がん保険の見直しの必要性！見直しによるデメリットまで徹底解説

がん保険への加入から時間が経っている方は、見直しを検討する方も多いと思います。内容によっては現在の治療方法に合わず、保険金の支払いが少額になってしまう可能性もあるためです。

見直すことで保障内容が新しくなり、がんになった際にしっかりとした保障が受けられるようになるのですが、見直すことで生じるデメリットについても知っておく必要があります。

デメリットとしては、

• 保険料が上がる可能性
• 空白期間ができる可能性
• 新規加入ができない可能性

などが挙げられるのです。このような可能性があることをしっかりと理解しておきましょう。

どのようなデメリットなのかを知っておかないと見直し・乗り換えを行うことで不利になってしまう可能性も考えられます。以下でご紹介しますので、しっかりと確認していきましょう。

今まで支払っていた保険料よりも、金額が高くなってしまう可能性があります。

がん保険に限らず、保険料は年齢が上がると高くなる傾向にあります。同じがん保険へ加入するのならば、年齢が若い方が安く加入できるのです。

見直しを行うということは、以前のがん保険へ加入した年齢は今より若いことになりますよね？そのため、新たに外す加入することで保険料が高くなってしまう可能性があるのです。

確かに保険の見直しを行うことで、保障内容も十分で安く乗り換えることができる可能性もあります。しかし、このような理由で高くなってしまう事も考えられるのです。

もし見直しをして保障内容に不安のある場合には、特約等でカバーできないか確認してみても良いと思います。準備してある特約を付帯することで、悩みが解消する可能性もあります。

乗り換えるだけが見直しではなく、足りないものを付け足す、不必要な保障を外すことも検討するべきと言えるのです。

空白期間が出来てしまう可能性があることもデメリットとして挙げられます。

契約済みの方が多く、ご存じの方も多いと思いますが、がん保険は通常の医療保険などと違い、「免責期間」が設定されています。

この期間での発症は保障の対象外になってしまうのです。

空白期間を無事に過ごすためにはどうすればよいのでしょうか？免責期間が無いものを探せばよいのかもしれませんが、契約したい商品がないタイプとは限りませんよね？

解決策としては、古い保険をその期間だけダブらせて契約する方法が挙げられます。

だいたい目安の期間は3ヶ月です。新しい保険を契約し、この期間が過ぎるまでは解約を行うことを待ちます。

そうすることで、もし発症してしまっても新しい保障は使えませんが、古い保険の保障で対応することが可能となるのです。

約3ヶ月間、2重で保険料の支払いが必要になり、家計を圧迫してしまう可能性もありますが、万一を考えると空白期間ができないようにしておくことがおすすめと言えるのです。

新規の加入ができない可能性があることも覚えておきたいデメリットです。

がん保険に加入する際の条件の一つが「告知」です。契約するための審査があり、通らない限り契約することはできないのです。

審査の内容は以前の契約時と同じように、病気の経験や現在の健康状態を聞くものです。しかし、昔と違って病気の経験が増えている可能性もありますよね？

特に一度がんにかかったことのある方は加入を断られてしまう可能性が高くなります。さらに、他の病気が原因となり、審査でダメになってしまう可能性もあるのです。現在の健康状態が良いからと過信しすぎるのはやめましょう。

仮に契約できないとなった場合には、がんに対する保障がない状態となってしまいます。このようになってしまうと、見直しを行ったことを後悔してしまう事になるのです。

後悔しないためにも、契約を確認するまでは解約することは避けるべきと言えます。

先に解約してしまうと、加入できなくなることに加え、先ほどご紹介した空白期間もできてしまことになります。

乗り換え時にはこのようなことにも注意する必要があります。

がん保険の見直しを検討する際には、デメリットを確認するだけではしっかりとした見直しはできません。

自分で見直しを行うのならば、どのポイントをしっかりと確認する必要があるのかを理解しておかなくてはいけないのです。

では、何に注目して見直しを行えば良いのでしょうか？

• 診断給付金の受け取り可能回数
• 保障額の過不足
• 上皮内新生物への対応
• 通院保障の充実度
• 保障期間
• 保険金の給付条件

などがポイントになります。

これらの項目をしっかりとチェックし、加入中のがん保険でも十分なのか、乗り換えや保障の変更などが必要になるのかを検討するようにしてください。

まず確認したいのが、診断給付金の受け取り回数です。

診断給付金はがんと診断されると支払われます。そのため、再発や転移があった場合でも支給される可能性が高い給付金なのです。

この給付回数が1回などになっていた場合には、見直しを行う必要があると言えます。

がんは再発や転移の可能性がある病気です。給付回数が1回では最初の給付が終わってしまうと、その後再発や転移があっても支給されることはありません。1回と制限されている場合、その商品のデメリットにもなってしまうのです。

