【2024年最新】営業用車の自賠責保険の保険料!自家用車の場合と比較

自賠責保険の保険料は営業用車の場合どうなるのでしょうか?この記事では、自賠責保険について営業用と自家用での保険料の差や、自家用から営業用に変更する場合の必要書類まで、徹底解説します。記事の最後では、自賠責の保険料がお得な地域も、おまけで紹介しています。 

自賠責保険の保険料について解説!気になる営業用車の保険料は?

タクシーやトラックなどの営業用車は、自家用車とは比較にならないくらい運行の機会が多いものです。 それでは、これら営業用の車の自賠責保険料は、どのくらいの金額なのでしょうか。 

自家用車に比べて高いのか安いのか、気になるところですよね。 

特に、あなたが自家用車を営業用車として変更しようと考えているなら、もっとも気になる問題のひとつなのではないかと思います。 

この記事では営業用車の自賠責保険料について、 
  • 自家用車と営業用車の自賠責保険料はどのくらい違うのか 
  • 自賠責保険料は地域によって違うのか 
  • 自家用車を営業用車に変更する方法 
以上のことを中心にお伝えしていきます。 

この記事を読めば、営業用車の自賠責保険料がいくらなのか、自家用車から変更するにはどのような手続きが必要なのかがお分かりいただけます。 

ぜひ最後までご覧ください。 

自賠責保険とは?自家用と営業用で保険料に差が!

営業用車とは運送業や運搬業など「運ぶこと」で金銭を得ている自動車で、具体的には運送用トラック・路線バス・観光バス・タクシーなどが該当します。 

これらはナンバープレートの色が自家用車とは異なっています。 
  • 普通乗用車・トラックなどの営業用車…緑のナンバープレートに白い数字 
  • 軽自動車の営業用車…黒のナンバープレートに黄色い数字 

ご存じでしょうか、これら営業用車と自家用車の自賠責保険料はまったく違います。 

自賠責保険は強制保険!公道を走行する全ての自動車・原付に加入義務

自賠責保険は被害者救済を目的とした強制保険であり、公道を走るすべての車やバイクに加入義務があります。 

自賠責保険の未加入者には、以下のような厳しいペナルティが科せられます。 
  • 罰則…1年以下の懲役または50万円以下の罰金 
  • 違反点数…マイナス6点(一発免停) 
6点減点ですので、過去3年間に免停・免取の前歴がなければ免許停止30日間となります。 

これはもちろん営業用車にとっても例外ではありません

自家用車の自賠責保険料はいくらくらいか

それでは営業用車の自賠責保険料は、どのくらいの金額になるのでしょうか。 

比較するために、まずは自家用車の自賠責保険料を見ていきましょう。 

自家用乗用自動車軽自動車(検査対象)
37ヶ月36,78035,610
36ヶ月35,95034,820
25ヶ月26,68025,880
24ヶ月25,83025,070
13ヶ月16,38015,960
12ヶ月15,52015,130
1ヶ月5,870円5,840円
 ※沖縄と離島を除く 

新車は3年車検、更新は2年車検に合わせた期間が設定されています。

営業用車の場合の自賠責保険料一覧

それでは次に、営業用車の自賠責保険料をご紹介しましょう。 

営業用となる普通乗用車の自賠責保険料は、用途や使用本拠地によって金額が異なります。 

今回は、東京都特別区・大阪市・名古屋市・京都市・横浜市・神戸市・川崎市・札幌市・北九州市・福岡市を本拠地とするタクシーの保険料をご紹介します。 

加入期間 保険料 
13ヶ月 138,950円 
12ヶ月 128,840円 
1ヶ月 15,310円  
※個人タクシーを除く 
      
タクシーは1年車検ですので、毎年1台につき128,840円も自賠責保険料として必要となるわけです。 

一方で個人タクシーの自賠責保険料は、会社所属のタクシーに比べれば低額です。 
加入期間保険料
13ヶ月 48,780円 
12ヶ月 45,480円 
1ヶ月 8,360円 
※沖縄と離島を除く 

とはいえ、自家用乗用車に比べればはるかに高額な料金設定ですね

もう一つ、営業用軽自動車(黒ナンバー)の自賠責保険料はどうなっているのでしょう。 

どんなに高いのかと怖くなりますが、意外にも自家用軽自動車と同じ保険料となっています。 

ただし原則として黒ナンバーは、タクシーやバスのように人を運ぶことは許されておらず、用途が貨物の運送に限られています。 
※介護タクシーなど一部を除く。

自家用から営業用に変更!変更手続きについて

自家用車を営業用車に変更するときには、書類や設備を整えて運輸局で自動車運送事業の開業許可を取らなければなりません。 開業許可が下りたなら、さらに運輸局で営業用車の申請を行います。 

ただし営業用車は規格が決まっているため、自分の乗用車がそれに合わない場合は登録できないこともあります。 

また車が自家用から営業用に用途が変わったときには、自賠責保険の変更手続きも義務付けられています。

保険会社の営業店に、以下のものを持参して手続きを行いましょう。 
  • 自賠責保険証明書(原本) 
  • 契約者の印鑑 
  • 変更後の用途や車種が確認できる書類(車検証など) 
  • 保険料が返還となる場合は振込先口座がわかるもの 
  • 追加保険料が必要となる場合は追加保険料

自賠責保険の保険料は沖縄や離島だとお得!?

ところで自賠責保険料のご紹介で何度か「沖縄と離島を除く」という但し書きがありましたが、沖縄と離島の保険料はどうなっているのでしょうか。 

個人を除くタクシーの自賠責保険料をお伝えします。 

離島(沖縄以外)
加入期間保険料
13ヶ月 
24,250円 
12ヶ月 22,790円 
1ヶ月  6,470円 

沖縄(離島以外) 
加入期間 保険料
13ヶ月 77,620円 
12ヶ月 
72,130円 
1ヶ月 10,580円 

沖縄の離島 
加入期間保険料
13ヶ月 
24,090円 
12ヶ月 
22,650円 
1ヶ月 6,460円 

特に離島地域は、本土のタクシーと比べてかなり安い保険料となっています。

高すぎるバイク保険に加入していませんか?

バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。


自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。


ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?


実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。


ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。


そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。


しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

営業用車の自賠責保険料についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。 

この記事のポイントは、 
  • 営業用車とは緑ナンバーや黄色ナンバーなど、人や物を運んで対価を得る車 
  • 営業用車の自賠責保険料は、自家用車に比べてかなり高額 
  • 自家用車を営業用車に変更するときには、運輸局や保険会社に届けが必要 
以上のことでした。 

営業用車の自賠責保険料はかなり高額ですが、タクシーには任意保険加入も義務づけられているため、さらに年間数十万円の任意保険料が必要です。 

さらに全国の主要都市ではタクシーの台数規制がされていることもあり、そもそも新規登録自体がかなり難しい状況です。 

とはいえ、貨物運送も含めて好きな運転を仕事にしたいと考える方は少なくないはず。 保険料支払いなどのハードルがクリアできるなら、挑戦してみてはいかがでしょうか。 

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されています。 
ぜひご覧になってください。

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