更新日:2023/12/28
ファイナンシャルプランナーに相談する前に必要な準備と持ち物を解説!
ファイナンシャルプランナーに相談できる時間は限られています。そのため、ファイナンシャルプランナーに相談する前に準備を行うことで、スムーズな相談が可能です。本記事ではファイナンシャルプランナーに相談する前に必要な準備や持ち物を解説します。
内容をまとめると
- ファイナンシャルプランナーに相談する前に必要な持ち物は相談内容により異なる
- ファイナンシャルプランナーに相談する前に相談内容や目的を明確にする
- ファイナンシャルプランナーへの相談ではヒアリングを通して分析・評価を行いライフプランを作成する
- ファイナンシャルプランナーへの相談なら、マネーキャリアがおすすめ!
- マネーキャリアならお金のプロに無料相談ができる
- 予約から面談まで全てオンラインだから、スマホひとつで利用可能
目次を使って気になるところから読みましょう!
- FPに相談する前に必要な持ち物を相談内容別にまとめ!
- ①家計相談に必要な持ち物
- ②住宅ローンに関する相談で必要な持ち物
- ③老後の家計や年金の相談に必要な持ち物
- ④保険相談に必要な持ち物
- ⑤お金全般に関する相談に必要な持ち物
- 気軽に相談したいならまずはマネーキャリアで相談するのがおすすめ!
- FP相談をスムーズに行うための事前準備は5つ!
- ①資産状況と収支の把握しておく
- ②自分の理想なライフプランを考えておく
- ③質問する内容を事前にまとめておく
- ④事前に指定されているものがあれば共有しておく
- ⑤相談内容に関連するようなことをある程度予習する
- 【注意】会計士や税理士などが専門の相談内容はFPに相談できない!
- FP相談をするべきベストタイミング
- ①ライフイベントが起きたとき
- ②お金やライフプランについて不安になったとき
- FP相談の主な流れは4STEP
- STEP①FPによるヒアリング
- STEP②ヒアリング内容の分析・評価
- STEP③ライフプラン作成
- STEP④ライフプランを実現するための具体的な方法
- ほけんROOM編集部おすすめのFPの選び方
- 【参考①】FP相談の実例を紹介!
- 【参考②】独立系FPと企業形FPの違い
- FPに相談する前の準備と持ち物に関するまとめ
目次
FPに相談する前に必要な持ち物を相談内容別にまとめ!
ファイナンシャルプランナーに相談する前には、相談内容に合った持ち物を準備しましょう。
何も準備しなくても相談はできますが、表面的なアドバイスしかできない可能性があります。
しかし事前に準備をすることで、より深く的確なアドバイスが可能です。
本章では、ファイナンシャルプランナーに相談する前に必要な持ち物を、以下の相談内容別に解説します。
- 家計
- 住宅ローン
- 老後の家計や年金
- 保険
- お金全般
ファイナンシャルプランナーへの相談をより充実させるためにも、事前に必要なものを揃えましょう。
また、以下の記事ではオンラインで相談できるおすすめFP相談窓口31社を無料・有料別に紹介しています!
