更新日:2022/12/06
スーツケースが手元に届かない！海外旅行保険では補償されるの？
海外旅行先の空港で、スーツケースが破損していた！いくら待っても自分のスーツケースが届かない！なんてことがあるかもしれません。そんな時、海外旅行保険では補償してくれるのでしょうか？海外旅行保険でのスーツケースの破損、紛失に対する補償について説明していきましょう！
目次を使って気になるところから読みましょう！
スーツケースが破損していた場合、海外旅行保険で補償されるのか？
そんなとき、海外旅行保険では補償を受けられるのでしょうか？
スーツケースの破損も海外旅行保険に特約を付帯していれば補償が可能である
新しいスーツケースを買うか、修理に出さなければなりません。
しかし、そんな思わぬ出費も、海外旅行保険に加入し、さらに特約を付加しておけば補償されるのです！
それでは、破損したスーツケースの補償をしてくれる海外旅行保険の特約とはどんなものなのか、ご説明しましょう。
携行品損害補償特約を海外旅行保険に付帯させれば補償可能である
補償額は保険のプランによって異なりますが、10万円や30万円が補償限度額となっています。
補償方法は、破損したスーツケースのその時点での価格(時価)、または修理費が支払われるようになります。
新しく購入するよりも修理費が安かった場合には修理に出し、修理費の方が高ければ新しいスーツケースを購入するということになります。
出発前の破損していた部分や、さび・変色・スーツケースの機能に支障がない見た目のキズなどについては補償の対象にならない
これは海外旅行保険の適用期間と言えますね。
海外旅行保険の適用期間とは、旅行を目的に自宅を出発してから、旅行後自宅に帰宅するまでの期間を指します。
ですので、スーツケースの破損に対する補償も、旅行の出発前にすでに破損していた部分には適用されません。
また、スーツケースのさびや変色など、スーツケースを使用する上で機能的に問題ない部分についても補償対象外となっています。
もちろん故意によるスーツケースの破損も補償対象外です。
航空会社に預けたスーツケースの到着が遅れた場合は海外旅行保険で補償されるのか
スーツケースの中には旅行中に必要なものが入っていることでしょう。
大切なスーツケースの到着が遅れた場合、海外旅行保険では補償してくれるのでしょうか？
解説していきましょう。
航空機寄託手荷物遅延等費用補償特約を海外旅行保険に付帯させれば補償可能である
確認すると、なんと他の国へ届けられていた！または荷物が遅延している！なんてことが起きた場合、すぐにはスーツケースを受け取ることができませんよね。
そうなると、スーツケースに入れていた下着や衣服などの必需品を新たに購入せざるを得ません。
このような思わぬトラブルで出費が生じた場合、海外旅行保険では「航空機寄託手荷物遅延等補償特約」を付帯させておくことで補償を受けることができます。
航空機寄託手荷物遅延等補償特約とはどのような特約なのか、ご説明しましょう。
スーツケースが旅行先に6時間を超えて遅れて到着した場合などに、限度額が10万円まで補償される
例えば下着やパジャマ、洗面用具などの生活必需品、そしてこれらを運ぶためのカバンなどが補償対象となります。
補償期間は目的地到着後96時間以内に購入したものとなり、補償限度額は10万円までとしている保険会社がほとんどです。
また、スーツケース到着後に購入したものに関しては補償対象とはなりません。
クレジットカード付帯の海外旅行保険によるスーツケースの補償における注意点
カードの種類によって補償内容は異なりますが、クレジットカード付帯の海外旅行保険で補償される内容には以下のようなものがあります。
- 傷害死亡・後遺障害
- 疾病治療
- 傷害治療
- 賠償責任
- 携行品損害
- 手荷物遅延・紛失費用
これらを見てみると、保険会社が販売している海外旅行保険と補償内容はさほど変わりはありませんね。
しかし、クレジットカード付帯の海外旅行保険では、補償額が低く設定されていたり補償範囲に限度があったりしますので、補償が十分ではないという方は、保険会社が販売している旅行保険に加入することをおすすめします。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は手荷物遅延費用と手荷物紛失費用のどちらかしか補償されない
それぞれの補償では、航空会社に預けていた荷物が届かないことにより生じた損害を補償してくれるものとなります。
手荷物遅延費用として補償が適用されるのは、目的地到着から6時間以上手荷物が遅延している場合、そして手荷物紛失費用の補償が適用されるのは、目的地到着から48時間経過しても手荷物が到着しない場合です。
ただし、クレジットカード会社によっては手荷物遅延費用、手荷物紛失費用の両方から補償を受けられず、どちらか一つからの補償となります。
手荷物紛失費用での補償の場合、荷物が到着せずに数日経たないと補償が下りるか分からないなど不安なこともありますが、もしも荷物が届かない、または紛失された場合にも慌てず、航空会社やクレジットカード会社に速やかに連絡するなど落ち着いて対処するようにしましょう。
補償金額も1万円～3万円前後だが複数枚の補償の上乗せが可能である
- 寄託手荷物遅延費用・・・2万円
- 寄託手荷物紛失費用・・・4万円
となります。
この金額ですと補償として足りるかな、と思いますが、クレジットカード付帯の海外旅行保険では、複数枚のカードの補償を上乗せすることができるのです。
どういうことかと言うと、クレジットカードから同時に保険金(補償)が支払われる場合、その補償限度額が合算され、その合算限度額を上限として損害が補償されます。
例えで言いますと、Ａ会社のカードの手荷物遅延費用補償額が2万円で、Ｂ会社のカードの補償額が3万円だとします。
到着地で新たに購入したものが4万円であった場合、Ａ会社とＢ会社の補償額が合算され5万円までの補償が受けられますので、損害費用がすべて補償されることとなりました。
このように、クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償金額は1枚のカードでは十分ではないこともありますが、補償の上乗せが可能ということはとてもありがたいですよね。
しかし、補償内容のうち「死亡・後遺傷害保険金」は補償の上乗せができませんので注意しておいてください。
死亡・後遺障害保険金以外のほかの補償については補償の上乗せが可能です。
クレジットカード会社によってこれらの補償が異なる場合もありますので、海外旅行へ行く前には必ず自分のクレジットカードの補償内容を確認しておきましょう。
まとめ
ですがそんなトラブルも、海外旅行保険では特約によって補償してくれます。
旅の安心は買うことができます。
海外旅行が決まったら、ぜひ海外旅行保険への加入を検討してみてくださいね！
