更新日:2022/12/06
海外旅行保険でノートパソコンは携行品に含まれる?補償内容を説明
海外旅行保険に付帯している携行品損害補償では、保険会社によってノートパソコンを補償対象とするかどうか違っています。携行品損害補償ではノートパソコンの費用全てが補償されるわけではなく、修理費用か時価のどちらか安い方が補償されます。
目次を使って気になるところから読みましょう!
ノートパソコンは携行品として海外旅行保険を利用できる?
海外に行く場合は、日本よりも治安が悪い地域を訪れることも多く、盗難やトラブルに巻き込まれることによる、ノートパソコンの破損についても考えなければなりません。海外旅行保険に付帯している携行品損害補償では、海外で携行品が盗難や破損した場合に、携行品の補償が受けられます。
携行品は身の回りの物のことを言いますが、ノートパソコンは携行品として海外旅行保険を利用できるのでしょうか?ノートパソコンと携行品損害補償について説明します。
ノートパソコンやスマホなど”保険会社によっては”携行品の対象
ノートパソコンやスマホなどは破損のリスクが高い”ために”対象外となる場合も
ノートパソコンなど自然消耗品や過失による損壊は”補償外”
ノートパソコンを長い期間使用しており、自然消耗によって破損してしまった場合は携行品損害補償を受けられません。
また、故意にノートパソコンを壊したり、ノートパソコンを踏んで破損してしまう等の過失にあたる破損の場合は、携行品損害補償の対象外です。
自然消耗や故意・過失による破損以外にも、店や電車にノートパソコンを置き忘れて盗まれてしまった場合や、ノートパソコンを紛失した場合も補償を受けられません。
携行品に保険を適用するときに知っておきたいこと
保険適用時の携行品の補償費は携行品の”修理費か時価額のどちらか”のみ
時価とは、その時の携行品の価値のことで、携行品を購入した金額ではありません。
例えば、20万円のノートパソコンが破損してしまい、ノートパソコンの修理費用が10万円で時価が5万円だった場合は、補償額は5万円が支払われます。
仮に、ノートパソコンの修理費用が3万円で時価が10万円だった場合は3万円が支払われます。
また、携行品損害補償には上限がある場合が多く、10万円程度が上限の場合が多いです。上限が10万円で、ノートパソコンの修理費用が15万円で時価が12万円だった場合は、上限の10万円が支払われます。
携行品の補償額を請求するためには”保証人が必要”
破損や盗難を保証するために、一般的には以下の書類の提出を求められます。
- 携行品が破損した場合:携行品が破損したことが分かる写真、修理の見積書か領収書
- 携行品が盗難された場合:盗難届出証明書か盗難届出の宣誓書
海外で言葉が不自由な場合は、海外の警察で盗難の証明書を発行してもらうことは大変かもしれませんが、必要書類がそろっていないと保険金が支払われない可能性もあるので注意しましょう。
まとめ
海外旅行保険のなかには、ノートパソコンを携行品として含めておらず、携行品損害補償の対象外の場合もあるため、海外旅行保険に加入する際にノートパソコンが補償の対象になっているかどうかを確認しておきましょう。
また、ノートパソコンが携行品損害補償の対象となっていても、故意や過失、置き忘れ、紛失の場合は補償の対象外なので注意が必要です。
海外では盗難の被害に遭いやすいので、万が一の場合に備えて海外旅行保険に加入しておくと、費用の面では安心できます。
しかし、ノートパソコンを盗難や破損すると、費用は時価で補償されてもノートパソコンに含まれるデータ自体は戻りません。そのため、携行品損害補償があるからと安心せずに、盗難や破損しないように気を付けることが大切です。