痴漢は現行犯以外難しい理由とは?現場の証拠による後日逮捕も紹介

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痴漢は現行犯逮捕以外難しいと言われていますが、その理由についてはどの記事にも触れられていません。実は、後日逮捕は、監視カメラなどの証拠が必要であり、それさえあれば、現場以外の逮捕が可能となります。今回、現行犯逮捕以外難しいと言われている理由と、後日逮捕の流れを紹介します。

痴漢により現行犯逮捕以外難しい?後日逮捕は?

痴漢逮捕といえば、電車や駅のホームで犯人が取り押さえられているイメージがありますよね。


痴漢はその場で逮捕されなければ、後から逮捕されることはないと聞いたことがある人もいるかもしれません。


たしかに痴漢は現行犯逮捕が多いですが、後日逮捕されることもあります。


また捜査技術が上がり、現行犯ではなくても犯人が特定される可能性が高くなっています。


この記事では、

  • なぜ現行犯逮捕以外難しいのか
  • 現行犯逮捕と後日逮捕の違いと事例
  • 痴漢で逮捕されてから裁判までの流れ
  • 痴漢トラブルは痴漢冤罪保険で保障
を中心に解説していきます。

痴漢冤罪に巻き込まれることもあり、痴漢冤罪保険は非常時の心強い味方になります。

この記事を読んでいただけると、自分や家族が痴漢トラブルに巻き込まれた時に役立つはずです。

是非、最後までご覧ください。

痴漢は現行犯逮捕以外難しいと言われている理由


痴漢には

  • 現行犯逮捕
  • 後日逮捕

があります。


現行犯逮捕は犯行中や犯行直後に逮捕されることをいいます。


警察以外の人でも現行犯逮捕することができます。


後日逮捕は事件が発覚した後に捜査が行われ、逮捕状をもった警察官などによって逮捕されることをいいます。


痴漢の場合、現行犯逮捕の割合が高く、後日逮捕は多くはありません


後日逮捕では、防犯カメラの映像や被害者・痴漢の目撃者の証言から犯人を捜します。


しかし必ずしも犯人を特定できるとは限りません。


また時間が経ってしまうと、被害者や目撃者が被疑者を犯人かどうか識別するのが難しくなります


こうした理由から痴漢は現行犯逮捕以外難しいとされています。


しかし最近では防犯カメラの設置台数の増加やICカードの履歴、DNA鑑定などにより捜査技術が進歩しています。

痴漢事件は現行犯以外も!後日逮捕(通常逮捕)との違いとは

痴漢事件では犯人は現行犯逮捕されることが多いですが、後日逮捕されることもあります。


事件発生から時間が経ってから逮捕されるので「後日逮捕」と呼ばれており、正式には「通常逮捕」といいます。


現行犯逮捕と後日逮捕の違いは主に以下の通りです。

  • いつ逮捕されるか
  • 誰に逮捕されるか
  • 逮捕状は必要か
ここからは、現行犯逮捕と後日逮捕にはそれぞれどのような条件や特徴があるのか解説していきます。

