痴漢に間違われたらどうする?対処法や対策、逃げる行為はダメ?

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痴漢に間違われたら、どうすればいいのか。と対処法や被害者との対応について知らない方は多いと思います。電車で痴漢冤罪に巻き込まれた時は、「逃げる」と言う行為がネットに出回っていますが、実はとてもリスクのある行為です。今回、適切な対策と痴漢冤罪の事例、損害賠償まで紹介します!

痴漢に間違われたらどうする?対処法や逃げるリスクを紹介


公共交通機関に乗っている最中に、万が一痴漢に間違われたらどうしますか。


手を出していないことは確実であるものの、どうしたら良いかわからずに咄嗟の判断で逃げることを考えてしまうかもしれませんね。


このような際にあなたを守る保険が、痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士保険です。


これは、痴漢に間違われた際に「痴漢冤罪ヘルプコール」を使って弁護士に電話で助けを求めることができるサービスです。


保険期間中に利用できる回数は1回ではありますが、電話をかけてから平均4分で弁護士から電話が来るので、困っているときにすぐに対応ができるメリットがあります。


痴漢に間違われたら、このような保険を利用する方法もありますが、ご自身でできる対策法もあるのでこの記事で解説していきます。

痴漢に間違われたらどうする?対処法/対策

万が一、痴漢に間違われたらどのように対処すれば良いのでしょうか。


真犯人を見つけて撃退することを考える人もいますよね。


しかし、多くの人は頭の中では逃げてはいけないと思っていても、いざ疑いをかけられたら犯人に仕立てられるのが怖くて、その場から立ち去ってしまいたくなるでしょう。


その気持ちはわかりますが、逃げてしまうと余計に怪しまれてしまうことも事実です。


また、撃退も一歩間違えれば危険な行為なので、無理にする必要はありません。


以下では、痴漢に間違われてしまった時でも毅然とした対応ができるように、正しい対処法をご紹介しますので、しっかりお勉強をしておきましょう。

痴漢に間違われたら、駅員と被害者に明確に「やっていない」と伝える

痴漢が起こりやすい場所は電車内で、朝のラッシュ時には身動きがとれないくらい混雑している車両もあります。


人と人が密接している空間では、痴漢が発生しやすいとされています。


そんななか、万が一痴漢に間違われたら、まず駅員と被害者へご自身が犯人でないことを伝える必要があります。


まず、声を荒げず冷静に「私はやっていません。」と言いましょう。


犯人でなければ、身に覚えのない痴漢に対して慌てることはないと考えます。


逆に言うと、この場で焦って声を荒げてしまったり、すぐに逃げ出してしまう方が怪しまれるため、行動をすることは避けてください。


反抗を否認し続けることで、周囲からあなたは犯人ではないと信頼される効果があります。

痴漢に間違われたら、録音をする

万が一警察で事情聴取を受けることになった際に、当時の状況を詳しく話そうとしても記憶が欠けている部分が少なからず出てきてしまうものです。 


しかし、録音した材料があれば、当時の様子を明確に伝えることができますね。


痴漢に間違われたときには、周囲の様子を録音すると後にあなたが無実であることが認められやすくなります。


具体的には、痴漢発生時の現場の声をすべて録音することが最善策です。


ですが、場合によっては録音が難しい状況となる可能性もあるので、


  • 被害者
  • 周辺の人
  • 警察官
  • 駅員

との会話について、録音できる状態にしておきましょう。

録音のツールですが、携帯電話のアプリ録音専用のレコーダーがあると良いです。

普段から、痴漢発生率が高い電車に乗られている方は、録音機能のある器具を持ち歩くことがベストです。

痴漢に間違われたら、繊維鑑定をしてもらう

繊維鑑定とは、あなたの身体に被害者が着用していた衣服の繊維が付いていないかを確かめる方法です。


調べる部位は、

  • 手の指
  • 手の甲
  • 手の平
の3項目で、痴漢の証拠を掴みやすい部分です。

被害者の繊維が付着していないか確かめることは、あなたが被害者に触れていないことを立証する手がかりとなります。

調べるには、特殊な鑑識採証テープを使ってあなたの部位に繊維が付いていないかチェックすることとなるので大掛かりな調査のように感じますが、冤罪を確実に証明するための大切な鑑定です。

