パジェロは自動車保険と車両保険両方加入すべき?改造車の保険料は?

パジェロは日本のクロカン4WD車の中でも特に人気があります。タフなイメージですが、車両保険に加入しないのはリスクが大きくお勧めできません。自動車保険・車両保険の加入は積極的に検討しましょう。保険料を抑える方法や保険料のシミュレーションについても紹介します。

パジェロの保険料(自動車保険・車両保険)の相場はいくら?


三菱自動車のパジェロは、日本のクロカン4WD車の中でトップクラスの人気を誇り、世界的にも有名です。


オフロードでもスムーズな走行が可能であり、外見からもタフなイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。


車を持っていれば、自動車保険とともに車両保険にも加入する方が非常に多いです。それでは、パジェロの場合は車両保険に入る必要はあるのでしょうか。


パジェロは頑丈そうだから車両保険は必要ないと考える方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。


パジェロのような車であっても、車両保険をつけないのはリスクが大きすぎます。

やはり車両保険には加入した方がよいです。


そこで、今回はパジェロの保険料の相場や、保険料を安くする方法などを解説します。

パジェロの保険料の相場を概算シミュレーション!


パジェロの購入を考えている方は、自動車保険と車両保険の両方に加入する方が良いでしょう。実際どれくらいの保険料がかかるのでしょうか。


また、既にパジェロを所有していて車両保険をつけていない場合は、車両保険への加入がおすすめです。車両保険をつけることで、保険料はどれくらい変わるのでしょうか。


そこで、パジェロの自動車保険の保険料について、年齢や等級ごとの相場や、車両保険をつけた場合にどのように変わるのか、シミュレーションを行います。

年齢・等級の変化とパジェロの保険料相場

年齢や等級が変わると、保険料がどのように変わるのか、見ていきましょう。

まずは、車両保険をつけない場合の保険料の相場をシミュレーションします。


条件は以下の通りとします。

  • 型式:LDA-V98W
  • 免許証の色:ブルー(21歳)、ゴールド(26・30・35歳)
  • 事故有係数:適用なし
  • 使用用途:家庭用
  • 年間走行距離:5,000km以下
  • 車両保険:なし
シミュレーション結果は以下のようになります。

年齢・等級年間保険料
21歳(9等級)54,750円
26歳(14等級)31,750円
30歳(18等級)23,820円
35歳(20等級)18,860円

自動車保険の保険料は、事故を起こさずに乗り続けた場合、年齢とともに安くなっていきます。


若いうちは、等級が低いことや年齢条件から、どうしても保険料は高くなってしまいます。


等級と年齢が上がるにつれて保険料は安くなっていきます。年齢条件が30歳以上で等級が最上の20等級になると、21歳時点の約3分の1にまで下がることが分かります。

パジェロに車両保険をつけると保険料はどうなる?

次に、車両保険に加入した場合に、保険料がどのように変わるのか、見ていきます。


ここでは、26歳時点のシミュレーション結果を比較します。自動車保険に関する条件は先ほどと同様です。


車両保険についての条件は、以下の通りです。

  • 保険金額:470万円
  • 免責金額:10万円
  • 特約(事故時レンタカー費用・車内身の回り品):なし
シミュレーション結果は以下のようになります。

条件年間保険料
車両保険なし31,750円
車両保険あり(エコノミー型)
46,160円
車両保険(一般型)61,650円

一般型の補償範囲は、

  • 他車との衝突
  • 単独事故
  • 当て逃げ
  • 火災・台風
  • 盗難

となっています。

エコノミー型は、一般型の補償範囲から単独事故と当て逃げを除く3つのケースが補償対象です。

パジェロの改造車に車両保険は適用されるのか?

