更新日:2023/02/04
つみたてNISAの始め方とは?口座開設の流れや手順を初心者向けに解説!
「つみたてNISAの始め方が分からない」つみたてNISAをいざ始めようとしてみても、開設の手順について知りたいという人が多いです。本記事で必要な口座開設の手順や書類をわかりやすく解説していきます。
- つみたてNISAを始めてみようとしている人
- つみたてNISAを始めるにあたって詳しい手順を知りたい人
- 初めての投資ということで注意すべき内容はあらかじめ知っておきたい人
- つみたてNISAを始める際のおすすめ金融機関やファンドを知りたい人
- つみたてNISAを始める場合の手順や必要書類
- つみたてNISAを始める際のおすすめの金融機関やファンド
- つみたてNISAで困ったことがあった場合の相談先
- ファイナンシャルプランナーに相談するメリット
内容をまとめると
- つみたてNISAは手順を追って手続きを進めていくことによって簡単に始めることができる
- つみたてNISAは非課税枠がある資産運用ということで初心者でも気軽に始めやすい
- おすすめの金融機関やファンドを知ることで、他の初心者と比べても一歩リードすることができる
- かかりつけ医のような感覚で、つみたてNISAについて気軽に相談できるファイナンシャルプランナーを見つけておくことがおすすめ
- マネーキャリアのファイナンシャルプランナーは相談料無料で的確なアドバイスをくれるため、初心者にもおすすめ!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- つみたてNISAの始め方
- ① つみたてNISA口座開設をする金融機関を選ぶ
- ② 必要書類を揃えて口座開設を申請する
- ③ つみたてNISAで投資する銘柄を選択する
- ④ 積み立て金額を設定する
- ⑤ 目論見書と設定内容を確認する
- つみたてNISAで銘柄を選ぶ際のポイント
- ① 全世界に分散投資する銘柄を選ぶ
- ② インデックスファンドを選ぶ
- ③ 信託報酬が低い銘柄を選ぶ
- ④ 純資産総額が大きい銘柄を選ぶ
- つみたてNISAを始める際におすすめの金融機関
- ① 手数料が安い金融機関
- ② 普段利用するサービスに関連した金融機関
- ③ 口座開設数の多い金融機関
- つみたてNISAでおすすめの証券会社
- ① SBI証券
- ② 楽天証券
- つみたてNISAでおすすめ銘柄4選
- SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックスファンド
- つみたてNISAを始めるタイミング
- つみたてNISAを始める際に注意するべきポイント
- ① 元本割れの可能性がある
- ② 投資できるのは金融庁が選別した商品のみ
- ③ 非課税枠の再利用・繰越はできない
- つみたてNISAの不安はマネーキャリアに相談!
目次
つみたてNISAの始め方
つみたてNISAという言葉は聞いたことがある、やってみたいという人は多いです。
しかしそれと同じくらいに始め方として、まずは何からするべきか分からず、途方にくれているという人も多いです。
しかし、つみたてNISAの始め方は簡単ですので、条件さえ満たしていれば誰でも気軽につみたてNISAを始めることができます。
本章では、つみたてNISAを始める手順について解説します
- 口座を開設をする金融機関を選ぶ
- 必要書類を揃えて口座開設を申請する
- 銘柄を選択する
- 積み立て金額を設定する
- 目論見書と設定内容を確認する
① つみたてNISA口座開設をする金融機関を選ぶ
はじめは口座を開設する金融機関を選ぶところからスタートします。
このあたりは普通の預金口座を開設するものと同じ始め方ですね。
しかし普通の預金口座の開設とは異なる点としては1人1口座までというところです。
つみたてNISAは非課税口座ということもあり1人1口座までというルールがありますので、口座を作る金融機関は慎重に選択しましょう。
実際に金融機関を決めるにあたっては利便性や行っているキャンペーン、サポート体制を基準に選んでいくとスムーズです。
金融機関ごとに得意としている分野やキャンペーン、ポイント利用の有無などは異なりますので、自分が使いやすいと感じるところを選んでください。
今日は楽天証券や松井証券といったインターネット上で取引を行うネット証券も多種多様にありますので、選択の幅が広がっています。
② 必要書類を揃えて口座開設を申請する
金融機関を選択した次に行うべきことは、口座開設の申請です。
講座を開設するにあたって必要書類の提出が必須ですが、多くの金融機関では公式サイトからのオンライン申請が可能となっています。
オンライン申請ではわざわざ金融機関に足を運ぶ必要がないため、忙しい人でも気軽に行えますね。