他の保障でカバーできると考えるかもしれませんが、診断されるだけでまとまった金額は支給される制度があれば、治療方法が変わってきてもある程度対応が可能と言えるのです。

そのため、診断給付金の回数が複数回あるものが望ましいと言えるのです。

もし1回となっていた場合には、早急に見直しを行うことがおすすめです。

保障額に過不足が無いかも見直しポイントとして挙げられます。

保障額が不足している場合、いざがんの治療を始めることになったとしても、金銭的な負担が気になり高額な治療方法が選べなくなってしまう可能性があります。

多く設定しておけば安心と考えるかもしれませんが、保障額を多くするとその分保険料が高くなってしまいます。毎月の出費が増えることになるため、適度な保障額にしておくことが望ましいのです。

では、どのくらいの保障額を準備しておけばよいのでしょうか？

これはがんの治療費としてどれくらいかかるのが一般的なのかを調べ、また公的医療保険でどれくらいがカバーされるのかを考える必要があるのです。

公的医療保険では高額療養費制度を利用することができ、一般的な年収の方で月の上限が8万円程度となります。これくらいの金額がカバーできれば、治療費として問題ないと言えますが、働いている方の場合には働けなくなるリスクも考えなくてはいけません。

これらのことを踏まえ、保障額の過不足をチェックするようにしましょう。足りない場合には保険の乗り換えや保障の変更を行うようにします。

上皮内新生物の保障も確認しておきましょう。

がんは全部同じと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

• 悪性新生物：浸潤あり
• 上皮内新生物：浸潤無し

とわけることができます。

浸潤無しのがんは転移のリスクがほぼ無いと言われています。リスクが低いがんは対象となっていない場合が多いのです。

保険金を請求したけれど対象外で支給されなかった、というケースも多数あります。「がん」と診断されてしまうと、それだけで支給条件が整ったと勘違いしてしまいそうですが、種類によっては対象外となることもあるのです。

また、設定金額の10％が支給されるという商品もあります。対象外よりはよいと言えますが、同額欲しい、という方も多いのではないでしょうか。

このように、一部のがんは対象外となっている場合や、対象になっていてもかなり少ない金額が支給されることもあるため、チェックしておく必要のある項目と言えます。

通院保障の充実度もチェックしましょう。

がんの治療ならどのタイミングの通院でも支給されると思っている方も多いと思います。

しかし、「入院後」と制限されている事が多くなります。確かに、手術後に抗がん剤治療などで通院が必要になることが多いため、限定していてもそれほど困る方はいなかったかもしれません。

しかし、手術の前後で抗がん剤治療を行うこともあります。さらに、通院だけということも考えられるのです。このような支給条件に当てはまらない場合には、支払いがないことになるのです。

そのため、入院前後で保障が受けられるタイプがより安心できるということになります。

同時に、

• 抗がん剤治療給付金
• 放射線治療給付金

などが付いているかも確認しておくことがおすすめです。

通院保障でカバーされなくても、利用できるものがあるかもしれません。カバーされるならば無理して通院保障を手厚くする必要はありませんよね？

そもそも保障内容に通院がない可能性もあります。現在の治療方針として、ついていないデメリットは大きいと言えます。

最近では通院での治療も増えているため、保障内容が古いと感じる場合には乗り換えなどをおこなったり、通院特約等が無いかを確認してみましょう。

保障期間は、

• 終身
• 定期

どちらのタイプになっているのかチェックしましょう。

終身タイプは一生涯保障が続くタイプです。保険料が変わることも無く、安心して継続していくことができるタイプになります。

一方、定期タイプは期間が限定されているタイプです。更新することで契約を続けることはできますが、そのたびに保険料が変わります。先ほどもご紹介しましたが、年齢が上がると保険料も上がるため、継続すると保険料は上がってしまう事になるのです。

