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生命保険の掛け捨て型の3つの誤解とは?月額の保険料を貯蓄型と比較

生命保険の検討・見直しをすると、掛け捨て型と貯蓄型のどっちがお得なのかを考える方もいますが、損得で考えるのは間違いです。生命保険でも医療保険でも掛け捨てと積み立て型では、必要性が異なっています。この記事では、保険初心者の20代の方にもわかりやすく解説します。

生命保険の掛け捨て型に潜む選び方の3つの誤解とは?

皆さんは生命保険の加入や見直しをする際に、掛け捨て型と積み立て型どちらの方がお得なのか、損なのかを基準に考えていませんか?


実はこのような考え方は間違っていると言われています。 

生命保険の掛け捨て型と積み立て型では、加入目的が異なってきます。 


生命保険は自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。

 

そこで掛け捨て型と積み立て型の仕組みや違いについて知って頂くために 

  • 掛け捨て型と積み立て型かを損得で選ぶのは間違い 
  • 積み立て型と積み立て型では保険料の負担に大きな違いがある 
  • 掛け捨て型の生命保険がおすすめの人 
  • 掛け捨て型から積み立て型の乗り換える必要性はあるか 

 の4点から解説していきます。


この記事を読むと、どんな人が掛け捨て型の生命保険を利用するべきかわかると思います。


今回を機に、保険初心者20代の方や保険を見直している方に参考にしてもらえると嬉しいです。


是非、最後までご覧ください。 

掛け捨て型の保険とは?

まず、掛け捨て型の生命保険とはどのような特徴があるのかについて確認しておきましょう。 

掛け捨て型の生命保険は主に次の3つの特徴があります。 
  1. 5年や10年など、期間限定の保険である 
  2. 中途解約時や満期時に返戻金がない 
  3. 保険料が割安である 
掛け捨て型の生命保険は、その名の通り支払った保険料が途中解約時や満期時に保険金として戻ってこない代わりに、保険料が安く抑えられています。 

安い保険料で大きな保障を得られるというメリットがある一方で、更新ごとに保険料が上がる点に注意が必要です。 



誤解①:掛け捨て型VS積み立て型?損得で選ぶのは間違い

保険を検討する際に、掛け捨て型のものにするか積立型のものにするかで迷うところですが、「保険料が無駄になってしまいもったいない」といった損得で決めるのではなく、生命保険に加入する目的をはっきりとさせ、自分のライフプランに合わせて決めることが大切です。 

掛け捨て型は保障が中心の保険で、積立型は保障+貯蓄の生命保険となっています。 

手ごろな掛け金で大きな保障が欲しいのか、保障だけでなく貯蓄としての機能もプラスしたいのか、まずはじっくりと考えてみましょう。
 

掛け捨て型は保障、積み立て型は保障+貯蓄の役割

掛け捨て型の生命保険は貯蓄が含まれておらず、死亡保障や入院保障などの「保障」がメインとなっており、保険料が安くなっています。 

しかし、貯蓄がないからといって、保険料を捨てている(無駄にしている)ということにはなりません。 

「貯金は三角、保険は四角」という原則をご存知でしょうか? 