オンライン申請の場合必要書類のコピーなどを郵送することもありますが、ほとんどの場合スマートフォンで撮影したデータを送信するのみですので、手続きも非常に簡単です。
必要書類 | 例 |
---|---|
氏名や住所が確認できるもの | 運転免許証、健康保険証など |
マイナンバーが確認できる書類 | マイナンバーカード、通知カードなど |
必要書類に関しては各金融機関ごとに異なることもありますので、要項をよくご確認の上申請を行ってください。
必要書類に不備がある場合、返送されることもありますのでご注意ください。
③ つみたてNISAで投資する銘柄を選択する
実際に口座を開設することができたら、次はお待ちかねの銘柄選択です。
自分が持っている資産を投入する先の投資信託を選択します。
金融機関の検索画面で投資信託の一覧や詳細を確認することができます。
投資信託のラインナップは金融機関ごとに異なるため、こだわりの銘柄1つでも、いくつか気になるものを組み合わせてオリジナルのものでも可能です。
実際に沢山の銘柄があるため、初心者の場合は迷うことがほとんどです。
自分の大切な資産を投資することになるからこそ、納得のいく銘柄を選びたいものですよね。
選び方に迷ってしまった場合はロボアドバイザーなど、自分の考えや目的にあった銘柄を選択するサポートをしてくれるサービスもありますので、使ってみるのも1つの手です。
④ 積み立て金額を設定する
銘柄を選んだ後は、積み立て1回につきいくらずつ積み立てをしていくのか決めていきましょう。
つみたてNISAの積み立てを行うタイミングは基本的に月に1回ですが、種類や特徴は多様ですので、商品によっては毎週や毎日といった高い頻度で積み立てていくことができるものもあります。
また、金融機関ごとに最低金額は異なるものの、最低100円から積み立てることができるものもありますので、始め方に迷っている人は500円玉貯金のような気軽な気持ちではじめることができるのです。
最大非課税枠は年間40万円ということもあり、せっかくならこの40万円の枠をめいいっぱい使って無駄なく運用したいですよね。
そのような場合はSBI証券のNISA枠ぎりぎり注文などのように、自動的に40万円ぴったりで資産運用することができることもあります。
⑤ 目論見書と設定内容を確認する
積立金額を決めた後には、その投資信託についての詳しい説明が記された目論見書が表示されますので、内容をよく確認しましょう。
目論見書に記されている内容としては以下の通りです。
- 投資信託の概要
- 投資信託を行うことによるリスク
- 手数料
- 注意事項
つみたてNISAで銘柄を選ぶ際のポイント
つみたてNISAの銘柄は数多くありますが、曖昧な基準で選択すると後悔することになりますので、始め方を知る段階で、自分の中で判断基準を作っておくと選ぶ際スムーズになります。
- 全世界に分散投資する銘柄がイチオシ
- アクティブファンドかインデックスファンドかで言えば、インデックスファンド
- 信託報酬の低さ
- 純資産総額がなるべく大きいもの
① 全世界に分散投資する銘柄を選ぶ
投資先としておすすめするのは全世界に分散して投資するような銘柄です。
投資信託は様々な種類があり、ものによってはある特定の国限定で投資するものもあります。
特定の国に限定して投資する投資信託の場合は、その国の経済状況や社会情勢などの変化にふりまわされてしまうことになります。
社会的な変化に大きな影響を受けることで、価値が乱高下することも考えられるのです。
今現在過去最高のマーケットと言われている状況だとしても、今後どのように価値が動いていくかというのは神のみぞ知るです。
1つの国のみにとらわれることなく、全世界に分散して投資をすることによってリスクも一緒に分散できるので、安定した運用が可能となります。
② インデックスファンドを選ぶ
投資信託においてはインデックス運用とアクティブ運用と2種類の運用方法があります。
つみたてNISAの銘柄を選ぶ際はインデックス運用を行うインデックスファンドを選択することをおすすめします。
インデックス運用 | アクティブ運用 | |
---|---|---|
特徴 | 平均的な成果を出すことを目指した運用方法 | 運用のプロが独自の視点で銘柄を選び、平均以上の成果を出そうとする運用方法 |
メリット | 運用にあたってのコストは低め | 平均以上のパフォーマンスで大きな利益を手にすることもある |
デメリット | 至上における平均に左右されてしまう | 運用コストが高め |
インデックスファンドの場合日経平均株価などといった投資の基準指数に連動しているため、値動きは小さめです。
アクティブ運用の場合、運用コストが高額になってしまうこと、社会情勢や経済状況によっては大きな値下がりを起こすことを考えると、インデックスファンドで手堅く運用することが賢明です。
