更新日:2021/10/22
がん保険は複数加入が可能!2つ以上加入する際の大切な3つの注意点
がん保険を複数加入して、保障を充実させようと思っている方もいるでしょう。でも、複数加入をしても大丈夫か分からないことも多いです。今回は、がん保険の複数での加入について、メリットやデメリット加入時のポイントなどを解説していきます。
内容をまとめると
- 複数でのがん保険の加入は、それぞれの商品の良いとこ取りで加入することが可能
- 担当者がそれぞれの会社で付くため、いろいろな意見を聞ける
- 万が一保険会社が破綻したときもカバーできる
- 2重に入るため保険料が高くなる
- 保障内容の重複に注意する必要がある
- 複数でのがん保険を検討している場合は、マネーキャリアでの相談がおすすめ
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 二社以上のがん保険に複数加入することは可能!
- がん保険に複数加入するメリット
- ①それぞれのがん保険のいいとこ取りで保障を強くできる
- ②様々な保険担当者の話を長期的に意見を聞ける
- ③保険会社の破綻リスクを軽減できる
- がん保険に複数加入するデメリット
- ①保険料が高くなる
- ②知らないうちに無駄な保険料を支払っているかもしれない
- ③保険金請求をするのが面倒
- ④国税庁の調査が入る可能性がある
- 複数のがん保険を検討する人が知っておくべきがん保険のポイント
- ①診断給付金(一時金)
- ②上皮内新生物の保障
- ③給付金の支払い条件
- ④通院治療対する保障
- ⑤先進医療の保障
- ⑥女性特有のがんへの保障
- 無駄のないがん保険選びならまずはマネーキャリアで無料相談!がん保険を一括比較!
- がん保険に複数加入する3つの注意点
- ①保障のない漏れや重複がないようにする
- ②免責期間についてちゃんと理解する
- ③医療保険も視野に入れた上で選択する
- がん保険に複数加入することがおすすめな人
- がん保険の複数加入に関するまとめ
目次
二社以上のがん保険に複数加入することは可能!
まず、がん保険は二社以上での加入ができるかというところから解説していきます。
結論から言うと可能です。
病気になったときのために、医療保険とがん保険で複数保険に加入している方は多いです。
がんは三大疾病の一つであり、日本人の二人に一人はなると言われています。
そんな病気だからこそ、しっかりと備えておきたいものです。
いろいろ見ていて、ふたつの会社のがん保険を組み合わせた保障が欲しいと思うこともあります。
そんなとき、二社以上のがん保険に加入しても大丈夫です。
ただし、二社以上のがん保険に加入する場合には、注意が必要なこともあります。
複数の会社のがん保険に加入するメリット・デメリットや加入する際に確認するポイントなどについて、解説していくので参考にしてみてください。
がん保険に複数加入するメリット
複数に加入するメリットは以下のようになります。
- それぞれのいいとこを取って保障を充実することができる
- 複数の保険担当者から長期的に様々な意見を聞くことができる
- 保険会社が破綻したときのリスクに備えることができる
①それぞれのがん保険のいいとこ取りで保障を強くできる
違う保障内容のものを複数の会社で加入することで、ひとつの会社だけでがん保険を加入するよりも充実した保障を受けることができるでしょう。
例えば、A会社では入院の保障が充実しており、B会社では通院の保障が充実いているとします。
A会社だけでは、通院が長引いたときに経済的に大変になります。
また、B会社のみに加入して入院が長引いたら、それも経済的な負担が大きくなります。
それをA会社、B会社両方のがん保険に加入すれば、入院中も通院中もどちらが長引いても、もしくはそのが両方長引いても経済的な負担を軽減することができます。
また、給付金の支払いに上限が設けられている場合もあります。
そんなときも、もらう給付金が分散でき、ひとつの会社で加入したときよりも多くの給付金を受け取ることも可能になります。
②様々な保険担当者の話を長期的に意見を聞ける
メリットのふたつ目は、それぞれの担当者からさまざまな意見を聞けるということです。
ひとつの会社だけでは、情報が偏っていたり情報量も限度があります。
ふたつの会社のがん保険に加入することで、それぞれの会社で担当者が付くことになります。
したがって、ひとつの会社で担当者が一人だけのときよりも、さまざまな角度から意見を聞くことができ、また持っている情報も違うため入ってくる情報量も増えるというメリットがあります。
③保険会社の破綻リスクを軽減できる
