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保険見直しのポイントとは?保険を売らない独立系FPが要点を紹介

生命保険に加入している方で保険の見直しを相談される方は、現在加入している保険がはたして本当に良いものなのかわからない場合が多い傾向にあります。そこで本記事では、保険見直しの基本について、保険を売らない独立系FPが実務経験をもとに大切なポイントを紹介します。

この記事の作成者
佐藤 元宣
佐藤元宣FP事務所 代表。税理士事務所や社会保険労務士事務所での勤務経験と保険代理店などの経験を活かした質の高い専門アドバイスと保険などの金融商品を売らない独立系FP。若年者から高齢者まで年齢を問わず相談に応じており「税金」「社会保険」といったお金をはじめ、「保険」「住宅」「相続・贈与」などのお金の相談に対して、幅広い分野で相談に応じている。無理のない、お客様の希望に沿った提案を最優先で考え、専門的な内容と家計の収支状況を加味した合理的な「不安解消」を得意としている。

生命保険の見直しについて悩みや疑問を抱えている方は必見です


生命保険の種類を問わず、何かしらの備えとして生命保険に加入している方は多いと思いますが、現在加入している生命保険が本当に良いものなのか気になっている方もおそらく多いと思います。


このような生命保険の疑問や悩みを相談する相手にふさわしいのが、FP資格を有した専門家であると考えられますが、実のところ、保険販売を行っているFPと保険販売を行っていないFPでは、違いが生じるのも確かです。


そこで本記事では、有料相談で保険販売を行っていない独立系FPが、生命保険見直しのポイントについて紹介します。


ぜひ最後までご覧ください。


まずは、生命保険に加入する目的やニーズを明確にしましょう

生命保険の種類や特徴を踏まえますと、その活用の方法や加入方法は実にさまざまです。


たとえば、万が一の死亡保障を準備しておきたいのであれば、終身保険、定期保険、収入保障保険などが一般的な生命保険にあたりますが、以下で紹介するニーズによって選ぶべき保険が異なります。


一生涯の保障を求めているのか
保障される期間が限定されていても良いのか
保障される金額は多い必要があるのか
保険料は掛け捨てでも良いのか
保険料の負担金額を重視するのか


上記は、ニーズの一例ですが、これらのニーズは、個々によって考え方がすべて異なります。


そのため、保険に加入する目的やニーズが明確になっていなければ、保険の見直しをしたとしても十分な効果が得られない場合や、かえって保険の見直しが逆効果になる場合もあるため要注意です。 

保険見直しでは心配性にならないようにする

将来に対する何かしらの心配は、多くの方が持っていると思いますが、保険の見直しにおいて、死亡、病気による入院、がん、介護、年金など、ありとあらゆることについて心配することは、保険見直しの落とし穴にはまる危険性がとても高いと筆者は感じています。


この理由は、これらの心配をすべて保険でまかなうには、相当な金額の保険料を払い込んでいかなければならず、はっきりと申し上げると家計に大きな負担がかかりすぎるリスクが生じてしまうためです。


ちなみに、あくまでも筆者自身の経験則となりますが、保険見直しの相談に来られるお客様で心配性の方ほど、家計の支出の中でも生命保険料の支出が異常に高く、いわゆる「保険貧乏」な家計になっているパターンが多くみられます。


これは、ありとあらゆる心配事やリスクについて、すべて保障されるようにしていることがおもな理由で、不必要な保障や無駄な保険料を多く支払っていることが原因です。 


また、保障が過大であるパターンや他に加入している生命保険の保障と重複しているなど、家計が保険貧乏になっている世帯ほど課題は山積みであることを筆者は率直に感じています。

心配性な方ほど、「抱き合わせ保険」に注意してほしい

生命保険には、1つの保険契約で、死亡、病気による入院、がん、介護、年金などなど、ありとあらゆる心配事を保障してくれるといった正にパーフェクト?っぽく感じる生命保険があります。


