更新日:2019/12/09
30代の自動車保険の相場はどのくらい?保険料を抑える方法も紹介!
30代の自動車保険の相場はどのくらいなのか気になりますよね。30代は保険料が最も安くなる時期ですが、さらに抑えたいと思うのが人情。この記事では30代の自動車保険の保険料の相場と保険料を抑える方法について解説します。軽自動車だと安い?等級が大事?徹底解説です!
目次を使って気になるところから読みましょう!
まずは保険料のシュミレーションをどうぞ!
30代の自動車保険の相場は20代の頃の保険料よりもかなり安くなります。その差にびっくりされると思いますので、まずは当サイトのシミュレーションで相場を調べてみましょう。
かなり安い金額ですが、子供も生まれ子育てに忙しい年代です。将来の教育費のために1円でもお金を残したいですよね。
そこで今回のこの記事では、30代の自動車保険の相場について、
- 30代の自動車保険の相場が安くなる理由
- 条件を細く設定した30代の自動車保険の相場
- 自動車保険の保険料を少しでも安くする方法は?
以上のことを中心に説明します。
この記事を読んでいただけたら、30代の自動車保険の相場や節約の方法が良く分かりますので、ぜひ最後までご覧ください。
30代の自動車保険の保険料は思ったより安い?
シミュレーションはいかがでしたか?20代後半も前半よりはぐんと安くなりますが、30代に突入すると相場は更に大きく減額しますね。
家計にはとても助かる減額ですが、シミュレーションの見積り額で納得してはいけません。
シミュレーションというものは、おおよその金額しか出せないものであり、正しい金額は自動車保険会社各社の綿密な見積もりを取らないとはっきりしません。
もしかすると保険料はもっと安くなるかも知れません。しかし一社ずつ見積もりを取っていては時間がかかりすぎるので、こんな時に便利なのが一括比較できるツールです。
自動車保険の正確な保険料を知るには必ず一括比較を取っていただきたいのですが、ここではまず、どうして30代の自動車保険がぐんと安くなるのか、もっと安くする秘訣はないのか?を順番に解説していきます。
各社の一括比較をする前に安くするコツを掴んでください。
自動車保険の保険料は30代からかなり安くなる!その理由とは
20代にはあんなに高かった保険料が、どうして30代になると大幅に安くなるのでしょうか?自分の感覚では特に何も変わらないのに不思議ですね。
30代は世間(保険会社)からどのような評価を受けているのかを解説します。
なぜ安くなるのか
30代の自動車保険の相場がグンと安くなるのは、統計上30歳以上の事故率が大きく下がるからです。
これは平成30年の人口10万人あたりの交通事故件数を表にしたものです。
交通事故件数 | |
---|---|
16~19歳 | 1,500件 |
20~29歳 | 750件 |
30~39歳 | 490件 |
40~49歳 | 500件 |
50~59歳 | 480件 |
60~69歳 | 490件 |
70~79歳 | 500件 |
80歳以上 | 620件 |
30代からガクンと件数は下がり、以降横ばいになっているのがわかるでしょう。
20代の若い時期を過ぎ、精神的にも安定して判断力も成熟し、的確な状況判断ができるようになるからです。
それだけではありません。免許の更新も何度か経験して、ゴールド免許を取得している人が多くなります。
それに、仮に20歳で車に乗り始めて自動車保険に加入している場合、無事故であれば等級が順調に上がります。等級は保険料に大きく影響しますので、無事故であれば保険料はどんどん下がっていきます。
そのような評価が積み重なり、30代からの自動車保険の相場は大幅に下がるのです。
年齢条件による割引率が大きくなる
自動車保険に加入済みの方はよく知っているでしょうが、年齢条件とは、運転者の年齢を制限して補償金支払いのリスクを低下させて、その代わりに保険料を割り引く設定のことです。
年齢条件は各社で設定が変わりますが、全年齢、21歳以上、26歳以上、30歳以上、そして35歳以上があります。
例えば、30歳以上補償をつけている車で、それ未満の年齢の人が事故を起こすと補償金は下りません。
人に車が貸せなくなりますが、年齢条件特約は設定するだけで大きな割引率となり保険料はお得になります。そして年齢が上がるほど割引率も高くなり、より一層保険料が減額になります。
30歳になったら年齢条件の見直しも忘れずに行ってください。設定していない場合はこの機会にぜひ付帯させておきましょう。
30代の自動車保険の相場
当サイトのシミュレーションで大まかな相場は見ていただきましたが、30歳くらいだと初めての車を所有し、初めて自動車保険を検討する方もいらっしゃるかと思います。
30代の自動車保険の相場は安いとお話していますが、初めての方にはあまり実感がわかないのではないでしょうか。
ここでは、自動車保険に新規加入した場合の保険料と、他社からの乗り換え加入の場合の相場を見積もりしてみたいと思います。
新規加入(6等級)の場合の自動車保険の相場
初めて自動車保険に加入する場合、6等級からスタートになります。ある保険会社のダイレクト型で見積もりを取りました。
車種は人気のホンダフィットの新車です。免許取得から少し経っていると仮定してゴールド免許とします。条件は以下になります。
- 年齢:30歳
- ゴールド免許
- 6等級
- ホンダフィット
- 通勤使用
- 3000km以下
- 運転者限定:本人
この条件で41,450円の年間保険料になります。月額にすると3,454円です。
もしこの金額が高いと思うのでしたら、親と同居中であれば親の等級を譲ってもらって減額する方法もあります。
しかし、しばらく待てば35歳以上補償の年齢条件も付けられますし、年齢と等級のアップと共に保険料はどんどん安くなります。
月額3,454円は払えない額ではないと思いますので、我慢されても問題ないでしょう。
新規加入以外の自動車保険の相場
次に、30歳くらいならすでに車を所有して、自動車保険には加入済みのよくあるパターンです。
こちらもホンダフィットを新車で購入し、この機会に保険を変えたいと思っているケースです。
20歳から車に乗り始め、同時に自動車保険で等級スタートし、10年間無事故で通しました。
以下の条件で、ダイレクト型と代理店型で見積もりを取ってみました。
- 年齢:30歳
- ゴールド免許
- 16等級
- ホンダフィット
- 通勤使用
- 3000km以下
- 運転者限定:本人
年間保険料 | |
---|---|
ダイレクト型 | 21,620円 |
代理店型 | 41,100円 |
やはりかなりの差があります。
ダイレクト型と代理店型の説明は後で詳しくお話しますが、ダイレクト型のほうが圧倒的に安くなります。月額にすると1,801円です。
これまで安全運転してきたご褒美がようやく来たという感じですね。
このように、各社の見積もりを取って相場を知ることは出来ますが、やってみるとわかりますがかなり面倒くさいです。
そこで、条件の入力が1度で複数の見積もりがわかる一括比較は大変便利です。
ぜひ使ってみることをおすすめします。
自動車保険の保険料を安くする方法は?