貯蓄は、コツコツとお金を増やしていくことによって、右肩上がりの三角形になります。 

一方生命保険は、加入した日から契約期間中を通して一定の保障を受け取ることができ、安定した四角形となります。 

安定した保障を得るために保険料が使われているので、決して捨てているわけではないことがお分かりいただけると思います。 

そして、貯蓄型の生命保険は、保障+貯蓄の保険料を支払うことになるため、保険料が高くなります。 

貯蓄分も積み立てておくことにより、途中解約時や満期時にまとまった保険金が得られますので、資金が必要なタイミングに合わせて満期時などを決めることができます。 
 

死亡保障を掛け捨て型にするメリット・デメリット

では、死亡保障を掛け捨て型にする場合のメリットやデメリットについて見ていきましょう。

【掛け捨て型にするメリット】 

  • 保険料が比較的安いが、大きな保障を付けられる
  • 保険の見直しがしやすい 
  • 商品の種類が多く、バリエーションが豊富 

月々の掛け金が割安なので、負担が少なく払い続けやすいです。

また、保険加入後により自分にぴったりの保険を見つけた場合、加入中のものを途中解約しても損することがないため、見直しがしやすいです。

【掛け捨て型にするデメリット】 

  • 途中解約や満期時に保険金が受け取れない 
  • 更新すると保険料が高くなる 

すでに何度も触れていますが、途中解約や満期時に保険金を受け取れないので損してしまったと感じる方もいるでしょう。 

また、更新するたびに保険料が高くなることにも注意が必要です。 

掛け捨て型の生命保険を検討する際は、これらのメリットやデメリットを頭にいれて検討することが大切です。
  

死亡保障を貯蓄と兼ね備えるメリット・デメリット

次に、死亡保障を貯蓄と兼ね備える貯蓄型の生命保険のメリット・デメリットについても見ていきましょう。 

【貯蓄型にするメリット】 

  • 保障と貯蓄が同時にできるのでお得感がある 
  • 支払った保険料以上の保険金が受け取れることが多い 
  • 貯蓄が苦手な人でも無理なく貯蓄できる 

貯蓄型の生命保険は、なんといっても保障をつけながら貯蓄もできるため、両方を一度にカバーできるのが大きなメリットです。 

銀行で貯金するだけでは、あまり利息がつかない上に、お金が必要になったときに切り崩してしまう可能性があります。 

しかし、保険は簡単には解約できないため、半ば強制的に貯蓄ができるので、貯蓄が苦手な人にもおすすめです。

【貯蓄型にするデメリット】 

  • 途中解約すると損してしまうことが多い 
  • 利率が契約時のものに固定されてしまう 

貯蓄型の生命保険の最大のデメリットは途中解約をすると損をしてしまうことです。 

銀行に預けておいたお金であれば、引き出しても損してしまうことはありませんが、保険を解約した際に受け取る解約返戻金は、ほとんどの場合支払ってきた保険料を下回る金額しか戻ってきません。 

また、生命保険の利率は契約時のものが固定され、その先何十年も固定金利となります。 

もし今後景気が回復して利息が上がった場合は、「損してしまった!」となる可能性があります。  
 

誤解②:掛け捨て型と積み立て型で保険料の負担は?

月々の保険料負担はどのくらいが理想なのか、気になったことはありませんか? 

他の人はどの位負担しているのか、知恵袋やブログなどを参考にした方もいらっしゃるかもしれません。 

知恵袋やブログなどでも色々な見解が出されていますが、おおよそ収入の3~10%程が目安になっているようです。

例えば、月収25万円の方であれば7,500円~25,000円程となります。
 

ここでは、掛け捨て型の保険「定期保険」と「医療保険」に加入した場合、保険料をどのくらい支払うことになるのかをシミュレーションし、具体的な保険料を計算していきます。 

