自賠責保険の抹消登録とは?返戻金がもらえるの?手続きは?

自賠責保険は簡単に解約できないことをご存知でしたか?解約には抹消登録(廃車手続き)等、関連情報の知識が必要不可欠です。この記事では、自賠責保険における手続きの方法や抹消登録の詳細、返戻金についてなど、気になる情報をまとめてみました。

自賠責保険の解約について解説!抹消登録とは?

自賠責保険は、車を運行させる場合には、法律によって加入が義務付けられている強制保険です。

自賠責保険では、任意保険に加入していない場合であっても、事故の場合の対人賠償費用などを最低限保障してくれます。


加入が義務付けられている自賠責保険ですが、一定条件下において自賠責保険の解約を行うことができることをご存知でしょうか。


その場合に必要になる、廃車もしくは返納による手続きを抹消登録といいます。


自賠責保険は、解約手続きを行うことで、返戻金を受け取ることができる場合もあります。


そこで今回の記事では、


  • 自賠責保険の解約についての知識
  • 車の廃車に伴う抹消登録に必要な書類
  • 永久抹消登録と一時抹消登録の違い
  • 返戻金について

をわかりやすく解説していきます。


車を廃車、もしくは返納する予定がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

自賠責保険の解約にまつわる知識!

まずは、自賠責保険の解約について、詳しくご説明していきましょう。

強制保険である自賠責保険を解約するためには、どのような手続きが必要となるのでしょうか。


また、解約には一定の基準が設けられていたりするのでしょうか。


気になる情報をまとめてみました。

自賠責保険は強制保険!簡単には解約できません

自賠責保険とは、必ず加入しなければならない強制保険です。

加入が義務付けられていない任意保険と比較すると、簡単に解約することが難しいのです。


自賠責保険の解約は、自動車損害賠償保障法(自賠法)により制限されているので、以下に当てはまる場合でないと解約することはできません。


  • 自動車を廃車(返納)する場合
  • 1台の自動車に複数の自賠責保険契約が締結されている場合

自賠責保険は、任意に解約できるわけではないことを覚えておきましょう。

自賠責保険の解約手続きに必要な書類一覧(一時抹消登録の場合)


簡単に解約することができない自賠責保険ですが、もちろん、車を廃車(返納)する場合などは解約することができます。


解約手続き(一時抹消登録の場合)に必要となる書類は以下の通りです。


  • 自賠責保険証明書(本紙)
  • 車を廃車(返納)したことを証明する公的な書類
  • 保険契約者本人の身分証明書

車を廃車(返納)していることが証明できなければ、自賠責保険の解約手続きを行うことができません。


解約手続きを行う場合には、公的な書類を持参するようにしましょう。




抹消登録についてさらに詳しく解説

車の廃車に伴う抹消登録には、大きく分けて2種類があります。

それが、永久抹消登録と、一時抹消登録の2種類です。


そこで続いては、これらの2つの抹消登録に、どのような違いがあるのかをご説明していきます。

永久抹消登録とは?

永久抹消登録とは、再度の車両登録が不可能な抹消登録のことを指しています。


つまり、その車にもう二度と乗ることがないという状態を指します。


一般的な廃車は、こちらの永久抹消登録に当たります。


交通事故で大破してしまった車や、古くてもう自走することができない車を手放す場合には、解体業者に解体を依頼することとなるでしょう。


解体業者が既に解体してしまった車のナンバーを返却する場合には、車を廃車する際に永久抹消登録を行いましょう。


永久抹消登録には車両の解体後、解体業者からもらう「解体証明書」が必要になりますので、忘れずに受け取るようにしましょう。




一時抹消登録とは?

一時抹消登録の場合は、永久抹消登録とは異なり、再度の車両登録が可能です。


車を廃車するわけではなく、ナンバーのみを返却する場合には、一時抹消登録の手続きを行います。


皆さんは、中古車販売店にナンバーが外された自動車が並んでいるのを見たことはありませんか。


それらの自動車は、一時抹消登録を行っている自動車です。


再度持ち主が表れた場合には、車両登録を行うようになります。


一時抹消登録を行うことで、その間税金の支払いをしなくてよいというメリットがありますので、車を手放すわけではなくとも、しばらく公道を走る予定がない場合には、一時抹消登録を行うとよいでしょう。


*解約後は返戻金が受け取れます!

自賠責保険では、解約手続き完了後の保険期間が1か月以上残っている場合には、返戻金を受け取ることが可能です。


また、自賠責保険の保険料は、保険会社による差がないため、解約返戻金も、どの保険会社でも同額になっています。


自賠責保険の解約返戻金の額は、残期間により異なってきます。


どのくらい返戻金を受け取ることができるのか、事前に加入している保険会社に確認するようにしましょう。


また、返戻金は、解約手続きが完了しないと受け取ることができないため、なるべく早く解約手続きを行いましょう。

高すぎるバイク保険に加入していませんか?

バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。


自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。


ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?


実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。


ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。


そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。


しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

さて、今回は、自賠責保険の解約と、車の廃車や返納に伴う抹消登録について、ご説明してきましたが、いかがでしたか。

今回の記事のポイントは以下の通りです。


  1. 自賠責保険は強制保険のため、簡単には解約できない
  2. 自賠責保険の解約手続きには、公的な証明書が必要
  3. 抹消登録には、永久抹消登録と一時抹消登録の2種類がある
  4. 自賠責保険を解約すると、保険期間の残期間に応じた返戻金を受け取ることが可能

自賠責保険の解約手続きが遅くなってしまうと、受け取ることができる返戻金の額が減ってしまいます。


車を廃車、もしくは返納する場合には、自賠責保険の解約も忘れずに行いましょう。




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