複数の個人年金保険に加入する2つの大きなメリットを解説

個人年金保険は自分で任意加入するタイプの保険なので、複数の会社や商品タイプを選ぶこともできます。個人年金保険に複数加入しておけば分散投資によりリスクを減らせたり、複数の受給期間を選べるので、上手な人生設計、ライフプラン設計に役立ちます。



▼この記事を読んで欲しい人
  • 定年後の備えを考えたい人
  • 投資を始めたいが、損失などが不安な人
  • 個人年金保険とは何なのか知りたい人

▼この記事を読んでわかること
  • 個人年金保険に複数加入するメリット
  • 個人年金保険に加入する際に抑えたいポイント
  • 加入する際は保険のプロに相談するのがオススメ
  • 確定拠出年金や投資信託も併せて購入も考える

内容をまとめると

  • 個人年金保険に複数加入することでリスク分散できる
  • 受給期間を自分で選択することが可能
  • 公的年金で受け取れる金額を把握し、計画をたてる
  • 夫婦向けの個人年金保険の加入もオススメ
  • 投資信託や確定拠出年金を併用する
  • ライフプランの計画や保険の相談は迷ったら、プロに相談するのが良い

個人年金保険に複数加入することによる2つの大きなメリット




色々な保険会社が個人年金保険を販売していますが、複数の個人年金保険に加入することにメリットがあるということは、ご存知でしたでしょうか?


メリットは主に、2点あり


  • 分散投資をするのでリスクを減らすことが可能
  • 受給期間を自分で選べるため色々なライフプランに対応できる

となっています。

ただ、この内容だけだとピンとこない人のために、個人年金保険を複数加入することでのメリットを詳しく内容について解説していきます。

メリット①分散投資で損をするリスクを減らせること

個人年金保険という名前ですが、こちらの商品は保険というよりも、投資として役割が非常に強いのが特徴です。


 毎月の掛金は、保険会社が円建て、もしくは外貨建てで運用され、将来受け取る時期になったら、運用したお金を受け取る仕組みになっています。 


つまり、将来的には掛け金が運用の結果により、価値が下がってしまう恐れもあるんです。

投資信託や株式においても、分散投資をすることでリスクを減らして運用するのが、投資の世界では常識となっています。 


つまり、複数の個人年金保険に加入することで

保険会社が倒産してしまった
外貨建ての運用結果が悪かった

というようなリスク対策になる訳です。 


投資信託には、どのような株を組み合わせて運用しますよ。 


といったポートフォリオというものが、存在します。 


このポートフォリオというのは、リスク回避や運用益などのバランスを見た特徴があります。

つまり、ポートフォリオを自分で考えるようなイメージで、複数の個人年金保険に加入することで、リスク回避をするメリットが高まる。 


ということになる訳です。

メリット②受給期間を選んでライフプランの選択肢が増える

公的の年金を受け取る年齢は、60歳から70歳までと受け取りの開始期間を選択することが可能です。


65歳を基準に、年金額は変わってきます。 


つまり、どちらにせよ公的年金は60歳からしか受け取ることができません。 


その代わり、個人年金保険は50歳代からの受け取ることが可能という商品があります。 


複数加入をしていれば、その分だけ受け取り時期をずらして、年齢ごとのライフプランを考えることが出来るんです。 


保険加入時に、何歳からいくら受け取ることができるのか把握し、早めに退職をしたり、50代に旅行に行ってみたり、と様々な選択肢を広げることができます。

複数の個人年金保険に加入するとき抑えておきたい2つのポイント




複数の個人年金保険に加入するメリットが分かったところで、いざ加入するときに抑えておくと良いことはあるのでしょうか。


将来の蓄えとして、年金にプラスαするのが目的になることが多いため、ポイントとしては以下の2点が挙げられます。


  • 公的年金がいくら貰えるのかを考慮する
  • 将来の夢や、出費などのライフプランの計画をたてる

では、このポイントを抑えるために、どのようなことを具体的に考えていくのか、ご紹介していきます。

ポイント①公的年金の額を考慮して設定する

個人年金保険に加入する際、複数でも単独でも確認しなければならないのが、公的年金がいくら貰えるのかを把握することです。


定期的に送られてくる「ねんきん定期便」には、これから受け取ることのできる年金額の確認をすることができます。


まだ若い年齢の方だと、今後の金額が変化する場合もありますが、ある程度の金額を把握することが可能です。


その金額を把握すれば、定年後どれだけの資金が必要で、自分の満足する生活資金になるには、どれだけ足りないかなど、ある程度の基準を定める事ができます。


将来的に受け取ることができるといっても、掛金が高すぎては、今の生活に支障が出ます


毎月の掛金とのバランスをとるためにも、公的年金の把握はとても需要なポイントになってきます。

ポイント②将来の夢や出費などライフプランを元に計画する

個人年金保険を取り扱っている会社は色々あり、プランも運用益も様々です。 


複数で加入する際に、いつから受け取りを開始したら良いのか?


