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【FP監修】結婚前後での保険加入や家計の疑問をポイント別に解説!

結婚前後は、相手方への挨拶や結婚式の準備など、忙しくかつお金のやりくりに困ると思います。一方で、万が一の保険への加入も考え始めないといけない時期です。本記事では、FPからの結婚後にどんな保険を検討すべきで、どんな家計の設計をすべきかポイントを徹底解説します。

アンケートにご協力いただいたFPの方々(50音順、敬称略)

ファイナンシャルプランナー
下澤 純子
保険営業歴20年。現在は生命保険営業専門のコンサルタントで、保険営業さんを対象に、営業のやり方、集客の仕方を教えています。著書『働く女性がしたたかにしなやかに生き抜く仕事術』『成績のいい人はモテる人』。7月発売予定『身の丈セミナー講師入門(仮)』

【FPアンケート実施】結婚したときの夫婦の保険の見直し・選び方ポイントとは?

今回の記事では、現役のファイナンシャルプランナー(FP)の9名の方にアンケートを受けていただき、その回答を元に記事を作成しています。
結婚は、人生の一大イベントです。

結婚前は彼氏彼女の関係だった二人から、結婚後は夫妻という関係になり、家庭を持つことになります。


保険についてはじめてしっかりと考える人も多いのではないでしょうか。


急に人生で住宅の次に大きな買い物である保険について考えろと言われても、困りますよね。


住宅であれば、なんとなくイメージがつきますが、保険は将来起こりうるリスクを補填する商品なので、何が良いかわからなくて当然かと思います。


そこで、保険ROOMでは、結婚前後の保険・家計の見直しポイントについて、FPの方に回答してもらいました。


ぜひ最後までご覧ください。

各FPのコメントはほとんど原文のまま掲載しています。ぜひ参考にして見てください。(敬称略) 

FPが答える結婚前後の保険・家計の見直しポイント

FPの方の回答には、主に以下の3つのポイントが挙げられていました。

  1. 死亡保障は必要か?どのくらいの金額にするのか?
  2. 入院保障などの医療保険は不要なのでは?必要な場合は?
  3. 結婚後で貯金・家計に不安を感じる方は必要最低限の保障で

これらについて順に見ていきましょう。

死亡保障は必要か?どのくらいの金額にするのか?

一番はじめに考えるべきは、死亡保障の金額です。

特に夫の死亡保障です。(ただし、夫が稼ぎ頭だったケースです。妻が稼ぎ頭の場合は、夫と妻を入れ替えて読んでいただければと思います。)


夫は、結婚前と異なり、家庭を養っていく責任があるので、もしも夫に万が一のことがあった場合に、残された家族の生活の保障をする必要があります。


特に子供がいる場合は、子供の生活費・教育資金など何かとお金がかかるために、夫の死亡保障をしっかりと考えましょう。


高い死亡保障ではなく、妻が就職する前の間の生活費の保障分だけだったとしても、非常にありがたい保障となるでしょう。

入院保障などの医療保険は不要なのでは?必要な場合は?

次に検討する保険は、入院保障などの医療保険です。

夫が入院した場合に、入院費用がかかるのはもちろんのこと、その間に夫が働けずに、収入が途絶えてしまうという可能性があります。


しかし、夫が会社員の場合は、高額療養費制度や傷病手当金などの公的保障により、それほど重大な問題になることはないでしょう。


妻の場合は、子供を作る予定であれば、医療保険に加入しても良いかもしれませんが、それよりも貯蓄に回すべきという意見のFPの方もいました。

結婚後で貯金・家計に不安を感じる方は必要最低限の保障で

貯金・家計に不安を感じ、いま保険に加入しても、保険料を支払い続けることができるかわからないという方も少なくないでしょう。


保険は、生活が困窮しないようにリスクに備えるものなので、保険に加入することが目的となってはいけません。


保険に入ることよりも第一に、まずは貯蓄をしましょう。


その上で、生命保険・医療保険・がん保険などにおいて、必要最低限の保障の保険への加入を検討することをおすすめします。

今後のライフプランに関して検討する

結婚したら、ライフプランを立てましょう。

ここではライフプランにおいて以下の重要な3点について取り上げます。


  1. 子どもを出産する予定があるのかどうか
  2. 転職や退職の予定があるのかどうか
  3. マイホームをもつ予定があるのかどうか

子どもを出産する予定があるのかどうか

子どもを出産する予定がある場合、以下の3つの保険について検討する必要があります。

  1. 妻の医療保険
  2. 夫の死亡保障
  3. 子どもの学資保険

では、順番にみていきます。


妻の医療保険ですが、子どもを持つ予定のある場合は、


  1. 妊娠中に加入すると一部不担保となってしまうから。
  2. 子どもがいるなかで妻が入院すると、入院費用だけでなく、家政婦を雇ったり、夫が仕事を早めに切り上げたり、などといった問題が起き、お金がかかるから。

