自賠責保険が期限切れ!再加入や車検との関係、期限切れ対策とは?

自賠責保険の保障期間が期限切れの場合はどうすればいいのでしょうか?自賠責保険は強制保険のため期限切れしたら再加入は必須です。この記事では、自賠責保険の再加入方法や車検が切れている場合の仮ナンバー取得、期限切れ対策のポイントについて解説します。

自賠責保険が期限切れした方へ、再加入の方法をご紹介

ふと気づけば、自賠責保険が期限切れしている…と焦った経験はありませんか? 


自賠責保険は言わずと知れた強制保険であるため、愛車の自賠責保険が期限切れしているならば、早急に再加入が必要です。 


あなたは、自賠責保険に再加入する方法を調べているのではないでしょうか。 


この記事はそんなあなたに向け、期限切れした自賠責保険に再加入する方法について 

  • 再加入できる場所と用意するもの 
  • 車検も期限切れである場合 
  • 自賠責保険を期限切れさせないための対策 

以上のことを中心にお伝えしていきます。 


この記事を読めば、慌てず騒がずスムーズに自賠責保険に再加入する方法をしっかり理解することができます。 


ぜひ最後までご覧ください。


自賠責保険への再加入方法

自賠責保険再加入の手続きは、損保会社の営業店はもちろん、 

  • 車やバイクの販売店 
  • カー用品店 
  • ガソリンスタンド 
などの保険代理店でも行うことができます。 


※ただしガソリンスタンドは保険証を即日発行できないこともあります。 


それでは再加入に必要なものや、具体的な再加入の方法を見ていきましょう。

自賠責保険の再加入に必要な書類やもの

自賠責保険の再加入には、何を持参すれば良いのでしょうか。 


車検のある車種の場合 

  • 車検証(期限切れでもOK) 
  • 期限切れした自賠責保険証 
  • 保険料


車検のない車種(原付・125cc超250cc以下のバイクなど)の場合  

  • 原付…標識交付証明書・前回の自賠責保険証 
  • 125cc超250cc以下のバイク…軽自動車届出済証・前回の自賠責保険証 
  • 保険料 

これらの書類には、自動車登録番号(ナンバープレート番号)車台番号が記載されています。 


車台番号とは、アルファベットと数字を組み合わせた数桁~十数桁までの番号で記されているいわば車のマイナンバーです。 


車体のどこかにも、しっかり打刻されています。 


車台番号は車種・グレード・製造場所などの情報が盛り込まれていますが、読み取り方は一般公開されていません。 


自賠責保険の再加入には、これら車台番号などの情報が必要です。 


書類を加入場所に持参し、窓口にある自賠責保険加入申込書に必要事項を記入してください。 


提出し、不備がなければ保険料を支払って手続きは完了です。  

車検が不要な原付バイクなどはコンビニで加入できる

また、原付や125超250ccのバイクは、コンビニでも自賠責保険に再加入できます。 


先ほどの必要書類をコンビニに持って行き、端末を操作することで再加入手続きができます。 


ご存知のようにそれぞれのコンビニによって端末は以下のようになります。

  • セブンイレブン…マルチコピー機 
  • ファミリーマート…Famiポート 
  • ローソン…Loppi 
これらの端末での再加入手続きをする際の手順は以下のようになります。
  1. 自賠責保険申込サービスを選択
  2. 必要事項を入力
  3. 出力された申込券をレジに出して清算
  4. 自賠責保険証とステッカーを受け取る

