がん保険の加入率を年代・性別・ライフステージ別に解説【2021最新版】

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がん保険は高齢者だけでなく、20代や30代でも加入率は右肩上がりに推移しています。そんながん保険の加入率について年代・性別・ライフステージ別に解説。また、特定疾病保障保険の加入率も合わせてご覧ください。がんはどの年齢でも発症するリスクがあるので準備は必須です。




▼この記事を読んで欲しい人

  • がん保険の加入を検討している人
  • がん保険の加入状況を知りたい人

▼この記事を読んでわかること

  • がん保険の全体(男女別)の加入率
  • がん保険の世帯年収別、ライフステージ別の加入率
  • 特定疾病保障保険の加入率

内容をまとめると

  • がん保険の全体の加入率は特定疾病保険も含めて右肩上がりで推移している。
  • 20代からがん保険に加入する傾向がある。
  • 世帯年収別では300~500万円未満の層から加入率が高い。
  • 既婚で子どものいる世帯の加入率が高い。
  • 若いうちからがん保険に加入すると保険料が安く、待期期間などのリスクに備えられる
  • お金に関する問題があれば顧客満足度93%のマネーキャリアがオンライン含めて無料で何度でも相談できる

がん保険の全体の加入率と推移


がんといえば胃がん肺がんなどがあり、年齢が高齢化するにつれて発症するイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。


そのため、公的保険の対象にも入りますが、万が一に備えてがん保険に加入する人も少なくありません。


ここではそんながん保険の加入率について、公益財団法人生命保険文化センターの生活保障に関する調査をもとに、推移も含めてご紹介します。


データは2004年~2019年で3年ごとに実施されていて、対象は全体で約4,000人(男性約1,800人、女性約2,200人)です。

年度全体男性女性
2004年25.328.922.5
2007年31.235.127.9
2010年33.133.233.0
2013年37.340.235.0
2016年37.838.737.1
2019年42.643.242.2

※表の数値は全ての項にて%で統一します。


表をみると2004年からがん保険の加入率が右肩上がりに推移していることがわかると思います。


特に、女性に関しては一度も下がらず伸びています。


男女ともに共通していえることはがんは、年を重ねるにつれて発症するリスクがあることから備えとして加入する人が少なくないのでしょう。


このように、加入率が増えているがん保険について、次からは年代・性別、世帯年収別、ライフステージ別に分けて解説します。

年代・性別ごとのがん保険加入率

年代・性別ごとのがん保険加入率について、2019年度のデータを表にまとめました。

年代全体男性女性
18~19歳6.14.77.7
20代25.422 28.9
30代46.446.346.5 
40代50.852.849.2 
50代44.746.843.1
60代40.342.239

全体からみると18~19歳は一桁台ですが、20代から25.4%と一気に数値が上がっています。


大卒や専門卒など社会人になると同時に、将来を見すえて若いうちからがん保険に加入しているのではないでしょうか。


30代では結婚や子どもが関係している影響か、さらに増えているのがわかります。


40代までは増加傾向にありますが、50代からは減少傾向にあります。


性別では30代までは女性の方が保険加入率が高いですが、40代以降は男性の方が高くなっています。


女性は乳がんの発症が年々増加していることから若いうちからがんに備え、男性は年を重ねるにつれてがんを意識するようになっているといえるのではないでしょうか。

世帯年収別のがん保険加入率

世帯年収別のがん保険加入率について、2019年と2004年のデータを表にまとめました。

年収2019年2004年
300万円未満26.914.4
300~500万円未満44.126.1
500~700万円未満54.733.8
700~1,000万円未満52.935.6
1,000万円以上51.937.7 