痴漢で現行犯逮捕

痴漢事件の現行犯逮捕は、犯行中や犯行直後に逮捕されることをいいます。


そのため電車での痴漢で逮捕される場所は主に

  • 電車内
  • ホーム
  • 駅事務所
が挙げられます。

現行犯逮捕の場合、警察以外の一般人でも逮捕することができます。

これを私人逮捕といいます。

私人逮捕は犯行中や直後ということで、犯人が逃走する恐れがあり、誤認逮捕の可能性が低いため、逮捕状は必要ありません

痴漢事件では一般的に被害女性や目撃者、駅員によって現行犯逮捕されます。

痴漢を疑われた際、話をするため駅事務所に連れていかれると、現行犯逮捕されているとみなされます

現行犯逮捕された後は、警察による取り調べが行われるため警察署に連行されます。

痴漢で後日逮捕

痴漢事件の後日逮捕は、事件が発生してからしばらくして逮捕されることをいいます。


被疑者が後日逮捕されるには確かな理由と必要性、さらには逮捕状がなければいけません。


痴漢事件の場合の逮捕される理由とは、被疑者が痴漢をした可能性が高いことをいいます。


また逮捕の必要性とは、被疑者の証拠隠滅や逃亡を防ぐことをいいます


そのため、被疑者が痴漢をした可能性が高くても、逃亡や証拠隠滅をするとは考えられない場合は在宅捜査になり、逮捕されないということもあります。


一般的に後日逮捕される場合、逮捕状を持った警察などの捜査機関が自宅に来ます。


職場や学校で逮捕されることもあります。

痴漢で現行犯逮捕のケースとは

痴漢で現行犯逮捕される場合、その多くが私人逮捕になります。


被害者や目撃者の証言により、明らかに犯人がわかる状況での逮捕になります。


被害者や目撃者以外でも、駅員やその場に居合わせた人によって取り押さえられ、現行犯逮捕されたことになります。


痴漢事件の多い路線や時間帯には鉄道警察が巡回していることもあり、実際に鉄道警察による現行犯逮捕も多いといわれています。


私人逮捕の場合、すぐに警察などの捜査機関に犯人を引き渡すことになっています。

痴漢容疑で現行犯逮捕される事例

痴漢で現行犯逮捕される事例を紹介します。

  • 満員電車の中で被疑者が被害女性の体を手で触るなどのわいせつ行為をはたらき、その場で取り押さえられ現行犯逮捕される
目撃者がいない場合でも、被害者の証言だけで現行犯逮捕されることがあります。
  • 被疑者は被害女性に対し満員電車内でわいせつ行為をはたらき、被害女性から罪を問われたため、逃走しようとして現行犯逮捕される
痴漢を疑われ走って逃げようとする人は多いようですが、逃げきれず取り押さえられると現行犯逮捕となります

特に自分の身に覚えがなくても、被害女性から被害を訴えられ、駅事務所に連れていかれた時点で現行犯逮捕されたとみなされます。

【痴漢で現行犯逮捕の場合の流れ】現場が痴漢冤罪の場合も!

痴漢の現行犯逮捕の場合、

  1. 事件発生
  2. 現行犯逮捕
  3. 警察へ連行
とスムーズに進められていきます。

もし自分が何もしていないにもかかわらず、痴漢を疑われてしまった場合、弁護士に連絡する必要があります。

痴漢冤罪では初期対応が重要になりますので、できるだけ早く弁護士に連絡し、どう対処するか指示を求めましょう。

痴漢冤罪トラブルに巻き込まれ無罪を主張する場合、弁護士費用は100~300万円かかるといわれています。

痴漢冤罪保険では、痴漢冤罪の弁護士費用が保障されており、最高300万円の保険金が支払われます。


また痴漢を疑われた時、すぐに提携弁護士が無料で現場に駆けつけてくれます


月額590円でさまざまな保障やサポートが受けられるため、もしもの時のために痴漢冤罪保険への加入をおすすめします。

痴漢で後日逮捕のケースとは

痴漢を疑われ後日逮捕されることはあまり多くありません。


痴漢事件では在宅捜査になることもありますが、現場から逃走した場合や証拠があるにもかかわらず容疑を否認した場合は後日逮捕される可能性が高くなります。


痴漢を疑われ現場から逃げた人は、痴漢をしたという疑いが強まり、さらに今後も逃亡する可能性が高いと判断されます。


自分が後日逮捕されるかもしれないと不安になった時は弁護士に相談しましょう

痴漢容疑で後日逮捕される事例

痴漢で後日逮捕される事例を紹介します。

  • 被疑者は被害女性に対し、電車内でわいせつ行為をはたらいた。多数の目撃者の詳しい証言があるにもかかわらず、被疑者が容疑を否認したため後日逮捕された
目撃者の証言は証拠としての重要度は高いとされています。
  • 被疑者は被害女性に対し、駅構内でわいせつ行為をはたらいた。駅に設置された防犯カメラの映像に犯行のシーンが残っていたが、被疑者は容疑を否認し後日逮捕された
駅のホームや電車内の防犯カメラの設置台数は増加傾向にあり、防犯カメラの映像により犯人が特定するケースが増えています。

他にも現場に落ちていた定期券や身分証により身元が発覚し、後日逮捕につながることもあります。

【痴漢で後日逮捕の場合の流れ】防犯カメラが証拠に!

