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分かりにくい、とても面倒、だけど重要な生命保険の主契約の見直し方

生命保険には主契約と特約があります。特に主契約は保険の基本となるのものですので、よく目的と照らし合わせて決めていかなくてはなりません。しかし、生命保険は名称や仕組みが難しいものです。今回は主契約の種類を簡単にご紹介し、保険を選ぶポイントをご紹介します。

生命保険には主契約と特約がある

みなさんは生命保険をどのように決めていますか。

一口に生命保険といってもいろいろありますが、長い期間お金をかけることに変わりはありません。

その生命保険がマイナス金利の余波を受けて、2017年4月から新規加入に対して値上がりをしました。

実は、今年の4月が替え時なのです。

10%から20%の値上がりと推定されていましたが、一回きりの消費ではないためかなりの痛手になると思われます。

これからも支払額の変動はあると思いますし、こんなことが起こっているのですから本当に万が一の時のお金が用意できているのか心配になります。

つまり、自分の加入している保険がどういったものなのか、あるいは無駄なものはないかよく調べてみた方が良いということです。

今回はそんな厄介な生命保険の種類、その中でも主契約についてお話したいと思います。

ご存知の方も多いかとは思いますが、生命保険には主契約と特約というものがあります。

まず、この2つの分類についてご紹介していきます。

主契約とはメインとなる保障

生命保険を契約するにあたって主契約とは基本になる部分のことを言います。

この契約を定めてから他の契約を加えていくようになっています。

この契約が崩れてしまえばその上にのっている契約は総崩れ、つまり、価値が0になります。なにももらえません。

よって保険には必ず1つ主契約があります。この主契約が何かによって保障される内容も変わってくるわけですから、保険証券を決める際は主契約が何なのかをはじめに決めてください。


