車にいたずらで傷・へこみをつけられたら車両保険は使える?

車両保険でいたずらでつけられた傷やへこみは補償されるのでしょうか。結論から言うと、いたずらは車両保険で補償されます。しかし、駐車場でのいたずらやタイヤのパンクの場合は保険金がおりない場合もあるので、その対処方法やいたずらされたことの証明方法を解説します。

いたずらでやられた傷・へこみに車両保険はおりるの?

事故や飛び石などで生じた傷の修理費を補償してくれる車両保険。実は、自然災害による損害や落書き・いたずらによる損害でも適用されることをご存知でしたか?


いたずらの場合は一般型だけでなくエコノミー型も適用されますが、ケースによっては保険金がおりないこともあるのです。


今回は、

  • 車両保険の範囲内でも補償されないケース
  • 保険金がおりないことを防ぐための対処法
について詳しく解説します。

また、その他に車両保険がおりない場合も紹介するので、是非参考にしてみてください。

大体の場合はいたずらでも車両保険はおりる!

結論からいうと、車両にいたずらをされたとしても、大体の場合は車両保険で補償されます。


しかし、1部補償されないイタズラもありますので注意が必要です。


ここでは、補償される場合、補償されない場合に分けて解説していきます。

いたずらと認められるものはどれ?


このような場合はいたずらと認められるケースが多くなります。

  • 硬いもので車体に傷を付けられる
  • 石などでへこみを付けられる
  • スプレーなどの塗料で車体に色をつけられる
  • 匂いがする物を車体にかけられる


一般的にいたずらとされる行為に関しては、保険金がきちんとおりますのでご安心ください。


しかし、一部いたずらと認められにくく、補償の対象外とされやすいケースも存在します。


次は、そんないたずらと認められにくい行為をみていきましょう。

いたずらとは認められないものは?

後々詳しく解説しますが、以下のような場合はいたずら認定されないことが多くなります。


  • タイヤのパンクのみ
  • 走行中または乗り降りのときにできた傷
  • 私有地や侵入が難しいところでされたいたずら

タイヤのパンクのみでは保険金がおりないというのは意外ではないでしょうか。


車両本体と一緒に傷を受けた場合は補償されるのですが、タイヤ単体の損害では保険が適用されないのです。


また、保険会社が車両の持ち主がお金欲しさに車両を傷つけたのではないか、と疑うような場合にも補償されにくくなります。


安心!いたずらはエコノミー型・一般型どちらでも原則補償される

車両保険には補償範囲が決まっているエコノミー型と、全ての補償がついている一般型がありますよね。


結論からいうと、エコノミー型と一般型どちらでもイタズラが補償されるので安心してください。




イタズラの補償に保険のタイプは関係ないのね!

【車両保険を確実に使うために】いたずらされたらまずやるべきこと

ここでは、いたずらされたときにまずやることを解説していきます。


きちんとした対処方法を取らないと、補償が受けにくくなることもありますので、

しっかり理解しておくことが重要です。

警察に通報して事故証明書を発行してもらう

他人の車にいたずらで傷を付ける行為は、器物損壊罪(刑法261条)に該当する可能性が高いと言えます。 


 被害を受けたドライバーも車体につけられた傷が「大したことの無い傷」と思っても、必ず警察へ通報しましょう。 


警察署員から状況を詳しく聞かれ、被害届を出すかどうか尋ねられます。

その場合は、もちろん被害届を提出しましょう。


そして、警察の方に「事故証明書」を作成してもらいます。 


事故証明書を発行してもらえば、そのいたずらを警察の方も確認したことが証明されます。


その場合、保険会社の方もドライバーが保険金欲しさに、わざと傷をつけたという疑いはもたないことでしょう。 


 スムーズな車両保険の適用を望むならば、まずは必ず警察に通報することが大切です。

保険会社・保険代理店に連絡する


まずは、事故状況の報告と補償内容の確認のために保険会社・代理店に連絡しましょう
保険会社や代理店で電話することで、

  • 事故状況
  • 補償内容の確認
  • これからの流れ

について確認することができます。


状況確認のために担当者の方が事故現場に来てくれることもありますので、必ず連絡を入れるようにしましょう。


いたずらされたところを写真で撮っておく

いたずらされた状況は写真で撮っておきましょう。


保険会社に事故の状況を説明するときに、写真があると非常に説明しやすくなります。


記憶を頼りに事故状況を話してしまうと、記憶の曖昧さから説明に矛盾が生じる可能性もあるので注意しましょう。


証拠として、保険会社に写真の提出をすることもできますので、絶対に写真は撮っておきましょう。

いたずらで付けられた傷やへこみに車両保険を使った場合等級は下がる?

いたずらされた車を修理するには意外と費用のかかる場合が多いです。


傷の状態によりますが、数十万円かかることもあります。 


 この場合、車両保険を利用できれば安心ですが、自分の責任ではないにしても保険を利用すれば「1等級ダウン事故」となります。 


 三井住友海上だと「落書き・いたずら」の場合は1等級ダウンと記載されています。 


 そのため、保険を利用すると翌年の保険料は上がってしまいます。


ただし、保険を利用後2年経てば利用前の等級に戻るのでご安心ください。 


 一方、小さな傷だけで済んだ場合なら保険を使わず自費で修理した方が保険料が高くなることはなく、費用が安く済むこともあります。

車両保険使うかどうかの判断基準は?