子供が小さい間だけ、など期間限定の保障が欲しい場合には定期タイプがおすすめと言えます。同じ保障内容ならば終身タイプよりも保険料が安いためです。

しかし、更新ごとの料金アップ・更新の年齢制限などがあるため、定期をずっと継続するとなると話は変わってきます。

生涯の保障が欲しい場合には、終身タイプの契約がおすすめと言えるのです。

どのような保障が欲しいのかしっかりと考え、自分に合ったタイプを選べているのかを確認するようにしましょう。

保険金の給付条件もチェックが必要です。商品によっては保険金が支給されにくくなっていて、状況によっては受け取ることができないことも考えられるのです。

金額や内容などは契約時にチェックしていても、給付条件までは見ていなかった、という方もいらっしゃるかもしれません。どこも似たようなものなのでは？と考えるかもしれませんが、商品ごとに条件が違っているのです。

がん診断給付金は診断されることのみが条件と考える方が多いと思います。しかし、商品によっては診断後の入院を条件にしているものもあるのです。

最近では治療時に入院を伴わない場合も出てきています。診断給付金が受け取れない状況と言えるのです。せっかく加入していたのですから、受け取れるものは受け取りたいと考えますよね？

後悔しないためにも、どのような場合に支給されるのか、給付条件のチェックも欠かせません。

もし条件が厳しすぎる、最近の治療傾向と合っていないと感じる場合には、他のがん保険を検討する必要があると言えるのです。

見直す際のチェック項目をご紹介しましたが、なかにはこれを一人でチェックするのは大変、と感じる方もいらっしゃると思います。知識がないとなかなか作業が進みませんよね？

また、一人で行えるけれども、プロの意見も聞いてみたい、と考える方も多いかもしれません。一人で抱えるよりも、誰かに手伝ってもらった方が早く作業が終わります。それがプロならなおさら早く的確に終わらせることが可能です。

保険のプロに相談ができるのならば、相談してから自分に合ったものを探したいと考えると思います。

がん保険を正しく見直したいのならば、マネーキャリアで保険相談することがおすすめです。

マネーキャリアで相談することで、保険のプロであるファイナンシャルプランナーに相談することができます。プロに見直しを手伝ってもらえ、自分に合ったがん保険を探してもらうことができるのです。

さらに相談料金は無料です。無料で何度でもプロと相談できるため、がん保険の見直しを考えている方はぜひマネーキャリアの無料保険相談をご利用ください。

自分は終身タイプのがん保険へ加入しているから見直しは不要、と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、終身タイプの場合、契約時点では「終身」だと考えているため、見直すと言うイメージがわかないかもしれません。

また、終身タイプは若いうちに加入しておくことで生涯保険料を抑えることができます。しかし、見直すことで高くなってしまうと考えると、見直しを躊躇してしまうのも分かります。

しかし、終身タイプのがん保険へ加入していても、見直しは必須と言えるのです。

• 医療の進歩
• ライフステージごとの必要保障
• 保険料の削減

などが見直しを行うべき理由として挙げられます。

終身タイプだから大丈夫と考えず、定期的にがん保険の見直しは行うようにしましょう。

少し前まではがんの治療というと手術で切り取って直す、というイメージが強かったと思います。

そのため、そのころのがん保険では入院・手術が保障のメインとなり、通院などは対象外となっていることも多くありました。

しかし、最近の治療方法を見てみると、手術を行うことも多いのですが、通院で治療を行う方法も増えているのが現状です。

通院保障の無いタイプに加入していることを想像してみましょう。現在の治療方法は通院がメインになりつつあります。現在の治療方法と合っていないことことが分かりますよね？

このように、治療方法が変化すると保険の内容にも変化が必要になります。十分な保障が受けられない保険に加入していてもあまり意味はありません。

もし加入中の終身ガン保険で通院保障がない・手薄い場合には、特約の付帯や乗り換えも検討が必要と言えるのです。

がん保険の必要な保障などはライフステージによって変わってきます。そのため、終身タイプでもライフステージの変化があった場合には見直しが必要となるのです。

若い方は貯蓄も少なく、入院や手術となった際にはその費用が気になってしまいますよね。この費用をカバーするためにも、治療に対する保障はしっかりと準備しておきたい項目です。

さらに、若い世代では子供のいる場合も多くなります。このようなときには保障額を上げておいたり、収入についても検討する必要があると言えます。がんの治療中には通常通りに働けなくなる可能性もあります。このような事態にも備えておく必要があるのです。

