更新日:2022/05/19
【年代別】ライフプランを作成して資金計画!20代から60代までそれぞれ解説
20代等の若い年齢ではライフプランの作成は必要ないと感じるかもしれません。しかし、ライフプランの作成は早く行えばその分資金計画を立てるのも早くなるため、将来のライフイベント費用を貯めるためにも早く作成することは重要です。20代から60代までそれぞれ解説します。
- 20代でもライフプランの作成は必要なのか迷っている人
- 年代ごとのライフプラン作成ポイントを知りたい人
- ライフプランを作成するとどのような得があるのか知りたい人
内容をまとめると
- ライフプランはライフイベントごとの支出を把握することで、資産計画を立てることに繋がる
- 20代は結婚資金や出産費用がメインとなるが、レジャー費用など若い人特有の出費があることも考慮する
- ライフプランの作成は将来の出費、特に教育資金・住宅資金・老後資金の三大支出に備えられることがメリット
- ライフプランの作成で悩んだら、顧客満足度93%のマネーキャリアのFP相談がおすすめ!
- 何度でも無料で相談できるマネーキャリアでじっくりライフプランを作成!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 【年代別】ライフプランからわかる資金計画
- 20代の資金計画
- 30代の資金計画
- 40代の資金計画
- 50代の資金計画
- 60代の資金計画
- ライフプランを作るメリット
- ① これからかかる出費に備えることができる
- ② 節約や貯金のモチベーションになる
- ライフプラン二ングの基本
- 教育資金
- 住宅資金
- 老後資金
- ライフプランの作成方法
- STEP1 目標
- STEP2 家族構成
- STEP3 ライフイベント
- STEP4 支出
- STEP5 収入
- STEP6 貯金残高
- STEP7 結果を確認
- FP相談してライフプランを作成しよう
- 1位 マネーキャリア
- 2位 マネードクター
- 3位 保険見直し本舗
- まとめ:ライフプラン作成して将来に備えよう
目次
【年代別】ライフプランからわかる資金計画
ライフプランは人生設計です。
結婚や出産、住宅購入などのライフイベントが何歳で起こるのかをイメージするために作成します。
ライフイベントのタイミングが分かることで明確になるのがそれぞれのタイミングで必要になる資金です。
お金の流れが分かるようになるため、ライフプランの作成は将来の資金計画へと繋がります。
ここでは20代から60代、それぞれの年齢の資金計画についてご紹介していきます。
20代の資金計画
20代のライフプランを考える際のポイントとしては、
- レジャー費用がかかりやすい
- 一人暮らしなどの引っ越し費用がかかる場合が多い
- 結婚資金が必要になる可能性がある
- 20代後半で一人目を出産することが多いため、出産費用も必要になる
などが挙げられます。
20代の場合、フットワークが軽くレジャー費用が多くかかることが予想できます。また、会社勤めとなり一人暮らしをする場合も多く、引っ越し費用がかかる可能性も高いです。
結婚を考えている場合には結婚資金を準備しなくてはいけません。結婚式から新婚旅行までの費用は約400万円です。この半分ほどは結婚式のご祝儀で賄うことができるため、結婚資金として200万円程の準備が必要になります。
また、20代後半には第一子を産む可能性が高くなります。出産費用は約50万円です。出産育児一時金で42万円カバーされますが、受け取れるのが出産後となるため一度支払うためにもきちんと準備しておきましょう。
30代の資金計画
30代のライフプラン作成のポイントとしては、
- 出産
- マイホーム購入
- マイホームへの引っ越し、転勤な
- 子供の入園・入学
などが挙げられます。
20代に引き続き出産をする可能性が高くなる年代です。出産費用を準備しておく必要があります。
マイホームの購入を検討するのもこの年代です。購入を考えている場合には頭金の準備が必要になります。いくら準備するのか、どのような方法で貯めておくのかしっかりと検討が必要です。
マイホームへの移動や転勤の際には引っ越し費用が発生します。
子供が成長することで幼稚園や小学校に通い始めます。徐々に教育費がかかり始める年齢です。
特にマイホーム購入は人生の三大支出のひとつとなり、大きな出費が予想できるライフイベントです。他のライフイベントとのタイミングを調節するなどし、支出が膨らまないよう対策する必要があります。
40代の資金計画
40代のライフプランのポイントとしては、
- 子供が大きくなり教育資金の負担が大きくなる
- 40代後半では子供が大学生となり教育費のピークが来る可能性が高い
