更新日:2020/11/21
手取り23万円の人の生活って?家賃や貯金額の平均額などを紹介!
手取り23万円の人の生活はどんな感じなんでしょうか。日本の平均年収は約420万円ほどなので、手取りに換算すると、手取り23万円は日本人の平均的な所得だと言えます。そこで今回は、手取り23万円の人の家賃や貯金額の平均や、家計の内訳について見ていこうと思います。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 手取り23万円の生活はどんな感じ?
- 手取り23万円の家計を様々な角度から見ていく!
- 手取り23万円の人の割合は?
- 手取り23万円の人の家賃の目安は?
- 手取り23万円の住宅ローンは?
- 手取り23万円の貯金額の平均は?
- 手取り23万円の人の生活費の内訳
- ケース①:一人暮らしの場合
- ケース②:家族と一緒に暮らしている場合
- 手取り23万円で結婚はできる?
- 貯金がなかなかできない方向け!節約のポイントって?
- 節約ポイント①:まずは家計の収支を把握する
- 節約ポイント②:固定費を見直す
- 節約ポイント③:無駄な出費を減らす
- 節約ポイント④:毎月の目標貯金額を設定する
- まとめ:手取り23万円の人の生活は平均レベル!
目次
手取り23万円の生活はどんな感じ?
毎月の月給の中から社会保険などを差し引いた金額を手取りといいます。日本の平均年収は約420万円ほどとなり、手取りに換算するとやく23万円となります。手取り23万円というのは、日本人の平均的な所得だといわれています。
しかし実際に手取り23万円の方の生活を見てみると、結婚に踏み切れなかったり貯金ができないという声も多くありました。自分は手取り23万円だけれど、他の手取り23万円の人はどんな生活をしているのかも興味がありますよね。
そこでこの記事では、手取り23万円の生活はどんな感じなのか
- 手取り23万円の家計を調査!
- 手取り23万円の生活費を調査!
- 手取り23万円は結婚できる?
- 節約できるポイントは?
手取り23万円の家計を様々な角度から見ていく!
手取り23万円の家計をいろいろな角度から調査してみました。手取り23万円の家計では、どんな生活水準なのでしょうか。今回紹介するのは以下のとおりです。
- 手取り23万円の人の割合
- 家賃の目安
- 住宅ローン
- 貯金額
手取り23万円の人の割合は?
年収 | 割合 |
---|---|
100万円以下 | 8.4% |
100万円超 200万円以下 | 13.5% |
200万円超 300万円以下 | 15.8% |
300万円超 400万円以下 | 17.5% |
400万円超 500万円以下 | 14.8% |
手取り23万円の人の家賃の目安は?
手取り23万円の方の家賃の目安を調べてみました。おおよそ5~7万円程度の賃貸に住んでいる方が多いようです。
一般的に家賃は手取り額の三分の一がちょうどいいといわれています。23万円の三分の一は、7万5千円程度です。支払うとすれば、7万5千円程度がいいですね。もちろん、7万5千円以下でいい物件があれば、そちらがいいと思います。
もちろん住んでいる場所などによって家賃の差が大きくなってしまいます。家族構成やライフスタイルなどに合わせて変動させる必要がありますが、目安として5~7万円程度の賃貸なら無理なく支払っていけるでしょう。
手取り23万円の住宅ローンは?
手取り23万円だと、住宅ローンを組む際にとても心配になるかと思います。特に手取り23万円だから住宅ローンが組めない、というわけではありません。会社員であれば問題なくローン審査は通るでしょう。
実際にどんな返済プランになるのか、35年ローンで計算してみましょう。
手取り23万円の場合、住宅ローンが無理なく返済できる金額を計算すると、約7万円となります。ボーナスなしの場合だとすこし生活は苦しくなってしまうかもしれません。
ボーナスなしの場合は2000~2150万円、ボーナスありの場合は2500~2750万円程度の住宅ローンだと安心です。できるだけ節約を心がけて繰り上げ返済などを行っていくといいですね。
手取り23万円の貯金額の平均は?