また、積み立て型の生命保険は貯蓄性があるため、保険金を受け取ることができます。

しかし、途中解約すると損してしまう可能性がありますので、そのリスクについても解説します。
 

月額保険料金の相場・価格・金額を比較・シミュレーション

掛け捨て型の生命保険は保険料が割安ということはすでにご説明しましたが、具体的にどのくらいの金額が目安になるのか気になるところです。 

そこで、死亡保険と医療保険の掛け捨て型に加入した場合の保険料について、実際にシミュレーションして検討してみたいと思います。 

【定期保険】 

25歳男性を例として、定期保険に加入した場合について試算してみましょう。 
加入する際の条件は次のとおりです。 

年数・金額
保険期間10年
払込期間10年
死亡・高度障害
1,000万円

保険期間が10年のものを35歳、45歳、55歳で更新し、65歳まで保障をつけることにします。 

保険料は10年で更新するごとに次のように変更されます。 

<月額保険料> 
年齢
保険料
①25歳943円
②35歳 1,378円
③45歳2,829円
④55歳6,395円

ではまず、25歳から10年間の契約で払い込む保険料を計算します。 

943円×12ヶ月×10年=113,160円・・・①
 


同様に、35歳、45歳、55歳から10年間に払い込む保険料を計算します。
 

1,378円×12ヶ月×10年=165,360円・・・② 

2,829円×12ヶ月×10年=339,480円・・・③ 

6,395円×12ヶ月×10年=767,400円・・・④ 


そして、①から④までを合計します。 

113,160円+165,360円+339,480円+767,400円=1,385,400円 


よって、25歳から65歳まで1,000万円の死亡保険に加入した場合、1,385,400円の保険料を払い込むことになります。 


【医療保険】 
次に、25歳男性が医療保険に加入した場合の保険料を試算していきましょう。
 
加入する際の条件は次のとおりです。

保障内容
月額保険料1,382円
保険期間終身
払込期間終身
入院日額5,000円
1入院の保障日数特定疾病:120日、それ以外:60日
手術給付金10万円(外来2.5万円)
先進医療
術料と同額(通算2,000万円まで)

この医療保険には終身タイプで加入すると仮定しているため、保険料は払込期間を通して同額となります。 

1年間に払い込む保険料は

1,382円×12ヶ月=16,584円

となります。 

そして、10年間、20年間、それ以降支払続けた保険料の合計額は次のようになります。  

保険料
10年間(35歳時点)165,480円
20年間(45歳時点)331,680円
30年間(55歳時点)497,520円
40年間(65歳時点)663,360円
50年間(75歳時点)829,200円

何歳まで加入し続けるかにもよりますが、金額はおおよそこのようになります。 

終身タイプのものに加入すれば更新のたびに保険料が上がることがないので、高齢になっても安心して支払うことができます。 

積み立て型は途中解約で損する可能性がある

掛け捨て型の生命保険は、保障をメインにしているため貯蓄性がないことは理解できても、途中解約や満期時に保険金が出ないのは多少物足りなさを感じる方もいるかもしれません。 

一方で、積立型の生命保険は保険金を受け取ることができますが、満期時は特に問題ないとしても、途中解約する場合は損してしまう可能性があるので注意が必要です。 

特に、契約してから解約するまでの期間が短い(早期解約)ほど解約返戻金が少なくなります。 

これまで払い込み保険料から解約料といったものが差し引かれることになるためです。 

保険会社にとっては、契約時が一番費用がかかるといわれており、その費用を払い込み保険料の中から少しずつ回収しています。

しかし、契約して間もないうちに解約すると一度に費用を差し引かれることになるため、解約返戻金が少なくなってしまいます。 

払い込んだ保険料がすべて返戻金として受け取れるわけではないので注意しましょう。

掛け捨て型は更新ごとに掛け金が上がっていく

掛け捨て型の保険は一定期間のみを保障する保険であり、満期日が設定されていますが、満期日になっても更新すれば同じ条件で保険に加入し続けることができます。 

保障の面では安心ですが、保険料においては注意が必要です。 

毎月支払う保険料は、更新された時点(満期日時点)での年齢で再計算されるため、保険料が更新のたびに上がってしまいます。 

先ほどの「定期保険のシミュレーション」でも解説しましたが、年齢と共に掛金が上昇していることがお分かりいただけると思います。 

さらに、特約を付けている場合は、特約も更新のたびに保険料が再計算されるため、保険料が上がる一因となります。 

契約の更新については、通常満期日の2ヶ月前くらいに保険会社から更新についての案内がありますので、更新後の保険料がどのくらい上昇するのかしっかりと確認することが重要です。 

なお、「自動更新」にしている場合は、更新の案内が届いた際に「保険料を更新しない」または「保険額を減額して更新する」などの希望を出さないでいると、自動的に保険料が上がった内容で更新されますので、注意が必要です。

誤解③:掛け捨て型と積み立て型をカスタマイズできる保険の種類もある

冒頭でも触れましたように、生命保険を選ぶ際には掛け捨て型にするか積み立て型にするかをまず選ぶ必要があります。 

しかし、最近は積み立て型でありながらも特約で掛け捨て部分を付けられる保険商品も販売されており、両方のいいとこどりともいえる商品が増えてきました。 

具体的には「定期付終身保険(定期保険特約付き終身保険)」というもので、終身保険をメインにして保障を大きくしたい時期に定期保険を特約で付けることができます。 

このように、掛け捨て型と積み立て型をうまくカスタマイズさせた商品も検討してみることをおすすめします。

定期付終身保険(定期保険特約付き終身保険)

