更新日:2022/12/06

喘息でも海外旅行保険に加入できる？喘息で海外に行く場合の注意点

喘息などの持病があっても、持病の治療費は補償されないといった条件付きで海外旅行保険に加入できます。喘息などの持病がある場合は海外旅行保険の補償が制限される場合がありますが、海外でのリスクに備えて海外旅行保険に加入しておく方が安心です。

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険（ペット保険を含む）の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

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喘息などの持病がある場合でも、海外旅行保険に加入できるの？

海外旅行で海外に行くと、日本と環境が大きく変わるため病気やケガをしやすいです。

海外の病院で病気やケガの治療を受けると、日本の公的医療保険制度が使えないことに加え、海外の治療費は高額なケースが多いため、高額な治療費を請求されてしまう可能性があります。治療費以外にも、盗難や賠償責任請求、航空機遅延といったさまざまなリスクが考えられます。

そのようなリスクに備えて、海外に行く際には海外旅行保険に加入するのが一般的ですが、海外旅行保険では、持病がある場合などには事前に告知しなければなりません。

病気にはさまざまな種類がありますが、喘息などの持病がある場合に海外旅行保険に加入できるのでしょうか？海外旅行保険と喘息について説明します。

喘息などの持病がある場合でも、海外旅行保険に条件付きで加入することができる

海外旅行保険に加入する際に、喘息などの持病がある場合は告知しなければなりません。持病がある場合は保険金を支払うリスクが高い場合もあり、告知した持病が保険金を支払うリスクが高い持病とみなされてしまうと、海外旅行保険に加入できない場合もあります。

しかし、喘息などの持病がある場合でも、告知した持病の治療費は補償されないといった条件付きで海外旅行保険に加入することができます。

喘息などの持病がある場合は事前に告知が必要！

海外旅行保険に加入する際には、喘息などの持病や医師から処方されている薬を告知します。告知しなかった喘息などの持病の治療を海外で受けた場合、保険金を申請しても支払われないので注意しましょう。

海外旅行保険に加入するためには旅行前に医師からの許可を必要としている場合が多い

持病があって海外旅行保険に加入するためには、医師からの許可が必要になる場合が多いです。医師が海外に行くことを許可しない場合は、海外旅行保険に加入できないので注意しましょう。

移動手段によっては喘息の薬を持ち込むときの注意点などに気を付ける

海外に行く場合は飛行機を利用する場合がほとんどですが、喘息の薬を持ち込む際には注意すべきポイントがあります。

海外に喘息の薬を持っていく場合に、1ヶ月分の処方量を超えていると医師の証明書が必要です。

また、機内に喘息の吸入器を持ち込む場合は、機内で使用する分量に限り持ち込みが可能です。航空会社によっては、吸入器を機内に持ち込む際に航空会社所定の診断書が必要になる場合もあります。吸入器を機内に持ち込む場合は、事前に航空会社に必要書類があるかどうか確認しておきましょう。

子供に喘息などの持病があり海外旅行に行く場合、押さえておくべきポイント

子供と一緒に海外旅行に行く場合に、子供に喘息などの持病がある場合は、喘息などの持病が悪化しないように注意しなければなりません。事前に準備しておくことで予防できることもあるので、子供に喘息などの持病がある場合に押さえておくべきポイントを説明します。

子供の喘息の発作が出やすいなど、旅行先の環境を事前に把握しておく

海外に行く際には、旅行先の環境を把握しておくことが大切です。喘息を引き起こす原因には、ダニやタバコの煙、ホコリ、排気ガスなどがあります。旅行先の環境に喘息を引き起こす原因があるかどうか把握しておきましょう。

事前に渡航先によっては予防接種や予防措置を子供にとらせる

海外に行く際に、喘息などの持病が旅行先で起こらないように、予防接種や予防措置を取っておくことも大切です。出国前に予防接種や予防措置を取っておくことで、旅行中に喘息などの持病が悪化する可能性が低くなります。

薬を持っていくだけでなく、マスクなどで予防することも大切です。

海外旅行保険を代理店で加入する場合、保険期間が31日までであれば、無条件で加入できる

保険会社によっては、持病があっても海外旅行保険に加入できる場合があります。ただし、持病があっても加入できる場合は、補償期間が31日までの場合が多いです。短期の旅行であれば持病があっても海外旅行保険に加入できるので、持病がある人でも安心です。

カード付帯の海外旅行保険には告知義務がないが持病が原因で発症した病気の治療費は補償されない

海外旅行保険には保険会社のもの以外にも、クレジットカードに無料で付帯している海外旅行保険があります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は告知義務がなく、持っているだけで海外旅行保険を利用できるものと、条件を満たすことで海外旅行保険を利用できるものがあります。告知義務はありませんが、海外の病院で持病の治療をした場合には、補償を受けられないので注意しましょう。

まとめ

子供に喘息などの持病がある場合は、海外旅行保険の補償に条件が付いてしまう場合があります。喘息などの持病がある場合は、海外旅行保険に加入する際に告知しなければならず、持病の種類によっては海外旅行保険に加入できない場合もあります。

子供が喘息の場合は、日本と海外の環境の違いによって喘息が悪化する場合もあるため、事前に旅行先の環境や病院を把握しておくことが大切です。

海外に行くと喘息以外にも、病気やケガの可能性や盗難の被害に遭うことも考えられるため、そのようなリスクに備えて海外旅行保険に加入しておきましょう。