手取り23万円の貯金額の平均を調べてみました。基本的に手取り23万円あれば毎月一定の金額を貯蓄に回せるかと思います。
それを踏まえて、1人暮らしの場合は月々3~5万円程度の貯金が可能でしょう。通信費や家賃、食費などを差し引いても5万円ほどは手元に残ると思います。実際に、1人暮らしの方の多くは5万円弱毎月貯蓄しているようです。
さらに、実家住まいの場合は多くの方が10万円近く貯蓄に回していました。もちろん実家に住んでいても支払わなくてはいけないお金はあると思いますが、1人暮らしの場合より金額は少なくなります。
レジャーや趣味などにお金を使ったとしても、8~10万円ほどは貯蓄に回せるのではないでしょうか。もし、貯金を増やしたいという場合は実家で目標金額を達成するまで過ごすのも一つの手ですね。
手取り23万円の人の生活費の内訳
ここからは手取り23万円の人の生活費の内訳を解説します。お金を扱うとなるとやはり気になるのが、生活費の内訳ですよね。
生活費の内訳は、住んでいる場所や年齢、家族構成などで大きく変わります。ここでは、
- 一人暮らしの場合
- 家族と一緒に暮らしている場合
ケース①:一人暮らしの場合
一人暮らしの場合の生活費の内訳を見てみましょう。
生活費 | 金額 |
---|---|
家賃 | 7万円 |
食費 | 4万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
通信費 | 1万円 |
交通費 | 1万円 |
日用品 | 1.5万円 |
交際費 | 2.5万円 |
合計 | 18万円 |
一人暮らしの生活費の内訳は、平均的にこのような形になります。約5万円ほどの余裕ができ、貯金にまわしたり、急な出費にも対応できるでしょう。
一人暮らしだとどうしても食費が高額になってしまいがちですが、自炊を行ったり、お昼にお弁当を持っていくなどすればさらに余裕が産まれそうですね。
生活スタイルは人それぞれなので、交際費を減らして食費に回したり、食費を減らして交際費に回すことも可能でしょう。
上の表を参考に、自分の生活スタイルと比較してみるとよりわかりやすいかもしれません。
ケース②:家族と一緒に暮らしている場合
家族と一緒に暮らしている場合の生活費の内訳を紹介します。ここでは、
- 実家暮らしの場合
- 妻と二人で暮らしている場合
生活費 | 金額 |
---|---|
家賃 | 0円 |
実家に入れるお金 | 5万円 |
ランチ費用 | 1.5万円 |
通信費 | 1万円 |
交通費 | 1万円 |
娯楽費 | 2.5万円 |
合計 | 11万円 |
生活費 | 金額 |
---|---|
家賃 | 7.5万円 |
食費 | 4.5万円 |
通信費 | 1.2万円 |
保険料 | 1.5万円 |
娯楽費 | 1.8万円 |
交際費 | 6千円 |
消耗費 | 6千円 |
こづかい | 3.6万円 |
合計 | 21.3万円 |
手取り23万円で結婚はできる?
手取り23万円で結婚はできるのか、とても気になりますよね。結論から言うと結婚はできます。ただ、旦那さんの年齢やこれからの昇給率なども考えておく必要があるでしょう。
住宅の購入などは行わず、安い賃貸で生活を切り詰めることになると思いますが、結婚しようと思えばできる手取り額だといえます。
ただ、この先子供が生まれたときのことを考えると手取り23万円では辛いかもしれません。今は様々な制度もあるので、驚くほどつらい生活をするわけではないと思いますが、それでも手取り23万円で子育てをしていくのは少々厳しいものを感じるのが現状です。
手取り23万円で結婚するのであれば、手取り額だけでなくボーナスも重要だといえます。極端に言えば、ボーナスがかなり多い会社に勤めているのであれば手取り23万円でもマイホーム購入もできるでしょう。
貯金がなかなかできない方向け!節約のポイントって?