掛け捨て型の生命保険の代表ともいうべき定期保険には、「定期保険特約付き終身保険」というものがあります。 

この保険は、終身保険がメインとなり、定期保険を特約に付けて加入します。 

主に子育て世代の世帯主が加入するもので、働き盛りの時期に大きな保険金額を確保することができるという特徴があります。 

定期保険特約付き終身保険には「全期型」と「更新型」の2つのタイプがありますので、それぞれについて簡単に説明します。 

【全期型】 

保険料払い込み期間、ずっと定期保険の特約が付いているタイプです。

例えば払込期間が20年であれば20年間、30年であれば30年間は終身保険と定期保険の保険料を払うことになります。 
なお、保険料は契約時と同じ金額のものを払い続けることになります。 

【更新型】 

定期保険の特約部分を10年など短期間だけに限定するタイプで、期間満了後は更新すれば引き続き同じ条件で加入し続けることができます。 
しかし、更新時には保険料が再計算され高くなりますので注意が必要です。

掛け捨て型の場合、保険の見直しをできる

掛け捨て型の生命保険は、
例えば10年で契約した場合、10年ごとに更新することになり、その都度保険料が再計算され上昇するのが一般的です。 

これは掛け捨て型の生命保険のデメリットといえますが、少し見方を変えると「保険の見直しができるチャンス」という捉え方もできます。 

保険に加入する際、営業担当の方に「将来に備えて万全の保障」を提案されることがありますが、未来のことは誰にも分からないことなので、必要に応じて保険の見直しができる柔軟性があることが求められます。 

特に、若年層や独身の方などライフプランがまだ定まっていない方や収入が安定していない方などは、将来的に保険の見直しをする必要性が高いといえます。 

また、必要以上の保障を備えるのは保険料の無駄になり、あまり意味のあることではありませんので、定期的な見直しが必要になります。 

積み立て型の生命保険は、中途解約をすると損してしまうことがあるため、保険の見直しにも慎重にならざるを得ません。
しかし、掛け捨て型であれば解約返戻金がありませんので必要に応じて見直しをすることができます。

掛け捨て保険の主な種類と必要性を全て紹介!

掛け捨て型の保険には、定期保険(死亡保険)収入保障保険定期医療保険定期がん保険などがあります。

これらの保険の仕組みや必要性についてまとめましたので参考にしてみてください。

保険の種類仕組みや必要性
定期保険掛け捨て型の生命保険の代表ともいえる保険。契約期間中に万が一のことがあった際に保険金を受け取ることができます。保険料は割安で期間中は一定ですが、更新のたびに上昇するため注意が必要です。一定期間だけ保障を厚くしたい方や収入が少ない若年層などにおすすめです。
収入保障保険被保険者が死亡した際に受け取れる保険金を、一括ではなく分割で受け取るタイプの保険です。死亡保険金は契約日に近いほど多く、年数が経過するほどに減少していきます。比較的安い保険料で加入でき、残された家族に手厚い保障を残すことができます。
定期医療保険医療保険にも定期型と終身型があり、定期型は保険期間を5年などの一定期間区切り、その期間の保険料を支払うことになります。子育て期間など保障を厚くしたい期間を限定して加入するのがおすすめです。年齢が高くなる程保険料が高くなるため注意が必要です。
定期がん保険がん保険にも定期型と終身型があり、定期型は保険期間を5年などの期間に区切る形となります。がん保険は通常終身で加入する方が多いですが、定期型で加入するメリットは「若い方は保険料が安い」ということにあり、20代~40代のうちは安い保険料でがんに備えることができます。


 

掛け捨ての生命保険(死亡保険・医療保険・がん保険)がおすすめな人とは?