③ 信託報酬が低い銘柄を選ぶ
つみたてNISAは資産運用をする資産を積み立てていくことで、リスクを抑えながら資産運用をしていく方法ですが、資産運用はタダではできません。
ファンドの運営にかかる費用として、信託報酬を支払わなければならないのです。
ファンドによって信託報酬のパーセンテージは異なりますので、購入の際には信託報酬もきちんとチェックすることを忘れずに行ってください。
信託報酬はファンドを保有している限り最後まで変わらずにかかるコストですので、できる限り低い方がいいでしょう。
インデックスファンドでは市場の平均に沿うように動く設計がされているため、そこまで大きな成果の差は生まれません。
だからこそコストの大きさによって手元に残る資産が大きく変わってくるのです。
資産運用を長い目で続けていくことを考えた場合、信託報酬は低い方が有利です。
④ 純資産総額が大きい銘柄を選ぶ
純資産総額とはファンドの規模の大きさを意味します。
この純資産総額が大きければ大きいほど、投資家の支持を得ていることを表しているため、これから先も継続した運用が可能だと判断できます。
ファンドというものは永遠に続くものではないので、成績が悪い場合は打ち切りとなってしまいます。
純資産総額が小さい場合は運用コストがかけられないため、運用予定期間が来る前に繰上償還されてしまいます。
つまりファンド運用の打ち切りです。
純資産総額があまりにも小さいファンドの場合は、打ち切りの可能性もあるため、おすすめできません。
しかし純資産総額が小さいファンドが全ておすすめできないかというと、そうではありません。
販売しはじめたばかりのファンドは純資産総額が小さい傾向にあるので、これからの成長具合や増減の推移、傾向を総合的に見て判断することが必要です。
つみたてNISAを始める際におすすめの金融機関
つみたてNISAの商品がどれも同じに見えてくる、どこで始めるべきか検討がつかないということもあります。
そのため、どの金融機関で運用するかというのはしっかり見極めることが肝心です。
つみたてNISAを始める金融機関の決め手としては以下の通りです。
- 手数料の安さ
- 普段から利用するサービスに関連づいているかどうか
- 口座数の多さ
① 手数料が安い金融機関
つみたてNISAを行うにあたっては手数料が発生しますが、金融機関や商品ごとに設定されている手数料は異なります。
つみたてNISAの手数料としては口座開設量、管理料、買付手数料など多岐に渡りますが、どちらにしてもなるべく手数料の安い物を選択することをおすすめします。
一見すると大した差がないようにも見える手数料ですが、小さな差でも何年、何十年と長い目で見ていくといつしか大きな差となってしまうのです。
手数料を節約するという視点でおすすめするとした場合、ネット証券が挙げられます。
ネット証券は人件費を節約していることから、対面式の金融機関に比べて手数料が安く設定されています。
ネット証券ではサポートチャットなども充実しています。そのため、分からない所はすぐに質問できるシステムが整っており初心者でも安心です。
② 普段利用するサービスに関連した金融機関
普段から活用しているアカウントの管理がもう1つ増えるとなると、少し面倒に感じてしまう人もいるかもしれません。
自分が普段からよく利用しているサービスに紐付いた金融機関を選択すると、管理する利便性やポイントの利用のしやすさが感じられるはずです。
メリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- つみたてNISA口座の管理の手間が簡略化される
- ポイントを利用することでキャンペーンに参加することができ、通常よりも多くのポイントが貯まる
- 預金金利がUPするサービスを受けられる
③ 口座開設数の多い金融機関
ほとんどの金融機関でもつみたてNISAを行っているものの、だからといってどこでもいいという問題ではありません。
これまでの口座開設数を見比べてみて、口座開設数が多い金融機関を選択するのも1つでしょう。
これまでの口座開設数が多いということは、それだけ多くの人々からの支持を受けているということにつながります。
つみたてNISAでは口座開設や乗り換えも自由です。
自由でありながらも、それだけ長い間シェアを高い水準でキープしているということは、多くの人々から信頼されるだけのサービスやサポートがあるということを意味しているのです。
口座開設数などの実績から、大手の金融機関を選択することで安心感にも繋がります。
つみたてNISAでおすすめの証券会社
ネット証券は金融機関に足を運ぶことなく口座開設から管理に至るまで行える手軽さや、人件費削減によって手数料が抑えられるというポイントから多くの人々の支持を集めています。
