更新日:2020/11/20
夫や専業主婦のお小遣いに5万円は平均より高い⁉【相場や使い道】
サラリーマンの夫や専業主婦の月々のお小遣いはいくらに設定すべきか迷いますよね、計画的にやりくりして貯金をしたいところです。5万円でも足りない方もいますが平均は2万~3万円とのデータも。今回はお小遣いの相場金額や内訳や使い道、ルールの決め方などをご紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
旦那や専業主婦のお小遣いに5万円は多すぎ?
お小遣いの金額はいくらに設定すればよいのか迷ってしまいますよね。
- 社会人なのだから5万円は当たり前?
- むしろ5万円では足りないくらい?
- 自由に使えるお金は大事だからある程度は必要?
さまざまな考え方がありますが、実際は意外にも堅実なお小遣いの額で頑張っている家庭が多いようです。
そこでここでは小遣いについて
- 平均相場は?5万円は多い?
- 使い道は?
- 節約するコツは?
- どうやって金額を決めるの?
以上のような疑問について解説しています。
お小遣いの金額の相場平均を紹介!
各家庭の経済状態や考え方によってお小遣いの金額は変わってきます。
そうは言っても、世間一般のお小遣いの平均金額も気になりますよね?「みんなはいくらくらいもらっている?」「5万円くらいはもらっている人が多い?」など知りたいことがたくさんあるでしょう。
そこでここではお小遣いの相場平均を
- 旦那編
- 専業主婦編
- 共働き編
に分けて紹介します。
ぜひ、ご自身のお小遣いと比べてみて下さいね。
お小遣いの金額の相場平均【旦那編】
そもそも世間の旦那さんはお小遣い制なのでしょうか?
あるアンケートによると全体の半数がお小遣い制でのようです。自分で稼いでいるのにおこづかいをもらうことに違和感を覚える人もいるかもしれませんが、次のようなメリットもあります。
- 無駄遣いをしないで済む
- 固定費にできるので家計管理が楽
- お小遣い内で自由に使える
それではお小遣い制の家庭では旦那さんはどれくらいの金額をもらっているのか紹介します。5万円くらいは欲しいと思っている人が多いようですが実際はどうでしょうか?
金額 | 割合 |
---|---|
1万円未満 | 1.0% |
1万円以上〜2万円未満 | 16.5% |
2万円以上〜3万円未満 | 35.4% |
3万円以上〜4万円未満 | 26.2% |
4万円以上〜5万円未満 | 9.2% |
5万円以上〜10万円未満 | 10.8% |
10万円以上 | 1.0% |
5万円未満が約9割近くを占めます。独身時代と同じような生活をするのは難しいかもしれませんね。
10万円以上のお小遣いをもらっている人がいる一方で1万円未満の人も1%ほどいます。
旦那のお小遣いに関しては他の記事でより詳しくまとめていますので、是非そちらを参考にしてください。
お小遣いの金額の相場平均【専業主婦編】
次に専業主婦のおこづかいを紹介します。
金額 | 割合 |
---|---|
なし | 14.6% |
~5千円 | 21.9% |
~1万円 | 24.7% |
~2万円 | 13.5% |
~3万円 | 8.1% |
~5万円 | 2.8% |
~10万円 | 2.0% |
それ以上 | 0.1% |
決まっていない | 11.8% |
働いていないので仕方ないかもしれませんが、旦那さんよりもかなり少ないですね。
平均で平均額は13,391円ですが、半数以上が1万円以下のお小遣いとなっていいます。「お小遣いは無し」と回答した人も約15%です。一方で5万円より多くもらっている人も2%ほどいます。
専業主婦のケースでは一部を除いて自分で自由に使えるお金はあまり多くないようです。
お小遣いの金額の相場平均【共働き編】
続いて共働きの妻のお小遣いの相場を紹介します。専業主婦と違いはあるでしょうか?