最後に保険会社が破綻したときのリスクを軽減できるということです。
万が一、保険会社が破綻してしまった場合、保障が受けられなくなってしまう可能性があります。
保障を受けられたとしても、契約時通りに支払われるとも限りません。
そんなとき、保障内容を分散しておくことでそんなリスクを軽減できるでしょう。
例えば入院給付金を最低1日1万円の保障が欲しい場合、A社で1日5000円、B社で1日5000円のがん保険に加入することで、万が一どちらかの会社が破綻をしても経済的な負担を軽減することが可能です。
がん保険に複数加入するデメリット
がん保険に複数加入することで、保障内容が充実したり保険会社の破綻時のリスクを軽減できるなどのメリットについてみてきました。
しかし、複数加入ではデメリットもあります。
- 月に支払う保険料が高くなる
- 無駄な保険料を支払ってしまう可能性がある
- それぞれの会社に保険金の請求をしなければいけない
- 国税庁の調査が入る可能性がある
①保険料が高くなる
複数加入では、もちろん契約するがん保険の数が増える分、月に支払う保険料が高くなります。
保険会社によって多少保険料の違いはあれど、リスク分散のためにと同じような保障を同じ給付金額で、2つ加入すればその分高くなるのは当然です。
ひとつの会社で、特約を付けたときよりも月の保険料は高くなる可能性もあります。
保障が充実しても、後々に保険料を払うのが難しくなっては本末転倒です。
2つの保険会社からがん保険に加入する際は保障内容だけでなく、月々の支払いによる経済的負担も考えての加入が必要になります。
②知らないうちに無駄な保険料を支払っているかもしれない
デメリットの2つ目としては、重複している部分で2重に保険料を支払ってしまう可能性があるということです。
がん保険では、それぞれの会社で特徴がありますが主契約が似たような保障内容になっているものも多いです。
したがって、複数で加入する場合はそれぞれの会社の保障内容をきちんと確認して、重複しないようにすることで無駄な保険料の支払いを防ぐことができるでしょう。
よさそうな保険だからと何も確認せずに契約してしまうと、二重加入してしまう可能性があります。
単体では良さそうな保険でも、月の支払いを抑えるためには保障内容の重複がないかきちんと確認し、足りない部分を補えるような保障内容のものをそれぞれ選ぶ必要があります。
③保険金請求をするのが面倒
2つ加入した場合、保険金を請求する際にはそれぞれの会社に請求する必要があります。
したがって、その分手間がかかり、診断書などが必要な場合は費用も倍になります。
診断書は、病院によって違いますが1通3000円~1万円程度のところが多いです。
その倍になるため、1通ではさほど負担はないですが、2通以上となるとかなり負担は大きくなります。
2つ加入した場合、それぞれの会社に保険金の請求の連絡や書類の記載、診断書の発行の依頼などの手間とともに、診断書の発行時の手数料も倍かかってしまうというデメリットがあるということも理解したうえで加入していく必要があります。
④国税庁の調査が入る可能性がある
複数加入して、それぞれの会社から保険金を受け取ると、受け取った保険金が高額になる可能性があります。
その場合、国税庁の調査が入る可能性があります。
多額の保険金を受け取りが不正利用とみなされ、保障目的以外での保険契約をしているとみなされてしまうことがあるのです。
その場合、罪に問われてしまう可能性もあるため注意が必要です。
したがって、経済的に余裕があるからといくつも加入することは避けた方がいいでしょう。
複数加入の場合、あくまでもひとつの保障内容では足りない部分を補う保険として、2社程度にとどめておくのが賢明です。
複数のがん保険を検討する人が知っておくべきがん保険のポイント
次に複数の会社の商品に加入する際に押さえておくポイントについてです。
- 一時金の支払いについて
- 上皮内新生物の保障の有無
- 給付金の支払い条件が何か
- 通院に対しての保障はどんなものか
- 先進医療の保障はどれだけあるか
- 女性特有のがんへの保障の有無
①診断給付金(一時金)
診断給付金(一時金)について、まずはきちんと確認しておきましょう。
一時金とは、がんと診断されたときに支払われるお金のことです。
使用用途は自由です。
がんの治療や検査に使ってもいいですし、今後治療により働けなくなった時の生活費に充ててもいいでしょう。
金額としては50万円、100万円、200万円と様々です。
受け取れる回数としては、1回だけのものがあったり、複数回受け取ることができるものがあります。
がんは、治ればそれで終わりという病気ではありません。
