更新日:2018/02/11
終身保険を増額してリスクに備える方法!手続き方法はむずかしい?
終身保険は状況に応じて増額、減額をすることが出来ます。補償金額を大きくすることでリスクに備えることが出来ます。逆に減額することも可能です。終身保険の増額はどのように行えばいいのでしょうか?実際に増額する方法についてご紹介していきます。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 終身保険の増額について解説!
- 保険の保障金額を大きくし、リスクに対し備えたい時に補償額を増やす
- 終身保険の増額の複雑な仕組み
- 終身保険の契約者に対し保険会社は常に年齢ごとに決められたお金を用意する決まり
- この決められた「責任準備金」を取り崩したものが解約時に受け取る「解約返戻金」
- 保険の増額や減額など手続きに必要なものは
- 「保険証券」「増額付加請求書」「被保険者と保険会社への届出印」「変更所要金」「告知書」「診断書」
- 増額手続きは被保険者の同意のもと、保険会社に健康状態の告知とまたは診断の必要がある
- 増額するにあたっての注意点:年齢が上がるにつれ保険料が上がる場合も
- 増額時の年齢、予定利率で計算され、利率が変わらない場合は保険料の上昇もある
- まとめ
目次
終身保険の増額について解説!
増額する場合は契約者の保険料率と年齢によって決まります。
そのため、加入した時期が今よりも金利が高い場合、新たに加入するよりもお得です。補償を増やしたい場合まず検討してみてはいかがでしょうか。
保険の保障金額を大きくし、リスクに対し備えたい時に補償額を増やす
定期付終身保険の場合、子供が成人するまでの期間など定期の部分だけ補償額を増やすことも可能です。
反対に補償金額を増減することもできます。これは「中途減額」といいます。
終身保険の増額の複雑な仕組み
終身保険の契約者に対し保険会社は常に年齢ごとに決められたお金を用意する決まり
責任準備金は保険金や給付金の予定額から、保険会社が受け取る保険料を差し引いたものになります。終身保険を増額すれば当然責任準備金も増額されます。過去にさかのぼって責任準備金を要しなくてはいけないケースもあるので注意してください。
この決められた「責任準備金」を取り崩したものが解約時に受け取る「解約返戻金」
「責任準備金=解約返戻金」だと考えている人が多いかもしれませんが、解約返戻金は責任準備金から手数料などを差し引いたものです。ですから解約返戻金の方が安くなるケースが多いです。ただし加入してから3年以上経過している場合手数料はほぼ0になります。
責任準備金が増額されればもちろん解約返戻金も高くなりますが、増額後すぐに解約すると手数料が高くなる可能性があります。
保険の増額や減額など手続きに必要なものは
では実際に終身保険の増額や減額をする場合、どのようなものが必要になるのでしょうか。
- 増額:増額分を新たに契約する
- 減額:減額分を解約する
という形になるので手続きは簡単とは言えないかもしれません。特に、増額する場合は終身保険の契約時と同じような手続きが必要になります。
「保険証券」「増額付加請求書」「被保険者と保険会社への届出印」「変更所要金」「告知書」「診断書」
必要なものは
- 保険証券
- 増額不可請求書
- 被保険者と保険会社への届出印
- 変更所要金(調整保険料)
- 告知書
- 診断書
です。保険契約時と同じくらい必要なんですね。保険会社によっては終身保険の増額が出来ない場合もありますので、まずは相談してみてください。
増額手続きは被保険者の同意のもと、保険会社に健康状態の告知とまたは診断の必要がある
体の調子が悪い時にたくさん保険金をもらおうと思って増額するというのはできないということです。考えてみれば当たり前のことですよね。
増額するにあたっての注意点:年齢が上がるにつれ保険料が上がる場合も
増額時の年齢、予定利率で計算され、利率が変わらない場合は保険料の上昇もある
どのくらいの保険料になるのかあらかじめ保険会社に確認しておくと安心ですね。
まとめ
増額する場合は特に、新たに加入するのと同じくらいの手続きが必要になります。告知書や診断書も必要となり、健康状態によっては増額できないこともあるので注意してください。
一定期間だけ補償内容を手厚くしたい場合は終身保険を増額するだけでなく、定期特約を付けるという方法もあります。掛け捨てにはなりますが、こちらの方が費用を抑えることが出来ます。それぞれ手続きや補償内容も変わってきますので保険会社に相談して検討してみてください。