卵巣嚢腫の経過観察中でもがん保険に加入できる?告知で引っかかる?

「卵巣嚢腫」は女性特有の病気ですが、治療が完了してから一定期間を経過すればがん保険への加入もできることがあります。卵巣嚢腫だけではありませんが、病状や計画によれば、正確に告知を行うことで、がん保険だけでなく生命保険なども加入できることがあります。






▼この記事を読んでほしい人
  • 卵巣嚢腫と診断された人
  • 経過観察中でも新たに加入ができるのか知りたい人
  • 完治していれば保険会社に報告する義務はないと思っている人
▼この記事を読んでわかること
  • 加入できるタイプとそれぞれの特徴
  • 完治後に契約する際に注意したいポイント
  • 加入できる可能性が高い商品2つ
  • 卵巣嚢腫の経過観察中でもがん保険に加入できる可能性がある
  • 加入できなくても部位不担保や引受基準緩和型に加入できる
  • 完治後の加入でも、忘れずに告知書に記入が必要
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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

卵巣嚢腫の経過観察中でもがん保険に加入できる?境界悪性腫瘍の場合は?


卵巣嚢腫は卵巣にできた良性の腫瘍のことを指しています。


通常ならば自覚症状などがあまり無いため、気づくことは少ないのですが、妊婦健診や子宮がん検診などを受けた際に発見されることがあります。


同じ卵巣にできる腫瘍の中で悪性のものもあり、こちらは卵巣がんとして手術などの治療が必要となりますが、卵巣嚢腫の場合良性ということもあり経過観察となる場合もおおくあります。


卵巣嚢腫が発覚したタイミングでがん保険への加入を検討していた場合、この病気が原因で加入ができないのではと不安になってしまう方もいらっしゃると思います。加入したいのにできない場合、今後のがんの罹患について不安が残ってしまいますよね?


この記事では卵巣嚢腫の経過観察中でもがん保険に加入できるのか、ということを解説していきます。

卵巣嚢腫の経過観察中でも部位不担保ならがん保険に加入できる

卵巣嚢腫と診断され、良性のため経過観察という判断になった際には、新たにがん保険への加入が難しいのでは、と感じてしまいますよね?しかし、経過観察中でもがん保険へ加入できる可能性があります


保険の種類としては、

  • 部位不担保で一般のがん保険
  • 引受基準緩和型がん保険
  • 無選択型がん保険

の3つのタイプが挙げられます。


通常のがん保険にそのまま加入できれば一番良いのですが、卵巣嚢腫の経過観察ではそのまま加入することは難しいと言えます。


しかし、3つのタイプから選ぶことでがんに対する保障を得ることができるため、がんに備えたい方はこれらの方法を試してみることがおすすめです。

部位不担保で一般のがん保険に加入

卵巣嚢腫の経過観察中でも、部位不担保などの特定の条件を付けることで通常のがん保険へ加入することができます。


部位不担保を利用すると、特定の部位に発症したがんの保障をしないと言う条件が付きます。卵巣嚢腫での部位不担保の場合には、卵巣や卵管などにできたがんに対する保障が一定期間無くなることになります。


卵巣がんなどへの保障は無くなりますが、その他の部位の保障は通常と同じように受けることができます。保険料も通常と変わらない金額となっているため、保障は一部欠けますが、がんの保障としては十分と言えるのです。


ただし、現在治療中・入院中などの場合には加入することはできません。あくまで治療をすすめられておらず、経過観察中という条件を満たしている場合に限ります。

引受基準緩和型の保険に加入

引受基準緩和型保険ならば、卵巣嚢腫の経過観察中でも加入できる可能性があります。


通常よりも告知がゆるくなっているため、経過観察中でも症状や治療状況によっては問題なく加入ができるということになるのです。


ただし、がん検診などで異常がみられている場合や、病気によって不正出血などの症状がみられている場合には加入が難しくなってしまいます。


また、3ヶ月以内に治療を受けた、すすめられたと言う場合にも加入することはできません。


症状が特になく、治療なども行っていない方ならば、引受基準緩和型のがん保険を利用することができるのです。


ただし、通常のがん保険よりも保障内容が手薄く、さらに保険料は少し高めに設定されています。しっかりとした保障が受けたい場合には、まずは通常のがん保険の部位不担保を試し、加入できなかった場合に引受基準緩和型を検討することがおすすめです。