金額 | 割合 |
---|---|
なし | 6.3% |
~1万円 | 11.3% |
~2万円 | 18.1% |
~3万円 | 17.0% |
~5万円 | 13.8% |
~10万円 | 3.5% |
それ以上 | 0.6% |
決まっていない | 6.5% |
共働きの妻のお小遣いは2万円~5万円もらっている人が多いようですね。専業主婦と比べるとかなり金額が高くなっています。
仕事を持っているので自分でお小遣いを捻出できることと、やはり外に出るのでお金が必要であることが理由でしょう。
なかには自分で稼いだ分は全部人のお小遣いになるという恵まれた人もいます。
お小遣いの使い道とその内訳は?
お小遣いの平均金額を紹介してきましたが、ここでは何に使っているかを紹介します。
【夫編】
主にサラリーマンのお小遣いの使い道を金額の多い順に紹介します。
- ランチ・飲み会
- タバコなど嗜好品代
- 車関係・アウトドアなど趣味費用
- 散髪など身だしなみ費
- 雑誌・書籍代
職種によっては毎日ランチを外で食べなければならないのでランチ代はかなりかかっているようです。飲み会も頻度の差はあれ、仕事をしていると欠かせませんね。飲み会とランチ代を合わせて5万円以上使っている人もいるようです。
最近では禁煙をする人も増えましたが喫煙所での会話が仕事につながる職場もまだあるためタバコ代がかなりかかることもあります。
【専業主婦・共働き編】
次に専業主婦・共働きの妻を見てみましょう。金額の差はありますが、使い道はあまり変わらないようです。
- 服飾・アクセサリー費
- 化粧品・美容院
- ランチ・飲み会
- 映画・手芸など趣味費用
- 子どもとのお出かけ費用
- 雑誌・書籍代
- エステ・ネイルなど美容費
働いていてもいなくても服飾にはやはりお金がかかるようです。男性と違い女性のファッションには流行があるので長年同じ服を着続けるのは難しいのかもしれませんね。
化粧品や子どもとのお出かけ費用、美容費は女性ならではの使い道ですね。
男性にも女性にも趣味費用がありますが、男性が車関係やキャンプ道具などすぐに5万円以上かかってしまうような高額な趣味なのに対して、女性は映画観賞やハンドメイドなど男性に比べるとリーズナブルな趣味が多いようです。
ランチや飲み会も女性に欠かせない使い道となっています。
専業主婦の場合は平日の昼間にママ友と情報交換も兼ねて少し豪華なランチを楽しむこともあるようです。
働いている場合のランチは毎日の事なので一食の金額は控えめです。職場の交流やストレス発散のために飲み会に参加する機会も多いようです。
【コラム】交通費や昼食代はお小遣いに含む?
お小遣いに含めない方がいいもの
一般的に定期券以外の交通費や昼食代はお小遣いに含めることが多いようです。
しかし、お弁当が作れない勤務形態だったり、急な遠出があったりするとランチ代や交通費がかなりかかりすぐにお小遣いが足りなくなってしまいます。
ある程度余裕をもってお小遣いを自由に使うためには、昼食代や交通費は予算を別に立ててお小遣いに含めない方が良いでしょう。
ただし、飲み会代はお小遣いに含めた方が無駄遣いの防止になります。
お小遣いに含める基準
基準としては生活に必要かそうでないかです。昼食は必ず取らないといけないものですが、飲み会は断ることもできるからです。
現代人の必需品と言えるスマホ代もお小遣いに含めない方がいいかもしれませんね。
そう考えると専業主婦のランチ代は交際費と考えておこづかいに含めることになります。ちょっと豪華なランチを食べるために映画を1回我慢しようなどとやりくりするといいでしょう。
お小遣いを節約して貯金にまわす方法とコツ
自分のためにお小遣いを使うことも大切ですが、できれば少しでも節約して貯金にまわしたいですよね。
そこでここではお小遣い節約のコツを紹介します。ぜひ取り入れられそうなものから取り入れてみて下さいね。
【週ごとに分ける】
例えば月のお小遣いが2万円だとしたら1週間5000円のお小遣いで生活するという方法です。
こうすることで月の初めについつい使いすぎて、月末には足りなくなってしまったということを防ぐことができます。
頑張って1週間を4000円で過ごせたら次の週はまた5000円からスタートして、1000円は貯金にまわしましょう。
【ちょっとした習慣を見直す】
それほど必要でもないのについつい自販機で飲み物を買うことが習慣になっていませんか?
