自賠責保険が期限切れの場合どうなる?罰則や車検、再加入について

自賠責保険の保険期間が期限切れになった場合、何に注意すべきなのでしょうか?自賠責は強制保険なので、期限切れの場合は厳しい罰則があります。また、自賠責が期限切れの場合は、車検期間も過ぎている可能性があるのです。記事の最後では、便利な再加入方法も紹介いたします。

自賠責保険が期限切れしている場合は再加入は必須

公道を走るすべての車やバイクにとって強制加入となっている、自賠責保険。

強制とは言われているものの、実際再加入しないと本当にダメなのでしょうか?


また、もし再加入しなかった場合、どのような罰則があるのでしょうか。


この記事では、

  • 自賠責保険が期限切れのままだとどんな罰則があるのか
  • 自賠責保険と車検
  • 自賠責保険の再加入の方法
について解説します。

うっかり自賠責は期限切れになってしまった方は、この記事を読めばどのような行動を取るべきかわかると思います。

ぜひ最後までお読みください!

自賠責保険が期限切れのまま事故を起こすと罰則となる

自賠責保険が期限切れの状態で事故を起こせば、当然重い罰則が科せられます。 


もちろん、事故を起こさずとも期限切れで運転しただけで罰則の対象となります。 原付だろうがトラックだろうが、罰の重さは同じです。 


自賠責保険期限切れの運転に対するペナルティについて、具体的にご説明していきましょう。

自賠責期限切れの処分①:1年以下の懲役または50万円以下の罰金

自賠責保険が期限切れの状態で自動車やバイクを運転した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。 


とはいえ、繰り返しの違反や悪質な違反ではない限り50万円に至ることは稀です。 


数万円~30万円程度の範囲に収まることがほとんどでしょう。 

自賠責期限切れの処分②:免許停止処分となる

自賠責保険期限切れの運行はマイナス6点ですので、一発で免許停止となります。 


過去3年間に免停や免取の前歴がなければ、免許停止期間は30日間です。 


ただし停止処分者講習を受けることで、免停期間を短縮することができます。 30日の免停期間なら1日まで短縮することが可能です。 


ちなみに免停処分というのは、出頭して運転免許証を預けて処分の告知を受け、運転免許停止処分書を受け取った時点からスタートするので、処分者講習に向かう往路だけなら運転することが可能です。 


免停処分期間中に運転しているのば見つかった場合、さらにマイナス25点が合算されます。 


今度はなんと免許取消処分と2年の欠格期間が科せられることになります。 


くれぐれも停止処分中の運転は厳禁です。  

自賠責保険が期限有効で車検切れの場合について

車検のある車種の場合「車検は期限切れだが自賠責保険は少し残っている」という状況もあるでしょう。


車検切れの運転も、もちろん禁止されています。 


車検切れの運行は、違反点数6点で、「30日間の免許停止 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金 」という罰則が科せられます。


しかし、走れなければ車検にいけませんよね。 


一体どうすればいいのでしょうか? 

自分で運転して車検を通すなら、市町村役場などで仮ナンバーを取得する

そんなときには「仮ナンバー」を取得すれば、少しの期間だけ公道を走ることができます。 


「車検切れの車を車検に出すために、運輸支局まで自走するため」などの特別な理由がある場合に限り、仮ナンバーは交付されます。 


仮ナンバーは、管轄の市町村役場や陸運局で借りることができます。 


取得するために必要な、以下のものを用意しましょう。 

  • 自動車臨時運行許可申請書(窓口にある)
  • 車検証や抹消登録証明書など
  • 自賠責保険証
  • 免許証など申請者本人を確認できるもの
  • 印鑑
  • 仮ナンバーにかかる手数料(750円程度)

自動車臨時運行許可申請書を提出し、許可が下りると仮ナンバーを貸し出してもらえます。 

レッカー移動する場合も仮ナンバーが必要

では車検が期限切れの車をレッカーで移動させることはできるのでしょうか? 


残念ながらレッカー移動することはできません。 


レッカーで車を移動させるとき、前輪は吊り上げられていますが後輪は地面に接しています。 


この状態でも公道を走っているのと同じ扱いになるため、車検が期限切れのレッカー移動は基本的に断られてしまいます。 


レッカー移動も、仮ナンバーを取得すれば可能となります。

仮ナンバーの期限は自治体によって異なる

仮ナンバーの有効期間は、運行の目的や経路などから常識的に判断される必要最小限の日数とし、最大5日間が限度となります。 


もし「有効期間内に車検が通らない」などの理由から延長する必要がある場合は、原則として再度の申請が必要です。 


ただし一部の自治体では、正当な理由と認められれば期間を延長できる場合もあります。 


担当者に相談してみましょう。

自賠責保険と車検の両方が期限切れの場合

では自賠責保険と車検の両方が期限切れのときは、どうすればいいのでしょうか。 


その場合はもちろん、両方が揃わなければ運転することはできません。 


どのような順番で、どこで再加入・更新すれば良いのでしょうか?


