更新日:2018/10/26
自賠責保険の有効期間と車検の関係性とは?有効期間のズレに注目!
車を使用している方々なら、必ず自賠責保険を更新したり車検を受ける必要があります。自賠責保険の有効期間が、車検の有効期間よりも1ヶ月長く設定されているのには、ちゃんと意味があるのをご存知ですか?今回は自賠責保険および車検の有効期間の関係性について解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自賠責保険の有効期間について!自賠責と車検をあわせる理由とは?
車を使用している人なら、自賠責保険を更新したり車検を受けたりして、まさかの事態に備えることや、車の不調を検査で発見することが必要です。
自賠責保険も車検も強制されていますが、しっかりと義務を果たして安全運転ができれば安心ですよね。
しかし、ドライバーの皆さんは、自賠責保険の有効期間と、車検の有効期間に密接な関係があることはご存知でしょうか。
いまいちこの関係性にピンとこない方々もいらっしゃるはずです。
そこで、この記事では「自賠責保険および車検の有効期間の関係性」について
- 自賠責保険における車検と有効期間の関係とは?
- 自賠責保険の37ヶ月や25ヶ月の契約も車検の影響か?
- 自賠責保険に関する注意点
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んでいただければ、自賠責保険の有効期間の意味と、その注意点を知ることに役立つと思います。
ぜひ、最後までご覧ください。
自賠責保険における車検と有効期間の関係についても解説!
自賠責保険はみなさんご存知の通り強制保険です。
「今月はお金が足りないから加入しない。」などというわけにはいきません。
自動車を所有している人は車検期間を満たす様に加入する法的義務があります。
もしも、未加入の場合は公道を走ることができません(自動車損害賠償保障法第5条)。
こちらでは、自賠責保険の有効期間と車検の有効期間の関係性を解説します。
自賠責保険の有効期間と車検の有効期間の関係について
自賠責保険の有効期間は「車の種類」により決められています。自家用車の場合なら1ヶ月〜37ヶ月の範囲内で、1ヶ月単位の加入が可能となります。
次に、自家用車の車検の有効期間は新車ならば3年、それ以外なら2年となります。月に直せば新車→36ヶ月、それ以外→24ヶ月です。
自賠責保険の有効期間が、この車検の有効期間を満たしていれば問題ありません。
自賠責保険の37ヶ月や25ヶ月の契約も車検の影響!?
自賠責保険に加入してみればお気づきになると思いますが、自賠責の有効期間は37ヶ月や25ヶ月となっています。
車検の有効期間は36ヶ月や24ヶ月なのに、自賠責保険の方が車検よりそれぞれ1ヶ月分長くなっています。
その理由は、車検・自賠責保険の有効期間満了時点に、次の様な違いがあるからです。
- 車検の有効期間:有効期間満了日の23時59分まで
- 自賠責保険の有効期間:有効期間満了日の12時(正午)まで
つまり、車検も自賠責も有効期間を同じ36ヶ月や24ヶ月にしてしまうと、自賠責の有効期間の方が先に切れてしまい、公道を走行することが不可能になってしまいます。
これでは車検を受けに行くことも無理ですよね。
このような不都合を解決するため、自賠責保険の有効期間を車検よりも1ヶ月分長く設定しているのです。
こんな方は有効期間の残りに要注意!
自賠責保険と車検との関係では、有効期間の他にも注意点が存在します。
自賠責保険には保険証の正確性等も求められています。
こちらでは、「ユーザー車検の場合」と、「250cc以下のバイクに乗っている場合」について解説します。
ユーザー車検の場合
ユーザー車検とは、自動車を使用する人がご自分で運輸支局等に車両を持ち込み、継続検査を受けることです。
ユーザー車検を受ける場合は、必要書類を揃え、手続きをご自分で行わなければなりません。
また、自賠責保険については、有効期間以外にも確認しておかなければならないものがあります。
それは、自賠責保険証の不備です。運輸支局等で検査をクリアしても、自賠責保険証に不備があれば不合格となります。
自賠責保険証に記載漏れがあれば、後日、正しい自賠責保険証を持参して、運輸支局等で手続きをしなければなりません
この場合には、ご自分が加入している保険会社に連絡をすると、速やかに正しい自賠責保険証を発行してもらうことが可能です。
事前に自賠責保険証の内容を確認し不備がわかったら、保険会社から訂正した保険証を発行してもらった後、運輸支局等に行くようにしましょう。
250cc以下のバイクに乗っている場合
自賠責保険は、自動車に限らず小型二輪自動車(250cc超のバイク)も、車検のときに自賠責保険の加入手続きをする必要があります。
それ以外のバイクなら自賠責保険は必要ないかと言えば、決してそうではありません。
車検が無い軽二輪自動車(126cc〜250ccのバイク)・原付の場合も自賠責保険の加入は必要です。
保険加入が法的に義務付けられている以上、250cc以下のバイクであっても自賠責保険に未加入のまま公道を走行すると次の罰則が適用されます。
- 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 違反点数6点で免許停止処分30日(前歴がない者)
高すぎるバイク保険に加入していませんか?
バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。
自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。
ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?
実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。
ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。
そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。
しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
自賠責保険および車検の有効期間の関係性について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは
- 自賠責保険の有効期間を車検よりも1ヶ月分長く設定しているのは、それぞれの有効期間満了時点が異なるので、その不都合を解決するため
- ユーザー車検の場合は自賠責保険の有効期間の他、自賠責保険証の不備にも注意する
- 250cc以下のバイクに車検はないが、自賠責保険の加入は必要