満足いくFP相談を行うためには自分に合った相談先を見つけることが大切です。多くのFP相談先を比較して検討したい方はぜひご覧ください。
①家計相談に必要な持ち物
家計についてファイナンシャルプランナーに相談する前には、以下のような持ち物を準備しましょう。
- 家計簿
- 源泉徴収票
- 預貯金の明細
ファイナンシャルプランナーへの家計相談では、家計簿で支出を、源泉徴収票で収入を把握します。
預貯金の明細は、主に家庭の資産状況の確認が目的です。
この他にもローンの情報や資産運用の情報など、必要に応じて準備してください。
こうした情報の中から、無駄な支出はないか、活用できる控除はないかなどを確認します。
しかし、中には家計簿を付けていないなどの理由から、準備が難しい場合もありますよね。
持ち物は上記で挙げたものに限らず、収支の確認できるものであればなんでも構いません。
例えば日本FP協会では「家計の収支確認表」を配布しています。
このように家計の状況をリストアップするだけでも、何も準備していないよりも相談がスムーズです。
また、リストアップしていくうちに、自分でも問題点が見えてくるかもしれません。
家計についてファイナンシャルプランナーに相談する前には、収入と支出の流れがわかる持ち物を準備しましょう。
②住宅ローンに関する相談で必要な持ち物
住宅ローンについてファイナンシャルプランナーに相談する前に準備すべきものは、住宅の購入が決まっているか否かで異なります。
共通して必要な持ち物は以下の通りです。
- 家計簿
- 通帳
- 毎月の支出明細書
- ねんきん定期便
- 生命保険証券
購入が決まっていない場合は、上記の持ち物に加えて以下の持ち物を準備しましょう。
- 利用中のローンの残高証明
- 会社員の場合:源泉徴収票・住民税決定通知書
- 自営業の場合:過去3年分の確定申告書・決算書
続いて、購入が決まっている場合の持ち物は以下の通りです。
- 不動産のリーフレット・小冊子
- 不動産図面
- 重要事項説明書(署名前でも可)
- 売買契約書(署名前でも可)
ファイナンシャルプランナーへの相談は、家計と合わせてローン返済をしたい人に向いています。
そのため上記のような持ち物を準備することで、無理のない返済方法などのアドバイスが可能です。
購入が決まっていない場合は、ローンが組めるかどうかや、借入額の目安を確認するため、ローンの残高証明や源泉徴収票などを準備してください。
住宅ローンについてファイナンシャルプランナーに相談する前には、住宅の購入状況に合わせた持ち物を準備しましょう。
③老後の家計や年金の相談に必要な持ち物
老後の家計や年金についてについてファイナンシャルプランナーに相談する前には、以下のような持ち物を準備しましょう。
- 年金のお知らせ(ねんきん定期便など)
- 個人年金保険、その他積立保険の証券
- 預貯金の明細
- 資産状況がわかるもの(株式・不動産など)
老後についてファイナンシャルプランナーに相談するときは、主に老後に向けた資産形成について話します。
老後を迎えるにあたって十分な資産はあるか、どうしたらお金が増やせるかといった内容が中心です。
老後は健康リスクが高まるため、介護や医療などにお金がかかります。
介護や医療が家計を圧迫すると、充実した老後が送れなくなるかもしれません。
セカンドライフを満喫するためにも、余裕のある資産形成が重要です。
ファイナンシャルプランナーに相談する前に、老後に向けて備えている資金や現在の資産状況がわかるものを準備しておくことで、経済状況やライフプランに合わせたアドバイスが受けられます。
具体的なアドバイスを受けるためにも、事前にできる限りの準備をしておきましょう。
④保険相談に必要な持ち物
保険についてファイナンシャルプランナーに相談する前には、以下のような持ち物を準備しましょう。
- 加入している生命保険の保険証券
- 健康診断の結果
保険証券には、保障内容や保険金の受取人といった、契約内容が記載された書類です。
ファイナンシャルプランナーへの保険相談では、契約内容に不備がないか、安い保険に変更できないかなどの相談をします。
生命保険に加入中の人は、現在加入している生命保険の契約内容がわかる、保険証券を持参しましょう。
生命保険は健康状態によって、加入できる保険と加入できない保険があります。
そのため、健康状態が非常に重要です。
健康診断の結果が手元にある人は、健康診断の結果も持参しましょう。
健康診断の結果があれば、健康状態が分かった上で保険相談ができるため、商品の絞り込みがスムーズにできます。
いざ加入しようと思った時に、健康状態を理由に断られないためにも、できる限り健康診断の結果を持参することがおすすめです。
保険についてファイナンシャルプランナーに相談する前には、現在加入中の生命保険の契約内容や、健康状態のわかるものを準備しましょう。
⑤お金全般に関する相談に必要な持ち物
お金全般についてファイナンシャルプランナーに相談する前には、以下のような持ち物を準備しましょう。
- 家計簿
- 源泉徴収票
- 預貯金の明細
ファイナンシャルプランナーへの相談は、相談内容が明確でなくても問題ありません。
お金に関する知識がない場合、何が問題なのか、何を改善したいのかなどが、うまく言語化できない人もいることでしょう。
ファイナンシャルプランナーはお金のプロです。
準備した家計の状況を見ながら、改善点やよりよい将来を迎えるためのアドバイスができます。
- なんとなく将来が不安
- 将来のために何をすべきかわからない
そんな漠然とした不安や疑問でも、お気軽にご相談ください。
お金のプロがお金に関する問題点を探しながら、無理のない解決方法をアドバイスします。
問題点を明確にするためにも、お金全般についてファイナンシャルプランナーに相談する前には、家計の状況がわかるものを準備しましょう。
気軽に相談したいならまずはマネーキャリアで相談するのがおすすめ!