しかし数あるネット証券の中でどれを選ぶべきか迷うものです。
特におすすめしたいネット証券は以下の2つです。
- SBI証券
- 楽天証券
① SBI証券
SBI証券はNISA口座解説者数No.1である他にも、国内株式取引(個人)シェアNo.1であることから多くの人々の支持を集めている証券会社です。
これだけ多くの人々が遣っている証券会社ということで安心感がありますが、SBI証券のおすすめポイントはこれだけにとどまりません。
- 100円からのおためし積立もできる
- 銘柄数は170以上!国内トップクラスの種類が揃っている
- 口座開設はネットで全て完結
② 楽天証券
楽天証券もいまイチオシの証券会社と言えます。やはりイチオシする点としては楽天ポイントの活用でしょう。
楽天ポイントは日本全国利用できる所も多く、蔦屋書店のTポイントやコンビニで使えるPontaポイントとも肩を並べるほどの利用者数とも言われています。
楽天証券のポイントは以下の通りです。
- ロボットチャットによる簡単サポートや、スタッフによるチャットサービスで、始め方がわからず不安な人も安心して利用できる
- 楽天クレジットカード利用でポイントがさらに多く手に入る
- ポイント運用も可能
つみたてNISAでおすすめ銘柄4選
銘柄が沢山あるばかりでなく、難しそうな言葉がたくさん並んでいることで見ていると頭が痛くなってくるという人もおそらくいるでしょう。
つみたてNISAで今始めるべきおすすめの銘柄を紹介します。
- SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
SBI・V・S&P500 インデックス・ファンドとはSBIが行っているインデックスファンドを意味しますが、ではVとS&P500という文字は何を意味しているのでしょうか。
VはバンガードのVであり、S&P500というのはS&P500指数で米国株式の代表的な500銘柄に連動する成果を出せるよう投資する投資信託です。
大企業500銘柄に連動しているということから、米国の有名企業に分散投資が可能ということもメリットです。
決算は年1回で、100円以上1円単位で投資でき、買付手数料は無料となっています。
トータルリターン(3年) | 14.27% |
---|---|
信託報酬 | 0.0938%程度 |
純資産 | 約7848億円 |
リスクは分散させておきたいと考えている人や、アメリカ企業に目をつけている人にはぜひともおすすめしたい投資信託です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
オールカントリーという言葉の通り、先進国も新興国も全てひっくるめた投資ができるところが特徴です
トータルリターン(3年) | 12.78% |
---|---|
信託報酬 | 0.1144%以内 |
純資産 | 約8802億円 |
このeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)のファンド1つで世界全体に起こっている成長に投資することができるため、1つの国のみに投資をするファンドに比べてリスクは抑えることが可能です。
感染症の拡大によって成長は右肩下がりというファンドもある中で、こちらは右肩上がりの成長を見せているというところもおすすめポイントの1つと言えます。
社会情勢や経済状況に左右されることが少ない、安定して成長分野に投資していきたいという人は初めてみてはいかがでしょうか。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド
こちらは言葉の通り、全世界の株式に投資するのと同様の効果が得られます。
投資する対象を日本株やアメリカ株といったくくりよりもさらに大きな範囲で分散することができるので、リスクを分散させる効果もあります。
トータルリターン(3年) | 12.52% |
---|---|
信託報酬 | 0.1102% |
純資産 | 約892億円 |
ポイントとなるのは信託報酬の低さです。
他の投資信託と比べても明らかに低コストでありながら、同じジャンルでも平均を上回るリターンをだすことに成功しています。
SBI証券以外にも楽天証券や松井証券、PayPay銀行などでもこの投資信託を選択することが可能ですので、気軽に始めることを考えた際にぴったりのファンドと言えます。
楽天・全世界株式インデックスファンド
楽天の全世界株式インデックスファンドは全世界の株式市場の動きに対応しています。
トータルリターン(3年) | 12.51% |
---|---|
信託報酬 | 0.199% |
純資産 | 約2459億円 |