- 子供の塾や習い事、お小遣いが家計に影響する
- マイホームをローンで購入する際には40代までにする
などが挙げられます。
40代では子供が中学校や高校に通い始める年齢です。幼稚園や小学校よりも教育費の負担が大きくなることが予想されます。
また、子供が大学生になるタイミングが教育費のピークです。複数の子供がいる場合にはさらに負担が増えることが予想できるため、しっかりとした準備が必要になります。
また、子供の塾代や習い事に関する費用が増えるため、家計を圧迫する可能性があります。
マイホームをローンで購入することを検討するのは40代までです。50代などになるとローンを組むことが難しくなるため、早めに決断するようにしましょう。
必要になる資金が多いため、資産運用などに資金を回し過ぎないよう注意が必要です。
50代の資金計画
50代のライフプラン作成のポイントとしては、
- 教育資金の負担は減少する
- 老後資金準備の最終チャンス
- 病気になる可能性が高くなり始める
などが挙げられます。
50代は教育資金の負担が減っている年代です。少し余裕が出てきますが、老後資金を貯める最後のチャンスです。この期間を利用して老後資金を準備しなくてはいけません。
老後はどの様に過ごしたいのか、自宅か老人ホームかなどで準備する資金が大きく変わります。老後についてしっかりと考えなくてはいけないタイミングです。
老後資金は貯蓄を行うだけでなく、資産運用なども検討して増やしておくことをおすすめします。
また、50代になると病気になる可能性が高くなります。医療保険などに加入し、医療保障に対する準備を手厚くしておくことがおすすめです。
生命保険も死亡保障重視から医療保障重視へ見直しを行うことも考えましょう。
60代の資金計画
60代のライフプラン作成のポイントとしては、
- 退職金なども考慮し、老後資金の資産運用などについて考える
- リフォームが必要になる可能性が高い
- 社宅暮らしの場合には引っ越し費用や家の購入費用が必要になる
- 子供の結婚・マイホーム購入への支援が必要になる
- 病気になる可能性がさらに高くなる
- 退職後は時間に余裕ができるため、レジャー費用がかかる可能性がある
などが挙げられます。
退職金と今までの貯蓄を合わせるとそれなりの金額となりますが、さらに豊かな老後にするためにも資産運用について検討する必要があります。
また、
- 家を建ててから時間が経っている
- 介護のため
などの理由で家のリフォームが必要になる可能性も考えられます。
子供が結婚・マイホーム購入の際には支援をしたいと考えると、まとまった資金が必要です。
高齢になると病気になる可能性はさらに高まります。医療保障は準備しているかもしれませんが、もしもに備えて利用できる資金を多めに準備しておきましょう。
ライフプランを作るメリット
年代ごとにライフプラン作成のポイントは違ってきます。ポイントは違いますがライフプランを作成することには共通するメリットがあります。
- これからかかる出費に備えることができる
- 節約や貯金のモチベーションになる
以上2つが共通するメリットです。
それぞれのメリットを解説していきます。
① これからかかる出費に備えることができる
ライフプラン作成のメリットの一つがこれからかかる出費に備えることができることです。
ライフプランを作成することで、数年後に必要になる資金が明確になります。ライフイベントごとにどれくらいの金額がかかるのか把握できることで、それに対する備えが可能です。
特に三大支出と呼ばれている
- 教育資金
- 住宅資金
- 老後資金
はかなり支出額が高かくなります。いくら必要になるのかを事前に把握できれば、少しずつでも準備ができるため大きなメリットです。
② 節約や貯金のモチベーションになる
節約や貯金のモチベーションになることもメリットとして挙げられます。
節約や貯金は明確な目的を持っていないと継続は困難です。ライフプランを作成することで、何のためにいくら必要になるのかを明確にすることができます。
目的がはっきりすると節約や貯金のモチベーションになり、継続していくことが可能です。
節約や貯金を継続できれば、将来必要になるお金をしっかりと準備することができるようになります。
ライフプラン二ングの基本
ライフプランの作成では、将来お金に困らないようにすることが重要です。20代等の若い年齢では、結婚や住宅購入などまだ考えていない方が多いと思いますが、結婚してから考えるでは準備する期間が十分ではありません。
そのため、20代でもライフプランを作成することがおすすめです。特に、
- 教育資金
- 住宅資金
- 老後資金
の人生の三大支出に対して備えておく必要があります。これらの資金について早めに考えておくことがライフプランニングの基本と言えます。
