保険金支払い拒否の多い保険会社をランキングでまとめて紹介!

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保険料を払って保険に入っているのは、支払事由に当てはまっている場合に支払われる保険金のためです。この当然の権利が利用できないことなどあるのでしょうか?今回は、実際に保険金が不払いだった事例や、保険金の支払い拒否が起こった事例について紹介します。

 

▼この記事を読んで欲しい人
  • 保険不払いランキングを知りたい人
  • なぜ拒否できるのか理由を知っておきたい人
  • 保険支払い拒否となった際にはどうすれば良いのか、対処法を知りたい人

内容をまとめると

  1. 不払い理由として多いのは、告知義務違反・免責事由・重大事由
  2. 保険金支払いは保険会社の損失となるため、保険会社としては無い方が良い
  3. 不払いの対処法としては、専門の弁護士・生命保険協会に相談
  4. 信用度ランキング上位の保険会社を利用するなどして、事前に不払いリスクを下げることがおすすめ
  5. 信頼できる保険会社が分からない場合、何度でも無料マネーキャリアの保険相談で話を聞いてみてください!
  6. スマホひとつで無料保険相談が可能!不払いリスクの低い会社を探してみましょう!

保険金不払いランキングTOP3(保険金支払い拒否ランキング)


保険は支払事由に当てはまっている場合には保険金が支払われて当然です。そのために保険料を払っているのです。


この当然の権利が利用できないことなどあるのでしょうか?なかには保険会社側から保険支払い拒否をされてしまう場合もあるのです。


ランキングワースト3位の保険会社の特徴を解説していきます

【1位】2005年に不払い事件が発生した保険会社A

1位になった保険会社の商品はとくに悪い保障内容とは言えない内容です。むしろ基本保障もしっかりしており、特約等で範囲を広げていくことができるため、しっかりした保険とういう印象を受けます。


しかし1位の保険会社は2005年にも保険金不払い事件のような大きな事件を起こしており、今後加入する際にも心配になってしまいます。

【2位】2005年に不払い事件が発生した保険会社B

こちらもランキング1位の保険会社と同じように、保障内容は充実していると言えます。特約等も多数準備されているため、もしもに対する備えとして十分と言えるのです。


こちらの保険会社も1位の保険会社と同様に2005年に保険金不払い事件が発覚しているため、ランキング2位になっている状態で過去の不払いなどを知ってしまうと不安になってしまいます。

【3位】2008年に保険金不払いが発覚した共済

こちらも悪い内容とは言えず、特約等の準備もしっかりされています。割引も多く用意されている特徴もあります。


2008年のニュースでは大手4共済で保険金の不払い7万7千件が発覚しているため、今後もこのような不払い、保険支払い拒否などが起こるのではと不安になってしまう方は多いと思います。

保険金支払い拒否のよくある3つの理由

保険支払い拒否が起こるのはすべてが保険会社のせいとは言い切れないのです。確かに保険会社が保険金の支払いをしてしまうと資金が減ってしまうために拒否をすることもあるかもしれません。


しかし、理由によっては契約者が違反などをしている可能性もあるのです。おもな理由としては、

  • 告知義務違反
  • 免責事由
  • 重大事由

などが当てはまるのです。


それぞれどのような事を指しているのか、以下で解説していきます。

①告知義務違反

保険支払い拒否となる理由のひとつとして告知義務違反が挙げられます。


保険契約時には告知を行うことになっています。質問事項は商品や保険会社ごとに違いがありますが、共通して「虚偽の申告をしてはいけない」というルールがあるのです。


これは契約者同士が公平になるようにするためで、うそをついてしまうとその人だけに有利な内容になってしまう可能性があるため、違反が発覚した場合には保険支払い拒否ができることになっているのです。


自分にうそをついた自覚がある場合には自身の申告が原因だと分かると思います。しかし、うっかりミスなどでも告知義務違反となってしまうのです。


このときには自分のミスに気付いていないため、保険会社がなぜか保険支払い拒否をしてきた、と感じてしまう事になるのです。

②免責自由

保険には保険金の支払対象とならない、「免責事由」というものが設定されています。保険金支払い対象となることが起こったとしても、この免責事由に当てはまっている場合には支払われることはありません


自動車保険の場合を例に挙げると、

  • 故意・過失の場合の事故
  • 原因が地震・噴火・津波
  • 原因が競技・曲芸・試験
  • 危険物の積載が原因

などの場合です。


これらが当てはまる場合には事故などで車両が壊れていても保険金が支払われることは無いのです。


このことを知っていれば「免責事由だから仕方ない」と考えるかもしれませんが、知らなかった場合には保険支払い拒否をされた、と感じてしまうのです。契約時にはどのような事由が免責事由となっているのかもチェックしておきましょう。

③重大事由

重大事由も原因の一つとなります。この場合には保険支払い拒否では終わらず、それ以上の事態に発展してしまうことに注意が必要です。


当てはまる原因は

  • 故意の事故
  • 詐欺

などです。


わざとぶつけて高額な修理費を請求するなど、遊び感覚で請求されては保険会社もたまったものではありません。また、詐欺の場合も同様に払う必要はありませんよね。


このように、悪意のあるものの場合、保険支払い拒否ができるようになっているのです。それ以上に契約解除も可能なのです。


さらに気をつけたいことに、「解除歴」というものが付いてしまいます。その後の保険加入時に不利になってしまうため、このような行為は絶対に行わないでください。

保険金不払いの実態

保険は保険を支払うことが当たり前ではないのでしょうか?加入者は対象事由に当てはまっているのであれば必ず受け取れると考えてしまいますよね?