無選択型の保険に加入

無選択型ならば誰でも加入することができます。卵巣嚢腫などの病歴は関係ないと言えるのです。


無選択型は告知がありません。病気に関して報告する必要がないため、卵巣嚢腫の方でも問題なく加入することができます。


ただし、このタイプのがん保険が商品として出されている可能性が低くなってしまいます。ないまたは商品数が少ないことが予想されるため、無選択型を選びたい場合には医療保険として探すことになる可能性が高くなります。


また、加入する際の保険料はかなり高額です。入院や手術歴のある方がメインに利用する保険のため、利用頻度が高いことが予想されることから、保険料が高く設定されてしまうのです。


無選択型は最終手段として最後に検討するようにしましょう。

卵巣嚢腫は完治して一定期間が経てばがん保険に加入することも可能

卵巣嚢腫の経過観察中ではなく、治療を行い、完治が確認されている場合には、通常のがん保険へ加入することができます。


一定期間経過後や保険会社による査定が必要となりますが、完治ができていればがん保険に加入することができるのです。


部位不担保や引受基準緩和型でもがん保険には加入できますが、保障をまるまる受けられないことや保険料が上がってしまう事を考えると、やはり通常のがん保険にそのまま加入できればそれが一番良いですよね?


治療を行う予定ならば、完治させてからがん保険に加入することで、健康な方と同様の保障を受けることが可能になります。

卵巣嚢腫の種類の種類を紹介!境界悪性腫瘍とは?

卵巣にできた腫瘍のうち、良性のものが卵巣嚢腫と呼ばれます。腫瘍部分は袋状になっており、中に液体がたまることでどんどん大きくなってしまいます。


中に溜まる液体によって種類がわかれ、

  • 漿液性嚢腫
  • 粘液性嚢腫
  • 成熟嚢胞性奇形腫
  • 子宮内膜症性卵巣嚢腫

に分類されます。


大きさが小さい間に症状が出ることがほとんどないため、症状が出始めるころには握りこぶしほどの大きさになっていることもあります。


症状が出始めると、他の臓器などを圧迫することにより、

  • 腹部膨満感
  • 下腹部痛
  • 腰痛
  • 便秘
  • 頻尿
  • 不正出血
  • おりものの増加

といった症状が出ます。


また、大きくなってくると

  • 腫瘍の破裂
  • 茎捻転

などが起こり、緊急手術が必要な状態となってしまう可能性もあります。

卵巣腫瘍

卵巣腫瘍は卵巣にできた腫瘍の総称になります。種類としては、

  • 良性腫瘍
  • 悪性腫瘍
  • 境界悪性腫瘍

に分けられます。


良性腫瘍が90%を占めていると言われています。卵巣嚢胞もここに分類されます。卵巣嚢胞と同様の症状が表れます。


悪性の「がん」と呼ばれる種類が悪性腫瘍です。こちらも初期症状がほぼありません。発見しにくいことが特徴です。気づいたときには周囲の臓器などに転移をしている事も多い病気です。