それぞれどれくらいの金額が必要になるのか、以下で解説していきます。
教育資金
人生の三大支出のひとつが教育資金です。子供がいる場合にしかかかりませんが、その金額は意外と高くなっています。
幼稚園から高校までの種類 | 学習費総額 |
---|---|
全て公立 | 541万円 |
幼稚園のみ私立 | 635万円 |
幼稚園・高校が私立 | 788万円 |
全て私立 | 1,830万円 |
全部公立に通った場合でも500万円以上の支出です。私立となるとかなり高くなることが分かります。
この費用は高校までの費用です。大学へ通うことを考えている場合には、さらに費用が上乗せされます。
大学の種類 | 費用 |
---|---|
国立大学 | 約240万円 |
私立文系 | 約400万円 |
私立理系 | 約540万円 |
子供の人数が多いとさらに負担が増えるため、20代でも教育資金について考え準備しておく必要があります。
住宅資金
ライフプランの作成では住宅購入資金についても考える必要があります。どの様なタイプの住宅を購入する予定なのかも重要なポイントです。
住宅の種類 | 費用 |
---|---|
注文住宅 | 4,615万円 |
分譲マンション | 4,457万円 |
中古戸建住宅 | 2,585万円 |
中古マンション | 2,746万円 |
(参考:国土交通省「令和元年度住宅市場動向調査報告書」)
理想の住宅がどのタイプなのかによって大きく金額が変わるため、住宅の種類についても考える必要があります。
住宅購入はライフイベントの中でも最も多くの資金が必要になるものです。住宅ローンを組む場合には返済期間が高齢になる前に終わるように組むなどの配慮も必要です。
また、頭金をいくら貯められるのかでローンの金額も大きく左右されます。貯めておきたい金額を明確にし、住宅資金に備えるようにしましょう。
老後資金
20代では老後はまだ先のことだと感じるかもしれません。しかし、結婚して子供が生まれれると時間が経過するのはかなり早く感じ、気づくと老後となっている可能性も十分です。しっかりとした備えをするためにも、20代から必要資金について知っておく必要があります。
老後資金2,000万円問題を知っている方も多いと思いますが、これは夫婦二人で老後に平均2,000万円が不足すると言うものです。平均的な年金などでの収入と生活費などの支出を計算した結果、足りなくなるとされる金額になります。
あくまで平均額ですが、必要になる老後資金が大きいことが分かります。
特に気をつけるべきなのが自営業者などです。基礎年金のみの受給では不足額が増加することは確実と言えるため、しっかりと計算して自分で準備しておく必要があります。
ライフプランの作成方法
ライフプランを作成するときのポイントや基本的な資金はお分かりいただけたと思います。作成するときには以下の項目が必要です。
- 目標
- 家族構成
- ライフイベント
- 支出
- 収入
- 貯金残高
これらの項目をライフプランの表に記入していき、最終的にお金の流れがどうなっているのかなどを確認していきます。
20代ではまだライフプランの作成には早いと考えず、将来のし必要資金を早めに知るためにも作成していきましょう。
STEP1 目標
ライフプランを作成する場合にはまずは目標を設定します。
- 人生の目標
- キャリアデザイン
- ライフデザイン
- ファミリーデザイン
などを考えます。
人生の目標としては自分が理想とする将来をイメージして目標を考えましょう。
20代ならばキャリアデザインを考えても良いと思います。特に女性の場合にはどのタイミングで結婚するのか、出産後の仕事はどうするのかなど考えなくてはいけません。
ライフデザインでは将来どのように生きていきたいのか、自分の夢を明確にしていきます。
ファミリーデザインでは自分の理想とする家族をイメージします。子供の人数なども考えてください。
自分の理想とする将来をイメージしながら目標の設定を行いましょう。
STEP2 家族構成
家族構成では現在の家族構成や年齢を考えていきます。
ライフプランでは1年単位で計画を立てることが基本です。家族それぞれの年齢を記入しておくとそれぞれの年齢でのイベントが分かりやすくなります。
特に子供がいる場合には入学や卒業などの年齢が把握しやすいです。
20代では未婚の方も多いと思います。このような場合には自分の年齢のみの記入となりますが、結婚や出産の希望年数がある場合には記入することになります。
STEP3 ライフイベント
人生には様々なライフイベントがあります。
- 就職
- 結婚
- 出産
- 子供の入学
- 住宅購入
など基本的なライフイベント以外にも、
- 転職
- 独立開業
- 車購入・買い替え