治っても経過観察し、再発してまた治療が必要になる可能性のある病気です。
したがって、できれば一時金を複数回受け取れるものの方が、長期的に安心して過ごすことが可能です。
②上皮内新生物の保障
次に見ておくポイントとしては、上皮内新生物への保障です。
保障の部分で、上皮内新生物が適応外の保障の部分も数多くあります。
上皮内新生物がないからと言って、悪いということではありません。
必要な保障が付いているのであれば加入の検討をしてもいいでしょう。
ただし、上皮内新生物は皮膚の上の方にがん細胞がとどまっているだけで、がんにはかわりないため、悪性新生物と同じ治療がされることもあります。
そうなると、治療費用も同じようにかかってくるでしょう。
上皮内新生物への保障も充実するように、ほかのところでカバーできるようにしていく必要があります。
2社以上での加入の場合は、このようにそれぞれの会社の保障内容を確認して、過不足ない保険の加入をしていくことが大切です。
複数での加入は、足りない部分を補いあえるところが良いところです。
③給付金の支払い条件
次に給付金の支払い条件についてです。
給付金の支払いは、各会社で条件が異なってきます。
初回の支払いに関しては、ほとんどの場合がんと診断された場合となっていますが、会社によっては、治療が開始されたときに支払われるところもあります。
また、2回目以降の支払いの条件にも2年経たないと支払われない場合や1年経ったら支払われる場合など様々です。
給付の回数や金額についても上限が設けられているところが多いです。
特に複数加入の場合、この支払い条件をうまく使うことで経済的な負担の権限につながります。
逆に、一時は給付金を2重に受け取り保障が充実して安心して受けられていたけれども、治療が進むにつれて給付金が足りないということも考えられます。
複数で加入する場合は、給付金の支払い条件も確認してそれぞれの条件をうまく活用して給付金の受け取りができるといいでしょう。
④通院治療対する保障
がんの治療では、入院しての治療をイメージを持たれている方もいるでしょう。
ただ、最近では点滴による抗がん剤治療や放射線治療も入院せずにしたり、自宅で抗がん剤の内服をして治療をすることが増えてきています。
各会社のよって、入院に対しての保障が手厚かったり、通院に対しての保障が手厚かったり様々です。
二重加入する場合、入院に対してだけでは通院に対応できず、通院に対してだけでも入院治療に対応できなくなります。
したがって、複数加入する場合はその保険の手厚い部分を確認して、それぞれ違う部分での保障がついた保険に加入することで、がん治療をする際に対応できなくなる部分のリスクを軽減することができます。
最近では、入院治療よりも通院治療の方が増えてきています。
通院治療に対する保障にも目を向けて、加入していくようにしましょう。
⑤先進医療の保障
次に先進医療に対しての保障です。
医療はどんどん発達していくもので、今まで治せなかった病気も治すことができるようになってきました。
がんもその一つです。
今まではがんは、治らない病気でしたが早期発見であればほとんどのがんは治るようになってきています。
それは、ある意味先進医療での研究があったからです。
先進医療はこれからも発達を重ね、今まで治らなかったがんも治る可能性を秘めています。
しかし、先進医療は自由診療で保険適応外です。
したがって、先進医療を受ける場合には多額のお金がかかることが予想されます。
先進医療で治る可能性があるのに、お金がなくて出来ないというものはとても悲しいです。
そんな高額な先進医療を受けることになる可能性も考えて、先進医療に対しての保障もきちんと確認しておきましょう。
⑥女性特有のがんへの保障
最後に、女性特有のがんへの保障についてです。
女性特有のがんには乳がんや子宮がんなどがあります。
早期発見の場合、がん細胞の組織内への浸潤がなく、上皮内新生物となります。
その場合、給付の対象外なことも珍しくありません。
ただ、治療は他のがん同様に抗がん剤治療や手術での摘出となるため、治療費も同等にかかると思っていていいでしょう。
女性特有のがん保障が付いているものでは、そんな上皮内新生物の場合でも保障されるものが多いです。
また女性の場合、抗がん剤治療で髪が抜けた場合ウィッグを購入したり、個室を希望する場合は差額ベッドなどもかかります。
したがって、女性特有のがんになった場合には男性ががんになったときよりもお金がかかる可能性があります。
がん保険を選ぶ際には、女性特有のがん保険への保障がどうなっているか、複数での加入の場合は過不足ないか確認が必要です。
無駄のないがん保険選びならまずはマネーキャリアで無料相談!がん保険を一括比較!
