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自賠責で「むちうち」の慰謝料を受け取るコツ!治療期間が重要 

自賠責で適切な慰謝料を受け取ろうと思うと、治療期間が重要なファクターとなります。それが「むちうち」の場合でもです。この記事では、自賠責の慰謝料計算方法から後遺障害等級認定と治療期間の関係性まで解説しています。万が一の、交通事故での「むちうち」に備えましょう。 

自賠責保険における「むちうち」の慰謝料について!増額のコツは治療期間!

むちうちは、追突事故などで起こりやすい症状のひとつです。 


日常生活が送れないわけではありませんが、なかなか治らない首の痛みは本当につらいもの。 


むちうちで慰謝料をどの程度受け取れるのかということをお調べのあなた! 


むちうちでも、それなりの額の慰謝料を受けとることは可能です。


増額のポイントは「治療期間」にあります。 


この記事では、自賠責保険におけるむちうちの慰謝料について、 


  • むちうちの自賠責保険における慰謝料額 
  • むちうちの任意保険における慰謝料額 
  • むちうちで慰謝料増額のために必要な治療期間 


これらのことを中心にお伝えしていきます。 


この記事を読めば、むちうちで最大限の慰謝料を受け取る方法がお分かりいただます。 


ぜひ最後までご覧ください。

自賠責保険でむちうちの治療!気になる慰謝料額は?

むちうちは首に不自然な強い力がかかったことにより、神経等が損傷して発症します。 


受傷時にまるでムチがしなるように首が動くことから、むちうちと呼ばれています。 


診断名としては「頸椎捻挫」や「外傷性頚部症候群」などが多いようです。 


自覚症状は、首の痛み・手のしびれ・頭痛・めまいなど多岐に渡ります。 


症状が長引きやすい、面倒なむちうち。 


加害者の自賠責保険で治療を受けるとき、はたして慰謝料額はどの程度になるのでしょうか? 


一般的なむちうちの慰謝料額を見ていきましょう。

自賠責保険基準の慰謝料計算方法とむちうちでの相場

交通事故の慰謝料には「自賠責基準」「任意保険基準」「弁護士基準」の3つがあり、自賠責保険基準はその中でもっとも低い金額となっています。 


自賠責基準慰謝料の計算方法は、以下のようになっています。 


  • 交通事故での受傷による入院期間と通院した日数を2倍にした数字 
  • 治療が始まってから終わるまでの治療期間 


この二つのうち、少ない方に4,200円をかけて計算します。 


例として、治療期間90日・実通院日数40日の慰謝料を計算してみましょう。 


40×2=80<90 


となりますので、治療期間ではなく通院日数の2倍である80日が採用されます。 


80×4,200=336,000 


これが慰謝料の額となります。 


この計算方法をもとに、入通院日数と治療期間による慰謝料額の例を表にまとめました。 


通院日数/治療期間1ヶ月(30日)3ヶ月(90日)6ヶ月(180日)
20日126,000168,000168,000
50日-378,000420,000
120日--756,000 


自賠責基準は、保険会社からあなたへの総支払い額(治療費・休業損害・通院費・入通院慰謝料など)が120万円を超えないときに限って適用されます。 


総額が120万円を超える場合は「任意保険基準」が適用されます。

 

任意保険慰謝料は、入通院した期間のみで決まります。 


自賠責と異なり、入院と通院で金額が違います。 


任意保険基準は保険会社それぞれ独自に設定されていますが、その基礎となる金額は以下のようになっています。 


治療期間通院慰謝料入院慰謝料
1ヶ月126,000252,000
3ヶ月378,000756,000
6ヶ月643,000 1,285,000


特に入院慰謝料は、おおむね自賠責基準より高い額となっています。 


なお任意保険基準の慰謝料は、自賠責基準の慰謝料も含んだ金額です。


両方もらえるわけではないのでご注意ください。

むちうちの慰謝料相場は低い?

自賠責基準では、むちうちということが直接慰謝料減額に繋がるわけではありません。 


あくまで入通院の日数や治療期間から、日額4,200円で算定されます。 


しかし 任意保険基準や弁護士基準では、 むちうちなど自覚症状のみの場合の慰謝料は、他覚症状があるケースより低く設定されています。

自賠責保険でむちうちの適切な慰謝料を受け取る方法を2つ解説!