いつの間にか日々の習慣が無駄遣いにつながっていることがあります。
無駄遣い防止のためには1ヶ月でもいいのでお小遣い帳を付けてみましょう。今まで意識しなかった無駄が見えてきますよ。
【回数を減らす】
たとえば、月に3回行っていた飲み会を2回に減らす、2か月に1回行っていた美容院を3か月に1回にするなど回数を減らすことで節約につながります。
飲み会も美容院も0にしてしまうといろいろなところに支障が出てきますが、我慢できる範囲で回数を減らすとストレスなく節約することができますよ。
【ポイントを貯める】
同じものを買う場合、できるだけポイントが貯まるサイトを利用するのも長い目で見ると節約になります。
たとえば楽天市場などでは基本のポイント1%が貯まります。5万円の買い物をしたら500ポイントです。大きいですね。その他にさまざまなキャンペーンを行っていて意外とポイントが貯まっていきます。貯まったポイントは楽天市場でのお買い物に利用することができますよ。
お小遣いの金額のおすすめの決め方を紹介
お小遣いの平均金額や使い道・節約方法を紹介してきましたが、お小遣いの金額はどのように決めたらよいでしょうか?
もらう本人としては多い方が良いですが生活を考えると独身OL時代や一人暮らしの時のようにお給料の大半をお小遣いにすることはできません。
【基本は手取りの一割】
お小遣いの金額とお給料は切り離せません。お給料が少ないのにお小遣いが高すぎると家計が破綻してしまいます。月収が30万円なのに15万円のお小遣いは多すぎますよね。
そこでお給料に応じてお小遣いの金額を決めるのが良いでしょう。目安は手取りの一割です。
月の手取りが20万円であれば2万円、50万円であれば5万円になります。
【生活スタイルによりアレンジ】
また、生活スタイルによりお小遣いの割合をアレンジすることも大切です。
たとえば、すでに持ち家で貯金も十分にある夫婦のみの家庭であればお給料の2割をお小遣いにしても良いでしょう。
まだ子どもが小さく、高校生や大学生になった時のために貯金を多くしたいという家庭では1割のお小遣いは多すぎるかもしれません。
【性格によりアレンジ】
性格もお小遣いの金額を決めるのに重要な要素です。
お金があればあるだけ使ってしまうようなケースではあまり多くのお小遣いは渡さない方がいいかもしれません。
無駄遣いをせずにお小遣いから貯金をしてくれる人であれば、やりくりの一部を任せるつもりで多めにお小遣いを渡すといいでしょう。5万円のお小遣いで2万円を貯金してくれるかもしれませんよ。
まとめ:夫や専業主婦の5万円のお小遣いは上手く節約して貯金しよう
ここまでお小遣いについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?5万円のお小遣いをもらっている人はそれほど多くないことがお分かりいただけたかと思います。
この記事のポイントは
- 夫のお小遣いは5万円未満が約9割を占める
- お小遣いの使い道は男性と女性で違う
- ランチ代や交通費は必要経費としてお小遣いと別にすると良い
- お小遣いの目安は手取りの一割
でした。
お小遣いの決め方は家庭によりそれぞれで、その家庭に合っていれば2万円でも5万円でも問題ありません。
将来のこともしっかり考えてお小遣いを決めましょう。
ほけんROOMでは他にもお金や家計についてのマネーライフに関する記事が多数掲載されていますのでぜひご覧ください。