ファイナンシャルプランナーに相談する前には、相談内容に合った持ち物を準備することが大切です。
しかし中には、書類を持ち歩くのに抵抗のある人や、持ち物の準備が難しい人もいるかもしれません。
また、相談に時間が取りづらい人や、できるだけ外出は控えたい人もいることでしょう。
そんな人はぜひマネーキャリアへご相談ください。
ひとりひとりの悩みや経済状況などに合わせ、お金のプロが適切なアドバイスをします。
もちろん、漠然とした相談でも、持ち物が準備できなくても問題ありません。
マネーキャリアは予約から面談まで全てオンラインです。
パソコンやスマホなど、通話のできるものだけ準備すれば利用可能です。
希望があれば対面での相談もできます。
相談は納得がいくまで何度でも無料です。
お金に関する悩みや不安がある人は、ぜひお気軽にマネーキャリアへご相談ください。
また、以下の記事ではマネーキャリア以外の無料・有料FP相談窓口を紹介しているので気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
FP相談をスムーズに行うための事前準備は5つ!
ファイナンシャルプランナーに相談する前に必要なのは、持ち物の準備だけではありません。
相談内容をまとめたり、相談内容について調べたりすることも大切です。
事前準備に取り組むことで、相談内容や目的を明確になり、相談がスムーズにできます。
ファイナンシャルプランナーへの相談をスムーズに行うために必要な事前準備は以下の5つです。
- 資産状況と収支の把握しておく
- 自分の理想なライフプランを考えておく
- 質問する内容を事前にまとめておく
- 事前に指定されているものがあれば共有しておく
- 相談内容に関連するようなことをある程度予習する
事前準備を万全にして、より充実した相談にしましょう。
①資産状況と収支の把握しておく
ファイナンシャルプランナーに相談する前に、資産状況と収支の把握をしておきましょう。
一般的にファイナンシャルプランナーへの相談では、資産や収支の情報をもとに保険の提案や資金計画のアドバイスなどを行います。
事前に資産状況と収支を把握しておけば、よりスムーズな提案が可能です。
以下の計算方法であれば、大まかな資産状況が算出できます。
残高の合計金額 - 1年前の残高の合計金額
残高の合計額は、保有する全ての口座の合計額です。
また、収支については以下の内容をまとめましょう。
内訳 | |
---|---|
収入 | 手取り年収 ボーナスの手取り 給与以外の収入(副業など) |
支出 | 家賃(持ち家の場合はローンの返済額) 水道光熱費 食費 消耗品費 通信費 保険料 |
もちろん日頃から家計簿を付けて、収支を把握していることが理想的です。
しかし、家計簿を付ける習慣のない人は、上記の方法で大体の収支を把握してください。
資産状況や収支を把握することで、抱えている家計の問題点などが見えてくることでしょう。
②自分の理想なライフプランを考えておく
ファイナンシャルプランナーに相談する前に、自分の理想的なライフプランを考えておきましょう。
ライフプランとは、直訳すると人生計画のことです。
人生の中で起きる大きなライフイベントを踏まえ、お金が必要になるタイミングや資金計画を考えることを指します。
主なライフイベントは以下の通りです。
- 結婚
- 出産
- 子育て
- 子供の独立
- 老後
そうは言っても、どのようにライフプランを立てたら良いかわからないという人も多いでしょう。