しかし、保険会社側からすると、保険金の支払いが多くなってしまうと利益がなくなってしまう事に繋がるのです。保険会社では正当な理由があっての保険金支払いも「ロス損失)」と呼ぶと言われているほどです。


このように、保険会社が保険金をロスと考えているため、保険支払い拒否が無くなることが無いと言えるのです。


以下で保険支払い拒否の実態をいくつかの事例と共に検証していきたいと思います。

保険金不払いの背景にある弁護士の問題

保険支払い拒否には弁護士の問題も関係しています。


保険会社には弁護士が付いています。弁護士にとっては保険会社が「お客様」となるのです。


お客様の利益のために動くわけですから、保険会社側の弁護士はロスとなる保険金の支払いを避けようとするのです。


とくに若い弁護士は就職先が少なくなっているという現状があり、お客様の機嫌を損ねないように精一杯保険金の支払いを避けようとする傾向にあるようです。


弁護士同士で適正金額などの話し合いをしてくれるのかと思いきや、様々な理由で保険支払い拒否をすることに執心している弁護士が多くなってしまっているのが現状です。

①自動車保険で保険金が上限まで支払われない事例

自動車保険の保険金を請求した際に、ある程度の保険金は支払われたけれど上限までは支払われなかった、という経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?


この場合、「当社の基準」などとしてある程度は出てるため、保険会社が言うのだから出ないのだろうと話を鵜呑みにしてしまう方がほとんどだと思います。


しかし、この「当社の基準」にはとんでもない裏が隠されていると言われています。


「これは『当社の基準』ですが、ほかにもっと高い基準があります。あなたが出るとこへ出れば、もっとずっと高い賠償金がもらえますよ。だけど私からは言えません。当社が損しますからね」


という意味があると言うのです。(引用:加茂隆康法律事務所・自動車保険の不払い


このように、保険金を全面的に支払い拒否するわけではなく、ある程度の金額を出すことで契約者を納得させるという手口もあることを覚えておきましょう。

②損害保険で保険金不払いの事例

損害保険で保険金を請求した際に、

  • 詐欺の疑い
  • 免責事項に当てはまっている

などとして支払拒否をされることもあるかもしれません。


とくに免責事項については先ほどもご紹介したように、保険支払い拒否ができることになっているため、諦めてしま方が多いと思います。


しかし、保険会社はあなたの泣き寝入りを待っている状態です。(引用:加茂隆康法律事務所・損害保険の不払い


泣き寝入りしてくれればロスがなくなります。裁判などで負けても保険金の支払いをすれば良いだけなので、とりあえず支払い拒否をすることが多いのです。



そのため、詐欺や免責事項と言われても、自分に自覚が無い場合には泣き寝入りせずに弁護士などに相談するようにしましょう。

③医療保険で保険金不払いの事例

医療保険の代表的な保障として手術保障があります。しかし、手術の内容によっては保険支払い拒否の対象となってしまう事もあるのです。


種類によっては対象外になっている場合があります。これは保険会社ごとに違っているため、事前にチェックが必要と言えます。


アフラックを例に挙げてみると、

  • 皮膚良性腫瘍
  • 手指・足指
  • 外傷を縫う
  • 扁桃腺

などの手術が指定されています。


請求対象が支払対象外に指定されている場合、保険金の支給はありません。この事実を知らない場合には保険支払い拒否をされたと感じてしまいますが、しっかりと明記されているため、保険支払い拒否の正当な理由となってしまいます。

④がん保険で保険金不払いの事例

がんと診断されたけれど、がん保険に加入しているから一時金が受け取れる。しかし、請求したら保険支払い拒否をされた、という話も良く聞きます。


この場合、「免責期間内」がポイントとなっているケースが多くなります。


がん保険には免責期間があることをご存知の無い方が多いのです。


この期間内の診断では保険金の支払いがありません。発病してしまった場合には契約が無効となり、保険料が返ってくる仕組みになっているのです。


ほぼすべてのがん保険でこのような期間が設けられていますが、契約時に気付かないでいると保険支払い拒否をされたと感じてしまうかもしれません。

その他の保険金支払いの例

保険支払い拒否の事例は他にもあります。


生命保険

「自殺の場合は保険金が下りない」という話はよく聞くと思います。


保険法上支払う義務がないのです。


しかし、保険金が受け取れる場合もあるのです。

  • 契約から3年以上
  • 保険目的ではない
  • 心神喪失状態

などの条件が証明できる場合には、支払対象となる場合もあります。


しかし、これらの証明が難しいため、不払いとなってしまう事が多いのです。


また、「泥酔時」も対象外です。車にひかれて死亡してしまったとしても、その原因が泥酔であれば対象とならないのです。


医療保険

検査入院などでは支給対象外になってしまいます。医療保険は病気やケガの治療時の保障をするためです。治療とは別の検査がメインとなっている入院などの場合には対象外となってしまうのです。