ここからは、掛け捨て型の生命保険がおすすめなのはどのような人なのかについて解説していきます。 

例えば、保障を一時的に厚くしたい子育て世代の世帯主、最低限の保障をつけておきたい専業主婦、ライフスタイルが定まっていない20代の若年層、葬儀費用を残しておきたい高齢者、持病があっても保障をつけておきたい方などは、掛け捨て型の生命保険に加入するのがおすすめです。 

では、それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。
  

世帯主(夫・旦那)の収入リスクに備えたい子育て世代の家族

保障について真剣に考えるきっかけの1つに「結婚したとき」「子供が生まれたとき」があります。 

世帯主(夫・旦那)に万が一のことがあった場合、残された家族にできるだけの保険金を残したいという希望がある他、子供が学校を卒業するまでの間だけでも手厚い保障をつけておきたいと考える方は多いものです。 

子育て世代の世帯主には、「定期保険」「収入保障保険」がおすすめです。 

定期保険は、子供が学校を卒業するまでの20年程の間保障を上乗せし十分な保障を得られるように備えることができます。 

また、収入保障保険は世帯主に万が一のことがあった場合、死亡保険金を一括ではなく毎月10万円などのように、一定額を給料のような形で受け取ることができます。 

保険料は、定期保険よりもさらに安いため、家計に大きな負担をかけずに加入できるのもメリットの1つです。 

子育て世代の世帯主には、メインで終身保険などに加入し、特約や別口で定期保険や収入保障保険に加入して一定期間保障を手厚くするのがおすすめです。
 

最低限の保障をつけておきたい、家庭を守る専業主婦

専業主婦(妻)の方は保険は不要と思われる方もいらっしゃいますが、医療保険の備えはやはり必要です。 

さらに、余裕があればがん保険にも加入できればより安心でしょう。 

幸い日本では「高額療養費制度」や「疾病手当金制度」のように、公的保障制度が手厚く整備されていますが医療費の中には保険適用されないものもあります。 

また、出産の際には様々なリスクが伴いますので、医療保険でカバーしておくと安心して出産に臨むことができます。 

さらに、女性には乳がんや子宮がんといった女性特有のがんもあることから、治療費に備えてがん保険に加入しておくこともおすすめです。 

がんは高額な治療費がかかることがある上に、治療が長期間に及ぶことも少なくありません。 

治療に費用がかかり続けると家計に与えるダメージも増大することから、専業主婦(妻)もがん保険に加入して備えることを検討するといいでしょう。
 

相対的に生命保険の必要性が低い20代の方

生命保険への加入は学校を卒業して就職したあたりから考え出す方もいるでしょう。 

就職して数年の20代のうちに終身保険に加入すれば保険料が安くなるため、先々を考えて終身保険などの積み立て型保険に加入するのも1つの方法です。 

しかし、一度就職した会社に定年までずっと働き続ける可能性はそれほど高いとはいえませんし、20代の方ですとこれから結婚し子供が生まれて家族が増えることが考えられます。 

家族が増えればそれだけライフイベントがありますし、その時々でライフスタイルに合わせて保険を見直す必要があります。 

20代の独身のうちは大きな保障をかける必要はそれほどないと思われるため、10年の定期保険に加入し、10年ごとに見直すことができる定期保険に加入するのがおすすめです。 

20代のうちは収入も不安定になりがちですので、保険料も安い方が負担無く払い続けることができます。
 

死後に葬儀代だけでも残したい、60歳以上の高齢者の方

高齢になるにつれ、葬儀のことを考え出す方が多くなります。 

「自分の葬儀代は自分で準備しておきたい」と考える方が増えており、そのような方のニーズを満たすために、最近は掛け捨て型の「葬儀保険」という商品が増えています。 

葬儀保険は、あくまでの葬儀費用を準備するための保険であり、通常の生命保険のように告知義務がないか、あったとしても簡易なものなので、持病を持っている方でも加入しやすいというメリットがあります。 