たとえ自賠責保険の範囲内であっても、適切な額の慰謝料はもらいたいですよね。 


自賠責保険でしっかりむちうちの慰謝料をもらうには、どうすればよいのでしょうか。 


  • 治療期間や実績 
  • 治療期間終了後の後遺障害認定 


これら2点に着目して考えてみましょう。

1:むちうちの治療期間・治療実績をしっかり作ろう

むちうちの慰謝料額を上げるには、とにかくしっかり通院などの治療実績を作ることです。 


自賠責基準では、治療期間が長くても通院日数が少なければそちらの日数を基準とした額が適用されてしまいます。 


また日数ではなく治療期間で決める任意保険基準でも、油断はできません。 


通院日数が1ヶ月に9日以内なら、慰謝料は1/3~2/3に減額補正されてしまうのです。 


忙しくても時間を見つけてリハビリなどに通いましょう。 


また後述する後遺障害の認定を受けるなら、6ヶ月以上の治療期間が必要となります。 

むちうちの治療が打ち切られる?DMK136とは?

DMK136とは、新手のアイドルグループではありません。 


多くの損保会社が、治療期間の目安として持っている基準です。 


打撲(D)は1ヶ月、むちうち(M)は3ヶ月、骨折(K)は6ヶ月の治療期間で打ち切るのが目標ということです。 


この時期が近づくと、保険会社は治療終了を打診してくるでしょう。 


しかしこのDMK136、何の医学的根拠もありません。 


保険会社にそういうマニュアルがあるというだけの話です。 


もちろん治癒していないなら、あなたには治療を続ける権利があります。

症状固定まで治療は継続しよう!治療期間を決めるのはあくまでも病院

治療期間を延長しても、それ以上状態が改善しないと認められた状態のことを「症状固定」といいます。 


症状固定とされると、保険会社からそれ以上の治療費は支払われません。 


しかし症状固定したかどうかを判断できるのはあくまで医師であり、保険会社の担当者ではありません。 


「むちうちは3ヶ月で症状固定ということになっています」 


という担当者の言葉に騙されないようにしてください。

2:むちうちの後遺障害等級認定の可能性も考慮しよう

症状固定とされた場合は、後遺障害等級の認定手続きに進んでいくことになります。 


受傷から6ヶ月程度治療期間が経過したならば、後遺障害認定の手続きを始めた方が良いでしょう。 


さすがにこれ以上伸びると、保険会社はかなり保険金を出し渋るようになります。 


むちうちの場合、認められる後遺障害等級は12級・14級・非該当のいずれかになります。 


この差を決める要因は、以下のように考えられています。 


  • 12級…症状を医学的に証明できるもの(客観的な医学的証拠がある) 
  • 14級…症状を医学的に証明できないが、説明できる(臨床検査は必要) 
  • 非該当… 症状を医学的に説明できないもの 


12級の場合、自賠責基準の慰謝料は93万円・任意保険基準では100万円。 


14級の場合、自賠責基準なら32 万円・任意保険基準なら40万円となっています。 


地方の専門医がいない病院などでは、後遺障害診断書の書き方を知らない場合があります。 


事故の治療に慣れた、信頼できる病院を選びましょう。

まとめ

自賠責保険におけるむちうちの慰謝料についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。 


この記事のポイントは、 


  • 自賠責基準のむちうちの慰謝料相場と計算方法をを知っておく 
  • まめに通院することが慰謝料の増額に繋がる 
  • おおむね6ヶ月で後遺障害認定に切り替える 


以上のことでした。 


今回は主にむちうちの自賠責基準・任意保険基準においての慰謝料に着目しました。 


しかしもうひとつの弁護士基準なら、この数倍以上の慰謝料を受け取ることが可能です。 


とはいえ弁護士基準の慰謝料獲得には、もちろん弁護士への依頼が必要です。 


こんなときのために任意保険の弁護士費用特約を付帯しておけば、費用負担なしで示談交渉を弁護士に任せることができます。 


弁護士費用特約は年間1,500円~3,000円程度でつけることができます。 


事故に遭ったときの慰謝料が気になる方は、ご検討なさってはいかがでしょうか。 



保険ROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されています。 


ぜひご覧になってください。

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