主契約では主に死亡、入院、年金、火事の被害の範囲が広いことに関する保障が多いです。

保険の名称が長い場合はその語尾の部分を見ると主契約の内容が分かります。

例えば「◯◯付き終身保険」は主契約が終身保険という意味になっています。



特約とは主契約につけるオプション

しかし、主契約だけでは将来のリスクには対応しきれません。

そのために主契約をサポートする契約、特約があります。

特約は単体では加入できません。

主契約とセットで加入するのが特約です。

主契約1つにどのくらいの特約がつけられるのかは保険会社によって異なります。

特約によっては不必要なものも出てくるかと思いますので、不必要な契約をして保険料を上げたり、契約意図が分からなくなることを避けてください。

特約はあくまで主契約にくっつくオプションです。


前述のとおり、主契約が無くなると特約も消えてしまうので注意が必要してください。



生命保険の主契約の種類



そもそも生命保険は保障によって3つに大別すると死亡保障、医療保障、老後・貯蓄の3つに分けられます。

この3種に各々の保険が分類されているので主契約を決める際にはこの3つの中から自分が生命保険に求めるものを決めていくとよいでしょう。


一生涯あるいは一定期間内での死亡に対する経済的保障をする死亡保障には


  • 定期保険
  • 終身保険

などがあります。

万が一の時のためにお金を残せるようにしておく大切な保障です。

また、必要かつ十分な治療を受けられるように保障する医療保障には


  • 医療保険
  • がん保険
  • 三大疾病保険

などが含まれています。

老後の心配事である治療や健康増進などをサポートする保障です。

そして、第二の人生やお子さんの就学時または介護などのために必要な資金を保障する老後・貯蓄保障には


  • 養老保険
  • こども保険
  • 介護保険

などがあります。

ざっくりとした説明ですが、主契約を考える際はまずこの3種類の中でどれが必要なのかを考えてみてください。



定期保険

多様な保険をすべて説明するのは難しいですし、ほとんどの方は必要のないものがあるので、今回はごく一般的な保険をご紹介します。

定期保険の特徴としては
  • 被保険者への死亡保障
  • 保険期間内に何もなければ、それで契約終了
  • 解約返戻金はほぼなし

となります。

つまり、一定期間内しか有効ではなく、掛け捨ての保険ということです。

なかなかデメリットの多いタイプの保険内容です。

ただし、以下のようなメリットもあります。


  • 他の生命保険に比べて保険料が安い
  • 高額な保険をかけることも可能
  • 短期型であれば、臨機応変に解約が可能

定期保険には契約を更新型か全期型があります。

更新型では更新する毎に違う保険料を払い、全期型では契約期間中はずっと同じ保険料を払うことになります。ほとんどが更新型です。

定期保険の大きな魅力として保険料の安さが挙げられますが、例えば、30歳の方が死亡・高度障害保障500万円の保険に加入するとだいたい月1190円となります。

あくまでも一例ですので参考程度に捉えてください。

定期保険に加入するかは結婚や出産、自宅の購入、お子様の独立などの家計での経済的変化が大きく予測がつかない状態の時に検討されることをお勧めします。

終身保険

終身保険の特徴は
  • 契約期間は一生涯
  • 多額の解約返戻金

となります。

解約しない限り契約は有効ですので、こまめな設定はせずに済みます。

また、積み立て型の保険ですので、それまでに積み立ててきたお金がほぼそのままあるいはそれ以上に返戻金として戻せます。

万が一の時に対応しやすい保険といえるでしょう。


終身保険のメリットをまとめると以下のようになります。


  • 保険金は必ず支払われる
  • 解約返戻金がある
  • 保険料が一定
  • 相続税の節税

最後の相続税に関しては、多額の相続をされる方についてですので対象となる方は限られます。

加えて、解約返戻金は払込途中ですと元本割れをするので注意してください。

ただし、終身保険には


  • 保険料が高い
  • 途中で見直しがしづらい
  • 超長期の保険

というデメリットがあります。

積み立て型ですので長期間に変更がなく払い続けた結果として高額の保険金や返戻金を確立させるものですのです。

受け取るときになり物価が高騰していたりとする場合の対策が練られないというリスクがあります。

養老保険

老後の生活に対して経済的な不安を緩和するための保険が養老保険です。

この養老保険は



  • 契約期間内なら死亡保障付き
  • 満期時に死亡保障と同額を給付

という特徴を持っています。

また満期は50歳から60歳になっており、月毎や年毎に分割して支払っていく積立型と保険料をまとめて支払う一括型があります。



変額保険

生命保険会社の運用実績により、支払われる保険金や解約返戻金の金額が変動する保険を変額保険といいます。

普通の保険とは違い戻ってくるお金に変動があるのは積極的に株式や債券への投資によって得られる利益を還元するためです。

最低保証額もばらばらなので必ず確認してください。


変額保険は


  • 変額終身保険(終身保険)
  • 変額有期保険(養老保険)
  • 変額個人年金保険(一括払い)

の3つがあります。

それぞれに若干の違いは出てきますが、その時々の運用実績によって戻ってくる金額が異なります。そのため景気変動への対策になります。



利率変動型積立終身保険(アカウント型保険)