ただしコンビニで加入するときに気をつけたいのが、入力の間違いクレジットカードの使用が不可な点です。 


保険会社などで再加入する場合とは違って、自分以外に内容をチェックする人はいないため、入力したそのままの内容で受理されてしまいます。 


自賠責保険の内容訂正は、コンビニや代理店では行えないため、わざわざ保険会社の営業店に足を運んで、手続きする必要があります。 


かといって間違ったままにしていると、いざ事故が起こったときに保険金が支払われない可能性もありますので、入力間違いにはご注意ください。 


セブンイレブンでは、自賠責保険再加入の予約をPCやスマホで行うことが可能です。 


あらかじめナンバーや車台番号を入力しておけるので、端末の前で入力ミスをすることもありません。 


クレジットカードが使用できないという点ですが、保険料の支払いは、保険会社・代理店・コンビニのいずれも原則として現金一括払いとなっています。 


自賠責保険の他に車検が切れている場合

自賠責保険が期限切れということは、車検対象車種なら必ず車検も切れているはずです。 


車検も自賠責もとなると、どこから手をつけたらいいのか混乱してしまいますよね。 


それぞれに再加入して乗れるようにするには、どうすれば良いのでしょうか。

両方が期限切れした場合は、自賠責保険を先に再加入する

まず車検というものは、有効期間をすべてカバーする自賠責に加入していないと通りません。 


つまり両方が切れているなら、先に自賠責保険へ再加入する必要があります。 


まずは前述した方法で自賠責保険への再加入手続きを行ってください。 


自賠責保険の再加入から車検までの流れは、以下のようになります。 

  1. 自賠責保険に再加入する(25ヶ月) 
  2. 仮ナンバーを取得する 
  3. 任意保険に加入する 
  4. 車検を受ける

車検のみ切れた場合は、仮ナンバーを取得する

自賠責保険に再加入できたら、その次にはどうすれば良いのでしょうか。 


これは、車険のみが期限切れであるときと同じ状態です。


車検と自賠責保険は期限切れに多少のタイムラグがあり、車検が必ず先に切れるようになっています。 


自賠責保険には加入できている状態なら「仮ナンバー」を取得すれば短期間に限り行動を走ることが可能です。


「車検切れの車を車検に出す目的で自走するため」などの特別な理由があるときに限って、仮ナンバーは交付されます。 


仮ナンバーを発行するには、管轄の市町村役場や陸運局に行きましょう。 


取得には以下のものが必要です。 

  • 自動車臨時運行許可申請書(窓口にある) 
  • 車検証や抹消登録証明書など 
  • 自賠責保険証 
  • 免許証など申請者本人を確認できるもの 
  • 印鑑 
  • 仮ナンバーにかかる手数料(750円程度) 

窓口に自動車臨時運行許可申請書を提出すれば、仮ナンバーを貸し出してもらえます。 


ちなみに仮ナンバーでも任意保険に加入することは可能です。 


車検に行く途中で事故を起こす可能性がまったくないとは言い切れません。 


万一の事故に備えて、必ず加入しておきましょう。

自賠責保険が期限切れしないために備えておくこと

このように自賠責保険が切れてしまうと多大な手間が発生してしまいます。 


そもそも自賠責保険を期限切れさせないために、どんな対策をしておけばいいのでしょうか。 


自賠責保険を期限切れさせないためのポイントをお伝えします。 

自賠責保険の加入期間は車検が切れる1ヶ月後にしておくと良い

先ほど「自賠責保険に加入(25ヶ月)」とお伝えしましたが、なぜ25ヶ月という中途半端な期間なのでしょうか? 


この+1ヶ月がある理由は、車検と自賠責保険それぞれの有効期限の差にあります。 


車検は有効期限日の24:00までつまり日付が変わるまで有効です。 


一方自賠責保険は、有効期限日の12:00(正午)に期限切れとなります。 


車検と自賠責保険の有効期限日が同日だったなら、自賠責保険の方が12時間早く期限切れになってしまうというわけです。 


自賠責保障は日割りで契約できないため、この12時間のタイムラグを解消するために+1ヶ月を必要としているのです。 


先ほどお伝えしたように、車検を通すにはその有効期間をすべてカバーする自賠責に加入していることが必須条件となっています。 


自賠責保険は月単位の契約であるため、この12時間をカバーするために+1ヶ月の25ヶ月が必要となるのです。 


無駄な感じもしますが、この1ヶ月は次回の自賠責更新時にも引き継ぐことができます。 


したがって期限切れさえしなければ、次回更新時は24ヶ月の加入でかまいません。 


ちなみに新車なら、車検期間は36ヶ月なので37ヶ月で契約すれば、通常その後はずっと24ヶ月の更新で良いわけです。 


万が一車検が切れてしまっても、自賠責の期間に余裕があればすぐに仮ナンバー取得の手続きに入ることができます。 

自賠責保険の更新通知のために、住所変更の手続きは検討してみて

もし転居した場合、自賠責保険の住所変更手続きは必要なのでしょうか。 


結論から言えば、特に住所変更をしなくても問題はありません。 


自賠責保険は契約者の住所や氏名ではなく車台番号で管理されているため、事故が起きた場合に、住所が違うという理由で保険金が下りないということもありません。 


転居してすぐ変更しなくても、次回車検のときに新たな住所で自賠責保険を更新できます。 


したがって、住所変更手続きはやらずに済ませる人もかなりいるようです。 


しかし原付や250cc以下のバイクは注意が必要です。 


これらの車種は車検がない上に、自賠責保険の期間は最長5年まであります。 


長い時間が経つうちに、すっかり更新手続きを忘れてしまいがちです。 


通常は満期前に保険会社から更新通知が郵送されることで気づくことができます。 


しかし住所変更をしていなかったらこの通知が届かないため、期限切れのリスクが高くなります。 


特にこれらのバイクに乗る方は、住所辺変更しておくことをおすすめします。  

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まとめ:自賠責保険はコンビニやインターネットでも再加入可能

期限切れした自賠責保険に再加入する方法についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。 


この記事のポイントは、 

  • 自賠責保険は保険会社や代理店、車種によってはコンビニでも再加入できる 
  • 車検も切れている場合は、仮ナンバーを取得して車検を受ける 
  • 保険期間を車検より長く、住所変更手続きは忘れずに 

以上のことでした。 


自賠責保険が期限切れの状態で運転した場合、 

  • 1年以下の懲役または50万円以下の罰金 
  • マイナス6点で一発免停 

これらの処分が科せられます。 


早急に再加入の手続きを行い、絶対に未加入のまま運転することのないようにしましょう。 


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