といった理由から、妻の医療保険の必要性があがるとされています。


そうとはいっても、貯蓄が十分ある場合は、それほど必要性が高いというわけでもありませんし、医療保険に加入するか迷っているような人は、ひとまず貯蓄の優先すると良いでしょう。


次に夫の死亡保障ですが、これも子どもができると、必要な死亡保障金額は増えます。


それは、子どもの食費などの生活費だけでなく、教育資金なども必要となってくるからです。


シングルマザーとなる妻の負担を軽減させてあげるためにも、少なくとも最低限の死亡保障はつけることをおすすめします。


最後に、子どもの学資保険ですが、子どもの教育資金はやはりしっかりと貯めておきたいものですよね。


学資保険には、


  • 定期預金よりも利率が良い 
  • なかば強制的に貯蓄ができる
  • 契約者に万が一のことがあったときに、保険料が免除されることが多い

といったメリットがあります。


貯蓄が十分にある、もしくはしっかりと教育資金を貯められる自信のある夫婦には必要ありませんが、浪費グセがあったり、稼ぎ頭の自分に万が一のことがあって、貯めてた教育資金が生活費として使わざるを得なくなったりなどの心配がある夫婦は、検討の余地ありです。 


妻の医療保険、夫の生命保険、子どもの学資保険について紹介しましたが、共通して言えることは、加入するなら基本若くして加入したほうが良いでしょう。

転職や退職の予定があるのかどうか

一番重要なポイントは、妻が退職するかどうかです。

つまり、共働き夫婦になるか、専業主婦になるかが、保険を考える上で、非常に重要なポイントとなってきます。


共働きの場合は、妻の医療保険の必要性があがり、専業主婦の場合は、その分、夫の生命保険・医療保険の必要性があがることが多いです。


夫が会社員であれば公的保障(高額療養費制度や傷病手当金など)を受けられますが、自営業の場合はそのような保障は受けられないので、民間の保険で手厚くしておいたほうが良いでしょう。


マイホームをもつ予定があるのかどうか

そしてマイホームをもつかどうかも、死亡保障金額を決めるなかで非常に重要なポイントです。

マイホームを持つ場合は、ほとんどのケースにおいて、住宅ローンを組むことになるかと思います。


そして住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険、いわゆる団信に加入することになるでしょう。


団信に加入すると、夫に万が一のことがあった場合、それ以降の住宅ローンの支払が免除されます。


つまり、夫に万が一のことがあっても、住宅費だけは家族に残すことができるのです。


そのため、夫の死亡保障は住宅ローンを組んでいない人と比較すると、少なくても問題ないということになります。

現状加入している保険の受取人が親のままになっていないか確認する

結婚前に生命保険などに加入している場合、受取人が親のままになっているケースがあります。

家庭に責任をもつことになるので、もし自分に万が一のことがあった場合は、しっかりと家庭を守れるように、配偶者を受取人に変更する手続きをしておきましょう。


相続において、配偶者は3分の2を受け取れるとされていますが、死亡保険金は受取人固有の財産となるので、受取人が親の場合は、親がそのまま受け取ることになります。


しっかりとした関係を築けていても、お金が絡んだ問題は厄介です。


そうならないように、特別な問題がないなら、すみやかに受取人を親から配偶者へと変更しましょう。

FPからのコメントまとめ集

  • 結婚したばかりの夫婦の保険の見直しは、

    1.家をどうするか、賃貸か購入か?によって、死亡保障が異なります。

    購入なら団信に入るでしょうから、死亡保障は多くなくても大丈夫。

    逆に賃貸は、死亡保障を充分にした方が安心です。

    2.お互い仕事はどうするのか?を将来的なことも含め話した方がいいでしょう。子供が出来た場合、妻の仕事状況によって、公的な給付金はずいぶん違います。

    もし、2人とも転職するなら保障は多めが安心です。

    3.子供を持つか否か?子供をもつつもりなら妻は医療保険に入った方がいいでしょう。

    夫は死亡保障や所得補償を手厚くし万一に備えた方が良いでしょう。

    (拝野 洋子)

  • 1.マイホームはどうするのか。賃貸派?購入派?

    住宅ローンを組む際に団体信用生命に加入するため死亡保険金額が大きく変わってきます。購入派の人の方が、死亡保険金の必要保障額は額が少なくなります。

    2.現在加入しているものがあれば、その分析と整理

    社会人になると同時に保険に加入される方も多い中、加入した保障内容を理解できている人は少ないのも事実です。

    将来的に子供の学資保険に使えるなど、解約せずにそのまま続けた方がいい保険も含まれている可能性もあります。

    3.今の生活でのリスクは何かを明確にする

    子供の教育資金が必要なのか、老後は心配なのか、病気になったときにリスクを感じるのか、配偶者の万一時の際の生活が気になるのか、どのリスクが一番大きいのかを整理してみましょう。