まず、2019年からみると300万円未満が26.9%となり、他の年収層と比べて一回り少ない数値になっています。


がん保険の保険料まで支払いが追いつかない、生活費など他に優先すべきものがあるなどの理由が考えられるのではないでしょうか。


300~700万円未満までは増加しており、700万以降は50%を超えています。300万円未満と比べると経済的に余裕があると考えられそうです。


一方で、2004年は世帯年収別のがん保険加入率は先と同じような感じですが、数値をみると全体的に低くなっています。


以前よりもがんに対する準備をしているといえるでしょう。

ライフステージ別のがん保険加入率


年代や性別、世帯年収別にがん保険加入率をみてきましたが、どのような層が多く加入しているのかある程度おわかり頂けたと思います。

ただ、もう少し具体的な情報があるとがん保険に加入する人のステータスがより理解できるのではないでしょうか。

たとえば、加入する人は結婚しているのか、また子どもはいるのかなどです。

そこで、これから以下
  • 未婚の場合のがん保険加入率
  • 既婚者の子育て状況別のがん保険加入率
  • 持ち家・賃貸別のがん保険加入率
以上3点について2019年と2004年のデータを用いてライフステージ別に分けたがん保険加入率をご紹介していきます。

未婚の場合のがん保険加入率

未婚の場合のがん保険加入率を表にまとめました。

項目2019年2004年
全体28.914.2
男性2914.6
女性28.813.6

2019年からみると28.9%が未婚、いわゆる独身の人ですが、男性と女性いずれも同じぐらいの数値です。


一方で、2004年は14.2%と数値は低く、比べるとそこまでがんに対する意識は高くなかったといえそうです。


ちなみに、既婚の場合のがん保険加入率も同様の年度でデータを表にまとめたのでみてみます。

項目2019年2004年
既婚42.723.6

2019年は42.7%と2004年の23.6%に比べて一回り以上高い数値になっています。


未婚同様、がんに対する意識が高いといえるでしょう。また、未婚よりも高く、結婚を機にがん保険に加入していることがわかります。


既婚の方が加入率は高くなりますが、未婚でも以前よりがんに対する準備を考えている人が増えています。


既婚と未婚の加入率の違いは周囲への影響があるのではないでしょうか。

既婚者の子育て状況別のがん保険加入率

既婚者の子育て状況別のがん保険加入率を表にまとめました。

項目2019年2004年
末子未就学児49.633.1
末子小学生5231.5
末子中学生・高校生50.930.7
末子短大・大学・大学院生50.829.5
2019年から、末子が未就学児から短大・大学・大学院生まで似たような数値となっているのが特徴です。

わずかながら小学生の子どもがいる既婚者の割合が最も高い数値になっています。

2004年と比べるとだいたいが20%以上増えているのがわかります。

がん保険に加入することで、子どもにお金を残したいと考えている人が少なくないのではないでしょうか。

というのも、がんを発症して多額の医療費がかかった場合、がん保険に加入していないと家計を圧迫する恐れがあります。

そうなると、子どもがいる家庭では学費や習い事などに充てる余裕は少なくなる可能性があります。

また、子ども以外にも老後のお金を貯めなければなりません。

以上から、万が一に備えてがん保険に加入する既婚者が以前に比べて増えているのではないでしょうか。

持ち家・賃貸別のがん保険加入率

持ち家・賃貸別のがん保険加入率について、持ち家からみていきます。

項目2019年2004年
持ち家43.925.7
持ち家・ローンあり48.829.6
持ち家・ローンなし43.424.5
持ち家・夫婦以外の名義32.619.2

2019年から持ち家の比率は43.9%となっており、住宅ローンが絡むローンありでは48.8%とローンなしよりわずかに高くなっています。


祖父母の家を継ぐなどした場合の夫婦以外の名義では、32.6%と持ち家の中では最も低い数値です。


2004年はいずれの項目も約20%台ですが、ここでも住宅ローンなどのローンありが一番高い数値になっています。

項目2019年2004年
借家37.424.6
賃貸住宅37.423.9
社宅 36.831.8

借家や賃貸住宅、社宅は2019年に関しては似たような数値ですが、2004年は社宅が31.8%とグループ内では少し飛びぬけています。

特定疾病保障保険の加入率と推移


特定疾病保障保険の加入率と推移について、まずこの保険ですが、特定疾病(しっぺい)といわれる「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」の3つをまとめたものを表しています。


