竜巻・突風などの風災による家の被害は火災保険で補償される?

竜巻・突風などの風災による家の被害は火災保険で補償される?-サムネイル画像

竜巻や突風などの風災による住宅被害は火災保険の補償・適用範囲です。竜巻はアメリカで発生するイメージがありますが、実は日本でも発生しているのをご存知ですか?また、竜巻被害で火災保険の保険金請求は可能ですが、被害額が20万円未満の場合請求できないことがあるので注意が必要です。

火災保険で竜巻・風災による住宅被害は補償されるの?

竜巻と聞くと海外で被害が多いイメージがありますが、日本で全く無いわけではありません。そこで気になるのが、竜巻などの風災は火災保険で補償されるのかということですよね。


近年台風暴風雨などで住宅の被害が増えているため、補償されるかどうか知っておきたいとは思いませんか。


今回、この記事では、

  • 竜巻による住宅被害は火災保険の補償・適用範囲である
  • 竜巻被害で火災保険の保険金はいくらもらえる?
  • 火災保険の請求方法とは
以上のことを詳しく解説します。

竜巻による住宅被害が起こった場合、火災保険の補償となりますが、どのように請求したら良いのかわからない人も多いと思います。ぜひ、今回の記事を参考にしてみて下さいね。

竜巻による住宅被害は火災保険の補償・適用範囲


竜巻による住宅被害が起こった場合、火災保険で補償されます。


ですが、適用範囲(対象)は何処までなのか、住宅以外にも被害が起こった場合は保障対象になるのかなど気になることはたくさんありますよね。


ここでは、

  • 竜巻の火災保険の補償・適用範囲
  • 補償対象は住宅(建物)+家財になる
  • 自動車が竜巻・突風にあった場合はどうなるの?
以上の3つについて、詳しく解説します。

火災保険に加入する前に、きちんと補償・適用範囲を理解しておくことで、自分に合った保険商品を見つけることができるでしょう。

竜巻は風災の一種!火災保険の補償・適用範囲とは

火災保険と聞くと、名前のイメージから火災による被害しか補償してもらえないと思ってしまいますよね。ですが、竜巻などの風災による被害も補償していますので安心して下さい。


補償を受けられるケースは、以下のような場合が起こった時になります。

  • 竜巻で飛ばされてきたものが家に衝突して壁が破損した
  • 竜巻による強風で屋根瓦が破損した
  • 竜巻で窓ガラスが割れてしまい、雨風が入って家電製品が故障した
ただし、故障しているのを知っていて、竜巻が起こって被害が悪化した場合は補償対象外となるため気を付けて下さい。
  • 竜巻が起こる前に修理しておけば壊れなかった
判断が非常に難しいところもありますが、故障や破損の原因が竜巻のせいなのか、自分のせいなのかが補償のポイントであることを理解しておいてください。

火災保険の補償対象は住宅(建物)+家財

火災保険は、建物以外にも家財も補償対象となっています。


家財とは「家から持ち出せるもの」全般のことであり、

  • 家具や家電製品
  • 食器・調理器具
  • 寝具
  • 趣味・レジャー用品
  • 駐輪場に停めてある自転車
  • 30万円未満の貴金属・美術品
主にこれらの家財が対象となります。

なお、30万円を超える高額な貴金属や美術品は、明記物件となり別に保険金額を設定する必要があります。

また、冷蔵庫やテレビなどは30万円以上でも家財として補償されます。

金額が決められているものがあると、少しややこしく感じてしまうかもしれません。よくわからないことがあれば、今一度加入している保険会社の火災保険をチェックしてみるのも良いでしょう。

参考:自動車が竜巻・突風にあった場合は補償されるの?

竜巻などの風災が起こった時に、住宅と一緒に自動車も被害に遭う可能性が大いに考えられます。


ですが、自動車は火災保険の対象外となり、代わりに自動車保険で補償されるため気を付けてください。


補償対象となるケースの例は、

  • 竜巻により自動車が飛ばされた
  • 竜巻により飛んできたものが自動車に当たった
  • 竜巻によりドアが勢いよくひらき、隣の車を傷つけてしまった
主に、これらが当てはまります。(参考・ソニー損保より)

また、竜巻で車両保険だけを使用した場合、翌年は1等級ダウン・事故あり係数適用期間は1年加算されます。

相手方への賠償で保険を使用した場合、翌年は3等級ダウン・事故あり係数適用期間は3年加算されますので、まず被害に遭ったら保険会社に相談しましょう。

竜巻被害で火災保険の保険金はいくらもらえる?

竜巻被害などの風災は、火災保険で補償されることがわかりました。ここでは、具体的に保険金がどれくらいもらえるのかというのを解説していきたいと思います。


竜巻被害による保険金は、

  1. 新価と時価(保険金の算出方法)
  2. 免責金額(自己負担額)

大きく分けて2つのポイントがあります。

まず、1つ目の新価と時価ついて見ていきましょう。

新価とは、
  • 竜巻被害により、必要となる家財や建物の修繕費用のこと
それに対して、時価とは、
  • 新価から経年劣化などにより価値が下がった分を差し引いて金額を算出する
現在の火災保険では、特に何もしなければ「新価」での契約となります。竜巻被害で起こった損害を補うための金額を保険金として受け取れるためわかりやすいですよね。

次に、2つ目の免責金額ついて見ていきましょう。

免責金額とは自己負担額のことであり、火災保険を契約する時に設定されていることがあります。

免責金額を設定すれば、保険料が安くなるというメリットがありますが、気を付けなくてはいけない点があります。

もし、免責金額が10万円であれば、3,000万円の建物が全壊した場合、
  • 3,000万円(建物)-10万円(免責金額)=2,990万円
受け取れる保険金は2,990万円となります。

