自賠責保険での「最短期間」の疑問を解決!加入期間や還付金について

自賠責保険における「最短期間」に関する全ての疑問を解決します。この記事では、自賠責保険における最短の加入期間や、還付金を受け取るまでの最短期間などについて解説していきます。また、任意保険の最短加入期間についての便利な情報を、最後にご紹介しています。

自賠責保険の”最短”加入期間は?

自賠責保険は、自動車を運転する者は必ず加入しなければならない強制保険です。


保険期間が切れた自賠責保険を所持していても、万が一事故を起こしてしまった時に何の補償もしてくれません。


なので、自賠責保険の加入期間は長めに設定している場合がほとんどです。


では、自賠責保険の”最短”加入期間はどのくらいなのでしょうか?


また、自賠責保険料や自動車税、重量税の過払い分に対する還付金受け取りまでに、どれくらいの期間がかかるのでしょう。


そこでこの記事では、「自賠責保険の最短加入期間」について


  • 自賠責保険の”最短”加入期間は1ヶ月
  • 自動車保険の還付金を受け取るまでの最短期間は?
  • 任意自動車保険の最短加入期間は?

以上のことを中心に解説していきます。
 


この記事を読んでいただければ、自賠責保険の最短加入期間や料金について、自賠責保険・自動車税・重量税の還付金、任意自動車保険の最短加入期間などについて詳しく知ることができます。
 


ぜひ最後までご覧ください。




多くの場合、最短加入期間は”1ヶ月”

自賠責保険で多くの場合、最短加入期間は”1ヶ月”です。


しかし1ヶ月で契約すると料金が割高になってしまいます。


そのため長期契約する人の方が圧倒的に多いです。


ではどんなときに自賠責保険を1ヶ月で加入するのでしょうか?


 それは次の2つの場合です。

自賠責保険の1ヶ月加入は”車検が切れた”ときや”廃車にするとき”にしよう

自賠責保険を1ヶ月だけ加入するのは車検切れの車を車検に通すときや廃車にするときです。


■車検が切れたとき


車検切れの車を車検に通す際、自賠責保険を1ヶ月契約する場合があります。 


しかし、車検後も車に乗る予定がある場合は25ヶ月など長期契約するほうがお得になります。


■廃車にするとき


また車検が切れた車を廃車にする際も、車を運転して業者まで運ぶ必要があり自賠責保険に最短1ヶ月だけ加入する必要があります。 

商品自動車の自賠責保険の最短加入期間は?

商品自動車とは、道路を走行することを目的とせず回送するためだけの自動車に適用されるものです。


主に、業者などが別の場所へ移動させる場合などに適用されます。


自賠責保険の保険期間は最短5日間から加入できます。


しかし通常の自賠責保険よりも割高になってしまいます。

検査対象以外の”軽自動車や原付バイクは12ヶ月”

検査対象外の軽自動車や原付バイクの自賠責最短加入期間は12ヶ月になります。


検査対象外とは、軽自動車のうち車検の義務を免除されている車両をいいます。


主に250cc以下のバイクや小型特殊車に牽引される車両や250cc以下の普通自動二輪車などです。

自賠責保険の最短期間と区分別の保険料

ここでは自賠責保険の最短期間と保険料をまとめています。


■自家用乗用自動車

保険機関1ヶ月24ヶ月36ヶ月37ヶ月
自賠責保険料
5,600円25,830円35,950円36,780円
1ヶ月あたりの保険料5,600円1,076円1,086円1,082円

※2018年4月1日以降が契約始期の車


自家用乗用車の場合、初回車検の有効期限は3年間ですが、36ヶ月ではなく37ヶ月の自賠責保険への加入を勧められる場合が多いです。


これは、車検と自賠責保険の効力には時間差があるためです。


車検は有効期限満了日の夜12時まで有効で、自賠責保険は有効期限満了日正午12時までとなっているので、車検を通す際にうっかり自賠責が切れてしまい車検を通すことができない、という状況を回避するため余分に1ヶ月加入するのです。

