軽自動車の保険料相場はどのくらい?保険料の改定についても解説

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普通車に比べて値段や維持費が安く、運転もしやすい軽自動車ですが、自動車保険の保険料はどの程度になるのでしょう?この記事では、軽自動車の保険料相場について紹介します。また、2020年1月1日から改定された軽自動車の保険料についても、わかりやすく解説します。

軽自動車の保険料相場や改定について解説

軽自動車は、普通自動車よりも保険料が安いイメージがありますよね。ですが、実際のところ保険料の相場がどれくらいなのかわからないという人は多いと思います。


軽自動車は普通自動車よりも事故率が低く、相手に与える被害も少ないと考えられることから保険料が安い傾向にあります。


今回、この記事では軽自動車の保険料相場について、

  • 軽自動車の保険料相場はいくらくらい?
  • 軽自動車(営業ナンバー)の保険料相場はいくらくらい?
  • 軽自動車の保険料改定について説明
以上のことを詳しく解説します。

この記事を読めば、軽自動車の保険料相場がわかるので、これから軽自動車を購入しようと思っている人もしっかりとお金の準備ができるでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。

軽自動車の保険料相場はいくらくらい?

軽自動車の保険料は、普通自動車よりも安いというイメージがありますよね。ですが、具体的に保険料はどれくらいなのでしょうか。


保険料の相場を知っておけば、具体的にイメージしやすいですよね。


ここでは、軽自動車の保険料相場について詳しく解説していきます。軽自動車の購入を考えている人は、後々に必要となるものですので必ずチェックしておきましょう。

軽自動車の年間保険料の相場

軽自動車の年間保険料の相場を、5年間の推移で見ていきましょう。

年間保険料
2013年46,382円
2014年47,147円
2015年52,387円
2016年50,479円
2017年49,507円

年間保険料の相場は、保険料総額から加入している契約台数で割った金額になります。


2015年・2016年に保険料が5万円台になっているものの、全体の推移を見たところそこまで大きな差はありません。


つまり、この表から軽自動車の年間保険料は、およそ5万円であることがわかりますね。軽自動車を購入したときに、保険加入をする場合は4~5万円くらいかかることを想定しておきましょう。

軽自動車の保険料は普通車よりも安い

軽自動車と普通自動車の保険料は、以下をご覧ください。

種類年間保険料月額保険料
(平均)
軽自動車49,507円4,088円
普通自動車
(3ナンバー)
74,899円6,241円
普通自動車
(5ナンバー)
59,158円4,929円

軽自動車と普通自動車の保険料の差は、大きくて25,000円程度であることから、そこまで大きな差は無いことがわかります。


表はクラス分けされる前の保険料ですが、2020年1月1日から自動車保険の料率クラスが変わりました。


これまではクラス分けされなかった軽自動車も、3クラスに分けられるようになったため保険料がどのように変わるのかしっかりとチェックしなくてはいけません。


なお、軽自動車の料率クラスについては、次以降の見出しで詳しく解説します。

軽自動車の保険料が安い理由

軽自動車は、

  • 事故率が普通自動車よりも低い
  • 乗車定員数が少ない
上記2つの理由から、保険料が普通自動車よりも安いことを知っていますか。

軽自動車は自宅近くや市街地などを走ることが多いため、普通自動車よりも大きな事故を起こす可能性が低いと言われています。死亡事故に至るケースも少ないことから、保険料が安いのです。

また、軽自動車の乗車定員数は4名であり、ミニバンの8名乗りと比べると補償額が低いことが予想できます。

これらの理由から、軽自動車の事故リスクは低いと判断されるため普通自動車よりも保険料が安くなる訳です。

車を購入する際は、維持費や燃費も重要ですが保険料の安さも視野に入れて決めることをおすすめします。

20歳以下は特に保険料が高くなる

自動車免許は18歳から取得可能です。多くの人が学生のときに自動車免許を取得しておこうと考えますよね。


念願の免許を取得すれば、いろいろな場所に出かけたいと思うことでしょう。


免許を取りたての18~20歳の若者は、まだ自動車の運転技術もないことから最も事故率が高いと言われています。


事故率が高ければそれだけ保険金を支払う可能性も高くなるため、軽自動車の保険料も20歳以下は高いのです。


実際に、平成29年度の年齢層別の免許保有者10万人あたりの事故件数では、

  • 16~19歳…1,650件
  • 20~24歳…980件
  • 25~29歳…697件
  • 30~34歳…541件
このように、20歳未満の事故率が圧倒的に多いことがわかります。
(参考:警察庁交通局「平成29年度中の交通事故の発生状況」より)

実際にどの保険会社を比べましても、20歳以下と21歳以上では保険料が倍近く異なります。それだけ事故率が多いということを、運転者はしっかりと理解して日頃の運転に責任を持つことが大切です。

なお、保険料を下げる方法として
  • 1日自動車保険を利用する
  • 家族から等級を引継ぐ
  • 車を家族と共有する
などがあります。

参考:軽貨物車(4ナンバー)の方がお得という話は本当?