日本FP協会が配布している「ライフイベント表」であれば、簡単にライフプランを作成できます。
どのように作成したら良いかわからない人は、活用してみてください。
もちろん、ライフプランはファイナンシャルプランナーと相談した上で考えることもできます。
しかし、ファイナンシャルプランナーに相談する前に考えておくことで、将来に向けて必要な資金やそのタイミング、相談すべき点が明確になるでしょう。
③質問する内容を事前にまとめておく
質問する内容は、事前にまとめておくことをおすすめします。
聞きたい内容を考えずにファイナンシャルプランナーに相談をすると、結局何が知りたかったのか、何が自分にとって有益な情報だったのか、わからなくなることがあります。
特にファイナンシャルプランナーに初めて相談する場合は、新しい情報が沢山入ってくることでしょう。
相談内容が整理されていないと情報が渋滞してしまい、なかなか頭に入ってこない可能性があります。
また、本来の目的とは異なる方向に進んでしまうかもしれません。
せっかく相談へ行ったのに、欲しい情報が得られないのはもったいないですよね。
あらかじめ質問内容をまとめておけば、目的に沿った相談ができます。
そのため、ファイナンシャルプランナーに相談する前には、質問内容や相談の目的をまとめて整理することが大切です。
- 何が知りたいのか
- どんなことを聞きたいのか
などを箇条書きでまとめたメモを準備しておきましょう。
④事前に指定されているものがあれば共有しておく
前の章では必要な持ち物を紹介しましたが、必要なものは担当するファイナンシャルプランナーによって異なる可能性があります。
そのため、事前に指定されている持ち物があれば共有してください。
持ち物に過不足がなければ、よりスムーズに相談が進むことでしょう。
また、相談するファイナンシャルプランナーによっては、
- 現状確認シート
- 質問票
などの記入を事前に求められる場合があります。
これらは相談者の現状や相談内容を知るためのものです。
担当のファイナンシャルプランナーが素早く現状の把握をできるのはもちろん、相談者にとっても質問内容を整理するのに役立ちます。
そのため、できるだけ詳細に記入して現状や相談内容を記入しておきましょう。
しかしお金に関する知識がない場合は、全てを記入するのは難しいと思います。
その場合はもちろん空欄で構いません。
記入する項目にわからない点があれば、相談当日に確認しましょう。
⑤相談内容に関連するようなことをある程度予習する
ファイナンシャルプランナーに相談する場合、専門用語が使われることがあるかもしれません。
もちろん専門用語を使わない説明が望ましいですし、多くのファイナンシャルプランナーが噛み砕いて説明するよう努力しています。
しかし説明の都合上、どうしても使う必要のある場面が出てくる可能性があります。
そのため、ファイナンシャルプランナーに相談する前に、相談内容に関連するようなことを、事前にある程度予習することがおすすめです。
事前に予習しておくと、次のようなメリットがあります。
- ファイナンシャルプランナーが話している内容が、より深く理解できる
- わからない用語が出るたびに、説明が止まることがなくなる
- より具体的で、深い相談ができる
相談内容に関連のありそうな記事を、ネットなどで検索して読むだけでも十分意味はあります。
ほけんROOMでは保険やお金に関する記事を多数掲載しているため、ファイナンシャルプランナーに相談する前に、ぜひ相談内容に合う記事を探してみてください。
【注意】会計士や税理士などが専門の相談内容はFPに相談できない!