境界悪性腫瘍は一見悪性のようですが、両方の中間とも言える種類の腫瘍です。あまり浸潤などが起きないタイプです。


腫瘍と聞くと悪性のものをイメージする方は多いと思います。しかし、卵巣の場合には9割が良性のものとなっています。腫瘍と診断されたからと焦らないようにしましょう。

卵巣嚢胞

卵巣嚢胞は卵胞の中に液体がたまってしまう事で発症する病気です。


通常、卵胞は卵子を放出した後には消えてしまいます。液体などがたまることなく消失してしまうのです。


しかし、中には上手く卵子が排出されない場合もあります。この場合、卵胞が大きくなり続けてしまう事があるのです。


種類としては、

  • 卵胞嚢胞
  • 黄体嚢胞

があります。


どちらの場合もできて数週間ほどで自然消滅することがほとんどです。しかし、黄体嚢胞の場合、嚢胞の破裂が起き激しい痛みを伴う場合もあります。

卵巣嚢腫が完治して告知するときのポイントを紹介

卵巣嚢腫の経過観察中の場合には、通常のがん保険には条件付でないと加入ができないことはご紹介しました。


一方、卵巣嚢腫と診断されていても、その後治療を行い完治が確認されている場合には通常のがん保険にそのまま加入できる可能性もあります。


ただし、告知に通ることが必須です。保険会社などによって条件が細かく違っている場合もあり、加入できない可能性も忘れてはいけません。


がん保険の告知事項は主に3つです。

  • がん罹患歴
  • 過去5年の病歴
  • 現在通院中か、3か月以内に入院・治療をすすめられたか

それぞれの項目にうそをつくことなく正確に回答することが重要です。

がんの罹患歴について

がんにかかったことがあるか、うそをつかずに回答しましょう。この回答で「がんにかかったことがある」となっている場合には、通常のがん保険に加入することはできません。


がん保険ではがんの罹患経験は重要なポイントです。年数に関係なくかかったことがある場合には、正直に申告する必要があります。


ただ、がんと言っても悪性・良性など様々な種類があります。良性のものならば報告の必要はないと考えてしまうかもしれません。


また、がんの中には進行度の低い上皮内新生物などもあります。これもがんの一種なのですが、がんと違って再発や転移の可能性は極めて低い病気です。


そのため、良性のがんや上皮内新生物の場合には申告が不要と考えるかもしれません。しかし、上皮内新生物も通常のがんと同様の扱いをしている保険会社もあり、がん保険への加入が難しい場合もあります。


卵巣嚢腫は良性の腫瘍ですが、加入するためには告知書に記入が必要となります。

  • 診断名
  • 診断日・治療期間
  • 入院・手術の有無
  • 病理組織検査結果
  • 服薬の有無
  • 合併症の有無
  • 診療機関名

などを間違いがないように記入しましょう。


保険会社や条件によっては通常のがん保険への加入が難しいことになります。


加入できなかった場合には、引受基準緩和型や無選択型も検討する必要があります。

過去5年以内の病歴

過去5年以内の病歴を申告する必要があります。がん以外の病気で、がんと関係があるものを主に報告する必要があります。


参考までに、ある保険会社で申告が必要な病気を見てみましょう。

疾患の部位病名
消化器肝硬変
慢性肝炎
肝繊維症
肝機能障害
慢性アルコール性肝機能障害
非アルコール性脂肪肝炎
アルコール性肝炎
門脈圧亢進症
食堂静脈瘤
呼吸器慢性閉塞性呼吸器疾患
肺気腫
慢性気管支炎
肺繊維症
塵肺
珪肺
気管支拡張症
間質性肺炎
腎臓慢性腎機能障害
慢性腎不全
慢性腎炎
尿毒症
特定の疾患脳腫瘍
膀胱腫瘍
GIST
カルチノイド
基本的にはがんに関係がある病気の有無を聞かれます。これらの病期の罹患歴がある場合には、通常よりもがんになる確率が高くなるため、加入ができない仕組みになっているのです。

卵巣嚢胞だけでなく、これらの病気の経験がある場合には、加入は厳しいと言えます。引受基準緩和型などを検討し、加入できるがん保険を探すようにしましょう。

現在通院中かどうか

現在通院中か、3ヶ月以内に入院や治療をすすめられていないかなども正確に記入しなくてはいけません。


ここで申告が必要な病気は限定的で、

  • 腫瘍などの異常
  • 腫瘍マーカーでの異常
  • がん検診などでの異常

などです。


この申告には貧血も含まれています。女性の場合貧血と診断される方も多いため、ひっかかってしまう可能性があるかもしれません。


報告が必要な病気の種類は保険会社によって違っています。卵巣嚢腫が完治していた場合でも、通院などをしている場合には加入ができない可能性もあります。

卵巣嚢腫の経過観察中の方は注意!告知義務違反とは?