貯金しようと考えていても、思うようにたまらないという方も多いのではないでしょうか。老後のため、マイホーム資金のため、子供のために貯金をしたいと思っていても、難しいと感じる方のほうが多いでしょう。
そこでここでは、今日からでも実践できるような節約ポイントとして
- 家計の収支を把握する
- 固定費を見直す
- 無駄な出費を減らす
- 毎月の目標貯金額を設定する
節約ポイント①:まずは家計の収支を把握する
まず一番に始めることは、家計収支の把握です。どの科目に毎月どれだけの金額を使っているのかしっかり把握しましょう。
頭の中で把握しているという方も非常に多いですが、それではやはり金額にある程度差が出てしまいます。無理のない範囲で家計簿をつけて収支を把握するといいでしょう。
家計簿は、続けていくうちに「今月は使いすぎているな」「今月は節約をうまくできている!」と成果が見えてくるようになります。家計全体を可視化できるので、どんなところに無駄があるのかも一目でわかるでしょう。
無駄を見つけるという意味でも、家計簿はおすすめです。最近では家計簿アプリもたくさんあるので、毎日書くのが苦手という方はアプリを活用してみてくださいね。
節約ポイント②:固定費を見直す
家計の見直しは、食費などの変動費より固定費を見直したほうがいいです。固定費は一度見直しておけば、来月からずっと安い料金で過ごすことができます。
何も自分が行動を起こさなくても、今までよりかなり節約できていることになります。例えば、毎月支払っている携帯料金1万円を、5千円のプランに変更すれば毎月5千円の節約になります。
この浮いたお金は貯蓄に回すことができますよね。固定費の見直しは必ず行ったほうがいいでしょう。主に見直してもらいたいのが、携帯電話料金や電気プラン、保険料金です。
家賃の見直しも行いたいところですが、賃貸であれば一度大家さんに相談してみるのも一つの手です。もしくは、今住んでいる場所より家賃が安くて住みやすい家があるのであれば引っ越しも検討していいでしょう。
めんどくさいかもしれませんが、一つ一つプランを見直してみると大きな節約につながるかもしれませんね。
節約ポイント③:無駄な出費を減らす
お金が貯まらない人の共通点として、無駄な出費が多いことが上げられます。ほしいものがあれば悩まずに即決したり、何気なく購入しているものが多いです。
例えば、毎日朝コンビニでコーヒーを購入しているとします。毎日170円のコーヒーを買うと1か月で約5,100円使っていることになります。
さらに会社で休憩時間に缶コーヒーを購入したり、残業中に飲み物を購入したりしている方は毎月飲み物だけに1万円程度出費していることになります。
正直、毎日170円のコーヒーを購入して何が悪いの?と思ってしまいますが、お金が貯まる人は自宅からコーヒーを持参したりしている方が多いです。
すぐにやめることはできないと思いますが、1週間のご褒美に金曜日だけなどのように購入する回数を減らしていくとかなり節約になるのではないでしょうか。
節約ポイント④:毎月の目標貯金額を設定する
お金を貯めるコツは、目標を設定しておくことが大切です。毎月1万円貯金する、でもいいので自分の家計にあった貯金額を設定しましょう。毎月分の目標貯金額を決めてもいいですが、手取り額に変動があるという方は年単での目標でも問題ありません。
貯金額が決まったら、まず貯金専用の通帳に移しておくことをおすすめします。どうしても普段の通帳に入れたままだと使ってしまいます。
毎月の手取り額から目標貯金額を差し引いた金額が、今月の給与だと思って使うのもおすすめですよ。
まとめ:手取り23万円の人の生活は平均レベル!
今回は、手取り23万円の方の生活について紹介してきましたがいかがでしたか?手取り23万円の人の生活は、平均レベルということがわかっていただけたかと思います。
この記事のポイントは、
- 手取り23万円の生活レベルは平均!
- 手取り23万円でも、ボーナスの有無でマイホーム購入の有無が決まる
- 一人暮らしや実家暮らしの方が、貯金がしやすい
- 手取り23万円でも結婚はできるが、子供が生まれたときのことを考えるともう少し手取り額を増やしたほうがいい
- 貯金ができない方はまず家計の収支を把握するのが大切
- 節約するときは、変動費よりまず固定費の見直しを!