この捜査は、あなたが警察官に要求をして行うものなので、疑いを晴らすためにも調査をすることをおすすめします。

痴漢に間違われたら、早めに繊維鑑定をしてもらうとあなたの信用性が高まります。

痴漢に間違われたら、”逃げる”は絶対ダメ!現場にとどまる

痴漢に間違われたときに一番やってはならないことは、逃げることです。


警察官は、あなたが逃げたことで「犯罪を犯したことを逃亡して隠滅しようとしているのではないか」と痴漢の疑いが強くなり、逮捕の必要性に迫られます。


また、あなたが逃げる様子を見た周囲の人が「痴漢をしたから捕まるのが嫌で逃げているのだろう」と思い、追いかけて取り押さえてくることも考えらえます。


あなたも逆の立場であれば、痴漢の疑いをかけられた人が逃げる姿を見た際に「あの人が犯人なのではないか」と思うでしょう。


このように、逃げてしまうことで逮捕のリスクが高まるので絶対に逃げずに留まってください。


また、駅員の業務や電車の運行を妨害してしまうと、損害賠償責任に問われる可能性もあります。

痴漢に間違われたら、弁護士を呼ぶ

一度痴漢に間違われると、無罪を主張してもなかなか信じてもらえないことを不安に思いますよね。


そんなときに効果的な方法は、弁護士を呼ぶことです。


痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険では、痴漢に間違われた際に電話をすると、状況に応じて弁護士がかけつけるサービスを提供しています。


具体的には、外で痴漢に間違われた際に弁護士へヘルプコールをすると、あなたの状況を確認して的確なアドバイスをもらえる他、必要に応じて現場へかけつけてもらえることもあります。


利用できる回数は、保険期間中1回となりますが、万が一の際に弁護士に相談できることは心強いですよね。


また、弁護士が現場に来てくれることで、逮捕の必要性がないことを周囲に示せるので、あなたが無罪であることの信憑性が高まると考えます。


ちなみに、痴漢冤罪の発生件数を確認できる明確なデータはないものの、弁護士をしていると1~2回は出会う事件のようなので、発生件数は少なくありません。


このように、弁護士に頼ることも迅速に解決へ導く手段です。

痴漢に間違われたら逃げることのリスクとは

痴漢に間違われた際に逃げてしまうと、あなたが何を言っても信頼されなくなるリスクがあります。


多くの人は「自分は痴漢をしていないのだから、逃げても無実を証明できる!」と思われるでしょう。


しかし、実際に痴漢現場を目撃されて真犯人が出てくれば別ですが、多くの場合は混雑している電車の中で発生するため、真犯人を特定しにくい状況です。


そのため、万が一逃げてしまうと「あの人は疑いをかけられて逃げたから犯人に違いない」と周囲から思われてしまいます。


また、駅には複数の監視カメラが設置されているため、あなたが逃げている姿はバッチリ証拠として残ってしまうことから、身元を特定するのに時間がかかりません。


さらに、逃げてしまったことによって逮捕されて事情聴取を受ける事態に展開してしまうため、社会的にもリスクが大きい行動になってしまいます。

痴漢に間違われた場合の流れ

それでは、実際に痴漢に間違われたらどのような流れで無罪を証明していくのでしょうか。


下記では、一例を挙げていくので場面を想像しながら読んでみましょう。


最初に、電車の中で被害者が「この人が私に痴漢してきました!」とあなたを痴漢の犯人だと断定してきたとします。


まずは「私は痴漢をしていません。」と、周囲にも聞こえるようになるべく大きな声で冷静に伝えることがポイントです。


ここで逃げてしまうと、周囲の人が誤解をしてあなたを取り押さえるので、絶対に逃げてはいけません。


その場で冷静に否定をするうちに、被害者も声を荒げはじめると思います。


だんだん周囲がざわついてくると思うので、このタイミングで録音を開始してください。


なお、被害者へどの部分を触られたか供述してもらい、この様子も録音をしておきます。


そして、ご自身が痴漢冤罪事件に巻き込まれていることを伝え、無実を立証するために周囲の人に連絡先を聞いておきましょう。


万が一、公判に立つことになれば、周囲の人たちに無実を証言してもらうことになります。


また、話をしている間は何も触らずに手を挙げておくことで、これから始まる微物検査を正確にこなすことができます。


次の駅で降りた際に駅員に同行を求められても応じず、警察官が臨場するまで待ってください。


なお、駅員には身分証明書を提示しておきましょう。


警察官が現れたら、微物検査DNA鑑定を求めて検査をしてもらうことを依頼します。


その際、被害者が触られたと供述している部分を中心に捜査をしてもらうように伝えましょう。


警察官の同行には従い、取り調べ中も一貫して無罪を主張し続けてください。

痴漢冤罪の場合の冤罪賠償請求

痴漢をしていないのにも関わらず疑いをかけられたら、「今後同様の被害に遭う人を減らすために痴漢を防止する取り組みをしていこう!」とはなかなか思えませんよね。


大抵は、真っ先にあなたを犯人扱いした被害者や周囲の人などに怒りが湧いてくると思います。


さらには、痴漢に間違われたことで仕事や家庭に影響が出てしまった場合、あなたの人生を狂わせた責任を負わせるための損害賠償を請求したいと考えるでしょう。


結論から述べると、法的には損害賠償を求めることは可能です。


下記では、どのような損害賠償を請求することができるのかを詳しく解説していきます。

痴漢の疑いをかけられたら「虚偽告訴」

虚偽告訴とは、示談金や慰謝料を得るために痴漢にあったと嘘の告発をすることです。


要するに、本当は痴漢行為をした人がいないにも関わらず、被害者があなたを痴漢の犯人だと嘘をついてわざとお金を請求していたと発覚した場合、被害者は虚偽の申告をしたとして罪に問われます。


