更新日:2019/11/10
自賠責保険の保険期間が25ヶ月なのはどうして?車検との関係性とは?
自賠責保険の保険期間って中途半端だな、と疑問に思う方は多いのではないでしょうか?自賠責保険の保険期間が25ヶ月になっているのは、どんな理由があるのでしょうか?この記事では、自賠責保険の保険期間が25ヶ月になっている理由や最新の保険料についてご紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自賠責保険の保険期間を25ヶ月とする理由とは?
自賠責保険の保険期間が25ヶ月になっているのはどうしてだろうと思ったことはありませんか?
保険期間が12ヶ月や24ヶ月なら理由が分かりそうですが、25ヶ月ってなんか中途半端な期間に感じますよね。
実は、自賠責保険の保険期間が25ヶ月となっている理由について理解すると、新しい車の購入や車検を受ける時に手続きがスムーズになります。
この記事では、自賠責保険の保険期間について、
- 自賠責保険に25ヶ月の保険期間があるのはどうして?
- 自賠責保険と車検ってどんな関係があるの?
- 自賠責保険の期間によって保険料は変わるの?
以上の3つのポイントについてご紹介していきます。
この記事を読んでいただければ、自賠責保険の保険期間を25ヶ月とする理由について理解できるようになります。
自賠責保険の保険期間や保険料について正しく理解して、新しい車の購入や車検の計画にぜひ役立ててくださいね。
ぜひ最後までご覧ください。
自賠責保険の保険期間は車検の有効期限より1ヶ月長くする
自賠責保険とは、正式には自動車損害賠償責任保険と呼ばれていて、自動車やバイクに乗る際に加入する必要があります。
自賠責保険は万が一事故を起こしてしまった場合に、被害を受けた方を救済するために加入が義務付けられています。
任意保険は自分で加入するかどうかを決められますが、自賠責保険は必ず加入する必要がある強制保険となっています。
では、自賠責保険の保険期間はどのくらいの長さで加入するのでしょうか?
自賠責保険は1ヶ月から加入することができますが、一般的に25ヶ月で加入する人がほとんどです。
12ヶ月や24か月という期間なら1年単位や2年単位なのかと理解できますが、どうして25ヶ月という中途半端な期間で加入するのでしょうか?
自賠責保険の期間が25ヶ月になっている理由は、2年ごとに受ける車検の有効期限よりも1ヶ月長く加入しているからです。
24ヶ月で加入した場合、うっかりすると自賠責保険の契約期間が切れてしまうことがあります。
保険期間を車検よりも1ヶ月長い25ヶ月にしておくことで、余裕をもって車検を受けることができるのです。
車検の更新には、自賠責保険へ加入していることが条件
車検を受けるためには、自賠責保険に加入していることが条件になります。
自賠責保険に加入していることを証明する自賠責保険証がないと、車検証の交付を受けることができません。
車検を受けるためには、自賠責保険証に記載されている証明書番号が必要となるからです。
車検を受けるのは2年に1度ですから、保険期間は24ヶ月で良いように思えるかもしれません。
では、どうして自賠責有効期間を車検プラス1ヶ月とするのでしょうか?