さらに、80歳を超えた方でも加入できる商品があるため、葬儀代を準備したいと思った時点でいつでも加入できます。 

また、死亡すると銀行口座が凍結されますので預金はすぐには引き出せなくなりますが、保険金は受取人に支払われるため、凍結の心配をしなくて済みます。 

しかし、一方で気を付けたいデメリットもあります。 

葬儀保険は掛け捨て型の保険なので、長期間加入していると元本割れする可能性があります。 

よって、若いうちから加入するというよりある程度高齢になってから加入したほうが良い保険といえます。
 

病気歴があり、持病の方でも入れる保険に加入検討の方

三大疾病や糖尿病などの病気歴があったり、持病をお持ちの方は「病気だと保険に加入できない」と思い、保険への加入はあきらめがちです。 

しかし、病気歴や持病があっても加入しやすい医療保険が多くあります。 

一般の医療保険よりも引受基準が緩い「引受基準緩和型保険」「限定告知型医療保険」や、告知自体が不要な「無選択型医療保険」などがあります。 

しかし、引受基準が緩いということは保険会社の支払いリスクが大きくなるため、その分保険料が高くなります。 

無選択型の場合はさらに保険料が高くなりますので、一般的に持病をお持ちの方は、まず引受基準緩和型保険を申込み、引受不可なら無選択型医療保険を検討することになります。 

また、持病をお持ちの方で「がん保険に加入したい」と考える方もいらっしゃるでしょう。 

がん保険に加入する際も健康状態の告知が必要ですが、医療保険の告知内容に比べると項目が少ないので、病気歴があっても、がんやがんに関する病気でなければ(三大疾病、糖尿病など)比較的容易に加入できる傾向があります。
 

いつまで掛け捨てでいつから貯蓄に乗り換える必要性があるか

掛け捨て型の生命保険に加入した場合、いつまで掛け捨て型で、いつから貯蓄型に乗り換えるか考えることも大切です。 

掛け捨て型の生命保険は、保険料が安いため気軽に加入することができますが、更新のたびに保険料が高くなりますので、若いうちから長期間にわたって加入するのはあまりおすすめできません。 

具体的に「何歳まで」と一概には言えませんが、結婚・出産、ライフスタイルに合わせて適切な時期に貯蓄型の生命保険へ乗り換えることを検討する必要が出てきます。 

年齢と共に年収が高くなってきたら、貯蓄型に乗り換えるのもいいでしょう。 

掛け捨て型の生命保険は、契約の仕方によって自動更新されることがありますので、更新時には保険の見直しなどをしてみるといいでしょう。 

保険相談などを利用して保険料の見積もりをすると、いくらくらいになるのか分かります。

また、一般の生命保険会社の保険ではなく共済に加入する方も多いですが、年齢と共に保障が小さくなるものもありますので注意が必要です。 

貯蓄型の生命保険は、保障と貯蓄の両方を兼ね合わせていますが、貯蓄を考えるなら保険以外のものも色々候補がありますので、ご自分にあった貯蓄方法を選ぶことも大切です。
 


掛け捨て型の保険は自動更新されることも

掛け捨て型の生命保険の代表ともいうべき定期保険は、10年や15年などの年数を区切っての保障となるため、必ず満期日があります。 

しかし、契約の際に「自動更新」としておくと、満期日以降も自動的に加入し続けることになります。 

自動更新にすると、保険期間が満期日を迎えた時点で、健康状態に関わらず、保障内容や保険金額、保険期間をそれまでと同じ条件で継続できます。 

なお、保険会社によって継続できる年齢に制限を設けていますので確認が必要です。 

しかし、自動更新されると、更新時点での年齢で保険料が再計算されるため、保険料が上昇してしまいます。 

高齢になるほど保険料も高額になっていくため、長期間定期保険に加入するのはあまり賢明とはいえません。 

自動更新の期日が近づくと保険会社から「自動更新の案内」が届きますので、定期保険などの掛け捨て型の生命保険から貯蓄型のものに変更したい場合は、「自動更新しない」旨を満期日までに伝える必要があります。
 