楽天の全世界株式インデックス・マザーファンドから、バンガード社のバンガード・トータル・ワールド・ストックETFなどに投資をしている商品です。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークしているため、先進国のみならず新興国などの株までカバーしています。
さらに大型の株から小型株まで幅広く網羅しているため、多様な国や地域に投資を分散することができるのです。
日本やアメリカといった主要な投資先のみならず、中国やインドなどこれから伸びることが期待される、伸びしろがある先にも分散して投資していきたいという人におすすめです。
つみたてNISAを始めるタイミング
つみたてNISAの場合は、始めようと思ったタイミングが始めるべきベストなタイミングだと言えます。
「始め方を完璧に理解してから」「基準価額が下落したタイミングを狙って」「収入が増えたタイミングで」などと考える人もいるようです。
しかし、始め方については先延ばしすることなくすぐにでも始めるべきというのには理由があります。
- 長く運用することによって資産は増える見込みがある
- これから先ずっと非課税で投資信託できるというわけではない
つみたてNISAを始める際に注意するべきポイント
つみたてNISAは非課税で長い期間じっくりと資産運用ができるという長所がウリですが、始め方を知る前に注意しておくべきポイントをしっかりと頭に入れておくことが成功への近道です。
- 元本割れの可能性がある
- 投資できるのは金融庁が選別した商品のみ
- 非課税枠の再利用・繰越はできない
① 元本割れの可能性がある
つみたてNISAは資産運用であるため、運用の仕方や社会情勢など様々な状況によって運用が成功することもあれば失敗することも考えられます。
つまり資産運用が上手くいった場合は利益が手に入り、成功したと言えますが、反対に失敗してしまった場合は損となることもあります。
銀行の預金の積み立てとの大きな違いは元本保証の有無です。
銀行の預金の場合は自分が預けた金額分は万が一何かがあったとしても保障してもらえますが、つみたてNISAの場合はその保障がないのです。
もしかしたら社会情勢や資産運用の運用方法によっては自分が積み立てていた金額を下回ってしまうかもしれないということも頭に入れておきましょう。
② 投資できるのは金融庁が選別した商品のみ
つみたてNISAで投資することができるものには条件があります。
つみたてNISAの商品に課せられている条件というものはかなり厳しいものであり、金融庁が長期的に積み立てし、分散投資に向いているものだと認めたものに限定されます。
つまり政府というお上のお墨付きがあるものに限定されています。
金融庁が認めているということで厳選されている中から選べばいいから安心という考え方もできますが、様々な商品の中からいろいろと熟考して選んでいきたいという人には不向きです。
一般NISAであれば個別企業の株式なども購入することができますが、つみたてNISAの場合対象となっていない投資信託も多いため購入することができません。
投資できるものは限定されている、金融庁がOKを出したもののみでありその中から選ぶことという大原則を忘れないようにしましょう。
③ 非課税枠の再利用・繰越はできない
つみたてNISAの場合は非課税枠が設けられています。
この非課税枠は1年間につき40万円という制限があるものの、資産運用で課税の心配をしなくてもいいということにメリットを感じている人は多いようです。
しかしこの非課税枠の利用には注意事項があります。
それは、非課税枠の再利用や繰越はできないということであり、今年使っていなかった分を来年合わせて使おうといったことができないのです。
また再利用ができないということについては、一度投資信託を購入した場合すぐに売却して手放したとしても使用済みの非課税枠として扱われることを意味します。
もしも40万円分の商品を購入後すぐに手放したとしても、すでに40万円分の非課税枠は使用したとされるため、新たに非課税で購入したい場合は来年の非課税枠の付与まで待つ必要があります。
つみたてNISAの不安はマネーキャリアに相談!
つみたてNISAについては資産を運用することになるため、初めての人にとっては始め方など不安なことも多いでしょう。
始め方の理解や難しい用語、リスク、注意すべき内容など覚えるべきことは山積みです。
つみたてNISAの始め方について不安を感じた場合、ファイナンシャルプランナーへの相談がおすすめです。
マネーキャリアでは、相談経験が豊富なプランナーから的確かつ明確なアドバイスを無料で受けられます。
さらに相談はオンライン上で行えるため、忙しいけれど始め方について相談したいという人にもおすすめです。
相談満足度93%、LINE経由で簡単に予約でき、つみたてNISAのみならず家計や保険の相談もできます。これを機会に一度相談してみましょう。