    そのリスクの優先順位により、保険の組み立て方も大きく変わってきます。

    保険は、決してパッケージではなく、加入する人によって内容が変わってくるものなのです。

    (下澤 純子)

  • 1.死亡保障の見直し:結婚により配偶者を思いやる気持ちが保障につながる。

    保険金額の大小ではない。

    自分が死亡した際に配偶者が就職したり、働き始めるまでのしばらくの間、生活できる費用を遺すのが思いやりでもある見直しが必要である。

    2.入院保障の見直し:入院は経済的な負担を増す。

    夫婦で1本の保険に加入できるような保険を探したり、夫婦それぞれの収入に応じて入院保障枠に傾斜を掛けたりするような見直しを行うべきである。

    特に女性は出産により、医療保険への加入で条件を付けられる場合が多いので要注意。

    3.自動車保険や家財保険など損害保険の補償見直し:独身時は気にならなかったはずだが、結婚により二人で生活すると、家財道具が意外に多いことに気付く。

    女性の方が高価なものを持っているケースも間々ある。

    二人分の家財がどうなっているのかを踏まえ火災・家財・自動車保険を見直した方がいい。

    (鳥海 光夫)

  • 1.稼ぎ手に万が一のことがあった場合、残された家族への保障

    2.夫婦2人とも生命保険に加入している場合、2人分必要か考える2人の生活を始めるにあたり、共働きなのか、妻は専業主婦になるのかによって、負担できる保険料が変わってきます。

    なので、収入と保険以外の支出をチェックして、家計に負担とならない保険料にする必要があります。

    (前佛 朋子)

  • 1.お互いの現時点での保障内容を確認

    加入するときは考えて入ったはずなのに、しばらくするとどんな保険に入っているかを覚えている人はわずか。

    この機会に保障内容を確認する。

    2.保険金の受取人の確認

    保険金の受取人が親のままになっているケースが多い。

    特に問題がなければ、配偶者へ変更する。

    3.妊娠出産に備えて、妻の医療保障を確認

    妊娠をしてからでは加入が難しくなるので、早めに加入しておくと安心。

    妊娠出産で問題がなければ保険は使えないが、何らかのトラブルで医療の助けを受ける例も少なくないから。

    (正田 きよ子)

  • 見直しというからには既契約の状況やライフプランによって異なります

    1.まずは家計と必要保障額を把握するのが前提です。

    2.子どもがいなければ最低限の定期保障や収入保障保険を検討します。

    3.若いと仮定すると定期医療や定期がん保障は検討の余地があります。 

    結婚したばかりですのでまずは家計の状況を把握するのが第一優先です。

    その上で将来を見通すためのライフプランを作成し、必要保障額を試算して適切な死亡保障を考慮します。

    子どもがいなければ死亡保障は少なくなるはずですのでまずは最低限の定期保障や収入保障保険を検討します。

    また共働きであれば一方が死亡したとしても一般的に保障は不要と考えます。

    若いと仮定すると定期医療や定期がん保障は検討の余地があります。

    ただしこれも健康保険や高額療養費制度等の状況をよく理解した上で過剰にかけないようにするといいと思います。

    (林 健太郎)

  • 1.死亡保障をお互いに掛け合う。責任が生じるため

    2.医療保険等は必要ない。貯蓄をメインに考える。不利な金融商品のため。

    3.貯蓄型保険へ加入しない。低金利のため。

    (横川 由理)

  • 1.夫婦でこれからのライフプランを立てた上で考える。

    2.子どもの誕生を望むなら、子どもが生まれた事を想定して見直しを行う。

    3.結婚したからといって、保障が大きく必要になる訳ではない。

    保険料は、家計の「固定費」になります。

    人生の三大支出は、住宅費、教育費、老後費です。

    今後、家を買うのか?子どもは何人を望むのか?など、これから何にいくらお金を遣いたいのか?それを考えた上で、保険でどこまで備えるか、保険料を払い続ける事ができるのか、を考えなければいけません。

    結婚したばかりでは、死亡保障などは必要ないのですが、子どもが生まれた時の事を考えて、死亡保障を検討しても良い。

    保険は健康な時しか加入できないので、早めに考えておく。

    (冨士野 喜子)

  • 1.現在加入している保険を夫婦お互いに開示して内容を理解する

    2.将来子供を産む予定(希望)があるかどうか確認する

    3.今度の働き方(収入の得方)を確認する 

    結婚したばかりの夫婦では、パートナーに万一の時とか病気やケガをした時の話をするのは難しいものです。

    第三者(FP等)が間に入って確認してあげることは大事であり、夫婦のお金のことは最初が肝心なので、それも上手くリードしてあげることが大事です。

    (松浦 建二)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

結婚前後における保険の見直し方について、FPの方の意見をまとめさせていただきました。


結婚の次に保険を見直す機会は、新しい家族の誕生のとき、つまり出産のときですよね。


では、出産前後の保険の見直しも確認しておきましょう。

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