別名で三大疾病ともいわれ、日本人の死因の大半を占めるとされる危険な病気です。


そのリスクに備えた特定疾病保障保険は、ここまでみてきたがん保険と比べてどのような人が加入しているのか、

  • 全体の加入率
  • 年代・性別ごとの加入率

以上2点のデータを生活保障に関する調査にてまとめました。


次からはそれぞれのデータをご紹介します。

特定疾病保障保険の全体の加入率

特定疾病保障保険の全体の加入率について、年度や人数などがん保険と同様の対象で特定疾病保障保険のデータをまとめました。


全体の加入率ですが、2016年を除くとがん保険の加入率のように右肩上がりに推移していることがわかります。

年度全体男性女性
2004年24.529.620.4
2007年28.233.423.9
2010年29.832.627.4
2013年33.735.132.6
2016年33.635.532.3
2019年36.137.734.9

特に、男性はがん心筋梗塞が女性よりも多い傾向にあるといわれていることからか、2004年から29.6%と女性の20.4%に対して高い数値になっています。


しかし、2019年ではその差は縮まっている上に、全体の加入率も伸びている点から男女ともに特定疾病のリスクに備えているのがわかります。


特定疾病は医療費が高い傾向にあることから、病気が発症して就労状況や収入などに影響するリスクに備えているといえるのではないでしょうか。

特定疾病保障保険の年代・性別ごとの加入率

特定疾病保障保険の年代・性別ごとの加入率について、2019年度のデータを表にまとめました。

年代全体男性女性
18~19歳3.72.35.1
20代20.620.520.8
30代38.942.636
40代40.344.137.3
50代4345.541.1
60代33.132.733.4

がん保険の年代・性別ごとの加入率のように18~19歳は一桁台ですが、20代から加入率が増えています。


特に、30代から50代に関しては約4割の数値になっていることから、他の年代よりもリスクに備えているのがわかります。


がんも非常に重い病気ですが、特定疾病は日本人の死因の大半を占めるレベルで、治療の長期化や入院などで医療費が高く保険でカバーする人が増えているのでしょう。


また、特定疾病保険には、三大疾病以外に高度障害状態(両目の視力や言語、そしゃくの機能など完全に失った状態)をカバーするものもあります。


保険料は割高になる分、そのようなリスクに備える人も増えているのではないでしょうか。

若いうちからがん保険に加入するメリット

若いうちからがん保険に加入するメリットについて、病気のリスクが少ない若い年齢であれば入る意味はないと考える人は少なくないと思います。


また、がんに特化した保険なので、それ以外の病気には対処できないと考える人もいるでしょう。


ですが、がん保険には以下のようなメリットがあります。 

  • 保険料が安くなる
  • 不測の事態に対処できる
  • 長期的な治療(入院や通院)を保障する
がんのリスクが少ない若い年齢だと保険料が安い傾向にあるため、年齢が高齢になってから入るよりも費用を抑えることができるでしょう。

不測の事態については、がん保険には待期期間があり、加入して90日以内にガンが判明すると保険適用外となるケースがあります。

また、20代や30代でも健康状態が悪いと加入できない場合もあるので、若いうちからがん保険に加入するメリットはあります。

これはどの年齢層にもいえますが、がん保険には公的保険には見られない診断給付金や通院給付金など、万が一に備えた準備ができるのも特徴です。 

まとめ:がん保険が自分に必要か迷ったらまずは保険のプロに無料相談!


がん保険について特定疾病保障保険も含めた加入率を全体から年代・性別などみてきましたが、いかがでしたでしょうか。


がんは年齢を増すにつれて発症するリスクが高くなりますが、若いうちからがん保険に加入するなどで万が一に備えた準備ができます。


特に、結婚している世帯、子どものいる世帯などでは、自分ががんになった場合に備える必要があります。


がんになることで、仕事の転職、休職、退職などで収入の減少や無収入になるリスクも否めません。


がんは公的保険でもカバーできるものですが、がんに特化したがん保険と比べると安心できるレベルとはいえないでしょう。


どの年齢でも発症する可能性はあるので、できるだけ準備しておくのが望ましいです。


最後に、がん保険は保険料にお金がかかるので、加入の有無は別に検討したい人もいると思います。


もし、お金に関する疑問や悩みがあればお金のプロがいるマネーキャリアがあります。


顧客満足度93%無料で何度でも利用でき、オンラインにも対応しているので、気になる人は是非利用してはいかがでしょうか。

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