改造車に対して車両保険が適用されるかどうかは、改造車で車両保険に加入できるかどうかにかかっています。


基本的には、改造車には車両保険をつけることができません。


車両保険に加入できるかどうかは、保安基準に適合するかどうかで判断されます。保安基準への適合は、およそ車検に通るか通らないかで決まります。


大掛かりな改造を施しており、明らかに車検には通らない車は車両保険に入れません。しかし、車検に合格できるレベルの軽微な改造であれば、車両保険に加入できる可能性があります


また、車を改造して社外パーツを取り付けた場合、保険会社か保険代理店に申請を行いましょう。事前に申請されていない社外パーツは、車両保険の補償が受けられないからです。

パジェロの保険料を安くする方法


先のシミュレーション結果からも分かるとおり、自動車保険や車両保険には、決して安くないお金がコンスタントにかかります


他にもガソリン代や駐車場代など、車を維持するには多くのお金が必要です。


保険料の支払いのために家計が苦しくなるという事態は避けたいですよね。保険料を少しでも安くできれば、それに越したことはないでしょう。


そこで、パジェロの保険料を安くする方法を解説します。できるだけお得に、安心してカーライフを楽しむために、ぜひご確認ください。

パジェロの保険料を安くするコツ①:運転者を制限する

パジェロの保険料を安くするコツの1つめは、運転者を制限することです。


運転者を制限するとは、補償の範囲を限定するということです。補償の範囲を狭くすることによって、保険料が安くなります。


運転者の区分は、

  • 記名被保険者のみ
  • 記名被保険者とその配偶者
  • 記名被保険者とその家族
  • 限定しない(別居の親族や友人なども補償される)

の4通りから、個々のニーズに応じて選択します。


保険料を最小限に抑えるには、記名被保険者のみにします。運転者を限定しない場合に保険料が最も高くなります。


例えば、先ほどのシミュレーションでは、26歳で車両保険なしの場合の保険料は、記名被保険者のみで31,750円でした。同じ条件で、運転者を限定しない場合は34,650円になります。

パジェロの保険料を安くするコツ②:車両保険に免責金額をつける

2つめのコツは、車両保険に免責金額をつけることです。


免責金額は、車両保険を使う際に発生する自己負担額のことです。なので、免責金額が高額になると保険料は減少します。


例えば、車両保険(一般型)に加入した場合の保険料は以下のようになります。先ほどのシミュレーションと同じく、26歳で470万円の保険金額、特約はつけないことを条件とします。

免責金額年間保険料
0円70,120円
5万円65,630円
10万円61,650円

免責金額をつけるだけで、以上のように保険料が下がります。


ただし、保険料を安くしたいからと言って安易に免責金額を高くするのは危険なので注意が必要です。


例えば、免責金額が10万円の場合に、車両の事故で15万円相当の損害が出たとします。10万円は自己負担しなければならないので、補償は5万円のみになります。


この点を認識した上で免責金額をつけるか考えましょう。

パジェロの保険料を安くするコツ③:自動車保険の一括比較

コツの3つめは、自動車保険の一括見積りサービスを利用することです。


一括見積りサービスでは、複数の保険会社の自動車保険を一括で比較できます。その結果、保険料の安い自動車保険を素早く見つけられます


1社ずつ見積もりをとって見比べるよりも短時間で済みます。


さらに、サービスの利用で家電などのプレゼントがもらえるキャンペーンもあります。サービスごとにどのような特典があるのか、チェックしてみましょう。


多くの保険代理店が自動車保険の一括見積りサービスを運営しており、オンラインで手軽に、しかも無料で利用できます


どの保険代理店のサービスを使えばよいのか分からないという方は、web上に各一括見積りサービスの口コミが掲載されているので、参考にしてみてください。

まとめ

今回は、三菱パジェロについて、自動車保険・車両保険の保険料について解説しました。


記事のポイントは、

  • パジェロはタフなイメージのある車種だが、車両保険はつけた方がよい
  • 自動車保険の保険料は、年齢や等級が上がると大幅に安くなる
  • 車両保険は補償範囲や免責金額などの決め方で保険料が変動する
  • パジェロの改造車に車両保険が適用されるかどうかは、車検に通るかどうかという観点が重要である
  • 保険料を安くするには、運転者を制限する・車両保険に免責金額をつける・一括見積りサービスを利用するという方法がある

となります。


車を運転していて、事故に遭う可能性が全くない人はいません。パジェロのようなしっかりした車体であっても、車両保険には加入することをおすすめします。


なお、ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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