更新日:2022/05/18
【最新】iDeCo・NISA・つみたてNISAは併用できる?どの方法一番得するの?
iDeCo・NISA・つみたてNISAは併用できる?どのように併用すれば一番得するの?これらの疑問を解決し、iDeCo・NISA・つみたてNISAの特徴やメリット・デメリット、併用できるか、自分に合った併用方法で一番得する活用法を解説していきます。
内容をまとめると
- iDeCo・NISA・つみたてNISAは併用可能。
- それぞれ利点・欠点があるが、併用で補える。
- 年代によって投資方法は変化させよう。
- 実際にどのように併用したらいいかわからない方はマネーキャリアで相談!
- 今なら納得するまで何度でも無料相談が可能!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- iDeCo・NISA・つみたてNISAは併用できる!それぞれの特徴と最善の活用方法を解説!
- iDeCoの概要とメリット・デメリット
- iDeCoの特徴
- iDeCoのメリット
- iDeCoのデメリット
- NISAの概要とメリット・デメリット
- NISAの特徴
- NISAのメリット
- NISAのデメリット
- つみたてNISAの概要とメリット・デメリット
- つみたてNISAの特徴
- つみたてNISAのメリット
- つみたてNISAのデメリット
- iDeCo・NISA・つみたてNISAの違いを表で一括比較
- iDeCo・NISA・つみたてNISAは結局どれがおすすめ?併用できる?
- iDeCo・NISA・つみたてNISAに関するよくある質問
- よくある質問①iDeCo・NISA・つみたてNISAは併用できる?
- よくある質問②効果的なiDeCoとつみたてNISAの併用の仕方とは?
- よくある質問③iDeCo・NISA・つみたてNISAを始めるならどこの金融機関がおすすめ?
- まとめ:iDeCo・NISA・つみたてNISAの上手な活用法はマネーキャリアで無料相談!
目次
iDeCo・NISA・つみたてNISAは併用できる!それぞれの特徴と最善の活用方法を解説!
「iDeCo・NISA・つみたてNISA」の3つは、資産運用を考えている方でしたら聞いたことがある制度ではないでしょうか。それぞれ利点や欠点が異なり、どれを活用したらいいのかわからないという方もいるかもしれません。
実は、この3つは併用することができます。1つの制度を活用するのではなく、複数の制度を同時に活用することは、目的にあった資産運用計画を立てることにも必要です。
ライフプランから資金計画を立てる際に1つの投資先だけに資金を集中させるのは、リスク管理の点からも危険です。その場合には、複数の口座で資金を運用し恩恵を受けることができれば、さらに得をすることもできます。
もちろん複数活用する場合には、各制度ごとの利点や欠点、特徴を知ることで上手に活用することができるようになります。では、どのように活用すれば利点を最大限に享受し、欠点を回避することができるのでしょうか。
以下では、「iDeCo・NISA・つみたてNISA」のそれぞれの特徴と、最善の活用方法を解説していきます。
iDeCoの概要とメリット・デメリット
1つ目の制度であるiDeCoの特徴や利点、欠点について解説します。
iDeCoは老後のための個人年金制度であるため、普通の投資制度とは異なる点がいくつかあり、その点を理解していなければ思わぬ損をしてしまう可能性があります。
しかし、上手に活用できれば老後資金の心配もなくなり、高い効果の税制優遇措置を受けることもできます。iDeCoの基礎知識を確認し、自身の資金計画に沿っているか確認しましょう。
iDeCoの特徴
iDeCoとは、老後のために資金を用意することが可能な個人年金制度です。
自分で掛金を設定し、運用する商品を選択するため、多く積み立てるほど運用益にも期待することができ、若いうちから始めることで積み立てた金額も大きいものになります。
さらに、資金利用の際の税制優遇措置を受けられるため、積み立て運用以外にも資金の節税につながり支出を抑えることが可能です。
注意点として、老後の資金を用意するための年金制度であることから、原則60歳以降にならなければ資金を引き出すことは原則できないものとなっています。途中で解約もできないことから払える掛金の設定を行う必要があります。
