更新日:2022/05/07
学資保険と子ども保険の違いとは?ポイント・注意点を徹底解説!
学資保険と子ども保険はどちらも子どものための保険ですが一体どんな違いがあるのでしょうか?それぞれの保険の特徴や選ぶ際のポイント、加入する際の注意点などを参考にしながら、目的に合った保険選びができるよう徹底解説していきます。
内容をまとめると
- 学資保険は子どもの学費や教育資金を貯めるための貯蓄型保険
- 子ども保険は医療保険に重点を置く子どもの万が一の時に備える保障重視型保険
- 学資保険も子ども保険も中途解約すると払い込んだ保険料より解約時の返戻金の方が少なくなる
- 学資保険と子ども保険の保障内容をしっかり理解して目的に合った保険選びをすることが重要
- 学資保険や子ども保険に関する悩みはFPへの相談がおすすめ
- マネーキャリアでは経験豊富なFPが無料で相談に乗ってくれる
- 顧客満足度93%のマネーキャリアならオンラインでFPに無料相談ができる!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 学資保険と子ども保険の違いとは?子ども保険の3つの特徴
- 特徴①医療保険に重点を置いている
- 特徴②主に学校内で子ども自身がけがや病気をした場合の保障である
- 特徴③子どもが亡くなってしまった場合は死亡保険金が支払われる
- 学資保険と子ども保険の違いとは?学資保険の2つの特徴
- 特徴①学費の貯蓄に重点を置いている
- 特徴②子ども保険よりも返戻率が高くなる
- 学資保険と子ども保険はどっちがいい?選ぶ際の2つのポイント
- ポイント①子どもの教育費を確実に貯めたい人は学資保険
- ポイント②貯蓄よりも子供の万が一に備えたい人は子ども保険
- 学資保険と子ども保険に加入する際の3つの注意点
- 注意点①保障内容をよく確認する
- 注意点②中途解約はリスクを伴う
- 注意点③医療特約をつけると返戻率が100%を下回る
- まとめ:学資保険や子ども保険の相談はマネーキャリアへ
目次
学資保険と子ども保険の違いとは?子ども保険の3つの特徴
子ども生まれたり成長したりしてくると、子どもの将来のことを考え保険に入っておいた方がいいのではないかと思い始める方も多いのではないでしょうか。
子どもの教育資金を貯めるために生まれてから小学生ごろまでの間によく検討されるのが「学資保険」です。 学資保険とは、子どもの学費や教育資金を貯めるための貯蓄型保険のことをいいます。
もうひとつ、子どものための保険があり「こども保険」といいます。 こども保険とは一般的に、子どもを被保険者とした保険のことをいいます。
こども保険は大きく分けると死亡給付金や入院費などの子どもの万が一に備える保障を重視したものと、子どもにより多くの教育資金を準備できる貯蓄を重視したものに分けることができます。
子どものために保険に入りたいけど、学資保険と子ども保険があってどっちに入ればいいのかわからないという方もいるでしょう。
学資保険とこども保険と聞くとどちらも子どものための保険であることはわかりますが、その違いを理解している人は比較的少ないのではないでしょうか。
子どもが生まれてすぐに子どものための保険を考える親御さんも多いため、学資保険と子ども保険どちらに加入したらよりいいのか選ぶポイントなど気になりますよね。
そこで今回は学資保険とこども保険の違いについて、ポイントや注意点にも触れながら解説していきます。
学資保険とこども保険の共通点は、子どものための保険であるという点です。 こども保険は子どもを被保険者とした保険で、保障を重視したものと貯蓄を重視したものの2つのタイプがあります。
学資保険も子どもの教育資金を貯める保険ですが具体的には何が違うのか、どっちに入ればいいのか迷っている方も多いでしょう。
ここでは、学資保険とこども保険の違いについて、こども保険の3つの特徴に焦点をあてて解説します。
- 医療保険に重点を置いている
- 主に学校内で子ども自身がけがや病気をした場合の保障である
- 子どもが亡くなってしまった場合は死亡保険金が支払われる