自動車保険の”還付金”を受け取るまでの最短期間

車を購入すると自賠責保険の加入や税金を支払うことが義務付けられています。


それらはまとめて先払いすることが多く、車を廃車にしたり売却したりする際には払い過ぎた分を還付金として受け取ることができます。


自動車保険の還付金を受け取るまでの最短期間は約2週間です。


なかには3週間一ヶ月とかかる場合もありますので、詳しくは加入の保険会社に問い合わせてください。


これら還付金は残りの期間により異なりますが、万単位の金額が返金されることもあるので諦めずしっかり手続きをしておきたいですね。  

自賠責保険料の還付金

自賠責保険の保険料は、車検の際に前払いします。


自賠責保険の還付金とは、廃車の際にその払いすぎた自賠責保険を返してもらう制度です。


自賠責保険の還付の条件としては、期間の残が1ヶ月以上ある場合に限られています。


還付金は、廃車の翌月以降の残りの期間分払い戻しされます。


手続きは、抹消登録の際に証明書をもらい、各保険窓口にそのコピーを持参し「自動車損害賠責任保険承認請求書」を記入し行います。


その際本人確認書類や自賠責保険証明書とともに提出し、自賠責保険が解約となり残っている分が払い戻しされます。


書類などの手続きはややこしく面倒に感じてしまい、放置する方も多いです。


廃車などを業者に任せる場合は、手続きなども同時に請け負っている場合も多いので任せてしまうほうが楽ちんかもしれません。

自動車税の還付金

自動車税は毎年5月末までに支払う税金で、4月1日時点で所有している車に対して支払うことが義務付けられているものです。


そして車を廃車にした際に、その年度の残りの自動車税を受け取ることができます。


これが自動車税の還付金です。


自動車税の還付金は、翌年3月までの月数で割った金額が返ってきます。


ただし軽自動車は、年度の途中で廃車にしても自動車税の還付金は受とれないので注意しましょう。


4月以降に廃車にする予定の場合は、3月中に廃車をするほうがお得です。

重量税の還付金

重量税は新車購入時や車検の際に車の重量などに応じてかかる税金で、自賠責保険と同じく、車検の際に新車の際は3年分、普通は2年分前払いします。


そして重量税の還付金とは、廃車の際にその払いすぎた重量税を返してもらうものです。


還付金は廃車の翌月から計算され残りの車検期間分だけ払い戻しされます。


重量税の還付金の申請をするには、「解体返納」や「永久抹消」などの解体届出書の提出と、重量税の還付申請書の提出が必要になります。


参考:任意自動車保険の最短期加入期間は?

任意自動車保険の加入期間は基本1年間です。


では最短期加入期間はどのくらいなのでしょうか?


それはズバリ1日です。


1日タイプの任意保険はスマートホンなどからいつでも簡単に加入でき、非常に便利です。


免許は持っているが車は所有していないので長期契約ほ保険が必要のない方に重宝されています。


この他に、1ヶ月など短期加入するならドライバー保険というものに加入する方法もあります。


これは、自身の所有車がない場合で、他人から借りた車を運転する場合に役立ちます。


その他にも、一旦1年契約をしておいて1ヶ月など途中で解約する方法もあります。


短期で解約してしまっても違約金やペナルティが課せられることはありません。


しかし年払いにしていると、未経過分の保険料返納額が大幅に減ってしまうので月払いで契約しておくことをおすすめします。

高すぎるバイク保険に加入していませんか?

バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。


自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。


ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?


実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。


ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。


そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。


しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

自賠責保険での最短加入期間について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


 今回この記事のポイントは、


  • 自賠責保険の最短加入期間は多くの場合、1ヶ月間
  • 自賠責保険の最短一ヶ月加入は車検切れや廃車のときにしよう
  • 商品自動車の最短加入期間は5日間
  • 調査対象以外の軽自動車や原付バイクの最短加入期間は12ヶ月
  • 自動車保険の還付金を受け取るまでの最短期間は2週間
  • 自動車保険の還付金・自動車税の還付金・重量税の還付金について
  • 任意自動車保険の最短加入期間は1日
です。

必ず加入の必要がある自賠責保険。

先に払う必要のあるものだからこそ、その仕組みをしっかりと理解して、払いすぎた分は返還してもらうことも忘れないようにしましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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