しかし、「老後資金2,000万円問題」が取り上げられる少子高齢化社会の日本では、節税を行いながら自分で老後用の資金を用意可能な重要な制度といえます。
iDeCoのメリット
iDeCoの最大の利点は、掛金・運用益・受取時の税制優遇にあります。
iDeCoのデメリット
iDeCoの欠点は、手数料・解約不可・引き出し不可の3点あります。
NISAの概要とメリット・デメリット
NISAとは、期間が設定された短期間の投資制度のことです。
iDeCoのように積立期間中はずっと税制優遇があるわけではなく、一般的に5年間だけ税制優遇が受けられる期間限定の制度です。1年に120万円という限度額が決まっているため、それ以上の運用はできないものとなっています。
NISAには、「一般・積立・ジュニア」に3つがありますが、ここでは一般NISAについて解説します。
NISAの特徴
NISAとは、5年間限定の税制優遇を受けられる投資制度です。
1年に120万円という限度額ではありますが、5年間運用益にかかる税金がかからなくなり、投資する商品の種類も豊富な制度となっています。
iDeCoとは違い、定期預金や保険商品はなく、投資信託などの金融商品が対象になります。最長5年で合計600万円という限度額であるため、この金額が用意でき短期間で運用することのできる人であれば、運用益に期待することができます。
現在の制度では運用商品を購入できるのは2023年までとなっていましたが、新たに2028年まで購入可能となりました。
また、NISAと積み立てNISAは同時に併用することはできないため注意が必要です。
NISAのメリット
NISAの利点は、運用益に対する税制優遇措置です。
1年に120万円まで非課税対象となり、iDeCoと違っていつでも引き出すことが可能です。また、積立ではないため投資のタイミングは自由であり、運用方法の幅が広がります。
投資する商品の種類も多く、日本だけでなく外国株式も存在するため、幅広い投資方法やリスク分散を行えることも利点の1つです。
また、運用益が非課税であることから、NISAを利用中に発生した運用益は確定申告に含める必要はありません。
これらの利点から、NISAを活用する口座ではある程度利益を求める攻めた投資を行うことで、運用益非課税の効果を大きく受けることが可能です。
NISAのデメリット
NISAの欠点は、損益通算を行えないことです。
通常の口座では、複数の口座で利益と損益を計算し、相殺することで利益に対する税金を減額することができます。
しかし、もしNISAを活用している口座で損益が発生した場合でも、他の口座の利益による損益通算を行うことはできません。他の口座の利益よりNISAの口座の損益が多く総合的にマイナスであっても、利益分の税金を払う必要が出てきます。
また、NISAは2024年から新NISAとして、今まで120万円分自由に商品を選べていたものが、20万円までは積立、102万円までが自由範囲と、投資先が変更になります。
現在NISAを活用している方やこれから始めようと思っている方にとっては、仕組みが変わり申請内容も複雑になるため利用に躊躇してしまう場合もあるようです。
つみたてNISAの概要とメリット・デメリット
続いて、つみたてNISAの特徴や利点、欠点について解説します。
つみたてNISAは一般NISAと違い少額で長期にわたって行うものです。そのため投資経験が少ない方でも簡単に行うことができるため、比較的利用しやすい制度といえます。
つみたてNISAも一般NISAと共に延長され、2042年まで活用できるようになったため、2022年から始めることができれば最長期間である20年運用することが可能です。
つみたてNISAの特徴
つみたてNISAの特徴は、長期間にわたる少額投資にあります。
1年間で40万円までが税金がかからない対象となり、20年継続することが可能です。一般NISAと違い、投資のタイミングは最初の積立時しか選べず、運用商品も最初に選択してから積み立てることになります。
名前のとおり積立投資のみに対応した制度であるため、運用商品も長期的に運用しリスク分散がなされている商品が選定されています。
一般NISA併用することはできませんが、利用のしやすさから投資初心者の方にもおすすめできる制度となっています。
つみたてNISAのメリット
つみたてNISAの利点は、長期間にわたる税制優遇です。