ファイナンシャルプランナーはお金に関する専門家です。
そのため、家計や保険などお金全般に関する相談ができます。
しかしファイナンシャルプランナーが提案できる範囲は、あくまでも一般論までです。
より専門性の高い内容に関しては、それぞれの専門家しか提案できません。
ファイナンシャルプランナーにできないことの例は以下の通りです。
- 確定申告書の作成
- 納税額の計算
- 遺言書の作成
- 顧客の資産運用
このような専門性の高い相談に関しては、税理士や会計士、弁護士などへの相談が必要です。
ファイナンシャルプランナーは、税制の仕組みや効率的な貯蓄方法などについての説明ならできます。
しかし、上記で挙げたような専門領域に踏み込むことはできません。
相談したかった内容がファイナンシャルプランナーの範囲外だったということがないように、事前に相談できる範囲を確認しておきましょう。
その他に注意すべき点を知りたい人は、下記関連記事も合わせてご覧ください。
FP相談をするべきベストタイミング
ファイナンシャルプランナーに相談したことがない人は、どのようなタイミングで相談に行けば良いかわからないと思います。
基本的には思い立ったときに行って構いません。
しかしファイナンシャルプランナーへの相談には、ベストなタイミングがあります。
相談をするべきベストタイミングは以下の通りです。
- ライフイベントが起きたとき
- お金やライフプランについて不安になったとき
本章では上記それぞれのタイミングについて解説します。
いずれかに当てはまっている人は、ぜひ相談を検討してみてください。
①ライフイベントが起きたとき
大きなライフイベントが起きたときは、ファイナンシャルプランナーへ相談する良いタイミングです。
ライフイベントと、それに応じた相談内容の一例は以下の通りです。
相談内容 | |
---|---|
結婚 | 結婚費用 夫婦のライフプラン |
出産 | 子供の教育資金 |
住宅の購入 | 購入資金の計画 住宅ローン |
子供の独立 | 老後の生活費 |
老後 | 介護費用 相続 |
大きなライフイベントが発生した後は、その後の生活が大きく変わる可能性があるため、資金計画や家計の見直しを行うことが重要です。
そのため、このようなライフイベントをひとつのきっかけとして、ファイナンシャルプランナーへの相談を検討しましょう。
ファイナンシャルプランナーに相談することにより、ライフイベントに応じた資金計画や、現在の生活スタイルに合った保険や家計へのアドバイスなどが受けられます。
結婚や出産などのライフイベントがあった人は、ぜひ一度ファイナンシャルプランナーに相談してみてください。
②お金やライフプランについて不安になったとき
お金やライフプランについて不安になったときも、ファイナンシャルプランナーに相談するタイミングのひとつです。
生きていく上で、家計や老後の資金などの不安は付きものでしょう。
- 老後の生活が不安
- どのように生活設計を立てれば良いかわからない
そんなお金やライフプランへの不安は、早めに解消することが大切です。
解消を後回しにしていると、気付いたら手遅れになる可能性があります。
不安な点は明確に言語化できなくても問題ありません。
たとえ漠然とした不安であっても、ファイナンシャルプランナーは与えられた情報をもとに問題点や課題を探し、解決に向けたアドバイスができます。
そのため、なんとなくお金や今後のライフプランについて不安になったら、気軽にファイナンシャルプランナーへ相談してみましょう。
FP相談の主な流れは4STEP
ファイナンシャルプランナーへの相談では、具体的に何をするのでしょうか。
基本的には以下の4STEPです。
- ファイナンシャルプランナーによるヒアリング
- ヒアリング内容の分析・評価
- ライフプラン作成
- ライフプランを実現するための具体的な方法
このとき、本記事で挙げた持ち物の持参や事前準備を行っておくと、相談がスムーズをスムーズに進めることが可能です。
本章では上記のSTEPについて、それぞれ解説します。
STEP①FPによるヒアリング
最初に、ファイナンシャルプランナーによるヒアリングが行われます。
ヒアリングで聞かれる基本的な内容は以下の通りです。
- 収入・支出の状況
- 資産状況(貯蓄、株式、不動産など)
このとき、家計簿や通帳などがあると、状況な把握がスムーズにできます。
子供の進学や住宅の購入など、大きな支出が控えている場合は、このことも合わせて伝えましょう。
また、この他に悩みや目標なども聞かれます。
- 定年退職までに2,000万円準備したい