相場ではもう充分に安いと思う30代の自動車保険を、どうやったらもっと安くできるのでしょうか。
方法としてはこんな対策があります。
- ダイレクト型自動車保険に加入する
- 運転者限定特約をつける
- 軽自動車を購入する
ひとつずつ見ていきましょう。
ダイレクト型自動車保険に加入する
自動車保険への加入方法は2つあります。
- ダイレクト型
- 代理店型
です。
代理店型とは、代理店で人の説明を受けながら加入する方法です。
相談しながら決められたり、わからないことはすぐに質問して解消できたりとそれなりのメリットはありますが、人件費やマージンのためにコストがかかり、その分が保険料に跳ね返って少々高くなります。
ダイレクト型はインターネットで契約を完結する方法です。
代理店型のメリットは得られませんが、365日24時間加入することができ、一括比較を使えばどこが一番安いのかもすぐに知ることができます。
ダイレクト型で自動車保険を契約するメリットは、保険料が大幅に減額になるところです。人手がかからないためコストが発生しないからです。
保険会社によって様々ですが、大体約10,000円の減額になるところが多いです。
30代の方が自動車保険を節約するなら、一括比較で今よりも安い保険会社を見つけて、ダイレクト型で契約することをおすすめします。
運転者限定特約をつける
運転者限定特約とは、運転者を限定してそれ以外の人が起こした事故は補償しないという約束を交わす特約です。
これまでは、
- 本人限定
- 本人&配偶者限定
- 家族限定
- 限定者なし
この4つの区分があったのですが、2019年1月の改定からは、
- 本人限定
- 本人&配偶者限定
- 限定者なし
家族限定が廃止になり、この3つの区分に変わりました。
30代ともなると配偶者がいらっしゃる方も多くなりますが、配偶者があまり運転しない場合は、思い切って本人限定に切り替えてしまったほうが保険料は安くなります。
軽自動車を購入する
今乗っている車がコンパクトカーや普通自動車なら、いっそ軽自動車に乗り換えてしまうのも節約する方法です。
以下の条件で見積もりを取り、保険料を出してみました。
- 年齢30歳
- 16等級
- 新車
- 走行距離3000km(通勤目的)
- 運転者限定:本人
その結果はこちらです。
保険料(年間) | |
---|---|
軽自動車(N-BOX) | 23,130円 |
小型乗用車(ヴィッツ) | 25,850円 |
普通乗用車(アコード) | 25,850円 |
それほど差はないと言えますが、これに車両保険をつけると軽自動車は料率の影響を受けないためかなりの差が開きます。
料率とは、車の事故率に応じて割り振られる1~9までの数字で、この料率によって保険料は決められています。
軽自動車は現時点では料率適用外ですので、車両保険が安く抑えられます。
しかし、軽自動車も乗る人口が増え事故率も上がってきたことから、公平性を保つために、2020年1月には料率が適用になる見込みです。
軽自動車の料率が始まると保険料がどれだけ上がるかは、車種によるのでここではわかりませんが、料率が決定するまでの暫定措置として軽自動車にするのもいいかも知れません。
まとめ:自動車保険に上手に加入して保険料を抑えよう!
30代の自動車保険の相場について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは、
- 30代の自動車保険の相場はかなり安い!
- 30歳の保険料の相場は約20,000円前後(年間)
- 30代は事故率の減少、ゴールド免許、等級アップの影響で保険料が安くなる
- 大幅に保険料を減額するにはダイレクト型の契約をする!
- 保険料をもっと安くするには運転者限定を設定すること
- 料率の影響を受けない軽自動車に乗るのも節約になる
でした。
少しでも安い自動車保険を探すためには、シミュレーションの大まかな相場ではなく一括比較を利用するべきです。少しでも貯蓄を増やすために、最安の保険会社を見つけましょう!
ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。