生命保険の保障機能と積立の貯蓄機能が合わさった利率変動型積立終身保険というものがあります。

複雑な仕組みを持っている保険ですが、自らのライフバランスに応じて調整ができる保険です。気を付けていただきたいのは、あくまでこれは終身保険であるということです。


特徴としては


  • 一時的な引出や増資が加納(限度あり)
  • 積立額と保障額の比率は自由
  • 払込満了後は積立額と同等の終身保障になる

となります。

ただし、プラン決定だけがフレキブルなわけではなく利率によって保険料も変動してしまいますので注意してください。

保険料値上がりの際には不足分を積立金から引かれることになります。

そのままにしておくと満了後の終身保障が十分で無くなることもあります。



生命保険の主契約を選ぶポイント



さて、生命保険のベースになるのが主契約だとお話しましたが、これは何を基準に選ぶのが良いのでしょうか。

ただでさえ実際の保障を連想しにくい名前がついている保険を選ぶ時には、何かしらの基準を持っておくことで後悔する確率を低くできるのではないでしょうか。

そこで、今回は保障期間、貯蓄か掛け捨てか、収入と保険料のバランス、老後のサポートの4点から主契約を考えていきたいと思います。

終身か定期か

終身保険の場合は一生涯保障が続きます。

満期後も支払うことがありますが、満期前にその分まで払っておけば、老後に払うこともなくなり安心して第2の人生を歩むことができます。



対して、定期保険では必要な時に、必要な分だけの保険料を支払うことになります。

定位保険は保障に対する料金なので比較的保険料が安いです。

ただし、契約が満了になってしまうと保障内容も破棄されてしまいます。

つまり、終身か定期かを判断する基準はずっと必要なのか、一時的に必要なのかを重視するのかが決め手になります。



貯蓄性か掛け捨てか

生命保険には貯蓄機能があるものとそうではない掛け捨て型のものがありますが、余程の方でない限り貯蓄型をお勧めします。

掛け捨ての場合は単純に保障内容のみの代金となり若いうちからの全期型であれば保険料が相当安く済みます。

ただし、今の時代で老後の貯蓄を年金だけに頼るわけにはいきません。

公的年金で40年間すべて納付した場合では、一人当たり月々65,008円となり、そこへ厚生年金を加えても夫婦でおよそ月22万円となっています。これでは日々の生活や医療に関する費用を賄うことは難しいかと思います。


自分で老後の資金を用意したい、あるいはその目途が立っている方は掛け捨てで大丈夫です。

しかし、最低保障額が決まっている保険に投資してリスクをあらかじめ減らしておくことも重要です。


収入保障と定期の生命保険料の比較

収入保障保険というのは掛け捨ての保険で、最大の特徴が死亡した時点から毎月定額の保険金がもらえるというものです。

例で考えてみましょう。


例えば、ある男性が月10万円コースで30年間支払うとします。月々2910円の保険料を支払います。すると30年間で104万7600円支払うことになります。しかし、この男性が加入後5年目で亡くなったとします。そうすると残りの25年間は保険金を毎月5万円貰えることになります。つまり、支払額17万4600円に対して、貰える総額は1500万円となります。

定期保険では死亡時点でまとまった金額が遺族に届けられます。一度支払われておしまいです。もし、先ほどの男性が同額の1500万円をもらうとしたら月3510円を支払わなくてはいけません。


これだと定期保険では損をするように思えますが、定期保険は万が一の時に、契約期間内であれば同一の額を貰えるという面があります。



老後の蓄えとして捉えるかどうか

もはや公的年金だけでは老後の生活を保障することはできません。

自ら老後の貯蓄を作らなくては行けず、そのために保険を活用するのも一つの手です。

それが保険の一つの機能でもあります。


ここで、老後に受け取る額が決まっているのか、それとも決まっていないのかでは将来に対する不安のも変わってくるかと思います。

その際には確定拠出型なのか確定給付型なのかをよく確認しなくてはなりません。

確定拠出型は生命保険会社の運用によって受け取る額が変わってしまいます。

想定していた額を上回るのか、それとも下回ってしまうのかは分かりません。

税制面で優遇されますが、そうした給付額が確定しないリスクがあります。

対して、確定給付型ではあらかじめ給付額が決まっているので将来のプランを立てやすくなっています。





参考:生命保険の主契約は途中で変更できる

実は、生命保険の主契約というのは更新時などで途中変更できます。これは保険料の減額や別の保険に切り替えるということです。

保険料を減額すると減額した分は解約したものとみなされますので保障額が減らされる場合があります。

保険を切り替える場合は解約返戻金を元手に変更しますので、解約返戻金が少なすぎると変更できない場合があります。


ただし、このときに注意していただきたいことがあります。

現在、加入している終身保険や養老保険、年金保険は貯蓄内容が大きい保険です。

マイナス金利になってしまっている今に比べると、高い予定利率で加入している可能性が高いです。

転換する際に予定利率が下回ってしまうと保険料が割高になってしまいますし、一般的に高齢である方が保険料は高くなりますので主契約はよほどのことがない限り転換をするのは控えた方が良いでしょう。

まとめ:生命保険の主契約について

主契約は加入している保険の基礎であり、そこにおまけの特約を付けていきます。

この主契約を決める際は


  • ずっと必要なのか
  • 貯蓄もセットでしたいか
  • 必要な保険金はどれくらいか
  • 確定拠出か確定給付か

の4点を確認して決めましょう。

主契約は途中で変更することができますが、おおよそ保険料が割高になってしまいます。

保険はどうしても若い頃に加入したほうが良くなってしまいます。あらかじめご自身の求める最低限のラインを決めて保険を検討してみてください。

また、加入している保険がいまいち分からない場合は、ぜひ保険会社に現状どうなっているか確認してみてください。


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