特徴①医療保険に重点を置いている
こども保険の特徴として、医療保険に重点を置いている点があります。
これはこども保険の病気やケガ、子どもの万が一の時に備える保障重視型のタイプに分類されます。
医療保険とは、病気やケガで入院や通院をするとき医療費の負担を軽減する制度のことです。 こども保険の保障型は医療保険、生命保険、傷害保険など、目的に応じて種類もさまざまですが、主に医療保険に重点を置いています。
中には子どもが本人がケガをした場合だけでなく、他人にケガを負わせてしまった時に補償される個人賠償責任保険が付いているものもあります。
学資保険は教育資金を貯める保険であるため、医療保険の機能がありません。
契約者である親が万が一死亡した時には保険料払込免除されるなどがありますが、子ども自身に対する医療保険のような保障はないのです。
医療保険に重点を置いていることが学資保険との大きな違いであり、特徴でもあります。
特徴②主に学校内で子ども自身がけがや病気をした場合の保障である
こども保険は医療保険に重点を置いている保険という特徴がありました。
では、こども保険はどういった場合のケガや病気の場合に保障が適用されるのでしょうか。
こども保険が保障してくれる場合は、主に学校内で子ども自身がけがや病気をしたときです。
学資保険との違いは、学資保険は教育資金に関する保障のみなのに対し、こども保険は子ども自身に起きた病気やケガなどの医療的な面も保障してくれるという点です。
具体的にどういったときに保障がされるのかというと、登校中の事故や体育の授業中の熱中症により病院へ運ばれた時などに適用されます。
また、重い病気やケガの場合も子ども保険の適用が可能です。
手術を受けた際には手術保険金が支払われるため、まとまったお金が必要になったときもある程度安心できます。
子ども自身のケガや病気も保障してくれる点が大きな特徴のひとつです。
特徴③子どもが亡くなってしまった場合は死亡保険金が支払われる
こども保険は、子どもが万が一亡くなってしまった場合には死亡保険金が支払われるという特徴があります。
学資保険には契約者の親が亡くなってしまった場合に、保険料の払い込みは不要になり、満期時にもきちんと保険金が支払われるという保障がありました。 こども保険は、子ども自身が万が一亡くなってしまった時に死亡保険金が支払われるため、そこが学資保険との違いであり、大きな特徴でもあります。
万が一こどもが死亡してしまった際には、死亡保険金が被保険者に支払われることになります。
そういった意味では、親のための保障という一面ももっている保険といえます。
学資保険と子ども保険の違いとは?学資保険の2つの特徴
こども保険の特徴は、医療保険に重点を置いている、主に学校内で子ども自身がけがや病気をした場合の保障である、子どもが亡くなってしまった場合は死亡保険金が支払われるというものがありました。
では、子どものための保険として比較されることの多い学資保険はどういった特徴があるのでしょうか。
こども保険と学資保険では、各ご家庭の考え方にもよりますが比較的学資保険を選んで加入している人が多いです。
教育資金を貯める保険といえば、やはり学資保険が定番で人気なんですね。
ここでは、学資保険とこども保険の違いをふまえながら、学資保険の2つの特徴について解説していきます。
- 学費の貯蓄に重点を置いている
- 子ども保険よりも返戻率が高くなる
特徴①学費の貯蓄に重点を置いている
学資保険の一番大きな特徴として、学費の貯蓄に重点を置いているということがあげられます。
学資保険の目的は将来の教育資金を貯めることです。
使用する時期も、一番大きなお金がかかるであろう大学入学などの節目のタイミングに設定するため、17歳・18歳満期や20歳・22歳満期を選ぶ方が多いです。
また、満期時まで毎年祝い金を受け取ることができる学資保険もあるため、入学金だけでなく、毎年の授業料も補うことができるのも大きな特徴です。
子どもの成長に合わせて、一番教育資金が必要なタイミングで祝い金や満期保険金をもらいたいという方に向いている保険ともいえます。