- 自分の経済状況やライフスタイルに合った保険に入りたい
- どのような資産運用方法があるか知りたい
このような事前準備でまとめた質問内容のメモをもとに、何が聞きたいのか、どうしたいのかを伝えましょう。
もちろん、ファイナンシャルプランナーと相談しながら、目標を決めていっても構いません。
なお、このヒアリングは事前に質問票などの記入がある場合は、簡単な事実確認などで終わる可能性があります。
STEP②ヒアリング内容の分析・評価
次に、STEP①で聞いた収支や資産状況、目標といったヒアリング内容の分析・評価を行います。
目標実現のためには、まず自分がどの立ち位置にいるのかわからないと、何から始めたら良いかわかりませんよね。
スタートラインを明確にする意味で、この分析・評価は非常に重要です。
ヒアリング内容の分析・評価では、以下のような点を専門家の視点で検証します。
- 支出に無駄はないか
- 現在の家計状況で目標は実現できるか
- 現状のまま進むと将来的にどうなるのか
ファイナンシャルプランナーからの分析・評価を聞く中で、問題点や課題が見えてくるはずです。
新しい気づきがあれば、その都度メモを取っておくと良いでしょう。
このとき、疑問やわからないことがあれば、遠慮なく聞いてください。
ここでしっかりと現状を受け止めることが、次にライフプランを作成する上で非常に重要です。
自分は今どのような状況にいて、何が問題なのかを冷静に受け止めましょう。
STEP③ライフプラン作成
続いて、ライフプランの作成を行います。
STEP2で挙げた問題点の改善は、一過性ではなく継続的に行えることが重要です。
そのため、ファイナンシャルプランナーが提案する改善方法や、相談者の意見をすり合わせながら、納得のできるライフプランを作成しましょう。
ライフプラン作成で用いられる主なツールは以下の通りです。
内容 | |
---|---|
ライフイベント表 | ライフイベントに応じて必要な資金を、時系列でまとめた表 |
キャッシュフロー表 | 現在の収支状況とライフイベント表をもとに、将来の収支状況と貯蓄残高の推移をまとめた表 |
個人バランスシート | 一定時点での資産・負債の状況を示す表 |
継続的に改善をしていくためには、ストレスのないプランを立てる必要があります。
そのためファイナンシャルプランナーの意見だけを通すのではなく、個人の価値観も大切にしてください。
ライフプラン作成では自分からも意見を出して、実行しやすい環境を作りましょう。
STEP④ライフプランを実現するための具体的な方法
最後に、ライフプランを実現するための具体的な方法を提示します。
ファイナンシャルプランナーに相談したからといって、ライフプラン通りに行動しようと思っても、100%上手くいくとは限りません。
そのため確実に実行するためには、ファイナンシャルプランナーから具体的な方法のアドバイスなどが必要になることでしょう。
主な例としては、以下のような内容が挙げられます。
- 家計の見直し
- 保険の見直し
- 相続対策
その際、必要に応じて専門家の紹介などを行う場合もあります。
経済情勢は日々変化していますし、ライフイベントがあれば状況が大きく変わる可能性が高いです。
そのため、ライフプランを叶えるためには、定期的にプランを見直すことをおすすめします。
結婚や出産など近況に大きな変化があるタイミングでは、ファイナンシャルプランナーに相談をしましょう。
ほけんROOM編集部おすすめのFPの選び方
良いファイナンシャルプランナーを探す際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 相談者のために多くの時間を割いてくれる
- 相談者個人の問題を把握し、解決方法のアドバイスをくれる
- 相談者の立場に立った上で相談に乗ってくれる
- ライフプランや提案書に関し、しっかり説明してくれる
- 相談後もライフプラン実現に向けたアドバイスをくれる
お金の相談では一般論も大事ですが、一般論が相談者個人の抱える問題に合っているとは限りません。
そのため、相談者の立場からのアドバイスをしてもらうことが大切です。
最初にアドバイスをしてそれっきりでは、目標とするライフプランが実現できないかもしれません。
相談後も定期的にアドバイスが受けられれば、より着実に目標の実現へと近づけることでしょう。
したがって、相談者に対してより多くの時間を割いて、親身に相談に乗ってくれるファイナンシャルプランナーが、良いファイナンシャルプランナーであると言えます。
【参考①】FP相談の実例を紹介!
