二人暮らしで電気代が15000円~2万円って高い?冬の場合は?

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二人暮らしの家庭で、毎月の電気代が2万円かかっているのは平均値から見ても明らかに高いです。今後、エネルギー価格の高騰なども予想されるため、日常の可能な範囲で節電に取り組むとともに、電飾自由化で可能になった電気会社の乗り換えなども合わせて検討することが生活防衛につながります。

▼この記事を読んで欲しい人
  • 二人暮らしで毎月の電気代が高いと思っている人
  • 電力会社の切り替えに興味がある人
  • 何をどう節約すれば節電につながるのか知りたい人

▼この記事を読んでわかること
  • 日常の取り組みで可能な節電方法
  • コスパがいい節電につながる家電製品
  • 電力会社の切り替えと電力自由化について

二人暮らしで電気代が15000円~2万円って高い?冬の場合は?



家計に重くのしかかるのが電気代です。

特に昨今は燃料費の高騰等の事情があり、値上げが伝えられています。二人暮らし世帯の電気代について、2万円を超えるようだとかなりきつい状況になります。

平均的な二人暮らし世帯の電気代について表にまとめました。



電気代
1月10,341円
2月11,466円
3月10,821円
4月8,576円
5月8,892円
6月7,059円
7月6,646円
8月7,709円
9月8,646円
10月7,912円
11月7,256円
12月7,800円


総務省統計局「家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表」を引用、加工

表の数字をみますと、二人暮らしの方の電気代が2万円を超えるのは、平均から見てかなり高いことがわかります。

季節的には、1月~3月の寒い時期の二人暮らしの電気代が高いのですが、それでも2万円かかなり高いと言えます。できれば半減を目指したいところです。今年は電気代の値上げが報道されていることもあり、今までと同じように使っていては、電気代が2万円どころか3万円に手が届くところまで来てしまう可能性があります。

可能な限り、電気代を使用状況を見直し、二人暮らしで2万円を切る方向にもっていくことが求められます。

二人暮らしで電気代が15000円~2万円の場合の節約方法

電気は重要な生活インフラであり、効果の薄いところを改善してもあまり意味がありません。かといって、やせ我慢をしたり生活の質を下げる節約も感心しません。2万円の電気代は明らかに高く、今後のエネルギー価格上昇が危惧されます。

電力使用量が大きいところを改善したり、電力会社を変更したりしながら、電気代が二人暮らしで2万円を切るようにしましょう。

  • 電力会社の乗り換えを検討してみる
  • お昼はカーテンを開けて照明を使わない
  • 暖房はエアコンではなく電気毛布やこたつを使う
  • テレビをつけっぱなしにしない、なんとなくテレビをつけるのをやめる

など大胆な策が非常に効果的なのです。以下でそれぞれ説明します。

電力会社の乗り換えを検討してみる

電力自由化により可能になった、電力会社の乗り換えを実行します。「エネチェンジ」などのサイトで、簡単に電力会社の変更ができます。格安の新電力に切り替えることで、電気代を5%~10%下げられます。

しかし、プランによっては割高になってしまうこともあり、特に燃料代などの変動部分が大きいプランだと、値下げどころか2万円、あるいは3万円、4万円になってしまうこともあります。二人暮らしに適した新電力と、事業用電力をメインにしている新電力では、電気代の料金体系が異なります。

とにかく新電力に切り替えれば電気代が下がるというのは間違いで、慎重に電力会社の切り替えを検討してください。最近は有力だった格安新電力「エルピオでんき」の廃業などもあり、切り替えできる電力会社が減っています。

お昼はカーテンを開けて照明を使わない

電気代節約のためには、日常的な取り組みも必要です。いちばん電気代がかかる家電は冷蔵庫ですが、これは節電が難しく、2万円の電気代の節約の取り組みは大変です。そこでそれ以外の方法をまず考えます。

外が明るいお昼に、部屋のカーテンを閉め切って電気をつけていませんか?年間で電気料金がかかる家電トップ5の中で「照明器具」が2位になっています。室内の照明は電気代がかかります。

かつての白熱灯や蛍光灯ではなくLEDを使用している二人暮らし家庭が多いと思われますが、それでも電気代を消費します。


無用な電気代を消費しないよう、日中はカーテンを開けて、外の日光を部屋に取り込みましょう。二人暮らしで室内を見られたくないというのもわかります。窓を開けろというのではなく、カーテンを開けろ、ですので、遮光カーテンと薄いレースのカーテンの2重構造にして、遮光カーテンだけ空ける、で構いません。2万円の電気代もこれで数%下がります。

暖房はエアコンではなく電気毛布やこたつを使う

経済産業省資源エネルギー庁の調査によると、電気を使用する家電4位がエアコンになっています。かなり燃費の良いエアコンも出ていますが、やはりまだエアコンが大きく電気代を使う原因になっています。

最初の表で各月の二人暮らしの電気代平均を紹介しましたが、冬場の電気代が高いのは、暖房需要によります。エアコンをつけっぱなしにしていると、あっという間に電気代が2万円を超えます。夏の暑さはエアコンで解消するしかありませんが、冬の寒さはエアコンではなく、電気毛布やこたつ、床暖房、石油ストーブなど別の方法で解消できます。

以下の表を見てください。


暖房器具1日当たりの電気代
エアコン370円
こたつ50円
石油ストーブ50円+石油代
電気ストーブ240円


これを見ていただくと、エアコンのコスパがいかに悪いかがわかります。エアコンを使わず、石油ストーブなどに切り替えることで、二人暮らしの冬場の電気代を大幅に削減できます。2万円を切るためには、この切り替えが不可欠です。

テレビをつけっぱなしにしない、なんとなくテレビをつけるのをやめる

室内のBGMの代わりにテレビをつけっぱなしにしている二人暮らし家庭の方もいらっしゃるはずです。家庭の家電電気使用量代3位がテレビであり、エアコンよりも電気代がかかっている計算になります。


二人暮らし2万円の電気代を削減するためには、見ていないテレビの電源を切ることが大切です。可能ならばスリープ(リモコンでテレビを落とす)のではなく、テレビ本体の電源を切りましょう。


録画機能付HDレコーダーなど、電源を落とせないものもあるので、可能な限りでお願いします。

室内のBGMが必要ならば、i-Podなどで音楽を流してみましょう。2万円かかっている二人暮らしの電気代を下げていくためには、テレビをつけることの見直しも重要になります。

まとめ:二人暮らしで電気代が15000円~2万円って高い?冬の場合は?

以上、二人暮らしの電気見直しについてその方法を解説しました。2万円という電気代は平均値の2倍であり、見直せる取り組みはいくつもあります。今後電気代の高止まりや上昇が予想され、当然ガス代等も値上がりします。現状で二人暮らし2万円の電気代だと、さらに苦しくなります。

今回紹介した電気代節約の取り組みは二人暮らしで無理をしない範囲で達成可能なものです。2万円から半減させるのはなかなか大変です。ひょっとすると電気代高騰で2万円維持がやっとかもしれませんが、それならなおのこと節電のための取り組みをやってみましょう。

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