と迷われるのであれば、まずは将来的に叶えたい夢を軸に考えるのがオススメです。


例えば、新車の購入や旅行、家のリフォームなど、将来的なライフプランを考えておけば、その際にどれくらいの金額が必要なのか知ることができます。


もちろん、楽しいイベント以外にも、大病をして50歳代に収入が無くなってしまうという事態も考えられる場合にも、就業不能保険だけでカバーできない部分を個人年金保険でカバーすることも可能です。


複数の個人年金保険に加入していれば、受け取り時期をずらすことが可能なので、50歳代はこのくらい、60歳代はこのくらい。


といったライフプランを立てることができます。

自分に合った最もお得な保険のプランならまずは専門家に無料相談!

自分の将来のライフプランを考えるとなると、どこから考えて良いか分からない。


個人年金保険もどの商品に加入すれば分からないなど、自分に合う保険選びを考えるのは、難しいですよね。


現在、保険選びやライフプランの作成に迷われているのであれば、無料で保険に詳しいFPに相談してみてはいかがでしょうか?


ショッピングセンターにある無料の相談窓口や、マネーキャリアのようにネット上で簡単に相談できるサービスもあります。


現在コロナ禍ということもあり、外出に抵抗がある方は、是非ネットでも無料相談できるサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。

専業主婦は夫婦向けの個人年金と組み合わせた複数加入がおすすめ!




専業主婦の方の場合、夫の厚生年金だけが頼り、という方が大半を締めています。


個人年金保険を複数加入する際には、夫婦でそれぞれ加入をする。


というのも手段の一つです。


夫は会社勤めで、妻はパートをしているなど、お互いに収入がある状態であれば、貯金や年金以外にも個人年金保険といった将来の備えがあると安心です。


複数の個人年金保険をそれぞれ加入すれば、妻のを早めに受け取り、夫の分は定年退職後にといった計画も立てやすくなります。

 

ちなみに、夫婦向けの個人年金保険も販売されており、複数の個人年金保険を検討されているご家庭には、選択肢の一つとして、こういった商品を選択するのもオススメです。


夫婦向けの場合、配偶者がどちらかが亡くなった場合でも継続して受給できるため、将来的な備えを補強することも可能です。

個人年金保険と併用してiDeCoや投資信託などの検討もおすすめ!

個人年金保険を複数加入するのは、公的年金では生活に不安のある方が、備えの意味を込めて加入するのが一般的です。

しかし、個人年金保険以外にも公的年金とプラスαの備えができる商品があります。

それが個人確定拠出年金(iDeCo)といった、60歳まで毎月積み立てて運用を行う商品や、複数の株をプロが運用する投資信託といった商品です。

運用の仕方によっては、ハイリスク・ハイリターンものもあれば、運用益は低いものの着実に資産運用をするインデックスファンドというものもあります。

もちろん、これらの商品は損失を伴う場合があるため、散投資をすることで、リスク回避をする上で重要な選択肢となってくるんです。

確定拠出年金(iDeCo)は2017年1月以降から、専業主婦や公務員の方も加入することが可能になり、夫婦それぞれ加入し始めた。

という方も増えています。

節税効果もあるため、加入するのであれば若い年齢のうちから加入するのがオススメです。

個人年金保険の複数加入に関するまとめ

個人年金保険は、株などといった投資とは違い、リスクは低く安全性が高いことから加入している方もいます。


しかし、保険会社が倒産してしまったり、大きいリターンを求めるあまり、掛金よりも受け取る金額が少なくなってしまう恐れも十分考えられます。


個人年金保険を複数加入しておくのは、リスクを分散させる目的としては、とても重要な手段です。


5年や10年といったプランや終身プランなど、自分の叶えたいライフプランに合わせて、組み合わせていき公的年金を補う目的や、旅行や大きな買い物に備えるのもオススメです。


公的年金保険に加入する際は、夫婦それぞれの加入や、夫婦向けの商品に加入するなど、色々な組み合わせを検討してみましょう。


ほけんROOMでは保険に関する記事が数多くありますので、興味のある方は合わせてご覧ください。

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