いつまでにどのくらいのお金がいるかハッキリしている場合や、こども保険のように子ども自身に保障ではなく、契約者の親の万が一に備えたい場合は学資保険がおすすめです。
特徴②子ども保険よりも返戻率が高くなる
学資保険は、こども保険よりも返戻率が高くなることが特徴でもあります。 返戻率とは、支払う保険料に対して受け取ることのできる学資金など保険金の割合のことをいいます。
返戻率は下記のように計算することができます。
返戻率(%)=(受け取る保険金の総額÷支払う保険料の総額)×100
返戻率は、100%を超えると、支払う保険料よりも受け取る保険金の方が多くなります。そのため、返戻率が高いほどより有利であるといえるのです。
学資保険は貯蓄に重点を置いている保険のため、満期時に受け取れる金額が多い可能性が比較的高いといえます。 一方子ども保険は医療保険に重点を置いている保険のため、そのかわり満期時に受け取れる保険金が元本割れを起こす可能性が高いといえます。
こども保険が元本割れを起こす可能性が高い理由は、医療保障に重点を置いている保険のため、その分コストがかかってしまうからです。
子どもの教育資金が一番必要な時の満期保険金が元本割れをおこしてしまうなら、返戻率が高くなる可能性が高い学資保険を選ぼうという方が多いのかもしれません。
子どもの教育資金を第一に考えて保険に入るならば、返戻率が高くなる学資保険を選ぶのがおすすめです。
学資保険と子ども保険はどっちがいい?選ぶ際の2つのポイント
学資保険は子どもの教育資金を貯める貯蓄を重点に置いている保険、こども保険は子ども自身のための医療保険に重点を置いている保険という特徴がありました。
では、学資保険とこども保険はどちらと選ぶのがいいのでしょうか。
学資保険とこども保険のどちらに加入すべきか検討する目安に、子どもの年齢があります。
子どもの教育資金を子どもが生まれた時からコツコツ貯めていきたいという考えであれば、学資保険を選ぶことになります。加入する時期が早ければ早いほど、遅く始めるよりも保険料も安く、確実に必要な額の教育資金を積み立てることができるからです。
子どもが幼稚園や小学校に入る時期になると、登校時や学校でのケガが心配になってきます。そういった時は医療保険がしっかり保障されるこども保険を検討するといいでしょう。
さらにここでは、貯蓄性と保障性を考えて学資保険とこども保険はどっちがいいのかを解説していきます。
- 子どもの教育費を確実に貯めたい人は学資保険
- 貯蓄よりも子供の万が一に備えたい人は子ども保険
ポイント①子どもの教育費を確実に貯めたい人は学資保険
子どもの教育資金を確実に貯めたい人は学資保険を選ぶといいでしょう。
学資保険に加入したい方の理由としては、子どもの大学進学時のためなどに教育資金を確実に貯めたい、契約者である親に万が一のことがあっても教育資金だけは確実に確保したいというものが多いです。
その場合は、教育資金を確実に貯めることができるシンプルな学資保険が合っています。
また、ただ貯蓄されるだけではなく、返戻率が高くなると支払った保険料より多くの保険料を受け取ることができます。
毎年祝い金を受け取ることができる保険のプランもあるため、教育資金に特化した保険を選ぶのであれば学資保険がおすすめです。
ポイント②貯蓄よりも子供の万が一に備えたい人は子ども保険
貯蓄よりも子どもの万が一に備えたい人はこども保険を選ぶのがいいでしょう。 こども保険に加入したいという人の理由としては、保障と貯蓄どちらも叶えたい、子どもの万が一のために子ども自身の医療保険も保障されるのがいいというものが多くあります。
子どもが幼稚園、小学校と年齢が上がるにつれ、学校内や登校中などほ親の目に届かないところでのケガが増えてくる場合があります。
そういった場合に備えるには、子どもの万が一のケガや病気の保障が充実しているこども保険が合っています。
こども保険は医療保険に重点を置いた保険ですが、他にも子どもが入学した時に祝い金なども受け取ることができます。しかしあくまで医療保険がメインの保険のため、サブ的なものとして考えるようにしましょう。