これを「抱き合わせ保険」と言いますが、心配性な方ほど、加入している生命保険の保障内容を確認しますと、抱き合わせ保険になっている傾向が高く、非常に問題です。


実のところ、抱き合わせ保険は、一見パーフェクトな内容で、保険料も安く済むと思われがちですが、おもなデメリットは以下の通りです。


  • 保障される期間が一生涯ではなく限定されている場合がほとんど
  • 保障の大部分の保険料が掛け捨てで、資産として残せない
  • 保険期間が満了すると契約を更新する必要があり、保険料が増加する
  • いざ保障が必要になるお歳の時には、保障が無くなっている可能性や保障額が十分ではない可能性がある


また、抱き合わせ保険では、実際に保険金が支払われる場合(保障内容)がわかりづらいといった落とし穴が潜んでおり、特に、将来に対して心配性の方や何もわからずに勧められるがまま生命保険へ加入した方などは、抱き合わせの保険に加入している傾向が非常に高いため注意が必要です。 

保険見直しの目的によって有料相談と無料相談を使い分ける

生命保険の見直しには、有料相談と無料相談があるのですが、相談サービスを提供する側、相談サービスを受ける側の目的は異なるため、ご自身のニーズに合った相談方法を選ぶことが大切です。


具体的に、保険の見直しを有料相談で受けるメリットは、相談者のニーズや家族構成を踏まえた上で現在加入している保険の問題点と対策方法について、税金、年金、公的保険などの制度を踏まえながらトータルで情報を得られるところにあります。 

一方、保険の見直しを無料相談で受けるメリットは、お金を支払わなくても現在加入している保険の問題点と対策方法についてFPから情報を得られます。

 


重要なのは、相談サービスを提供する側の最終的なゴール(目的)で、有料相談は、お客様に満足や納得をしてもらって報酬をいただくことですが、無料相談は、保険の見直しをすることによって、保険契約を締結するところにあります。

 


このように、有料相談と無料相談では最終的な目的が異なります。


保険相談と契約は別と考えたい場合には、有料相談が好ましいですし、相談料なしでFPに相談し保険に加入したいと考えている場合には無料相談がおすすめです。


保険について気軽に相談したい場合には無料相談をおすすめします。

現在の保険を見直し、より良い保険に加入するために必要なことは何か

現在の保険を見直し、より良い保険に加入するために必要なことは、現在加入している生命保険の保障内容の確認や家族構成を踏まえた保険のことだけを考えれば良いわけではなく、税金、年金、公的保険、相続などといったさまざまな将来のお金についてトータルで考えていく必要があります。


たとえば、税金と生命保険の関係では、納めるべき税金が少なくなる「生命保険料控除」があげられますが、保険の見直しをすることによって、節税効果がこれまで以上に高まるのかなどは知っておきたいものです。


また、遺族年金をはじめとした年金制度や高額療養費制度・傷病手当金といった公的保険制度を保険の見直しにしっかりと反映させることができれば、無駄に多くの保険料を負担したり、保障が過大な生命保険に加入する必要は無くなります。


相続につきましても、相続税がかからない範囲といったものが決められており、相続対策について生命保険の見直しを検討の場合は、この辺の説明も受けた上で見直しすることが望ましいでしょう。  


このように、生命保険の見直しの際に、税金、年金、公的保険、相続などといったさまざまな将来のお金についてトータルで考えることによって、効率的で良い生命保険に見直し加入することができます。 

生命保険の見直しポイントのまとめ

生命保険の見直しポイントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、


  • 生命保険に加入する目的やニーズを明確にすること
  • 心配性にならないこと
  • 保険見直しの目的によって有料相談と無料相談を使い分けること
  • 保険の見直しだけではなく、将来のお金についてトータルで考えていくこと


です。


一般に、家計の支出するお金の内、住宅ローンの返済の次に多くの支出割合を占めるのが生命保険料とも言われることから、保険の見直しは、保障内容を良くするだけでなく、家計のお金を考えていく上でも非常に重要な役割を持っています。 


通常、負担する生命保険料は、長い期間に渡ってお金を支払い続けていくものであるからこそ、良い生命保険に見直し加入するということは、多くのお金を手元に残せることにつながることも知っておきたいものです。


また、生命保険の見直しは、年金制度や公的保険制度といった各種社会保障の制度を加味することで必要最小限でより良い保険に加入することができるため、この辺の説明をわかりやすくできるFPへ相談されることをおすすめします。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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