一般NISAの4倍である20年間節税を行うことが可能で、年間40万円までという上限であっても、月に33,000円と考えると、継続しやすい金額です。
また、一般NISAと違い積み立て方式であることから、投資のタイミングによる損や大きな金額に対する損が少ないです。継続的な積立とそれに適した商品であるため、リスク分散が行われており、安定的な運用が期待できます。
一般NISAよりもリスクが少なく、継続性や安定性の高い点も利点といえます。
つみたてNISAのデメリット
つみたてNISAの欠点は、選ぶことのできる商品が少ないことです。
一般NISAは幅広い商品数が特徴的ですが、つみたてNISAでは長期的・安定的・リスク分散の3点に対応した商品が、金融庁によって選定されています。そのため商品自体が少なく、投資になれている方であればその点は不満になる場合もあります。
また、一般NISAと同様に、損益通算を行うことはできません。
つみたてNISAの場合だと、一般NISAよりも運用益は少なく、一般NISAよりも損益は出にくく安定した活用を行うことは可能ですが、損益が出た場合は損益通算を行えないことは覚えておいてください。
iDeCo・NISA・つみたてNISAの違いを表で一括比較
「iDeCo・NISA・つみたてNISA」の違いを、上限額、期間、運用商品、税制優遇、引き出しの5点から比較してみましょう。
比較項目 | iDeCo | NISA | つみたてNISA |
---|---|---|---|
上限額 | 年間14万4,000円~81万6,000円 (職種による) | 年間120万円 | 年間40万円 |
期間 | 60歳まで (開始時期による) | 5年 | 20年 |
運用商品 | 定期預金 投資信託 保険商品 | 日本株式 外国株式 投資信託 | 投資信託 (金融庁の選定商品) |
税制メリット | 掛金の所得控除 運用益の非課税 受取時の控除 | 運用益の非課税 | 運用益の非課税 |
引き出し可否 | 原則60歳まで不可 | いつでも可能 | いつでも可能 |
iDeCo・NISA・つみたてNISAは結局どれがおすすめ?併用できる?
iDeCo・NISA・つみたてNISAは、どれがおすすめなのでしょうか。これは、利用者の目的によって変化していきます。それぞれどのような場合におすすめなのか紹介していきます。
種類 | おすすめ | 併用 |
---|---|---|
iDeCo | 老後資金を用意したい方 | 全て併用可能 |
NISA | まとまった資金を用意でき、幅広い商品から自分で選択できる程度の投資経験がある方 | iDeCoと併用可能 |
つみたてNISA | 投資経験が少なく、リスクが低く継続的に安定した投資を行いたい方 | iDeCoと併用可能 |
iDeCoをおすすめするのは、老後資金を用意したいと考えている方です。iDeCoは節税効果が高く、長期間で積み立てを行い継続的な運用を行うことが重要です。自分の老後に資金的な不安を抱える方はiDeCoを活用しましょう。
NISAをおすすめするのは、まとまった資金を用意でき、幅広い商品から自分で選択できる程度の投資経験がある方です。自分で投資のタイミングや商品の選択が必要であるため、投資経験があるほど計画が立てやすいため、投資に自信がある方はNISAを活用しましょう。
つみたてNISAをおすすめするのは、投資経験が少なく、リスクが低く継続的に安定した投資を行いたい方です。金融庁が選定したリスクにも強い長期投資用の商品を選ぶことができ、いつでも引き出すことが可能であるため、途中で資金が必要になったら引き出したいという方はつみたてNISAを活用しましょう。
この3つの制度は、併用することが可能です。ただし、NISAとつみたてNISAは同時に活用することができないため、iDeCoとNISAもしくはiDeCoとつみたてNISAで併用することができます。
老後のための資金としてiDeCoを活用しながら、自分の資金計画にあった投資ができるようNISAとつみたてNISAを使い分けましょう。
iDeCo・NISA・つみたてNISAに関するよくある質問
iDeCo・NISA・つみたてNISAに関するよくある質問を紹介します。
- よくある質問①iDeCo・NISA・つみたてNISAは併用できる?
- よくある質問②効果的なiDeCoとつみたてNISAの併用の仕方とは?
- よくある質問③iDeCo・NISA・つみたてNISAを始めるならどこの金融機関がおすすめ?