二つを更新する方法について解説していきます。


車検より自賠責保険へ先に加入しなければならない

車検は有効期間をすべてカバーする自賠責に加入していないと、通すことができません。 


つまり車検より自賠責への加入が先になります。


自賠責保険の加入から車検までの流れとしては、以下のようになります。 

  1. 自賠責保険に加入する
  2. 仮ナンバーを取得する 
  3. 任意保険に加入する 
  4. 車検を受ける 

また、自賠責保険と車検の間にタイムラグができてしまうため、自賠責は24ヶ月ではなく25ヶ月の加入が必要となります。 


また、仮ナンバーでも任意保険に加入することは可能です。 

※すべての保険会社が対応しているわけではありません


万一の事故に備えて、必ず加入しましょう。

自賠責保険へ再加入できる場所は保険会社や自動車販売店などで可能

自賠責保険に加入できる場所は、保険会社だけではありません。 


保険代理店を兼ねたガソリンスタンド・自動車販売店・カー用品店などでも加入が可能です。 


インターネットで加入するという方法もあります。 


一緒に任意保険も探したい方は、インターネットで加入するのが便利かもしれません。 

原付(125cc以下のバイク)の自賠責保険はコンビニで再加入できる

原付(125cc以下)や250cc以下のバイクなら、コンビニで再加入も可能です。 


店頭で自賠責保険証とステッカーが受けとれ、すぐに乗れるようになります。 

  • セブンイレブン…マルチコピー機
  • ファミリーマート…Famiポート
  • ローソン…Loppi

これらの端末で加入することができます。 

コンビニで再加入や更新するための必要書類

コンビニで自賠責保険に入るときには、以下のものが必要です。  

  • 軽自動車届出済証(軽二輪の場合)
  • 標識交付証明書(原付の場合)
  • 保険料(クレジットカード不可)


軽自動車届出済証と標識交付証明書の代わりに、期限切れの自賠責保険証でも大丈夫です。 


これらに記載されている、 

  • ナンバープレートの番号
  • 車台番号
  • 契約者の郵便番号・住所
  • 契約者の氏名 

と申し込む自賠責の期間を入力すると、申込券が出力されます。 


レジで清算すれば、加入手続きは終了し、自賠責保険証やステッカーを受けとることができます。 

原付(125cc以下のバイク)は車検は不要

原付と250ccのバイクは車検がないため、自賠責の期間を車検に合わせる必要がありません。 


ゆえにコンビニで手軽に自賠責へ加入でき、自動車が2年(更新)であるのに対して5年という長期契約も可能なのです。 


普段から車体の点検と共に、自賠責のステッカーにも目を配るようにしておきましょう。 

<注意>高すぎる保険料を支払っていませんか?

自動車を持っていれば、自賠責だけでなく、任意保険にもほとんどの方が加入していると思います。


では、その保険料を見直したことはありますか?


以下の箇条書きが1つでも当てはまる人は、高すぎる保険料を払っている可能性があります。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する際にディーラーで自動車保険に加入した
  • 車を修理するところで自動車保険に加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

当てはまる方は要注意です。


一度簡単に保険料をシミュレーションしてはいかがでしょうか。


以下のボタンからシミュレーションすることができます。

まとめ

自賠責保険が期限切れしたときの再加入の方法についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。 


この記事のポイントは、 

  • 自賠責保険が期限切れしたままで運転すると、厳罰に処される可能性がある 
  • 車検を受けに行くには、自賠責に加入した後に仮ナンバーを取得する 
  • 原付と250cc以下のバイクはコンビニで手軽に再加入できる 

以上のことでした。 


自賠責保険は被害者を救済するための存在であるとともに、加害者の人生を守るためのものでもあります。 


交通事故で加害者になってしまった際の支払額は数千万円に登ることも多いです。そのため、被害者1名当たり4,000万円まで補償してくれる自賠責保険は、法律の面だけではなく、経済的な面から見ても絶対に加入しておく必要があります。


ほけんROOMでは他にも役にたつ記事を多数公開しておりますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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