しかし、子供が大きくなり独立した場合には、そこまで大きな保障は必要なくなると言えます。

さらに老後になると年金の受け取りが始まり、収入については考える必要が無くなるのです。

このように、ライフステージによって必要な保障や保障額は変わってきます。一定の保障を保ってしまうと、保障の過不足が生じてしまうため、定期的に見直しを行うことが重要となるのです。

保険料の削減も、終身タイプで見直しを行う理由のひとつとなります。

保険料は年齢に比例して高くなることはご紹介しました。終身タイプを見直すと年齢と比例して高くなってしまう事を心配する方は多いと思います。

しかし、保険料が上がる可能性が高いのはあくまで新しくがん保険に加入した場合です。

古い保険の場合、必要のない保障が付いている可能性もあります。足りない保障を見つけるためだけに行う訳ではないのです。不必要なものが取り除ければ、保険料にも影響が出ることになるのです。削減に繋がっていきます。

また、乗り換えることで安くなる可能性も少なからずあります。年齢によって上がる保険料ですが、商品ごとに違っているため、安いものが見つかる可能性もあると言えるのです。内容を維持しつつ、安いものが見つかればお得に感じますよね。

このように、終身タイプでも見直しを行うことで保険料が削減できる可能性があるのです。

デメリットについて先にご紹介したため、見直しを躊躇してしまっている方もいらっしゃるかもしれません。デメリットが怖いため見直しは避けたい、と考えてしまう気持ちも分かります。

しかし、がん保険の見直しにはデメリットよりも大きなメリットが存在すると言えるのです。

• 現在の医療状況に合わせた保障に変更できる
• 年齢に合った保障内容にできる

などが主なメリットとして挙げられます。

また、見直しの際には保障内容を確認することが必須です。どの様な内容か覚えていない方にとっては、確認するだけでも大きなメリットと言えるのです。

また、保険料が下がる可能性もあります。似たような内容ならば、安い方が良いと考える方は多いと思います。2つのメリット以外にもこのようなメリットがあるため、定期的に行うことが望ましいと言えるのです。

以下ではそれぞれのメリットについてご紹介していきます。

見直しを行うことで医療の技術進歩に合わせた保障内容に変更できることになります。

がんの治療法は年々変化してきています。新しい治療方法がどんどん生まれているのです。

そのため、今までは手術がメインだった治療方法も、通院などで治療が可能になってきているのです。

ひと昔前までは通院に対応していないがん保険もありましたが、最近のがん保険は医療技術の進歩に合わせて通院を手厚くする傾向になっているのです。

このように、がん保険も治療技術の進歩と同じように、内容の変化が行われているのです。

見直しを行うことで、その時の治療方法に合った保障内容に変更することができると言えます。しっかりと保障を受けたい場合には、定期的な見直しが必須と言えるのです。

年齢に合った保障内容にするためにも、見直しは必要となります。

先ほどもご紹介しましたが、がん保険で必要な保障内容などはライフステージや年齢などによって変わってきます。

若い場合には大きな保障が必要になりますが、あまり保険に大きな金額は割きたくないと考えるのが一般的です。定期タイプなどでしっかりとした保障を安く得る形が多くなると言えるのです。

家族がいる場合には、収入が減った際の対応なども考えておく必要があるのです。特約等に収入に対する保障があれば、付けておくと安心とも言えます。

しかし、年齢が上がり年金を受給することになると、収入が減ることについては考える必要が無くなります。収入保障などを特約で付けていた場合、不要な特約となるのです。

このように、年齢によって保障しておきたいものは変わってきます。見直しを行うことで年齢に合った保障内容に変更することができるのです。

いかがでしたか？ここではがん保険の見直しについてご紹介しました。

がん保険の見直しは、しっかりとした保障を受けるためにも必要なことと言えます。

しかし、見直しを行うことで保険料が上がってしまう可能性もあります。また、乗り換えを行う際には空白期間が出来てしまう可能性などのデメリットがあることを理解しておく必要があります。

デメリットはありますが、医療の進歩に応じた保障内容に変更できるなどのメリットは見直す価値があると言えるため、古いがん保険に加入しっぱなしの方は、一度見直しを行うことがおすすめです。

がん保険の見直しを検討している方は、マネーキャリアの保険相談がおすすめです。保険のプロに何度でも無料で相談ができます。

的確なアドバイスをもらえ、自身にぴったりの商品を探してもらえるため、ぜひ活用してください。

ほけんROOMでは他にも保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。