4ナンバーの軽自動車は、貨物車扱いになります。


貨物車というのは、

  • 業務・営業用の車
主に、上記にあたる軽自動車のことを言います。

自賠責保険や重量税は、4ナンバーでも普通の軽自動車と同額です。また、車検費用も大きく費用が異なるということはありません。

ですが、保険料はどうなのでしょうか。

一昔前までは、軽自動車は年齢条件で若い人の保険料が割高になるため、4ナンバーにすれば保険料を安く抑えることができました。(4ナンバーは年齢で保険料が変わらない)

しかし、1998年に自動車保険が完全自由化され、4ナンバーでも個人利用の場合は年齢条件が設定されるようになったのです。

そのため、4ナンバーでも普通の軽自動車でも保険料は変わらなくなりました。

むしろ、貨物車かどうかよりも自由化により様々な保険会社が格安の任意保険の商品を出しているため、保険会社の比較をしたほうが良いでしょう。

参考:沖縄の自動車保険が安いという話は本当?

沖縄県は鉄道が整備されていないため、県民の多くが自家用車を所有しています。ですが、本土よりも沖縄県のほうが軽自動車の保険料が安いのです。


その理由には、

  • 保険の加入率が低い
  • 事故率が他県よりも少ない
などが挙げられます。


沖縄県の任意保険の加入率は52.9%と、全国でも最下位です。その理由に、事故が起こっても話し合いで解決する人が多いことが挙げられます。


保険をそもそも使う機会が少ないため、本土よりも保険料が低いと言われているのです。


また、沖縄県では任意保険だけではなく自賠責保険も安いのを知っていますか。


離島では普通乗用車でも自賠責保険が3分の1とも言われており、保険料を理由に引越しを考えるご家庭もあるそうです。

軽自動車(営業ナンバー)の保険料相場はいくらくらい?


さて、ここまで軽自動車の保険料相場や、沖縄県との保険料との違いについてなど解説してきました。


ここの見出しでは、営業ナンバーの軽自動車保険料がどのくらいなのか、相場について詳しく解説していきます。


主なポイントは、

  • 自家用車よりも保険料は高めになる
  • 営業ナンバーを扱っている保険会社が多くない
以上となります。

では、さっそく見ていきましょう。

軽自動車の営業ナンバー(黒ナンバー)の保険料は自家用車よりも高め

軽自動車の黒ナンバーとは、車両登録をすると黒いナンバープレートになることからそう呼ばれていますが営業ナンバーのことです。

ちなみにですが、軽自動車の自家用車は黄色いナンバープレートなので、黄色ナンバーと呼ばれるそうです。

営業ナンバーの保険料は、自家用車よりも高くおおむね2~3倍は変わってきます。保険料が高い理由には、
  • 使用頻度が自家用車よりも高いため、事故リスクが高い
  • 等級の引継ぎができない
  • 年齢条件が付けられない
などが挙げられます。

保有している車が10台以上であればフリート契約にする、それ以下でもミニフリート契約などを活用すれば、保険料を安くすることは可能です。

営業ナンバーの軽自動車を保有していて、保険料の高さに悩んでいる人はぜひ検討してみることをおすすめします。

営業ナンバーの軽自動車を扱っている保険会社は多くない

日本国内で自動車保険を取り扱っている会社は数十件以上ありますが、営業ナンバーとなると取り扱う会社が一気に少なくなります。


保険会社によって用意している特約も異なるため、自分の事業にあった特約かどうかを加入前に必ずチェックしておくと良いでしょう。


またネット上から見積もりを取ることができませんが、一部では法人向けの一括見積りサービスを使えば見積もりが取れるようです。


さらに、今まで黄色ナンバーだった車を黒ナンバーに変更した場合、等級を引継ぐことができないので注意が必要です。


営業で使用する車は、当然自家用車よりも使用頻度が高くなるため、当然任意保険に加入すべきです。しかし、加入できる保険会社は限られるため、しっかりと情報収集する必要があるでしょう。

