更新日:2017/10/23
介護保険の利用が可能な特定福祉用具と利用できない滑り止めマット
介護保険を利用して滑り止めマットを購入しようとしても、保険を使っての購入はできません。特定福祉用具に指定されたものは、介護保険により安く購入できるのとは対照的です。滑り止めマットと特定福祉用具の違いを知ることは大切です。
目次を使って気になるところから読みましょう!
介護保険で利用できない滑り止めマットと利用が可能な特定福祉用具の違い
介護保険の用具の購入では、保険が適用される特定福祉用具がある一方、保険の適用がされない滑り止めマットのようなものもあります。
継続的に続く可能性のある介護では、必要な用具を経済的に揃える必要があります。そのためには必要となる用具が介護保険を使って購入できるかどうかを知っておく必要があります。
介護保険における滑り止めマットの位置づけ
介護保険で揃えられる用具には、レンタルが基本の介護用具と、安く購入できる特定福祉用具があります。それ以外の用具には介護保険が使えず、自己負担での購入となります。
自治体によっては一部の介護用具を助成いている場合もあるので、利用する自治体から情報を得ておく必要があります。
滑り止めマットの利用方法
滑り止めマットは介護保険が使えませんが、利用が必要な場面も想定できます。滑り止めマットはホームセンターや家具店で購入できる他、インターネットによる購入も可能です。
種類も多く、低価格のものから高性能名者まで多彩です。購入する場合はそれらの情報を集めて、最適なものを購入する必要があります。
介護保険が利用できる特定福祉用具と利用できない滑り止めマット
滑り止めマットの購入では介護保険は使えませんが、特定福祉用具は介護保険で安く購入することができます。特定福祉用具は指定された販売店でしか購入できない他、品揃えも決まっていますが、介護に必要な用具が厳選されています。
介護においては役立つ用具を適切に使うことが必要です。滑り止めマットとは異なる特定福祉用具は利用価値があります。
特定福祉用具の利用方法
介護保険が適用されない滑り止めマットと異なり、特定福祉用具は介護保険が適用され、安く購入することができます。特定福祉用具は指定を受けた事業者から購入した場合に限り、保険が適用されます。
購入者は毎月の上限額を超えない範囲で保険が適用になります。購入は全額を支払った後、市区町村に申請して、9割分の払い戻しを受ける償還払いによってなされます。
便利な特定福祉用具の種類
滑り止めマットは介護保険の適用がされませんが、介護保険が適用される特定福祉用具は様々な種類があります。特定福祉用具としては、腰掛便座・入浴補助用具・簡易浴槽・移動用リフトの吊り具部分・自動排泄処理装置の交換部分などがあります。
特定福祉用具は介護保険で同じものは購入できませんが、交換の場合などは購入が可能です。
介護保険でレンタルする介護ベッドと滑り止めマットの違い
滑り止めマットは特定福祉用具とは異なる扱いを受け、介護ベッドとも異なる区分がされています。滑り止めマットは介護保険の対象とはされませんが、介護ベッドは介護保険を利用したレンタルが可能です。
介護保険でレンタルが可能な用具は他にもあり、知っておくと介護の役に立ちます。
介護保険でレンタルできる介護ベッド
介護保険でレンタルできるのは介護ベッド以外にも、多くの用具が有ります。介護保険で用具のレンタルを受けるためには、指定の事業者に申し込むことが必要です。
申し込みでは、ケアマネージャーがアドバイスしてくれるので安心です。使用料金は介護保険の認定時に定められる自己負担の割合により異なります。
介護保険でレンタルできる介護用品
滑り止めマットが介護保険で利用できなくても、レンタルできる介護用具が数多くあります。これらの用具を活用することで、介護の負担を軽減することができます。
介護保険でレンタルできる用具には、他に、車椅子・トイレ用手すり・スロープ・歩行器・歩行補助杖・徘徊感知器・移動用リフトなどがあります。
介護用品の利用に必要な要介護認定
介護保険を利用して用具のレンタルや特定福祉用具の購入をする場合は、先んじて介護認定を受ける必要があります。介護認定は市区町村に申請し、所定の審査を経て認定されます。
それと前後して、介護保険のサービスを利用する場合の自己負担割合が通知されます。滑り止めマットの購入では介護保険が適用されないので、全額自己負担での購入となります。
要介護認定の申請方法
要介護保険の申請は滑り止めマットだけを購入する場合は必要ありません。滑り止めマットは介護保険の適用対象外だからです。用具のレンタルや特定福祉用具を安く購入する場合は、要介護認定を受けておく必要があります。
介護保険は人的なサービスだけでなく、用具のレンタルや購入に様々な利点があります。
要介護認定の区分と負担割合
滑り止めマットを購入する場合は要介護認定は必要ありません。しかし、用具のレンタルや特定福祉用具の購入では介護認定が必要となります。
介護認定には区分があり、区分に応じて、利用できる用具の種類が限定される場合があります。介護認定の区分は要支援が2段階、要介護が5段階に分かれます。
まとめ
滑り止めマットの購入では介護保険が適用されない代わりに、用具のレンタルや特定福祉用具を安く購入する場合は、介護保険が利用できます。必要な用具無しでは円滑な介護ができないので、用具の調達は介護を継続するための重要事項です。
レンタルできるものは安くレンタルし、購入が必要な場合でも安く購入できる介護保険は介護には欠かせないものとなっています。