生命保険ALL

生命保険の必要性

生命保険の選び方

生命保険の見直し

貯蓄型の終身保険はどんな風に活用できる?貯蓄性を高めるためには?

終身保険に加入する目的は、死亡保障を受けるためだけではありません。今回は、貯蓄型の終身保険の活用方法について、わかりやすく解説していきます。貯蓄型の終身保険の貯蓄性を高めるためには、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。

終身保険の貯蓄型ならではのおすすめする活用方法をご紹介

終身保険とは、一生涯の死亡保障を、一生涯変わらない保険料で受けることができる生命保険のことです。


終身保険には、解約返戻金による貯蓄機能が備わっています。


解約返戻金とは、保険契約を途中で解約した際に、支払った保険料が戻ってくる制度のことです。


支払った保険料が掛け捨てじゃないのはうれしいですよね。


終身保険は、死亡保障に備えるだけでなく、資金形成にも活用できる貯蓄型の生命保険なのです。


そこで今回は、貯蓄型の生命保険である終身保険のおすすめの活用方法をご紹介していきます。

終身保険への加入で貯蓄を重視するなら”払込期間”に注目するべき

終身保険へ加入する際に、貯蓄性を重視するのであれば、着目するべきは、保険料の払込期間です。

終身保険の保険料払込期間は、終身払いだけでなく、10年払いや15年払い、65歳払い済みといった短期払いでの契約も選択することができます。


それではなぜ、貯蓄型の生命保険である終身保険において、払込期間に注目するべきなのでしょうか。

終身保険料を有期払いにすると終身払いより積立金の”返戻率が上がる”

終身保険では、保険料を有期払いにすることで、終身払いよりも積立金の返戻率が上がります。

実際の保険商品で、解約返戻金の返戻率を見ていきましょう。


  • 契約者:30歳男性 保険金額:500万円 保険期間:終身
  • 保険料60歳払い済みの場合 60歳時点での解約返戻金:4,301,850 円(返戻率109.9%)
  • 保険料終身払いの場合は、解約返戻金の返戻率は100%を超えることはない

終身保険では、保険料払込期間内に保険契約を解約した場合、受け取ることができる解約返戻金の額は、支払った保険料総額を下回ります。


そのため、貯蓄型の生命保険でありながら、元本割れのリスクがあるのです。


一方で、保険料払込期間を終えてから解約すると、支払った保険料以上の解約返戻金を受け取ることが可能です。


終身保険の貯蓄性を高めるためには、終身払いよりも返戻率が上がる有期払いにすることをおすすめします。


さらに、終身払いより有期払いの方が保険料の総支払い額が少ない

終身払いよりも有期払いの方がおすすめな理由は、もう一つあります。

それが、終身払いより有期払いの方が保険料の総支払い額が少ないことです。


例えば、以下の例をご覧ください。


  • 契約者:契約者:30歳男性 保険金額:500万円 保険期間:終身
  • 保険料10年払込の場合 月額保険料:32,540円 総支払保険料額:3,904,800円
  • 保険料60歳払い済みの場合 月額保険料: 10,870円 総支払保険料額:3,913,200円
  • 保険料終身払いの場合 月額保険料:6,405円 85歳までの総支払保険料額:4,227,300円

