病気だけじゃない!交通事故の時にも生命保険が使えるって本当?

交通事故にあった場合、損害保険の部分から保険金がおりるっていうのはみなさんご存知かと思いますが、ご加入の生命保険からも条件をクリアしていれば給付金がおります。それでは交通事故による生命保険の役割についてみていきましょう。

交通事故による怪我でも生命保険はおりる?

自転車やオートバイ、車に乗っていて交通事故に合ってしまったとき、一番に考えられるのが損害保険の部分なのではないでしょうか。

もちろん自分が事故に合ってしまった場合は、相手からの損害保険から治療費などが給付されますが、ご自身の加入している生命保険からも給付金が出ることを覚えておきましょう。


今回は事故に合ったとき、ご自身の生命保険のどの部分から給付金がおりるかということをご紹介していきたいと思います。


生命保険は亡くなった時、病気で入院した時に出るものと考えがちいですが、事故によるけがでもきちんと条件をクリアしていれば給付されるものです。


せっかく毎月保険料を払っているものですので、病気だけでなくけがについても知識があるといいと思います。給付金の対象となる治療や入院をしたのに、まさかけがで出ると思わなくて請求をし忘れていては、生命保険に入っている意味もなくなってしまいますものね。


賠償金や自動車保険とは関係なく生命保険はおりる


事故を起こした相手からの保険で給付金が下りたとしても、ご自身の生命保険の給付金とは別になります。つまり別々で請求をするわけです。



交通事故のときに助かる生命保険の特約

それでは交通事故に合った場合、生命保険の特約の中でどの部分から給付金がでることになるのかを一つ一つ詳しく見ていきましょう。


まず大前提として、生命保険金というのは、病気だけでなく不慮の事故による死亡においても保険金がでることを覚えておきましょう。

災害入院特約

災害入院特約というのは、事故などで病院に入院した場合に1日あたりいくらという給付金がでるものです。

多くの場合、病気になって入院した時の1日あたりの金額と同額に設定されていることが多いですね。


1日あたり5,000円や1万円など、入院給付金については自分で選ぶことができるものが多いので、毎月の保険料を確認しながら設定をしてみましょう。


災害割増特約

災害割増特約というのは、地震などの災害だけでなく不慮の事故によって、契約者が不慮の事故などで亡くなった時に死亡保険金に特約として上乗せされるものです。

例えば保険金3,000万円の保障に入っていたとして、災害割増特約を、1,000万円つけていた場合を見てみましょう。


病気死亡による場合は3,000万円の保険金がおりますが、不慮の事故に合って亡くなった場合は4,000万円の保険金がおりるというしくみです。

この災害割増特約もご自身でいくらというものが設定できることが多いです。


例えば病気にかかって亡くなった場合、ご家族が病気を知ることで治療などの何らかの対策ができるとします。

しかしながら、交通事故などの不慮の事故は一般的には予測しにくいこともあり、急なもしものための保険としてつけておいてもよいかもしれませんね。


この災害割増特約というのは、突発的な事故による死亡のみでおりる保険金のため、普通の定期保険よりも保険料が安くなっているのが特徴です。


保障は大きく欲しいけれども、通常の定期保険に加入すると保険料が高くなってしまい加入が難しくなってしまう、と考える方には必要保障額を補てんするものとして加入することをおすすめします。


先ほど500万円の災害割増特約をつける方法をご紹介しましたが、この金額の範囲は5,000万円までが上限となっている保険会社が多いので、設定金額の選択肢は増えますね。

傷害特約

障害特約というのは、先にご紹介した災害割増特約とおなじような保障内容になっています。

例えば不慮の事故によって死亡した場合、または高度障害状態になった場合に保険金に上乗せして支払われるものです。


ただ一か所違う点と言えば、障害特約をつけていると、死亡・高度障害状態だけでなく、さらに保険会社の定める所定の状態になった場合に保険金が下りるというものです。この基準に関しては保険会社によって違いますので、いろいろと比べてみる必要があります。


この保障の大事な点と言えば、例えば交通事故などで、高度障害状態には該当しないけれども障害が残った場合に支払われるということです。


退院できたとしても、ご家族の介護が必要であったり、自宅を改装することになった場合、そして今まで通りお仕事が出来なくなった場合の収入を補てんするものとして考えることができるのです。


ただし、災害割増特約とちがってこの傷害特約は上限が1,000万円の会社が多いので、設定する際はその中で考えるようにしたほうがよさそうですね。


特定損傷特約

交通事故などで骨折、もしくは脱臼などが起こった場合、一時金としておりるものです。

これは交通事故のみならず普段の生活で骨折や脱臼の場合もおりるものです。

一時金として5万円、10万円などを設定することができます。

交通事故で入院・通院した場合の注意点

交通事故で入院もしくは通院した場合は、ご自身の生命保険からどのような場合に給付金が下りるのかを確認する必要があります。

加入している保険の通院保障の支給条件を確認すること



通院保障に関しては、事故にあって入院をせずに病院で治療するだけでは保障されないこともあります。


例えばA社では、通院保障の支払い条件として

・入院したあとの通院で、退院した日から数えて120日以内の通院であること

・入院をした怪我が原因で通院をした場合


このケースを考えると、事故による怪我が原因で病院へ入院した後の通院でしか給付金が下りないと考えられます。

5日未満の入院は生命保険の入院保障がおりない場合が多い

そして入院に関するところですが、保険会社や共済によっては5日未満の入院に関しては入院給付金が下りないところもありますので、約款などで確認が必要です。


会社によっては日帰り入院なども保障してくれるケースもありますので、どんな場合にどの特約から給付金がおりるのかを見てみることが大事ですね。

自動車保険と生命保険の保障が被っている場合

それぞれの保険から保障がおりる

交通事故に合った場合、例えば損害保険の範囲である自動車保険と生命保険の分野である生命保険の両方からそれぞれ給付金がおりることになっています。

保険料が高くなるので、片方の保障で十分

もちろん両方に加入している場合、両方の保険料を払う必要がありますので、保険料の負担が毎月かかってきますね。

例えば自動車保険に加入している方は、生命保険の特約の部分では特に事故に関する保障はそれほど厚くしなくてもよいかもしれませんね。


ただ事故の相手が自動車ではなく、保険に加入していない自転車だった場合などは相手の損害保険からは請求することができませんので、注意しましょう。

まとめ

今回は交通事故によるけがをした時の生命保険の役割についてご紹介をしました。交通事故による場合は損害保険だけではなく、生命保険からも給付金がおりることがわかりましたね。


そして、加入している特約によっては、入院の場合の治療だけでなく骨折や脱臼などにも対応していることがあったかと思います。その時に注意しなければならないのは、例えば入院をせずに通院だけで治療をした場合は通院の給付金がおりないケースもあります。


それぞれ特約については保険料も別途かかってきますので、ご自身加入しているその他の保険についても内容を確認して、できるだけ重複しないように加入をすることも大事だと思います。




この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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