共済(掛け捨て型)の場合は歳をとれば保障が少なくなることも

共済には、全労済、県民共済、JA共済、COOP共済などありますが、いずれも掛け金が安く加入しやすいため検討している方もいらっしゃるでしょう。 

共済は、保険料が安い代わりに、保障金額が生命保険会社のものと比べて低めに設定されているものがほとんどです。 

例えば全労済の「総合タイプ」の保険を例にとってみると、死亡保障は最高3000万円になっていますが、3000万円が適用されるのは59歳までです。 

それ以降は年齢を重ねるごとに死亡保障が減少し、60歳移行タイプで300万円、65歳移行タイプで200万円、80歳移行タイプに至っては20万円となってしまいます。 

確かに、高齢者にそれほど大きな保障はあまり意味がないという考えもありますが、少し心もとないと感じる方もいらっしゃるでしょう。 

共済の保険は保険料が安いので人気がありますが、高齢になるにつれて保障が徐々に小さくなっていくという点に注意が必要です。
 

年収が高い方は貯蓄型に変更するのもあり

年収が高い方、年齢と共に年収が安定していきた方、結婚して夫婦共働きで世帯収入が高い方などは、貯蓄型の生命保険、なかでも終身保険に変更するのもおすすめです。 

終身保険は、その字の通り保障が一生涯続くタイプの保険で、解約する際には解約返戻金として保険金を受け取ることができるので人気の保険です。 

途中解約しなければ、最終的に亡くなった時に家族が死亡保険金を必ず受け取ることができるというメリットがあります。 

死亡保障を備えておきい方はもちろんのこと、夫婦の老後の生活資金を準備しておくことを目的として加入する方も多いです。 

また、相続税対策、葬儀費用の準備、子供や孫の教育費として活用することもできます。 

しかし、途中解約する時期によっては解約返戻金が元本割れしてしまうケースもあるため、解約時期については慎重に検討する必要があります。 

なお、終身保険の「低解約返戻金」タイプは、保険料が安く家計への負担が少ない上に貯蓄性に優れた商品です。 

途中解約すると保険料の一部しか戻ってきませんが、払込期間を過ぎてから解約すれば、解約返戻率が一気に上がり払込保険料よりも多くの保険金を得ることが可能です。
  

貯蓄は保険(年金保険やドル建て保険含む)以外の手段もあり

貯蓄型の生命保険は、保障と貯蓄を同時にカバーすることができるので、一石二鳥でお得感があります。 

しかし、生命保険を利用して貯蓄するのもいいのですが、貯蓄方法は保険(年金保険やドル建て保険含む)を活用する以外にもたくさんあり、選び方によってより効果的に貯蓄性を持たせることができます。 

例えば、毎月定額を銀行に貯金する「積立貯金」は、口座引き落としにしておけば気づかぬうちにお金を貯めることができます。 

また、共働き世帯など資金に余裕のある場合は株式投資や投資信託などに挑戦してみるのもいいでしょう。 

身近なところでは、家計簿をつけて生活費に無駄なところはないか再確認することも大切です。 

貯金が苦手という方は、目標を決めるとうまく行くことがありますので、「将来一戸建てが欲しい」などの大きな目標を持って、貯金が苦痛にならないようにするのもポイントです。 

保険を活用した貯蓄も1つの方法ですが、他にも貯蓄方法はありますので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。 

まとめ:目的を明確にして掛け捨て型か積み立て型かを選ぼう

生命保険の掛け捨て型の3つの誤解について解説してきましたがいかがでしたでしょうか? 

今回のこの記事のポイントは、
 
  • 生命保険を掛け捨て型か積み立て型かを損得で選ぶのは間違い 
  • 掛け捨て型と積み立て型では保険料の負担に大きな違いがある 
  • 掛け捨て型と積み立て型が融合したタイプの保険商品もある 
  • 主婦や高齢者、持病がある方などは掛け捨て型がおすすめ 
  • 掛け捨て型から貯蓄型への乗り換え時期を検討することが重要 

 です。 

生命保険を選ぶ際、掛け捨て型にするか貯蓄型にするかは大変迷うところです。
 

どちらも一長一短あるため、「こちらがおすすめ!」とは簡単に言えませんが、大切なのはご自身の置かれた状況やライフスタイルを考慮し、毎日の生活を安心して送れる保障を身に付けておくことといえます。 

保険のことで悩んだら、保険相談で見積もりを出してもらうのもおすすめです。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。
 

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