- 旅行
など人それぞれに違ったライフイベントもあります。
それぞれのライフイベントを自分の年齢に当てはめて計画していきましょう。子供がいる場合には子供のライフイベントについても記入が必要です。
20代では数が多いかもしれませんが、思いつく限り記入するようにしてください。ライフイベントじにかかる支出は高額なものが多いため、資金計画を立てるうえで重要なポイントです。
STEP4 支出
支出は生活する上で必要な基本的な支出のことです。
- 基本生活費
- 住居費
- 車両費
- 教育費
- 生命保険料
などが当てはまります。
生活する上で必要になる食費・光熱費・通信費や服飾費などは基本生活費としてまとめてしまいましょう。
車両費は車のローンや保険料、ガソリン代など車全般にかかる費用をまとめます。
子供がいる場合には教育費として、学校にかかる費用や習い事の費用をまとめます。入学金などは教育費とするのかライフイベントでの費用とするのか、各家庭でルールを作っておきましょう。
夫婦の場合にはそれぞれが何にどれくらいのお金をかけたいのかを話し合う良い機会となります。金銭感覚のずれなども早期に確認できるため、しっかりと話し合いを行いましょう。
STEP5 収入
収入は現在の収入です。自分のものだけでなく、パートナーがいる場合にはその分も記入していきます。
記入するのは手取り額です。年間での収入となるため、賞与がある場合にはこの金額も含めて記入します。
子供がいる場合には児童手当などが受け取れますが、これも収入としてその他の収入などで記入が必要です。
ライフプランでは毎年の収入を記入する必要があります。毎年同じ額でも良いのですが、収入が上がる可能性もあるため、この上がり幅を考えることも重要です。
STEP6 貯金残高
最後に現在の貯金残高を確認していきます。貯金の他に資産運用などを行っている場合には、その金額も含めてライフプラン表に記入していきましょう。土地や建物などの固定資産は記入する必要はありません。
収入は毎年記入しますが、貯金残高は初年度のみの記入です。1年ごとに収入・支出を計算し、それぞれの年の貯金残高を計算していくことになります。
STEP7 結果を確認
ライフプランの作成が完了した後は結果の確認です。
- 収入と支出のバランスが取れているか
- ライフイベントで資金不足にならないか
- 老後資金にどれくらい残るのか
などがライフプラン作成で分かります。
収入よりも支出が多い場合には赤字となり、年々貯蓄が減っていく状況です。とても危険な状態と言えるため、支出を減らすなどの対策を取るようにしましょう。
また、ライフイベントや老後資金で不足があることが確認できた場合には、家計の見直しや資産運用なども検討し、資金準備に取り掛かることがおすすめです。
FP相談してライフプランを作成しよう
ライフプランの作成は自分でも行うことができますが、FPに頼むことも可能です。特に20代ではこれから起こるライフイベントの数も多く、自分一人で作るとなるとかなり手間がかかることが予想できます。
FPに相談したいと思っていても、どこで相談すればよいか分からない方もいらっしゃるかもしれません。おすすめのFP相談として、
- マネーキャリア
- マネードクター
- 保険見直し本舗
それぞれをご紹介していきたいと思います。
1位 マネーキャリア
おすすめのFP相談1位はマネーキャリアです。
基本情報 | |
---|---|
相談費用 | 無料 |
相談方法 | オンライン 訪問 |
取扱会社 | 約40社 |
FP | 相談内容に合わせた得意分野を持つFP |
2位 マネードクター
おすすめのFP相談2位はマネードクターです。
基本情報 | |
---|---|
相談費用 | 無料 |
相談方法 | 店舗 オンライン 訪問 |
取扱会社 | 31社 |
FP | 特定の条件を満たしたFP |
マネーキャリアと同様に、お金に関する事全般に対応してくれるため、ライフプランの作成からその後のお金の悩みについても相談することが可能です。
3位 保険見直し本舗
おすすめのFP相談3位は保険見直し本舗です。
基本情報 | |
---|---|
相談費用 | 無料 |
相談方法 | 店舗 オンライン 訪問 電話 |
取扱会社 | 40社以上 |
FP | 一担当制 |
相談方法はおすすめ3つの中で最も多く、電話での相談にも対応している事が特徴です。
FPは一担当制となり、最初に相談に乗ってくれたFPが生涯のパートナーとして担当してくれるため、相性の良いFPに当たれば長い付き合いで相談役を務めてもらえます。
ライフプランの作成も行ってもらえますが、基本的に保険の見直しがメインということに注意が必要です。節約などで保険の見直しを活用する場合などはおすすめと言えます。