このように不払いとなるケースは意外と多くあります。自分に起こるケースが拒否されているのか対象外の事例なのかはなかなか難しい判断ですよね。契約時、請求時には内容などを細かくチェックしておく必要があります。

保険金不払いへの対処法


保険支払い拒否をされてしまった場合の対処法として最初にイメージするのが、「保険会社と直接話し合う」ことだと思います。


支払うことができないと言う通知が来た際には、その理由などを聞くために保険会社へと連絡をすると思います。その延長で直接協議を行うことを考えるかもしれませんが、この方法はあまりおすすめできません。


保険会社はその専門家の集団と言ってもいいですよね?素人である個人が太刀打ちできる相手ではないのです。


ではどうすれば良いのでしょうか?

  • 専門の弁護士を利用する
  • 生命保険協会に相談する

などが方法として挙げられます。


それぞれの方法を以下で解説していきます。

①保険金不払い専門の弁護士に相談する

一番効率の良い方法として挙げられるのが、専門の弁護士に相談することです。


相手は保険全般のプロ集団です。こちらもそれなりの知識がないと話し合いが成立しません。しかし、個人では知識に限界がありますよね。いくら事前に勉強しても、プロにはかなわないのです。


そこで、こちらもプロに味方になってもらうのです。ポイントは「保険金不払い専門」の弁護士を見つけることです。


弁護士にはそれぞれ得意分野があるのです。そのため、保険に不得意な弁護士に相談を持ち込んでも効率が良いとは言えません。


相談する場合には保険金不払い専門としている弁護士に相談することがおすすめとなります。

②生命保険協会に相談をする

生命保険協会に相談をすることも手段の一つとして挙げられます。


生命保険協会では生命保険に関する相談や苦情を受け付ける「生命保険相談所」というものが開設されています。


保険会社との直接協議はあまりおすすめできないことはご紹介しました。そこで第三者として生命保険協会を間に置くことで、話し合いがスムーズに行えるようになるのです。


相談や苦情の内容を生命保険相談所に報告すると、その内容で解決依頼を保険会社側に提示します。その後保険会社・契約者間で話し合いをし、和解や裁判へと繋がっていきます。


生命保険相談所ではポイントごとに和解の斡旋などを行います。


直接協議するよりも話し合い自体はスムーズに進むかもしれませんが、生命保険協会は保険会社が作っているもののため、契約者側に有利に進むのかは不安が残ると言えます。

【参考①】信用できる保険会社ランキング

保険会社にはランクが付けられているのはご存じでしょうか?

  • 株式会社日本格付研究所(JCR) 
  • 株式会社格付投資情報センター(R&I)

などで格付けが行われているのです。


ランキング5位までをご紹介すると以下のようになります。

順位保険会社JCRR&I
1保険会社AAA+AA
2保険会社BAA-AA-
2保険会社CAA-AA-
2保険会社DAA-AA-
5保険会社B-AA-
このように格付けがあるのです。

これは保険金の支払い能力などをなどを評価して作られているため、保険会社の信用度とも深く関係していると言えるのです。


保険会社を選ぶときにこのような信用度ランキングなどを参考にしておくことで、保険支払い拒否のリスクを低くすることができると言えます。


他にも総資産やソルベンシー・マージン比率などのランキングが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。

【参考2】保険金支払いスピード満足度が高い保険会社はある?

信頼できるかのポイントとして対応スピードも参考になります。早ければ早いほど信頼度は高くなり、不払いとは程遠い保険会社と感じるかもしれません。


支払いが速いとこちらのことをしっかり考えてくれていると嬉しく思いますよね。オリコン満足度ランキングで保険金支払いスピード満足度の高い保険会社がランキングで紹介されています。


実際に選ぶときには内容や保険料についてはしっかりと下調べをしますよね。しかし、保険支払い拒否となってしまうと選ぶのにかけた時間が無駄になってしまいます。


無駄にしないためにも不払いのリスクは事前に避けたいところです。そのためにもランキングなどを参考に、信頼できる保険会社を探すことがおすすめです。

まとめ:保険加入時は保険金の不払い問題についても知っておく!


いかがでしたか?ここでは保険支払い拒否についてご紹介しました。


ランキング上位になっている保険会社でも保障内容に問題はなく、他の会社同様手厚い保障を得られるものでした。しかし、保険支払い拒否などが多いとなると、その保険会社の保険に加入しても良いものか考えてしまいます。


そのため、保険加入時にはその保険会社の信用度などを調べておくと、不払いリスクが低くなるのではないかと思います。


どの保険会社が信用できるのか、選ぶのに困っている方は保険相談を利用してみましょう。マネーキャリアなら何度でも無料で相談することができるため、ゆっくりと納得いく保険会社を選ぶことができます。

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