更新日:2022/12/06

飛行機が遅延したのみでも海外旅行保険で補償が受けられる？

海外旅行保険で航空機遅延費用補償を付帯していれば、飛行機が遅延したのみでかかった食事代や宿泊費用が補償されます。クレジットカードの海外旅行保険にも航空機遅延費用補償が付帯されている場合があります。飛行機が遅延したのみで補償される金額は、おおよそ3万円です。

この記事の監修者

森下浩志

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険（ペット保険を含む）の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

目次を使って気になるところから読みましょう！

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海外旅行保険を利用して”遅延”のみ”備えることはできる？

海外旅行に行く場合は、海外での高額な治療費や賠償責任請求、盗難、死亡などのリスクに備えて、海外旅行保険に加入するのが一般的です。

海外に行く際に、天候の影響などで飛行機が遅延したり運休、欠航してしまうこともあります。飛行機が遅延してしまうと、飛行機が出発できるまで待たなければなりません。

その日のうちに出発できればいいですが、翌日まで遅延してしまうと、宿泊費や食事代が余計にかかってしまいます。また、海外で予約していたサービスなどをキャンセルした場合には、キャンセル料がかかる場合もあります。

海外旅行保険に加入していれば、飛行機の遅延のみでも補償されるのでしょうか？海外旅行保険と遅延のみについて説明します。

海外旅行保険は遅延のみでも”補償を付帯できる”

海外旅行保険には、飛行機が遅延したのみでも補償を付帯できます。

そのため、飛行機が遅延したのみでも海外旅行保険で補償が受けられます。飛行機が遅延したのみでの補償とはどのような補償なのでしょうか？

海外旅行保険に”航空機遅延費用補償特約”を付帯すれば完璧！

飛行機が遅延したのみの費用を補償したいときは、海外旅行保険に航空機遅延費用補償を付帯します。航空機遅延費用補償を付帯することで、飛行機が遅延したのみでかかった費用を補償されます。航空機遅延費用補償では、どのような費用を補償してくれるのでしょうか？

航空機遅延費用補償特約の補償内容

航空機遅延費用補償では、飛行機が遅延したのみで発生した費用が補償されます。補償される内容は保険会社によって違いがありますが、一般的には以下の費用が補償されます。

飛行機が遅延したのみでかかった宿泊費用、食事代、国際電話料、海外でのサービスをキャンセルしたキャンセル料、宿泊施設への交通費など。

このように、飛行機が遅延したのみで発生したさまざまな費用が補償されます。

参考：クレジットカード付帯の海外旅行保険にも特約がついている場合もある

保険会社の海外旅行保険とは別に、クレジットカードを契約していれば無料で利用できる海外旅行保険があります。クレジットカード付帯の海外旅行保険にも、航空機遅延費用補償が付帯している場合もあります。

航空機遅延費用補償が付帯していれば、飛行機が遅延したのみでかかった費用の補償が受けられます。

クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用するためには、持っているだけで利用できる自動付帯と、クレジットカードで飛行機代や電車代を支払うことで利用できる利用付帯のものがあります。利用付帯の場合は、利用条件を満たさなければ海外旅行保険が利用できないので注意が必要です。

クレジットカードを持っている場合は、航空機遅延費用補償が付帯しているか確認しておきましょう。

遅延に対応する”航空機遅延費用補償特約”について知っておくべきこと

航空機遅延費用補償を付帯しておけば、飛行機が遅延したのみでかかった費用が補償されます。しかし、航空機遅延費用補償を利用する場合には、注意しておくべきポイントがあります。航空機遅延費用補償の注意点を説明します。

航空機の遅延や欠航の手配は大体”6時間”が目安

航空機遅延費用補償の対象となるのは、飛行機の遅延や欠航が発生した場合です。飛行機が遅延したのみの場合は、遅延したら補償の対象となるわけではなく、保険会社によって違いはありますが、おおよそ6時間の遅延が発生した場合に補償の対象になります。

遅延した時間によっては、航空機遅延費用補償の対象とならないこともあるので、海外旅行保険に加入する際に、対象となる時間について確認しておきましょう。

多くの保険会社の補償額の設定は”約3万”

航空機遅延費用補償では、飛行機が遅延したのみでかかった費用がすべて補償されるわけではありません。補償額は保険会社によって違いがありますが、航空機遅延費用補償の補償額は3万円程度の場合がほとんどです。

飛行機が遅延したのみでかかった費用が補償されるからといって、高級な食事やホテルに宿泊してしまうと、補償額を超えた費用については自己負担となるので気をつけましょう。

補償されるのは”航空会社の責任のみ”のため、電車遅延などは補償されない

航空機遅延費用補償で補償されるのは、飛行機の遅延や欠航といった航空会社の責任に該当する場合のみです。

電車が遅延したことで飛行機に乗り遅れた場合は補償の対象外なので注意しましょう。また、目的地でテロが起きたり、戦争や地震、噴火、津波の影響で飛行機が遅延や欠航した場合についても、航空会社の責任に該当しないため補償の対象外です。

まとめ

いかかがでしたでしょうか。

海外に行く際に飛行機が遅延や欠航してしまうことがあります。特に格安航空を利用する場合は、遅延や欠航が多いということを理解しておかなければいけません。飛行機が遅延や欠航してしまうと、飛行機が出発するまでの間に食事代や宿泊費用がかかってしまいます。

海外旅行保険に加入していれば、航空機遅延費用補償で飛行機が遅延したのみでもかかった費用が補償されます。

海外旅行に行く前の余計な出費を減らすためにも、海外旅行保険の航空機遅延費用補償を上手に活用しましょう。