知っていればお得!!手荷物遅延での費用を海外旅行保険特約の補償

みなさんは海外旅行保険ってご存知ですか。海外旅行時の色々な事故などで必要になった費用を、補償してくれる保険です。今回はその中で海外旅行保険特約のひとつで、手荷物遅延で発生した費用を補償してくれる、『航空機寄託手荷物遅延等費用特約』について説明させてもらいます。

手荷物遅延で発生した費用は海外旅行保険で補償してくれるの?

航空機へ搭乗時に、航空会社に預けた手荷物の到着が6時間を超えて遅れた場合、目的地への到着後、96時間以内に購入したやむを得ず必要となった身の回り品の費用などを、1回の事故につき10万円前後を限度として、海外旅行保険に付帯した航空機寄託手荷物遅延等費用特約に、加入している場合は海外旅行保険で補償されます。


たとえば・・・

出発時に航空会社に預けた手荷物が、航空会社の手違いで別の場所に送られてしまい、やむを得ず衣類などを購入した場合に、航空機寄託手荷物遅延等費用として海外旅行保険で補償してくれるわけです。




航空機寄託手荷物遅延等費用特約とは?

海外旅行保険に付帯される航空機寄託手荷物遅延等費用特約とは、航空機に搭乗する際に預けた荷物が到着しない場合に、渡航先で必要なものを購入する費用を補償してくれるものになります。


海外旅行保険を取り扱う保険会社の補償内容によりますが、6時間以内に届かない場合に遅延として認められ、10万円前後を限度額として補償をしてくれるものです。


海外旅行保険の航空機寄託手荷物遅延等費用特約を使って補償請求をする際には、一般的に目的地に到着してから96時間以内に購入したことが証明される、レシートや領収証が必要となりますので、大切に保管しておいてください。

航空会社に預けている手荷物が遅延や紛失した場合、海外旅行保険の特約で補償できる

もし渡航先で手荷物が紛失した場合、航空会社が最低限の日用品を補償してくれます。

航空会社によっては、日用品の購入費用や補償セットとして、1泊分の下着や歯ブラシ、アメニティなどを現物支給してくれる場合もあります。


航空会社に補償をしてもらう場合、その日のうちに申請する必要があるため、注意が必要です。

しかし、航空会社ではその後、帰国しても手荷物が手元に戻ってこなかった時の補償は、荷物の重さに応じて補償金がおりるか、補償自体がされないことがほとんどです。


そんな時に入っておくと安心なものに、海外旅行保険に付帯されている航空機寄託手荷物遅延等費用特約があり、この海外旅行保険の航空機寄託手荷物遅延等費用特約に加入しておくと、下記のように補償されます。


海外旅行保険航空機寄託手荷物遅延等費用特約の保険補償条件


  • 手荷物が旅行先に6時間を超えて遅れて到着
  • 被保険者が目的地への到着後、96時間以内に購入したもの
  • 手荷物到着後に購入した商品は除く

海外旅行保険航空機寄託手荷物遅延等費用特約の補償対象


  • 衣類(下着、寝間着など必要不可欠な衣類)
  • 生活必需品(洗面用具、かみそり、くし、充電器等
  • やむを得ず必要となった身の回り品(購入した衣類や生活必需品を持ち運ぶためのかばん等)

航空会社に預けた手荷物が旅行先に6時間遅延して届いた場合に補償される

海外旅行に行く際、乗り継ぎ時の積み忘れや、間違って他の便へ荷物が積まれてしまうことにより、航空機を降りる時に荷物が手元に戻ってこないということに、遭遇することがあります。

また、旅行先の空港に到着し、ターンテーブルで流れてくる荷物は似たようなスーツケースが多いため、取り違えられてしまうこともあるでしょう。


航空機搭乗時に航空会社に預けた手荷物が旅行先に6時間遅延した場合、海外旅行保険に付帯されている、航空機寄託手荷物遅延等費用特約に加入しているときには、上記の章で記載しているように、海外旅行保険の航空機寄託手荷物遅延等費用特約の補償対象となる費用が補償されます。


なお、海外旅行保険に付帯されている、航空機寄託手荷物遅延等費用特約に加入してない場合や、自身が管理している手荷物を紛失した場合には、海外旅行保険の航空機寄託手荷物遅延等費用特約では補償はされません。

手荷物に含まれていた必要不可欠な衣類が対象に保険金が支払われる

航空機へ搭乗時に航空会社に預けた手荷物の到着が6時間遅延した場合、目的地への到着後、96時間以内に購入した下着、寝間着など必要不可欠な衣類については、海外旅行保険に付帯されている航空機寄託手荷物遅延等費用特約で補償が受けられ、海外旅行保険から保険金を受け取ることが可能となります。

ただし、海外旅行保険に付帯している航空機寄託手荷物遅延等費用特約に加入していることが条件です。


保険金額は10万円で固定されているものが多い

海外旅行保険の航空機寄託手荷物遅延等費用特約を取り扱っているそれぞれの保険会社で、補償する保険金額の上限が設定されていますが、海外旅行保険の航空機寄託手荷物遅延等費用特約を取り扱っている多くの保険会社では、最高額を10万円で設定しているようです。

海外旅行保険特約は手荷物が生活必需品やちょっとした衣類程度であれば特約は不要である

海外旅行保険を取り扱う各保険会社の、航空機寄託手荷物遅延等費用特約の扱いは様々で、必ずしも付帯していない保険会社もあり、付帯していなければ絶対に駄目だというものではありません。


生活必需品やちょっとした衣類程度であれば、自分で負担できない金額ではなく、海外旅行といえども現地に家族や知り合いがいれば、ちょっとした着替え程度なら借りられるなど、旅行先についてからの状況などもあります。


保険料の目安も、例えば6日間で100円ちょっとくらいの保険料ですし、あまり神経質になる必要はありません。


  • 着替えくらいならば自分で負担しても大丈夫と考えるか?
  • この程度の保険料なら付帯加入していても構わないと考えるか?

どちらの考え方も必ずしも間違いではありません。



まとめ

海外旅行に行く際、乗り継ぎ時の積み忘れや、間違って他の便へ荷物が積まれてしまうことにより、飛行機を降りる時に自分の荷物が手元に戻ってこないことをロストバゲージと言います。


ほとんどの場合は、数時間から数日中に見つかり、滞在先のホテルや自宅などに届けられることが一般的ですが、荷物が届けられる間、衣類や日常生活品、身の回りの物などが使えない事になります。


ロストバゲージなんてないにこしたことはありませんが、もし万が一遭遇してしまった場合でも、これまで説明したことを頭にいれておけば、お役にたてるのではないかと思い説明されてもらいました。

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