二社以上のがん保険に加入する場合、足りない部分を補うように加入することは簡単です。
しかし、保障が重複してしまい同じ保障内容のものを2重に契約してしまう可能性もあります。
さまざまな保険会社のがん保険から、過不足なく選んでいくことをひとりで行うのは、とても大変な作業になります。
そんなとき、活用したいのがマネーキャリアです。
マネーキャリアでは、保険やお金のプロの方が様々な会社のがん保険を一括で比較して、個人に合ったものを過不足なく提案してくれるでしょう。
また、保険契約後は保険料の支払いが待っています。
家計的にはあまり余裕がないけれども、がんにしっかり備えておきたいという方には家計に合わせた保障内容のものを選んでくれます。
これを期に家計診断をしてもらい、家計の無駄をまずは取り除いてからがん保険に加入する方法も一つの方法です。
マネーキャリアなら、家計の見直しからがん保険の加入まで一括して行ってもらえるため、一度無料相談を試してみるのがおすすめです。
がん保険に複数加入する3つの注意点
次にがん保険に複数加入する場合の注意点です。
- 保障内容に漏れや重複がないようにする
- 免責期間について確認する
- 医療保険と一緒に加入することを検討する
①保障のない漏れや重複がないようにする
②免責期間についてちゃんと理解する
免責期間というものがあるということも理解しておくことが必要です。
これは、給付金の申請をしても支払われない期間のことを言います。
したがって、その期間の間はがんと診断されても給付金は、支払われないため注意が必要です。
支払われない期間を設けている理由としては、ずっと加入していて、がんになり給付金を受け取るのと、加入して間もなくしてがんが見つかり、給付金を受け取るのが、同じだと不公平です。
そのため、がん保険に加入後は免責期間を設けています。
免責期間がないがん保険もありますが、その場合は手術などでの給付がメインで一時金がない場合が多いです。
複数で加入する場合、免責期間がないものと合わせて加入するのも一つの方法です。
ただ、免責期間がない場合は先ほどもお伝えしたように、一時金がないなどの保障内容が他の免責期間があるものと異なる場合があるため、きちんと確認しておくことが大切になってきます。
③医療保険も視野に入れた上で選択する
医療保険と組み合わせて複数で加入していくことも、検討してみるのも一つの方法です。
がん保険は、名前の通りがんに対して給付金が出る保険となっています。
他の病気で入院や手術をした場合は、がん保険では給付金は出ません。
しかし、入院したりすることはがんだけとは限りません。
むしろ、がん以外での方が入院する可能性は高いでしょう。
したがって、医療費が高額になったときのことを考えてという場合には、医療保険と一緒に加入するといいでしょう。
それによりがんだけでなく、さまざまな病気に対応することが可能になります。
また、がん保険での複数加入の場合は似たような保障内容で見直し時にも、重複や保障の不足がないかを確認しながら行うのは大変です。
しかし、医療保険とがん保険では保障の内容が明確に違うため、保険の見直し時にもしやすいというメリットがあります。
がん保険だけで、保障内容を充足方法も一つですが、医療保険と組み合わせて幅広い病気に対応できるようにするのも一つの方法です。
がん保険に複数加入することがおすすめな人
がん保険に複数加入するのにおすすめな人は、以下のような人です。
- がんが長引きそうな人
- 女性
- 心配性なひと
がん保険の複数加入に関するまとめ
今回は、がん保険を複数の会社で加入していくことについて解説してきました。
- 複数加入することでそれぞれのいいとこ取りができる
- 複数の会社で加入すると、それぞれで担当者が付き様々な意見を聞くことができる
- 保険会社が破綻した場合にも、賄うことができる
- 複数でのがん保険の加入時には、過不足ないようにきちんと確認していく必要がある
- 上皮内新生物への保障や給付条件、先進医療や女性特有のがんに対しての保障についてもそれぞれで確認していく必要がある
- 免責期間についてもきちんと理解して、免責期間のないものと組み合わせるのも一つの方法
- 医療保険との組み合わせでの選択肢もある
- がん保険の複数加入の相談はマネーキャリアがおすすめ
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