出費が必要となります。


そのため、再度購入するときに高額となりそうな一眼レフなどの携行品には、携行品損害に特化した海外旅行保険に加入することをおすすめします。

携行品補償が時価額ではなく再調達価格で補償してくれる保険

多くの保険会社が販売している海外旅行保険の「携行品特約」では、携行品の補償額は減価償却で算出されることがほとんどですが、保険会社によっては、補償額を減価償却ではなく再調達価格で補償してくれる保険を販売しています。


この「再調達価格補償」とは、カメラなどの携行品が壊れたり紛失し、新しく購入することになった場合には、通常ですと原価から減価償却費を引かれた時価額が補償金額として支給されるところ、同じものを新しく購入する際に要した費用がそのまま支給されるというものです。


購入した時期がかなり前のカメラなどを携行する際には、時価額での補償ではなく、再度調達価格にて補償される保険に加入しておくと安心ですね。

保険料が月に数百円程度

クレジットカードに付帯している海外旅行保険でも、携行品の補償を受けることが可能ということは大変ありがたいですよね。


さらに年会費無料のカードにも海外旅行保険が付帯されていたり、年会費がかかるとしても、年に5,000円~1万円ほどの年会費としていることが多いので、海外旅行保険の保険料は月に数百円程度と考えることができます。


このように、お得な方法で携行品の補償を受けることもできますが、やはりクレジットカード付帯の海外旅行保険だけでは補償内容が乏しい場合もありますので、やはり保険会社が販売している海外旅行への加入も検討しましょう。

携行品の補償に特化した保険に加入するときの注意点 

カメラを落としてしまったり、盗難に遭ったりなど、万が一に備えて携行品の補償は海外旅行に行く際には必ず保険に付帯しておきたい補償ですよね。

それでは、海外旅行保険の携行品の補償に特化した保険に加入する場合、注意しておくべき点をご紹介します。


まず、保険会社が販売している海外旅行保険での携行品損害特約では、時価額ではなく調達時の費用を補償してくれる場合がありますが、補償額に限度額が設定されていることもあります。


これは、通常減価償却後の時価額のみ保険金が支給されますが、そうすると新たに同じようなカメラを買うと、保険金だけでは賄うことができない場合が多いですよね。


そこで、再調達価格補償では、補償対象となるカメラと同等のものを購入する際の費用を全額保険金として支払いはしますが、もしも再調達価格補償で設定されている補償額以上は保険金が支払われないことがあります。


このことから、再調達価格補償を受けられる海外旅行に加入していても、設定されている補償限度額に注意しておかなければなりません。



そして海外旅行での携行品などを補償する保険が付帯しているクレジットカードでも、落としてしまったカメラなどへの補償を受けることができます。


携行品の補償額はクレジットカード会社、クレジットカードの種類によって異なりますが、30万円から50万円に設定されていることが多いです。


ただし、クレジットカード付帯の携行品補償を受ける場合、クレジットカードによっては、補償毎に自己負担分として3,000円ほど支払わなければならないことがあります。


保険会社が販売している海外旅行保険ではこのような自己負担分の支払いは必要ありませんので、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険を利用する際には注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。


大切な旅の思い出を残すカメラ、旅行中にもしも落としたり壊れてしまった場合にも、海外旅行保険に加入しておけば補償を受けることができるので、旅行前には海外旅行保険への加入、そして補償内容をよく調べておきましょう!
この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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