旅行中にカメラが壊れた!国内旅行保険の携行品損害特約は使える?

国内旅行中に携行品が盗難に遭ったり破損した。こんな時、国内旅行保険は使えるのでしょうか?結論は国内旅行保険には携行品損害特約があり、加入していれば補償対象になります。ただし加入にはメリット・デメリットがありますので、ここからは詳しく説明します。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

国内旅行保険で携行品が壊れた場合補償されるのか

海外旅行の際に、海外旅行保険を掛けられる方は多いですが、国内旅行の際に国内旅行保険を掛ける方は多いのでしょうか?

そんな保険あるの?という方もいるかもしれません。


日本国内の旅行であれば、比較的治安も良く、スリやひったくりの被害に遭う確率は高くはありません。


しかし旅行中のケガや事故、または相手方にケガをさせてしまったり、携行品を破損、紛失するリスクは常にあります。


国内での旅行中に、持って行ったカメラを落として壊してしまった場合などは、修理代金は補償されるのでしょうか。


ここからは国内旅行での携行品損害補償について考えます。

国内旅行保険に携行品損害の特約を付帯させれば補償可能である

国内旅行保険は、日本国内での旅行中の事故によるケガや手荷物の盗難・破損等、さまざまな損害を補償する商品です。


主な補償内容は以下の通りです。

  • ケガ ・・・(日本国内)旅行中の急激かつ偶然な外来の事故によりケガをした場合、死亡・後遺障害・入院・手術・通院に対して保険金が支払われます。
  • 賠償責任・・・旅行中の偶然な事故により、他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして損害を与え、法律上の損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。
  • 携行品損害・・・旅行中の偶然な事故により、現金・乗車船券、カメラ一式、衣類等の携行品に損害が生じた場合、保険金が支払われます。

なお、賠償責任と携行品損害は特約(オプション)での加入になります。


旅行中に携行品が壊れた場合には、携行品損害特約を付帯させれば補償は可能です。


現金・乗車船券、カメラ一式、衣類等の携行品に損害が生じた場合、保険金が支払われる

海外旅行保険では、現金・乗車船券は対象になりませんが、国内旅行保険の携行品損害特約では、現金・乗車船券、カメラ一式、衣類等の携行品に損害が生じた場合に保険金が支払われます。


どの範囲までを携行品とするかについては、携行しているもの、常に身の回りにあるもの、持ち歩いているものを指します。


こうした携行品に損害が生じた場合に保険金が支払われます。

具体的な場面としては、海岸で足を滑らせて転倒し、手に持っていた携帯電話が水没してしまった場合や、記念撮影の時にカメラを落としてしまい故障した場合などには、携行品損害特約の補償対象になります。

携行品の紛失、置き忘れによる損害(置き忘れまたは紛失後の盗難を含む)については保険金が支払われない

一方、携行品の紛失、置き忘れによる損害については、保険金が支払われません。

スリやひったくりなどの被害に遭った場合は、補償の対象になりますが、紛失したものや、置き忘れていたものがなくなった、または盗まれた場合は補償の対象にはなりません。


あくまでも盗難や偶然な事故により携行品に損害が発生した場合しか保険金は支払われません。

コンタクトレンズやクレジットカードは補償対象外になる

コンタクトレンズやクレジットカードは補償対象外です。

その他、有価証券、預貯金証書、定期券、自動車なども携行品には含まれませんのでご注意ください。


携行品特約については、補償対象になるものと、ならないものがありますので、加入の際にはよく確認する必要があります。

限度額は10万円まで

損害額は携行品1個または1対あたり10万円までです。

乗車券等または現金等は合計5万円までが損害額の限度となります。


損害額は時価額または修理費のいずれか低い方になります。


損害があった商品と、同じ商品を新たに購入した場合の金額から、使用年数に応じた価値の減耗分を差し引いた金額が時価となります。


修理費が時価を上回っても時価金額以上には支払われません。

1回の事故ごとに免責金額(自己負担額)3,000円など自己負担が発生する

1回の事故ごとに免責金額(自己負担額)3,000円など自己負担が発生しますので、損害額全額が補償される訳ではありません。

携行品が壊れた場合、クレジットカード付帯の国内旅行保険でも補償される

携行品が壊れた場合、クレジットカード付帯の国内旅行保険でも保障される場合があります。

わざわざ国内旅行保険の際に新たに保険に加入する必要もありません。


国内旅行保険が自動付帯しているクレジットカードであれば、外出中に携行品が破損や盗難などにより損害を被った場合に保険金が支払われます。

国内旅行保険が付帯されているカードは海外旅行保険と比較して少ない

海外旅行保険の自動付帯されているクレジットカードは多いですが、国内旅行保険が付帯されているカードは多くないのが現状です。

また携行品損害特約が付帯されているカードはほとんどありません。


クレジットカードと、一般の損害保険商品の携行品損害特約や賠償責任特約を組み合わせて活用しなければなりません。

保険料は安いが国内旅行においては国内旅行保険の必要性はあまり感じられない

国内旅行において、国内旅行保険の必要性はどのくらいあるのでしょうか。

結論から申し上げると、必要性はあまり感じられません。


理由としては

  • 日本は極めて治安の安定している国です
  • 国内では日本語が共通しているので、トラブルが発生しても、海外でのトラブルほどは大きくなりにくいです
  • 国内旅行保険以外の生命保険や損害保険にすでに加入している ためです。

しかし、このような方は国内旅行保険を検討できます。

  • アクティビティを行う方・・スキー、スノーボード、登山、水上スキー、パラグライダー、スカイダイビングなど
  • 他の損害保険に加入していない方・・アクティビティを利用する方は、スキー保険や山岳保険などそれぞれ専門の保険に加入しますが、めったに参加しないなどの理由で、保険に加入していない方

  • 小さなお子様・高齢者を連れて行く方 ・・小さなお子様や高齢者を連れて遠くに旅行する場合は、通常の環境と異なるため思わぬ事故やトラブルが発生することもあります。


参考:国内旅行保険は保険料が安く、加入しておけば携行品が壊れた場合でも安心

国内旅行保険は保険料が安く、加入しておけば携行品が壊れた場合でも安心です。

アクティビティに参加したり、小さなお子様や高齢者を伴う旅行については、加入を検討する余地があります。


携行品については、クレジットカードに自動付帯されている保険では、カバーされておらず、別途損害保険等に加入しなければなりません。


わずかな保険料で、携行品損害特約があるというのも、見方によれば国内旅行保険の特長と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。


国内旅行中のケガや損害に対して補償する国内旅行保険ですが、特約を付保することで携行品の盗難や破損に対する補償をつけることもできます。


ただ注意すべき点としては、国内旅行保険を海外旅行保険と同じような感覚で申込むと、補償の範囲などで差がある点です。


例えば、海外旅行保険では旅行中のケガや病気が補償対象となるのに対し、国内旅行保険では旅行中のケガのみで、病気は補償対象外です。


また海外旅行保険では自動付帯となる「天災による事故」や「賠償責任」「携行品損害」が特約となるケースが多くなります。


海外旅行と国内旅行のリスク度合いを比較するのも意味がありませんが、国内旅行では、治安のよい日本国内で、言葉も通じトラブルも少なく、旅行保険の他にも様々な保険に加入している状況では、国内旅行保険の必要性は、一部特別なケースのみに限られているといえます。


本当にその補償が必要なのかをよく考えながら加入を検討しましょう。

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