ファイナンシャルプランナーへの相談の実例をご紹介します。
「老後の資金が不安」という30代後半の女性からの相談です。
このケースではヒアリングを通し、
- 具体的に何が必要なのか
- それに対してどれくらい資金が足りないのか
といった点が明確になりました。
その結果、保険加入や投資信託を始めることで、将来への不安が解消できました。
この他にも、「お金が貯まらない」「この家を買うべきなのか」といった相談もあります。
いずれのケースでも、収支を把握したり制度を説明したりすることで、お金に対する不安を解消しました。
【参考②】独立系FPと企業形FPの違い
ファイナンシャルプランナーは、大きく独立系FPと企業系FPの2つに分かれます。
独立系FPとは、FP事業所を開業して、独立して活動をしているファイナンシャルプランナーです。
個人の相談はもちろんのこと、研修・セミナーの講師や執筆活動など、活動は多岐に渡ります。
主な収入源は相談者からの相談料やコンサルティング料などです。
特定の企業に属さない分、比較的中立的な立場からアドバイスや提案などができます。
ただし、複数の企業から収入を得ている独立系FPも存在するため、必ずしも中立とは言えません。
一方企業系FPとは、特定の企業内で資格を活かして活動するファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャルプランナーの8割が、この企業系FPに属するとされています。
保険会社や金融機関などに属しているため、基本的に企業の商品に勧誘することで収入を得ています。
相談自体は無料であることが多いです。
ただし、企業に属している分どうしても紹介する商品に偏りが出てしまったり、ノルマ達成のために高い商品を提案される可能性があります。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、相談したい目的に応じて相談先を選びましょう。
基本的に最初はファイナンシャルプランナーとはどういうものか知る意味でも、無料相談がおすすめです。
FPに相談する前の準備と持ち物に関するまとめ
ファイナンシャルプランナーに相談する前に必要な、持ち物や事前準備などを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
家計や保険など、お金全般に関する専門家であるファイナンシャルプランナー。
限られた時間の中で、ファイナンシャルプランナーへの相談をより充実したものにするには、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。
家計や資産の状況がわかるものの持参や、質問内容をまとめるなど、可能な範囲で準備をしましょう。
気軽にFPへの相談がしたい人には、マネーキャリアがおすすめです。
マネーキャリアでは、お金のプロに無料相談ができます。
予約から面談まで全てオンラインなので、持ち物は家の中で用意すれば良いだけです。
そのため、重要な書類を持ち歩くのに抵抗がある人や、外出を控えたい人にもおすすめです。
スマホやパソコンなどがあれば利用できるため、ぜひお気軽にご相談ください。
ほけんROOMでは他にもFP相談に関する記事を多数掲載しています。
ぜひそちらもあわせてご覧ください!
総合的にみたおすすめの保険相談サービスはこちらで解説しています。
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