学資保険と子ども保険に加入する際の3つの注意点
学資保険とこども保険の加入を検討する際には、2つの保険の具体的な内容をしっかり理解して決める必要があります。
子どもの大学入学資金のために貯蓄をメインにしたい場合、こども保険に加入してしまうとその目的からははずれた保険選びになってしまいます。
また、学資保険とこども保険に加入する際、注意しておきたいポイントもあります。
それぞれの保険のリスクや保障内容を詳しく理解することで、より目的に合った保険選びに役立ちます。
ここでは、学資保険とこども保険に加入する際の3つの注意点について解説していきます。
- 保障内容をよく確認する
- 中途解約はリスクを伴う
- 医療特約をつけると返戻率が100%を下回る
注意点①保障内容をよく確認する
学資保険とこども保険に加入する際の注意点1つ目は、保障内容をよく確認するということです。
学資保険とこども保険の保障の主な内容は下記になります。
- 親などの契約者の万が一の時に備えた保険料払込免除や養育年金
- 子どもの病気やケガに備える医療保障
- 子どもの万が一の時に備える死亡保障
学資保険とこども保険を検討する際には保障内容を確認するとともに、入る時期やいつまでにいくら必要なのか、誰に保障が必要なのかも考えて検討しましょう。
注意点②中途解約はリスクを伴う
学資保険とこども保険に加入する際の注意点2つ目は、中途解約はリスクを伴うという点です。
学資保険とこども保険は中途解約をすることが可能です。
中途解約の理由には、今すぐにまとまったお金が必要になった、保険料を今まで通り払い続けられなくなった、他の保険に乗り換えしたいなどの理由があります。
中途解約すればお金は戻ってきますが、加入後に短期間で解約すると、払い込んだ保険料より解約時の返戻金が少なくなってしまいます。
このように中途解約はリスクを伴うため、保険料は払い続けられる金額か確認し、無理のない金額を設定することが大切になります。
注意点③医療特約をつけると返戻率が100%を下回る
学資保険とこども保険に加入する際の注意点3つ目は、医療保険特約をつけると返戻率が100%を下回ってしまうという点です。
医療保険特約とはいわゆるオプションの保障のことをいい、医療保険特約を付けることで保障を手厚くできますが、その分保険料が高くなります。
子どもの教育資金を貯めることをメインにしたいけど、医療保険も付けるか迷っているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、医療特約を付けると保険料の返戻率が 100% より下回ってしまう可能性が高くなります。
返戻率が100%を下回るということは、払い込んだ保険料より受け取る保険料の方が少なるといういわゆる元本割れの状態を起こしてしまうということです。子どものためにお金を貯めているのに戻ってくるお金が少なくなってしまっては損のように感じてしまいますよね。
返戻率が気になる場合には、オプションとして医療特約をつけるのではなく、単独の医療保険を検討するといいでしょう。そうすることで返戻率が低くなることは防ぐことができます。
まとめ:学資保険や子ども保険の相談はマネーキャリアへ
今回は、学資保険とこども保険の加入を検討している方に向けて、その違いや検討する時のポイント、注意点などを紹介してきました。
学資保険は子どもの教育資金を貯めるための貯蓄型保険、こども保険は医療保険に重点を置いた保障型保険です。学資保険とこども保険どちらかの加入で迷われている場合は、両方の保険の保障内容をしっかりと理解し、目的に合った保険を選ぶことが大切です。
学資保険やこども保険の加入、子どものための保険などについて疑問や不安がある人は、マネーキャリアの無料相談を利用するのがおすすめです。
マネーキャリアでは、保険に関するお悩みをプロに時間や場所を選ばずオンラインで何度でも相談ができます。
LINE経由で簡単に予約もできるため、ぜひマネーキャリアに最適な教育資金の準備方法について相談してみましょう。
▼この記事を読んで欲しい人