よくある質問①iDeCo・NISA・つみたてNISAは併用できる?
iDeCo・NISA・つみたてNISAは併用可能かどうかですが、NISAとつみたてNISAは併用ができませんが、iDeCoとどちらかであれば併用することが可能です。
NISAとつみたてNISAはひとくくりの制度となっており、1つの口座でどちらかを活用している場合、片方しか利用することはできません。ただし、年ごとにどちらにするか変更することは可能です。
そのため、上の2つのどちらかをiDeCoと併用する形になります。
もちろん、併用する場合にはその分の掛金や投資資金が必要なため、自身が無理せず投資を行うことができるようであれば、併用を行うことも選択肢に入ると思います。
しかし、途中で払えなくなってしまったり、損を受ける可能性があることも認識しておきましょう。
よくある質問②効果的なiDeCoとつみたてNISAの併用の仕方とは?
効果的なiDeCoとつみたてNISAの併用の仕方は、年代ごとに自分が積み立てられる範囲の金額を運用することです。
投資には必ずライフプランに沿った資金計画が求められます。ここでは、年齢ごとに効果的な運用方法を紹介します。
20代
まず、20歳の若い方は、まずはつみたてNISAを利用しましょう。20代であれば貯蓄が少なく、もし資金が必要になった際に引き出すことが可能なつみたてNISAの方が万が一があっても安心です。
また、iDeCoは積み立てる掛金が高いほど税制優遇の効果を受けることが可能であるため、収入の安定した20代後半や30代以降に利用することがおすすめです。
30代~40代
30代から40代の方は、収入も安定し家族を持つ場合も多いです。そのため2つの制度を併用し、つみたてNISAはできれば年に40万円の上限分満額で、iDeCoも無理なく積み立てられる程度で最大の額を積み立てることで、老後の資金を用意しながら子供のための資金を用意できます。
50代以降
50代以降であると、iDeCoは税制優遇の効果を受けづらく、時間的な余裕がありません。そのため、20年継続可能なつみたてNISAを活用して資金を用意しましょう。
この年齢であれば、リスクが少ない安全な運用を行いたいと考えていると思われるため、金融庁が選定したつみたてNISAであれば、リスク分散が可能で安定的な資金運用を行うことが可能です。
よくある質問③iDeCo・NISA・つみたてNISAを始めるならどこの金融機関がおすすめ?
iDeCo・NISA・つみたてNISAを始めるにあたっておすすめの金融機関は、楽天証券・SBI証券です。大手の金融機関であると同時に、複数の利点を持っています。
金融機関を選ぶうえで重要なのは、手数料の金額、運用商品のラインナップ、ネットでの使いやすさの3点です。
この2つの金融機関は、手数料はほかの機関と比べても最安値といえる値段であり、運用商品も幅広く多くの商品がそろっています。また、ネットでの申し込みや資金管理が可能で活用しやすいです。
併用する場合であれば2つの口座が必要であるため、楽天証券とSBI証券の2つの口座を活用すれば間違いないといえるほどの機関となっています。
もちろん自分で調べたい、慣れ親しんだ口座を選びたいという方もいると思いますので、検索エンジンで金融機関の比較サイトを複数調べることで、自分に合った機関を選ぶことが可能です。
例えば、金融機関の特色は以下2つのみでも異なります。
- SBI証券:バリエーションの豊富さ
- 楽天証券:初心者に対してのサポートの充実
自身で選ぶ際には、間違いや情報不足がないように必ず複数のサイトで検索し調べるようにしましょう。
iDeCoのおすすめの金融機関・証券会社についてはこちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
まとめ:iDeCo・NISA・つみたてNISAの上手な活用法はマネーキャリアで無料相談!
ここまで、iDeCo・NISA・つみたてNISAの特徴や利点・欠点、併用方法を解説しました。
これらの制度は複雑なものも中にはありますが、上手に活用できれば大きな利益を上げることも可能です。しかし中には、自分一人でたくさんの運用法を同時に行うのは不安な方や、1人でやって失敗したくないという方もいるのではないでしょうか。
そんな不安を抱える方におすすめなのは、マネーキャリアです。マネーキャリアでは、資産運用や家計などのお金全般に対する心配を、お金のプロに無料で相談することげできます。
お金に対する不安を抱えているのはあなただけではありません。専門家に相談することで、自分のライフプランに沿った資金計画を立て、安全に運用することが可能です。
迷ったら1度、マネーキャリアに相談してみてはいかがでしょうか。
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