海外旅行保険でパスポートの紛失は補償される?補償される場合を説明

海外でパスポートを紛失や置き引きされた場合には、本人の過失にあたるため海外旅行保険は適用されません。パスポートを盗難された場合は、海外旅行保険でパスポートを再発行する費用が補償されます。パスポートを紛失したら、すぐに警察と日本大使館に届け出ましょう。

大事なパスポートの紛失に海外旅行保険は使えるの?

海外旅行に行く際には、日本と違って治安が悪い国を訪れる機会も多いです。治安が悪い国を訪れる際に気をつけるべきことは、盗難の被害に遭う可能性があるということです。

日本は治安が良い国なので、日本人は防犯の意識が低いと見られてしまい、スリや強盗といった盗難の被害に遭いやすいです。


バッグの中にパスポートを入れていて、バッグごと盗まれてしまう可能性もあります。また、うっかりパスポートを紛失してしまう場合もあります。そして、パスポートが盗難されたり紛失すると、パスポートの再発行費用が必要になります。


身の回りの物が盗難の被害に遭った場合は、海外旅行保険に加入しておくことで、携行品補償が受けられますが、パスポートの紛失に海外旅行保険は使えるのでしょうか?パスポートと海外旅行保険について説明します。

パスポートの”紛失”や置き引きは、基本的に海外旅行保険が”適用されない”

海外旅行保険では携行品補償が付帯されていますが、パスポートの紛失や置き引きの場合は、海外旅行保険の対象外です。海外旅行保険は故意や過失の場合は適用されないのが一般的です。パスポートの紛失や置き引きは、本人の過失にあたるため補償されません。

パスポートの”盗難”は補償される

紛失や置き引きと違い、パスポートを盗難された場合は本人の過失ではないため、補償の対象です。

パスポートを紛失や置き引きされたにも関わらず、盗難されたものとして海外旅行保険の保険金を請求しようとする人がいますが、保険金の請求には必要書類があるため、嘘の請求はできません。

一回の補償限度額は保険会社によるが、大体5〜10万

パスポートを盗難された場合には、海外旅行保険に付帯されている携行品損害補償が受けられます。携行品損害補償の補償額は保険会社によって違いがありますが、おおよそ5~10万円程度です。


補償される内容は、パスポートの発行手数料、発行のための交通費、再発行までの宿泊費などが補償されます。ただし、補償される内容の全額が補償されるわけではなく、上限が5~10万円程度なので注意が必要です。

パスポートの紛失は海外旅行保険の適用外:大使館に行く前に警察へ!

パスポートの紛失や置き引きは海外旅行保険が適用されません。海外旅行保険が適用されないため、パスポートの再発行にかかる費用はすべて自己負担となります。


海外でパスポートを紛失してしまった場合はどのような手続きが必要なのでしょうか?いざという時に慌てないように、パスポートを紛失した場合の対処法を理解しておきましょう。

現地でのパスポートの再発行に必要なもの

現地でパスポートの再発行をする場合は、パスポート紛失の証明書紛失届出書を作成しなければなりません。


パスポート紛失の証明書は現地の警察署で作成してもらいます。パスポートを紛失したら、まずは警察に行ってパスポートを紛失した事情を説明して、パスポート紛失の証明書を作成してもらいましょう。


紛失届出書は日本大使館に置いてあるので、日本大使館で作成します。紛失届出書を作成したら、紛失届出書とパスポート紛失の証明書、写真、本人確認書を日本大使館に提出します。


日本大使館に紛失届出書の提出が完了したら、紛失したパスポートは失効して悪用できなくなります。パスポートを紛失したら悪用されないように、なるべく早く紛失届出書を提出しましょう。


紛失届出書を提出すると、新しくパスポートを発行するか、帰国するための渡航書を発行するか選択できます。新しくパスポートを発行する場合は、証明写真と戸籍謄本を提出しなければならないので注意しましょう。

他の重要書類も紛失した場合は渡航書に頼ろう!

パスポートを新規で発行する場合は、発行するまでに時間がかかります。そのため、すぐに帰国しなければいけない場合や、新しくパスポートを発行するための書類が用意できない場合には、渡航書を利用して帰国するという方法があります。


ただし、渡航書を申請する際には、免許証など本人確認ができる書類と航空券のコピーも必要です。また、渡航書は1週間から10日程度しか有効期限がないため、帰国と渡航書発行のタイミングを調整しましょう。

まとめ

海外旅行ではスリや強盗の被害に遭うケースが多いです。パスポートを盗難された場合、海外旅行保険に加入していれば、パスポートを再発行するために負担した費用が補償されます。ただし、全額が補償されるわけではなく、上限が5~10万円の場合が多いので注意が必要です。


海外旅行保険が適用されるのは、パスポートを盗難された場合のみです。パスポートを紛失や置き引きされた場合は、海外旅行保険は適用されません。


海外でパスポートを紛失した場合は、パスポートを悪用されるリスクもあるので、すぐに警察と日本大使館に行き、紛失届出書を提出して紛失したパスポートを失効しましょう。


海外旅行に行く際には、盗難の被害に遭わないように防犯意識を持つことが大切です。しかし、万が一盗難された場合に備えて、海外旅行保険に加入しておくと費用の負担が減ります。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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