軽自動車の保険料改定について説明


軽自動車の保険料はこれまで一律でしたが、2020年1月1日より改訂され、3つのクラスに分けられるようになりました。


軽自動車以外にも普通・小型乗用車の保険の制度も変わり、これまで9クラスだったものが17クラスとさらに分かれるようになります。


ここでは、軽自動車の保険料改定について、より詳しく解説していきます。


料率クラスがよくわからないという人は、ぜひチェックしておきましょう。

2020年1月1日から自動車保険の料率クラスが変わった

2020年1月1日から保険に加入する人は、自動車保険の科率クラスが変わるため注意が必要です。


改訂の概要は主に2つあります。


型式別科率クラス制度の改定

  • 普通自動車・小型自動車のクラス数が「9→17クラス」に細分化
  • 軽自動車に新たに科率クラスを「3クラス」導入

軽自動車におけるASV割引制度の改定

  • 科率クラスを導入するにあたり、衝突被害軽減ブレーキに対する保険料割引の適用対象を「全型式」から「発売後3年以内の型式」に変更
クラスをより細分化することで、型式間で発生していたリスク差をより適切に反映します。

詳細については、次以降の見出しで詳しく解説します。

参考:料率クラスとは

料率クラス(型式別)とは、

  • 車検証に記載されている型式ごとに、過去の事故発生率などを調べてクラスを設定したもの
2019年まで軽自動車は、料率クラスの適用外でしたが2020年より3クラスに分けられるようになりました。

極端な例を挙げれば、コンパクトカーは料率クラスも比較的小さめではありますが、スポーツカーや高級車になれば料率クラスも高くなります。

これには修理費が高額になるケースが多く、盗難被害にも遭いやすいなどの理由が挙げられます。

車種によってクラスは異なりますので、自分が所有している車種のクラスがわからない場合は、一度調べてみることをおすすめします。

軽自動車に料率クラスが設定され保険料が安い車種が生まれた

2020年1月1日より、これまで一律だった軽自動車の保険料が3クラスに分けられることが決まりました。


車種によって分類されるようになり、

  • クラス1…クラス2よりも約1.1分保険料が安くなる
  • クラス2…現行と同じ保険料
  • クラス3…クラス2よりも1.2倍保険料が高くなる

このように保険料が変わります。


軽自動車の年間保険料の相場がおよそ4~5万円であることから、クラス1であればそれよりも安く、クラス3であればそれよりも高くなるでしょう。 


また現在の軽自動車の保険料は、衝突被害軽減ブレーキが装着されていれば保険料が9%割引となっていましたが、2020年からは発売後3年以内の型式限定になります。


クラスが変わる以外にも、細かな改訂がありますので良くチェックすることが大切です。

参考:保険料が上がる車種・安くなる車種は何なのか知りたい

科率クラスが設定されることで、これまで乗っていた車種で保険料が下がる人・上がる人が出てきます。


あらかじめ自分の車種の保険料がどうなるのか、知っておきたいという人もいるのではないでしょうか。


2020年の軽自動車人気ランキングより、上位10位の車種とランクは以下をご覧ください。

メーカー・車種ランク
スズキ スペーシアランク1
スズキ ハスラーランク1
スズキ ジムニーランク1
ダイハツ タントランク3
スズキ ワゴンRランク1
ホンダ N-BOXランク1
ダイハツ ムーヴキャンバスランク3
スズキ エブリイランク3
ダイハツ ミライースランク1
スズキ アルトランク1

なお損害保険料率算出機構より、お持ちの自動車を入力するだけで簡単にランクを調べられます。


自分で調べたいという人は、ぜひこちらでチェックしてみてくださいね。

軽自動車の保険料相場や改定についてのまとめ

軽自動車の保険料相場や科率クラスの改定、営業ナンバーとの保険料の違いについてなどを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 軽自動車の年間保険料の相場は4~5万円程度
  • 20歳以下は事故率が高いことから、保険料は高くなる
  • 軽自動車の営業ナンバーは、自家用車よりも保険料が高くなる
  • 2020年1月1日から自動車保険の料率クラスが変わり、軽自動車も3クラスに細分化されるようになった
以上となります。

軽自動車はこれまで科率クラスが無く、どの車種も一律でした。しかし、2020年1月1日より科率クラス制度が改定されて、軽自動車も3クラスに細分化されるようになりました。

もしかしたら、所有している軽自動車によっては3クラスにあたり、保険料がアップするご家庭もあるかもしれません。

任意保険とはいえ、車を運転する以上事故のリスクが全くないわけではありません。そのため、保険は必ず加入するべきですが、保険料がわからなければ少し不安ですよね。

その場合、損害保険料率算出機構のサイトから車種を入力すれば、事前にクラスが調べられます。これから更新を控えているという人は、ぜひ一度チェックしてみてください。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい自動車保険に関する記事が多数掲載されています。ぜひ、ご覧になってください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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