法的には、虚偽告訴罪(刑法第172条)にあたる可能性があり、これが認められると被害者には6ヶ月以上10年以下の懲役が科せられます。


上記の場合は刑事責任を負わせることができますが、被害者が悪気なく誤って犯人を間違えて申告した場合は、罪には問われません。


そのため、虚偽告訴を負わせられるか否かは、被害者の犯罪意識によって大きく変わってきます。

痴漢の疑いをかけられたら「名誉棄損」

名誉棄損とは、無実であることが証明できている人に対して、被害者がわざと社会的な評判を下げる行為を行うことです。


今回のケースだと、痴漢の疑いをかけられたが冤罪であることが判明している人に対して、被害者が「あの人に痴漢をされた」と周囲の人に嘘の情報を言い触らしてあなたの信用度を下げようとすることです。


万が一このような事態になったら、あなたは社会的名誉を傷つけられますので、被害者に責任を負わせることを考えるでしょう。


名誉棄損を認めさせるには、警察に被害届を出す必要があります。


これにより、被害者へ法的な罰則が下ることがあります。


なお、被害者が名誉棄損の罪に問われると、損害賠償請求への道が開けます。

痴漢の疑いをかけられたら「損害賠償」

痴漢に間違われたら、その後の人生が大きく狂う可能性があるので、収入や心の傷を補てんするために損害賠償を請求したくなると思います。


しかし、痴漢冤罪に対する相手方への損害賠償請求は認められにくいことが現状です。


詳しく説明をすると、損害賠償が認められるための条件のうち、下記2点をクリアすることが難しいことが挙げられます。

  • 被害者が加害者に損失を与えることを故意的に行っていると認められにくい。
  • 被害者の証言が「不法行為」にあたるとは断定しにくい。
大抵の場合、痴漢冤罪が不法行為にあたると評価されにくいため、損害賠償請求までは認められにくいとされます。

しかし、
  • 被害者が日常的に痴漢のでっち上げをしていてたまたまあなたが被害者にさせられてしまった。
  • 名誉棄損行為に触れるような嘘の情報を言い触らされた。

場合は、損害賠償が認められる可能性があります。

【痴漢冤罪の事例を紹介】痴漢に間違われたその後の人生

最後に、痴漢に間違われたらその後の人生はどう変わってしまうのか、実際にあった事例をご紹介します。


会社員のAさんは、妻と小学生の子どもの3人家族です。


ある日、Aさんは通勤途中の電車の中で、若い女性に痴漢をした罪に問われてしまいます。


実際には痴漢はしていないため冤罪に当たりますが、Aさんが警察で無実を伝えてもなかなか釈放してもらえず、10日間拘留されてしまいます。


その間、Aさんの勤め先企業では、Aさんが本当に痴漢をしたと信じてしまう人の間で根も葉もない噂が流れだし、Aさんが仕事に復帰した後も排除するような雰囲気が続きました。


また、Aさんの家族も大変な目に遭ってしまいます。


奥さんは、近所の人からの心無い噂や、Aさんの両親から「痴漢をしたのは嫁のお前のせいだ!」と怒鳴られていまい、過労で入院をしてしまいました。


さらに、小学生の子どもも「君のお父さん電車で痴漢をしたんだって!」と、同級生にいじめられてしまいます。


ついに、Aさん自身も今の職場で働き続けることが難しくなり、会社を辞めて一家で遠くの地へ引っ越していくことになりました。


このように、痴漢に間違われたら、あなただけでなく家族の人生も取り返しのつかないことになってしまうので防止してきたいですよね。


冤罪を防ぐためにも、痴漢冤罪保険に加入をしておきましょう。

まとめ:痴漢に間違われたら、適切な対処法を行う

痴漢に間違われたらどのように対処すれば良いかをこの記事で解説していきましたが、いかがでしたか。


今回のポイントは、

  • 痴漢に間違えられたら、逃れる方法を考えずに冷静に無罪を主張する。
  • 痴漢だと間違えられたら怖いと感じて逃げてしまうと、犯人だと疑われてしまい逮捕されるリスクがある。
  • 冤罪を証明できても、余程のケースでない場合は損害賠償を請求することが難しい。
の3点です。

狭い電車内で痴漢に間違われたら、なんとかこの状況から逃れる方法を考えてしまいがちですよね。

しかし、逃げることは避けて「私はやっていません」と周囲に示すことが大事です。

また、駅員や警察官に身分証明書を提示するようにしましょう。

痴漢冤罪の場合は、慰謝料を請求しても訴訟が認められないことが多く、疑いをかけられた側にすると煮え切らない思いを感じてしまうと思います。

このような事態に巻き込まれることを防ぐためにも、普段から対策を心がけていきましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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