保険料を終身払いにした場合は、生存している限り保険料を負担し続ける必要があります。


そのため、保険料の総支払額は、終身払いより有期払いの方が少なくなる可能性が高いのです。

余裕がある場合は一時払い終身保険もおすすめ

保険商品によっては、終身保険の保険料を一時払いにすることもできます


一時払いで支払うことで、保険料の総支払額は有期払いよりもさらに少なくなります。


貯蓄型の終身保険において、最も解約返戻金の返戻率が高くなるのは、一時払い終身保険です。


資金に余裕がある場合には検討してみてはいかがでしょうか。

さらに、貯蓄型の終身保険を利用して相続税対策も検討してみて

貯蓄型の終身保険は、相続税対策にも活用することができます。


貯蓄型の終身保険の保険金に課税される税金の種類は、契約者と被保険者、保険金の受取人の関係により異なります。


ここからは、貯蓄型の終身保険の保険金を利用しての相続税対策の方法をご紹介します。

3つの税金の種類のうち、相続税の非課税枠が一番大きい

貯蓄型の終身保険の保険に課税される税金の種類は、所得税、相続税、贈与税の3種類です。

どの税金が課税されるのかは、契約者と被保険者、保険金受取人の関係により異なります。


これら3つの税金の種類のうち、相続税では、死亡保険金について「法定相続人の人数×500万円」の控除を受けることができます。


このように、最も非課税枠が大きいのが相続税なのです。


また他にも相続税対策として終身保険が利用されるポイントには、


  • 受取人を指定できるので、相続争いの心配がない
  • すぐに現金化できる

というものがあります。

相続税として課税される形態で契約することに注意

それでは、最も非課税枠が大きい相続税が課税される形態とは、どのような契約なのでしょうか。

具体例をご紹介します。


  • 契約者:夫 被保険者:夫 保険金受取人:妻

このように、契約者と被保険者が同一で、保険金受取人が、契約者の相続人である場合には、相続税が課税されます。


最も非課税枠が大きい相続税が課税されるように契約するために、契約時には、契約者と被保険者、保険金受取人の関係に注意しましょう。

貯蓄性を重んじるなら、”低解約返戻金型終身保険”がおすすめ



貯蓄型の終身保険の中でも、特に貯蓄性を重んじるのではあれば、低解約返戻金型終身保険がおすすめです。


貯蓄型の終身保険の一種である低解約返戻金型終身保険とはどのような終身保険なのでしょうか。

保険料の払込期間中は返戻率が下がり、満了から返戻率が一気に上がる

貯蓄型の終身保険の一種である低解約返戻金型終身保険とは、保険料の払込期間中の返戻率を低く設定することで、割安な保険料となっている保険のことです。

低解約返戻金型終身保険の特徴は、保険料払込期間満了とともに、返戻率が跳ね上がることにあります。


保険料を低く抑えながらも、貯蓄型の終身保険としての貯蓄性も高い低解約返戻金型終身保険は、大変人気のある商品となっています。


現在では、低解約返戻金型終身保険が、貯蓄型の終身保険の主流となりつつあります。

さらに、一般的な終身保険より保険料は割安となっている

低解約返戻金型終身保険の魅力の1つが割安な保険料です。


先ほども申し上げたように、低解約返戻金型終身保険では、保険料の払込期間内の解約返戻金の返戻率が低く設定されています。


その分、一般的な終身保険よりも保険料が割安となっているのです。

早期解約には特に注意が必要

低解約返戻金型終身保険は、貯蓄型の終身保険ではありますが、早期解約には特に注意が必要です。


保険料を割安にするために、低解約返戻金型終身保険の保険料払込期間内の解約返戻金の返戻率は一般的な終身保険よりも低く設定されています。


そのため、低解約返戻金型終身保険を、保険料払込期間内に早期解約してしまうと、支払った保険料の総額よりも低い額の解約返戻金しか受け取ることができません


貯蓄型の終身保険でありながら、低解約返戻金型終身保険にはには元本割れのリスクがあるので注意が必要です。

まとめ:終身保険は貯蓄型ならではの活用方法は様々

今回は、貯蓄型の終身保険の活用方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。

今回の記事のポイントは以下の通りです。


  1. 貯蓄性を高めるために、保険料の払込期間に着目する
  2. 保険金の非課税枠が大きいのは相続税(契約時の形態に注意)
  3. 貯蓄性が高い低解約返戻金型終身保険がおすすめ

終身保険は、もちろん万が一の場合の死亡保障を一生涯に渡り受けられることも特徴の一つですが、貯蓄性の高さを目的として加入する人も多いでしょう。


終身保険の貯蓄機能を上手に活用していくために、加入する際には様々な点に注意しておく必要があります。


また、終身保険の貯蓄性を高めるためには、早期解約には注意が必要です。


貯蓄型の終身保険で損をしてしまわないように十分注意しましょう。

ランキング

  • 保険の見直しで生命保険にするか共済にするかで悩んでいる方に
  • 理解できていますか?生命保険と県民共済の違いや共通点をおさらい
  • 生命保険の約款には何が書かれている?特に注意すべきことは?
  • 生命保険は中世ヨーロッパが始まり! 生命保険の成り立ちを解説
  • 分かりにくい、とても面倒、だけど重要な生命保険の主契約の見直し方
  • 今更聞けないけれども、必ず知っておきたい生命保険の特約の全情報
  • 生命保険(医療保険)に入院保障は必要?入院給付金についても解説!
  • 10年満期の生命保険で100万円受け取るのは、お得なの?損なの?
  • 生命保険の終身型と掛け捨て型を相場から見る、自分に合った保険選び
  • 生命保険の貯蓄型は老後に有利?貯蓄型生命保険で賢く資産形成しよう
  • 低解約返戻金型の生命保険を最大限活用すると、こんなにお得!
  • 生命保険料を毎月払いと前納って何が違う?メリットやデメリットは?
  • 残高証明書は生命保険会社に請求しなければ発行してもらえません
  • あなたは大丈夫?無駄のない生命保険の入り方を生活スタイル別に解説