更新日:2018/12/22
会社を選ぶだけで一苦労!多種多様な学資保険の目的は歴史にあり
現在では15社の保険会社が学資保険を取り扱っていますが、その学資保険の目的はその会社の歴史に由来します。郵便局から始まったこの歴史にはその発展とともに必要とされることが変わってきたことが大きく関与します。自分に合った学資保険のために歴史を振り返ってみましょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
学資保険の歴史を解説
そこで今回は学資保険というものがどのような目的で作られるように至ったかの歴史を振り返ってみようと思います。
1940年に郵便局から子ども保険が発売される
1940年から1971年という31年の歴史の中には第二次世界大戦も含まれています。戦前教育や戦中教育から戦後教育の転換に際して学資保険というのも変化せざるを得ませんでした。
1971年に郵便局から学資保険が発売され大ヒット
しかし、当時の学資保険というのは高度経済成長の中にありましたから従来通りの学資保険では教育資金を賄うことが難しくなっていたということも事実です。つまり、学校教育が発展してきた歴史の中に学資保険の多様化や充実は欠かせなかったことです。
保険会社によって学資保険の歴史は大きく変わる
多種多様な学資保険が生まれる
歴史が異なることで非常に多くの種類の学資保険が登場します。学資保険という仕組み自体は変えずに加入者の支払い方式の多様化という面が出てきたのです。兄弟や姉妹だと有利になったり、祝い金の設定など非常に細かな方式を加えることで保険会社の歴史は発展していきました。
返戻率が高い学資保険が登場
学資保険の歴史というのはお子さんの教育資金を用意するという役割がありますので、私立の学校に入るお子さんが増え学校教育が高額化していった歴史と準拠するかもしれません。
貯蓄性の高い学資保険はその歴史から特徴づけられていたことであり、子どもの万が一に備えた保険でもあります。そのために返戻率を高くしたり保障内容の多様化が選ばれた歴史は当然だったのでしょう。
現在では15社が学資保険を販売している
それらの保険会社にはそれぞれの歴史があり、重点とする事柄もまちまちです。その中で唯一共通しているのが返戻率です。高い返戻率で顧客を増やし運用できるお金を募るというものですが、多様な学資保険を共有している武器で戦うべきではありませんし、返戻率というものは少し工夫すれば高まってしまうものです。よって、学資保険は返戻率だけで選んではいけない保険なのです。
学資保険の中には小学校、中学校、高校、大学といった節目にまとまった額をそれぞれ貰うタイプもありますし、大学に進学したときにそれから4年間毎月保険金を下してもらうタイプもあります。また契約者である保護者の万が一や加入者であるお子さんの万が一に備えた保障内容もあります。しかし、人間は十人十色でありそれぞれに合った学資保険というものがあります。つまり、将来の自身の状態を鑑みて必要な学資保険を選ばなくてはいけません。
まとめ:学資保険の歴史
今後、日本の教育には無償化という言葉がつけまわりますが、学校の教育だけが教育ではありません。社会で通用するような人材に育てるための教育にどの程度のお金やどのようなお金が必要なのかを考えてみてください。