卵巣嚢腫を経過観察中の方でもがん保険に加入することができることはご紹介した通りです。


告知を偽りなく行い、保険会社の判断によって加入することができるのです。


経過観察中のことを黙っていれば普通に加入できるのでは?と考えてしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかし、この行為は告知でうそをつく行為です。


このような行動をしてしまうと、結果的に告知義務違反として契約解除となってしまいます。


契約時の申告にうそをつくことは禁止されています。健康な方同士、公平に保障が受けられるように告知という制度があるためです。


もし違反と判断されてしまった場合には、契約自体が

  • 解除
  • 取り消し

となってしまいます。


解除の場合には契約自体が無かったことになり、支払っていた保険料が戻ってくる可能性があります。


しかし、うそが悪質だった場合には取り消しとなり、これまで払ってきた保険料の返還もありません。


どちらの場合も保障を受けることはできないため、契約期間を無駄にしないためにも、申告する内容はしっかりと正確に記入するようにしましょう。

境界悪性腫瘍・チョコレート嚢胞が見つかった人でもがん保険に加入できる?

卵巣にできる腫瘍としてチョコレート嚢胞などを経験したことのある方もいらっしゃると思います。卵巣嚢胞の一種となるため、通常のがん保険や部位不担保などで加入できる可能性はあります。


しかし、悪性の場合はどうなるのでしょうか?境界悪性腫瘍などの悪性に近い種類の場合にはどうなるのか気になりますよね?がんという判断ならば加入は厳しくなってしまいます。


このような場合に検討したいのが、引受基準緩和型や無選択型です。先述したように、がんの経験があったとしても加入できる可能性があります。


保険料が高いなどのデメリットはありますが、加入できることで安心感を得ることができます。

境界悪性腫瘍・チョコレート嚢胞はがん保険で適用される?

がん保険が適用されるのかどうか、保険加入前に知っておきたいですよね?。


がんには

  • 悪性新生物(がん)
  • 上皮内新生物

があります。


対象になる種類は商品ごとに違い、

  • がんのみ
  • 両方

の2つのタイプがあります。両方保障されていても、それぞれで金額などの内容が違う場合もあります。


悪性と良性の中間に位置付けられている境界悪性腫瘍はどうなるのでしょうか?判断が難しいため、保険会社によって対象となるか変わってくる種類になっています。契約時にしっかりと確認しておいた方が良いと言えます。


チョコレート嚢胞などの場合、どちらのがんにも該当しないため、がん保険が適用されることはありません

まとめ:卵巣嚢腫の経過観察中の方はがん保険に加入できる?


いかがでしたか?ここでは卵巣嚢腫の経過観察中でもがん保険に加入できるのか、についてご紹介しました。


卵巣嚢腫は腫瘍の一種ですが、良性の場合がほとんどとなるため、経過観察という診断となることも多くあります。腫瘍の一種ですが、経過観察中でも通常のがん保険に加入できる可能性があります。


現在の状況次第ではがん保険に普通に加入できる場合もあり、できなくても特定部位不担保などの制度を活用することで利用することができると言えます。


ただし、他の部位にがんやがんに関係する病気がある場合には加入は難しくなってしまいます。この場合には引受基準緩和型や無選択型を検討しなくてはいけません。


自身が加入できるガン保険を知りたい場合、マネーキャリアでプロに相談することがおすすめです。


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