痴漢事件での後日逮捕は一般的に以下のような流れで行われます。

  • 痴漢事件発生する
  • 被害者が被害届を提出する
  • 警察などの捜査機関が捜査する
  • 裁判所に逮捕状を請求する
  • 逮捕状を持って警察が被疑者を逮捕する
痴漢事件が発生してから逮捕されるまでの時間は、早くて1週間といわれています。

捜査に時間がかると、事件から数年後に逮捕ということもあるようです。

痴漢などの犯罪捜査では、防犯カメラやDNA鑑定といった科学技術の役割が大きくなってきています。

特に防犯カメラは設置台数も増加し性能も向上しているため、証拠としての信用性が高いです。

防犯カメラの映像で犯人を特定し、被害者や目撃者の証言も得られると後日逮捕の可能性が高くなります。

痴漢容疑で逮捕された場合のその後は?勾留や裁判など


痴漢事件で逮捕されると刑事手続きが行われます。


逮捕された後の流れは以下の通りです。

  1. 逮捕
  2. 勾留
  3. 起訴
  4. 裁判
1.逮捕されてから48時間以内に事件書類と被疑者が検察に送られ、24時間以内に勾留請求されます。

2.勾留とは被疑者・被告人を刑事施設に拘束されることで、期間は10日か最大で20日です。

逃亡や証拠隠滅の可能性が低い場合、勾留されないまま捜査が続きます。

3.起訴された場合はそのまま無期限の勾留が続きますが、在宅起訴の場合は勾留されず、日常生活を送ることができます。

犯人ではないと明らかになった、証拠が十分ではない場合などは不起訴になります。

4.痴漢危険の最初の裁判は、起訴されてから1か月後に開かれることが多いとされています。

不安な痴漢容疑での時効は?

痴漢には2種類の時効があります。

  • 公訴時効
  • 損害賠償請求の消滅時効
公訴時効は「刑事の時効」といわれ、時効が成立すると検察が起訴できなくなります。

公訴時効は迷惑防止条例違反で3年、強制わいせつ罪で7年と定められています。

時効期間は犯罪行為が終わった時点から進行が始まります。


損害賠償請求の消滅時効は「民事の時効」といわれ、時効が成立すると被害者は損害賠償の請求ができなくなります。


損害賠償請求の消滅時効は3年で、被害者が損害や加害者を知った時から進行が始まります。


3年経ってから被害者が損害賠償を請求したとしても、加害者がそれに応じなければいけないという法的義務はありません。

補足:痴漢冤罪の場合も現行犯逮捕はあり得る!

痴漢冤罪の場合も現行犯逮捕されることはあり得ます。


痴漢をしたことを認めていなくても、被害者や周囲の人から取り押さえられ、駅事務所に連れていかれてしまうと現行犯逮捕になってしまいます。


また女性が示談金や慰謝料目的で虚偽の痴漢被害を訴える痴漢冤罪詐欺があります。


後日逮捕では痴漢冤罪詐欺が難しいため、女性側は現行犯逮捕しようとすると考えられます。


そのため痴漢冤罪では現行犯逮捕されないように、

  • 痴漢をしていないことを主張する
  • 疑いを晴らしてくれる目撃者を探す
  • 駅事務所には行かず、堂々と立ち去る
  • 弁護士に連絡する
ことが重要です。

痴漢冤罪保険に加入すると、痴漢冤罪トラブルに巻き込まれた際に、提携弁護士との迅速に連絡できるようになります。

電車をよく利用する人は、冤罪対策に痴漢冤罪保険への加入がおすすめです

痴漢で現行犯逮捕まとめ

痴漢の現行犯逮捕と後日逮捕について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • 痴漢は現行犯以外では犯人特定が難しい
  • 現行犯逮捕は逮捕状なしで一般人でもできる
  • 逃亡や証拠隠滅の可能性があると後日逮捕される
  • 痴漢事件には刑事の時効と民事の時効がある
  • 冤罪対策に痴漢冤罪保険への加入がおすすめ

でした。


痴漢では現行犯逮捕以外は難しいとされていますが、後日逮捕されないわけではありません。


痴漢トラブルでは、できるだけ素早く弁護士へ連絡することで、その後の逮捕・勾留・起訴などの流れを大きく変えることができるかもしれません。


痴漢冤罪保険では、痴漢冤罪時の保障やサポート以外にも、無料の法律相談特典などがあります。


もしもの時に躊躇せずに弁護士へ連絡することができるため、自分や家族の生活を守るためにも痴漢冤罪保険への加入を検討しましょう。


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