【2024年最新】自賠責保険料は消費税増税で変化した?任意保険の保険料は?

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2019年10月から消費税が10%に引き上げされましたが、自賠責保険の保険料への影響はあったのでしょうか。今回は、自動車保険の保険料は課税の対象なのか、増税によって保険料も値上げしたのかについて詳しく解説します。また、課税区分についても紹介するので、参考にしてください。

自賠責保険と消費税の増税は関係あるの?

一般的に消費税増税によって、生活必需品など購入品の値段は上がります。


自賠責保険の保険料も消費税増税によって値上げされるのではないかと思われている方は多いと思います。


しかし、自賠責保険などの保険料は非課税区分であるため、消費税がかかりません。


そこで今回は、消費税増税によって

  • 自賠責保険は増税の影響を受けるのか
  • 増税によって保険料が値上げされる理由
について詳しく解説します。

最後まで読んでいただくと、どのように保険料が値上がりするか分かっていただけると思います。


ぜひ、最後までご覧ください。

自賠責保険は消費税の増税による影響を受けるの?


実は、自賠責保険や自動車保険の保険料値上げと消費税増税は直接的な関係はありません。


なぜなら、保険料は消費税の非課税取引の対象であるからです。


その非課税取引の対象となる

  1. 自賠責保険の保険料は非課税であること
  2. 自賠責保険の保険金も非課税であること
の2点について詳しく解説していきます。

自賠責保険は強制保険!公道を走る全ての自動車・原付に加入義務がある

自賠責保険は別名「強制保険」と呼ばれています。

この理由は、自動車損害賠償法により保険の加入が義務付けられているからです。


自賠責保険とは、対人の交通事故が起こったときの被害者側の治療費に備えてかけておくものです。対人の交通事故を起こした時、車の運転手が加害者、車に引かれた人は被害者となります。


その時、被害者の治療費を負担するのは、原則加害者側となります。


しかし、どの保険にも加入せずに交通事故を起こした場合、被害者へ支払う治療費などを支払うことができなくなります。そのようなリスクに備えるために自動車や原付を運転するときには、最低でも自賠責保険には加入することを義務付けています。

 

もし自賠責保険に加入せずに自動車や原付、バイクを運転していた場合、交通事故を起こさなくても、そのことが発覚すると違反点数6点減点かつ罰則を受けることになります。


罰則は懲役1年以下または50万円以下の罰金です。自賠責保険は交通事故が起こったときに所定の手続きを経て、保険金が支払われます。

自賠責保険の保険料には消費税はかかりません

自賠責保険の保険料に消費税はかかりません


この理由は、保険料を消費税の対象とすると国民生活に大きな悪影響をもたらすと考えられているからです。


もし、保険料に消費税が課税されていると保険契約者の負担は大きくなるため、保険を備えずに自動車を運転するような人も出てくる可能性があります。


このような事態を避けるために、自賠責保険だけでなく生命保険などの保険料は非課税取引と、消費税法で決められているからです。

自賠責保険で治療した場合でも消費税はかからない

基本的に健康保険を使わない自由診療の場合は消費税はかかります。


しかし、自賠責保険の保険金で支払われる治療費は自由診療であっても消費税はかかりません


ただし、治療に必要とされる範囲でかかる最低限の治療費のみ非課税となります。


例えば、交通事故により入院する場合、治療とは関係なく個室を希望した場合、その差額分については消費税の課税対象となります。


また入院中のテレビの料金や新聞代など治療に必要ないものについても、消費税の課税対象となります。

非課税なのに自賠責保険の保険料が値上げ!?

消費税が10%に引き上げられる前、2014年に消費税率は5%から8%に引き上げられ、増税が行われました。


それと同時に自賠責保険の保険料も引き上げられました。


今まで保険料は消費税の非課税対象であり、増税とは無関係であることを述べてきました。しかし、なぜ増税のタイミングで自賠責保険の保険料が値上げになったのでしょうか?


その理由は、消費税増税により保険会社の収益が悪化したためです。

増税による保険会社の収益悪化が原因

なぜ、消費税増税で保険会社の収益が悪化したかというと、費用にかかる消費税増税分を保険会社が負担しなければならないからです

 

前述のように、保険料は非課税のため、増税による影響は受けません。


しかし保険販売等にかかる販売手数料などの費用の部分については課税され、増税の影響を受けることになります。


保険会社は増税分を補うだけの資金がないため、収益は悪化します。


これが、消費税増税による保険会社の収益悪化のカラクリです。

 

この状況を予測して、保険会社は経営を維持させるために収益悪化分を保険料に転嫁させることにしました。


そのため、保険料が値上がりしました。

高すぎるバイク保険に加入していませんか?

バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。


自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。


ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?


実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。


ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。


そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。


しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

消費税増税による自賠責保険値上げのカラクリについて説明してきましたが、いかかでしたでしょうか?

  • 自賠責保険とは何かについての説明
  • 保険料は消費税法において非課税取引であること
  • 保険会社の費用の部分は消費税の課税対象であるため、増税による収益悪化分は保険料に転嫁しないといけないこと

について解説してきました。


消費税増税の影響は間接的ではありますが、保険料の値上げに影響しています。保険料の値上げ率がどの程度になるのか一度確認し、消費税増税に対して心づもりをしておきましょう。


ほけんROOMでは、保険に関する詳しい記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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