修理費が保険料の値上がり幅より大きければ使いましょう。
例えば、以下のような状況で車にいたずらをされたとします。

支払っている保険料:3万円
等級の下り幅:1等級ダウン
現在の等級:6等級

この場合は以下のような保険料の推移になります。

年度等級保険料目安
翌年事故ありの5等級32,000円
2年後6等級
30,000円
3年後7等級26,000円
4年後8等級22,000円
5年後
9等級21,000円
6年後10等級20,000円

保険料の合計額:151,000円

年度等級保険料目安
翌年7等級26,000円
2年後8等級22,000円
3年後9等級21,000円
4年後10等級20,000円
5年後11等級20,000円
6年後12等級19,000円

保険料の合計額:128,000円


151,000円-128,000円=23,000円なので、

この場合の判断基準としては、

修理費が23,000円よりも大きければ車両保険を使うべきということになります。

等級が下がるなら自動車保険を見直してみるのがおすすめ

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか? 


 もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。 


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない 
  • 車を購入する代理店で加入した 
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している 


が1つでも当てはまる方は要注意!


高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。 


心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。 


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注意!こんな場合はいたずらでも車両保険で補償されない

車両保険はいたずらによる損害が補償されることになっていますが、消耗によるパンクや普段の走行中についた傷と見分けがつかないため、適用されない場合もあります。


車両保険が適用されにくい場合は

  • 私有地や駐車場でのいたずら
  • タイヤと一緒に車体もいたずらされた場合
  • ホイールへのいたずら

の3点が主に挙げられます。


この3点についてさらに詳しく解説していきます。

①:私有地や駐車場でのいたずら

私有地や駐車場で駐車中、車のボンネットやドアにコインで傷等をつけられた場合は、基本的に車両保険が適用されます。


ただし、他人が侵入し難い私有地や駐車場での被害は、わざと車体をこすったことが原因と保険会社から疑われるケースも無くはありません。


車体の異変に気づいたらまず警察に連絡し被害を報告、そして防犯カメラ等が設置されていたら、駐車場の管理会社に事情を説明して、映像に犯人が映っていないかチェックしてもらいましょう。


仮に犯人が捕まらなくても、いたずらの証拠はハッキリしているので、車両保険が適用されます。

②:タイヤのみへのいたずら

タイヤに穴を開けられたという被害は、実のところタイヤ単独損害の場合、保険金支払いの対象外となってしまいます。


ただし、他車との接触でタイヤと車体に損害を受けたり、車体と共にいたずらされたりしたときは、車両保険の補償対象となります。


明らかにタイヤへいたずらされた損傷痕があっても、他の部分がいたずらされていないかチェックしてみましょう。

③:ホイールへのいたずら

ホイールへのいたずら自体は基本的に車両保険で補償されます。ただし、こちらの場合も、他人が容易に侵入できない場所等でいたずらされた場合は立証は難しくなります。


ドライバーが保険金欲しさにわざとホイールを損傷させたのではないかと保険会社から疑われるケースも否定できません。


そのため、何らかの防犯装置を事前に契約車両へ備えておいた方が得策と言えます。

車へのいたずらや保険金がおりない事態を防ぐ方法

車両保険で修理費用を賄うことは可能ですが、ドライバーの方も普段から防犯意識を高め、犯人にいたずらさせないような環境づくりを行うことが大切です。


いたずら防止の対策として、防犯グッズの利用を検討しましょう。特に有効な方法として「ドライブレコーダー」があげられます。


ドライブレコーダーは交通事故の際、頼もしい装備品と言えますがイタズラ防止にも役立ちます。


ドライブレコーダーが作動していると、犯行が録画されるおそれもあるため、いたずらしようとする犯人は避ける場合が多いです。


もし被害に遭ったとしても映像で犯行の証拠を残せます。警察が告訴状を受理してくれる可能性も高まります。また、保険会社も証拠が画像として残されている以上、保険金を支払ってくれるはずです。


たとえ犯人が捕まらなくても、少なくとも保険金のおりない事態を回避することができます。


一方、ご自分のガレージ等に「防犯カメラ」を設置すれば盗難・いたずらを防止できます。しかし、費用の関係で設置が難しい時もあるはずです。


そんなときは、「カメラ作動中」のステッカーを門などの目立つところに貼るのも効果的です。また、あらかじめ車にカバーをかけておくのも良い対策です。


愉快犯の場合、無差別に車を狙っていることが多いです。そのため、ドライブレコーダー作動中のステッカーが貼られている車、カバーのかけられている車は避ける傾向があります。

1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?


もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する代理店で加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。

心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


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まとめ:車にいたずらで傷・へこみをつけられたら車両保険は使える?

車両保険はいたずらでおりない場合があるのか、およびその対策について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。


今回は

  • いたずらは車両保険の範囲内だが補償されないケースもある
  • ドライバーの方も普段から防犯意識を高め、いたずらをさせないような環境づくりに努めることが大切
  • ドライブレコーダー・防犯カメラ等は有効な防犯対策、ステッカー等も効果あり
  • いたずらで車両保険を使うと、1等級ダウン事故となり翌年保険料が上がる
でした。

いたずら被害に遭ったらびっくりして慌ててしまいますが、普段から防犯対策を講じ、被害を未然に防ぐことが大切です。

ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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