車検は有効期間満了日の夜24時まで有効ですが、自賠責保険の場合は有効期間満了日の正午12時までが有効だからです。
保険の契約期間と車検を受ける時間のずれがあるため、契約切れや車検切れを防ぐためにも1ヶ月長めの25ヶ月で更新するのです。
もちろんプラス1ヶ月ではなくプラス1日でもいいのですが、自賠責保険の契約期間の単位が月単位なので25ヶ月で契約するのです。
自賠責保険証が期限切れになると、自動車や原付バイクを運転できなくなります。
自動車やバイクの運転には、自賠責保険の携帯が法律で義務付けられているからです。
自賠責保険証を携帯しないまま運転すると、道路交通法違反になり30万円以下の罰金が科せられることがあります。
新車の場合は3年と1ヶ月の37ヶ月となる
2年に1度の車検を考慮すれば25ヶ月がおすすめですが、新車を購入する場合は保険期間が変わってきます。
新車を購入する場合は3年間車検を受ける必要がないので、37ヶ月で加入するのが一般的です。
37ヶ月という保険期間は、3年間の36ヶ月に1ヶ月をプラスした期間です。
25ヶ月で更新する場合と同様に、1ヶ月長めに加入しておくことで余裕を持って車検を受けることができるのです。
新車を購入する場合は、販売店が自賠責保険の手続きもしてくれますから、任せておけば自然と37ヶ月で加入できるでしょう。
自賠責保険に加入する保険会社は、車の販売店や整備工場によって異なってきます。
東京海上・損保ジャパン・富士火災・三井住友海上・日新火災など大手の保険会社で加入することが多いようですが、しっかりと確認しておきましょう。
自賠責保険証を紛失した場合には、加入した保険会社に連絡して再発行することになります。
自賠責保険の保険期間とそれぞれの保険料
自賠責保険の保険料は、保険期間に合わせて金額が規定されています。
1ヶ月ごとに加入することもできますが、車検を基準として12ヶ月や24ヶ月、25ヶ月、37ヶ月などの単位で保険料を支払うのが一般的です。
車検を受けたなら25ヶ月で更新できますし、新車を購入するなら37ヶ月で加入すると良いでしょう。
自賠責保険の保険料は、毎年のように改定されていますから事前に確認しておきましょう。
2017年4月に自賠責保険料が値下げされましたが、2018年4月以降も同じ保険料で変わっていません。
保険料は自動車やバイクの車種や排気量によって変わってきますし、保険期間によっても違ってきます。
自賠責保険料早見表一覧で、自賠責保険の保険料を確認しましょう。
以下の金額は、2018年4月1日以降に契約される保険料に適用されています。
24ヶ月 | 25ヶ月 | 36ヶ月 | 37ヶ月 | |
---|---|---|---|---|
普通乗用車 | 25,830円 | 26,680円 | 35,950円 | 36,780円 |
軽自動車 | 25,070円 | 25,880円 | 34,820円 | 35,610円 |
250㏄超バイク | 11,520円 | 11,780円 | 14,690円 | 14,950円 |
125㏄超バイク | 12,220円 | 15,720円 |
自賠責保険は保険期間が長いほどお得
上記の、自賠責保険料一覧表をご覧いただければ分かると思いますが、自賠責保険は保険期間が長いほど、保険料が安くてお得になっています。
1ヶ月単位でも加入できますが、長い目で見ると25ヶ月や37ヶ月で加入しておくのがお得です。
保険期間が長い方がお得になりますから、できるだけ長い期間で加入しておくのがおすすめです。
保険料は車種や期間によって異なりますが、どの保険会社で加入しても同じ金額です。
車検の不要なバイクは最長5年間加入できる
自動車には車検があるので自賠責保険の更新を忘れることはありませんが、バイクの場合は注意が必要です。
バイク(250cc以下)は車検が不要なので、自賠責保険の更新や期限を忘れてしまうことがあります。
自賠責保険の期限が契約切れの状態でバイクに乗ると法律違反になりますから気を付けましょう。
車検が不要なバイクは、最長5年間加入できるようになっています。
保険期間の期限切れが心配な方は、5年間で長めに加入しておくと安心です。
バイクは車検の期間を考えなくていいので、1ヶ月長めにしなくても12ヶ月や24ヶ月で加入すればよいでしょう。
保険会社窓口で加入や更新の手続きができますが、バイクの場合はコンビニでも加入できますから便利です。
自賠責保険の契約期間を過ぎると運転できませんから、有効期限はしっかりと確認するようにしましょう。
車検を早めに更新する予定なら24ヶ月でも良い
余裕を持って車検を受けるため25ヶ月で保険に加入する方が多いですが、24ヶ月で加入することもできます。
車検を早めに更新する予定なら24ヶ月で更新することで少しでも安く契約できます。
新車を購入する際にも、37ヶ月ではなく36ヶ月で加入することができます。
24ヶ月や36ヶ月で契約する場合には、自賠責保険が期間切れにならないように注意しましょう。
高すぎるバイク保険に加入していませんか?
バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。
自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。
ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?
実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。
ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。
そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。
しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
自賠責保険の保険期間を25ヶ月とする理由についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 車検よりも1ヶ月長い25ヶ月の保険期間が設定されている
- 自賠責保険に加入していないと車検は受けられない
- 自賠責保険の期間が長いほど保険料はお得になる
でした。
自賠責保険の保険期間が25ヶ月となっている理由を理解しておくことで、新しい車の購入や車検を受ける際に迷うことなく更新することができます。
今回ご紹介した自賠責保険の保険期間や保険料を参考にして、少しでもお得で賢い資金計画に役立ててくださいね。
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