しかし、5万円の窓ガラスが割れた場合は、
  • 5万円(窓ガラスの修理費用)-10万円(免責金額)=-5万円
免責金額が修理費用よりも高ければ、保険金は受け取れないのです。

これらの点をしっかりと理解したうえで、火災保険の契約をしましょう。

注意:竜巻被害額が20万円未満だと火災保険の保険金が支払われない

火災保険の契約が古い場合、

  • 20万円未満の損害額である場合は保険金を支払わない
契約内容にこのように書かれているケースもあるようです。

先ほど解説した免責金額とは異なり、自己負担額はありませんので、以下のように考えましょう。
  • 竜巻被害により、窓ガラスが割れて損害額が5万円だった
この場合、20万円未満となるため保険金は受け取れません。
  • 竜巻被害により、窓ガラスや他の家財が損害し、その額は25万円になった
20万円以上になるため、保険金は25万円満額が受け取れます。

参考:日本での竜巻(風災)被害事例

竜巻被害と聞くと、ニュースなどでもよく見かけるのは、国内ではなく海外のイメージが強いのではないでしょうか。


しかし、日本で全く発生しないわけではありません。


以下の表をご覧ください。

都道府県被害内容
茨城県住宅の窓ガラスが割れ、自動車が大破する
宮崎県竜巻による飛散物で家の壁が壊れる
北海道竜巻によりトラックが横転し大破する

竜巻による被害に決まった地域はなく、日本各地で起こっていることがわかると思います。


竜巻とは、

  • 発達した積乱雲による強い上昇気流によって起こる渦巻き状の突風
短時間・狭い範囲で甚大な被害をもたらすことがあるため、注意が必要です。

台風や低気圧、寒冷前線などにより季節問わず1年中発生するものではありますが、日本は特に夏から秋にかけて発生しやすいと言われています。

気象庁では、竜巻が起こる条件が発生した場合、気象情報竜巻注意情報など、段階に分けて注意を呼びかけます。

竜巻が絶対に起こらないという保証はないため、いざという時のためにも火災保険に加入しておけば安心ですよ。

竜巻被害で保険金を受け取ろう!火災保険の請求方法とは

竜巻被害が起こったら、保険金を受け取るために保険会社に請求しなくてはいけません。


大まかな手順は、以下のようになります。

  1. 保険会社に連絡
  2. 請求に必要な書類を提出
  3. 現地調査
  4. 審査
  5. 保険金の支払い
まず、竜巻により損害があったことを保険会社に連絡しましょう。その時に、保険証券番号や契約者を聞かれるため、手元に保険証券を用意しておくとスムーズです。

保険会社の指示に従って、必要書類を準備して提出してください。

竜巻被害の場合、被害が実際にあったことを証明する「罹災証明書」や修理業者から取り寄せる「修理見積書」が重要となります。

必要書類を提出後、保険会社から派遣された専門の調査員が現地に赴き、申請内容が妥当かどうかを調べます。その後、調査員の報告内容をもとに、保険金を支払うかどうかの審査が行われます。

審査が通れば、保険金が支払われます。

ウソの申告をすれば、専門家による調査によりわかってしまいます。当然ですが、申告は正しく行いましょう。

まとめ:火災保険で竜巻被害を補償しよう


竜巻被害による火災保険の補償について、補償される範囲や保険金の請求方法についてなどを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 竜巻被害による火災保険は、損害の原因が竜巻のせいなのか、自分のせいなのかが補償のポイントである
  • 自動車の損害は、火災保険は保障適用外となるが自動車保険で補償可能。
  • 竜巻被害による火災保険の保険金は、保険会社がしっかりと現地調査を行うためウソの申告をしてはいけない
以上となります。

日本にはあまり竜巻が起こるイメージは無いかもしれませんが、発生しないわけではありません。いざという時のためにも、しっかりと火災保険に加入しておきましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい火災保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

ランキング

  • 【簡単3分見積もり】火災保険/地震保険の一括見積もりはこちら
  • 火災保険・地震保険の加入率を紹介!地震保険は付帯するべき?
  • 火災保険の加入って必要?加入の必要性と加入時の選び方を徹底解説
  • 火災保険の必要書類って何?状況ごとに異なる書類を詳しく解説!
  • 2019年に火災保険が値上げ。保険料節約のための加入時期は?
  • 火災保険料の相場って平均いくら?目安となる平均金額と保険料の仕組み!
  • 賃貸住宅の火災保険の選び方とは?必要性と選び方の手順を解説
  • 雪害・雪災に火災保険が使える!保険金が支払われる条件とは?
  • 自然災害のために火災保険は必要!補償範囲を確認しよう!
  • 【必読】住宅が土砂崩れ被害にあった!火災保険は適用される?
  • 【必読】台風で自宅が被害を受けた!火災保険は適用される?
  • 火災保険の風災・雪災・雹災補償の適用範囲は?ケースごとに解説!
  • 火山の噴火による家の被害は火災保険・地震保険で補償される?
  • 落雷による被害は火災保険で補償される?補償範囲と請求方法を紹介
  • 液状化・地盤沈下による家の傾きは火災保険・地震保険で補償される?
  • 津波の被害は火災保険で補償されない!地震保険の加入が必要!
  • 【簡単3分見積もり】火災保険/地震保険の一括見積もりはこちら
  •